『雛舞い』8 (木ノ葉新米忍他・ギャグ)
玄関から、カップラーメンを食べているナルトが出てきた。
「雛舞いならヤダってばよ」
綱手が何も言う前に、ナルトは即答した。どうやら当然自分のところにまわってくると思っていたらしい。ナルトらしいと言えば、らしかった。
「何故だ! たくさんの人に注目されるのだぞ! お前目立つのが大好きだろう!」
「うん。けどオレ今、大人の男ってヤツ目指してんの。カカシ先生みたく、木によりかかってるだけで様になる男になりたいのオレってば! だから雛舞いなんてやってる場合じゃないんだってばよ」
「ナルト! 火影命令だぞ!!」
綱手が怒鳴ると、ナルトはおもむろに上着を脱ぎ、火影の首飾りを手に取った。
「綱手のばあちゃん。これ、質屋に売っちゃってもいいのかなぁ~? これオレのもんだしなー。何してもオレの勝手だってばよ」
ニシシ~とナルトは笑った。綱手は憤慨しながら帰っていった。
「はーーーっ! よか……ったあ!!! あの踊り、男が化粧したりして毎年気持ち悪いんだってばよ!」
ナルトは心の底から安堵した。ちなみに”断り作戦”は、シカマルから教えてもらっておいたのであった。
カカシ『あ、断っちゃうのね。もったいない』
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