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秋山の木の葉を見てはもみぢをば取りてぞ偲ぶ青きをば置きてぞ嘆くそこし恨めし秋山我れは 万葉集より 額田王天智天皇が藤原鎌足に春山の万花の艶と秋山の千葉の彩どちらが趣が深いかを尋ねられた。額田王が歌で答えられた。秋の山の方が好きです。※ 「 もみじ 」の写真は、フォト蔵 tattyann さんより書写検定受験の折に勉強した書道史や書の理論は、書の実技とはまた違ったおもしろさがあり、もっと深く学んでみたくなりました。見つけたのが、「 東洋大学 」の通信教育日本文学文化学科教職課程もあり、中学国語、高校国語、高校書道教師の資格も取得することができる。NHKで、「 7th 」というイギリスの番組を見ました。7才の男の子女の子たちの7年ごとの成長を追ったドキュメンタリー番組です。7才、14才、21才、28才、35才、42才、49才、子どもたちは、すでに56才でした。自分の年に近い人々がどんな生き方をしてきたか、そんな興味を持って見ました。さまざまな人生のドラマが、そこにありました。そして、あることに気がついたのです。7才の子どもたちが語った夢、子どもたちの多くが、その夢のとおりに歩んでいました。私は、自分が子どものころ、先生になりたかったことを思い出しました。中学高校と勉強をさぼっていたので、夢はいつのまにか消えてしまった。じゃあ、今でもいい。行けるところまでがんばってみよう。そう思って、大学に願書を出しました。合格通知書が届き、学生証が届き、履修要覧が届きました。通信だからと軽く考えていましたが、なんだか本格的な女子大生になりそうです(笑)卒業に必要な単位は、124。短大を卒業しているので共通総合科目54単位は免除され、残るは、70単位。それにプラスして、教職科目が、32単位。履修したい科目を選んで登録したり、スクーリングやメディア授業の申請をしたり、入学前からバタバタしました。それも何とかすませ、11/9の入学式を待つばかりです。東洋大学は、どんな大学か、どんな科目を選んだか。それについては、この次に。
2013/10/19
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たぐひなき花をし枝に咲かすれば桜に並ぶ木ぞなかりける 西行 山家集※ 「 桜 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんよりいつまでも寒さが残り北陸や東北は、例年にない大雪の冬でした。お元気ですか?4月に入ってもあれほど固かった桜のつぼみでしたが、季節は忘れずきちんと巡ってきました。名古屋は桜満開。でも無情の雨にうたれ、樹下には花びらの絨毯が広がっています。神田書学院のお稽古は、無事に行書千字文170枚を提出でき3/31で2期を終了。仲良くなったクラスメート9人で神保町の浅草雷門き介という居酒屋で打ち上げをしました。店内には、生けられた大ぶりの吉野桜が満開。ひと足早いお花見ができました。またその日は、お稽古前に、山種美術館の桜の絵尽くしの展覧会へ。この美術館はかつて、桜の名所、千鳥が淵にあったのですが、2009年秋、広尾に移転。奥村土牛、速水御舟、東山魁夷、加山又造、石田武小林古径、橋本明治、伊東深水、菱田春草、上村松園横山大観、川合玉堂、小野竹喬、俵屋宗達、川端龍子、上村松篁、千住博など桜に魅せられた画家は多いですね。どの絵も桜満開図録には、桜を歌った和歌も多く載せられていました。6月に、短大同窓会「淑桜会」50周年記念作品展があり、桜の和歌50首を出品しようと考えていた矢先。うれしいシンクロニシティでした。鳩居堂で、きれいな桜の形の菓子敷きを買いました。そこにどんな散らし書きにしようか。やっと、書き出すことができそうです。先々回のお稽古前に行った出光美術館「 古筆手鑑( てかがみ ) 」展国宝「 見努世友( みぬよのとも ) 」「 藻塩草 」手鑑には、高野切をはじめ、さまざまな古筆切が整然と貼られ、道風や佐理や貫之の筆の流れも間近で見ることができました。ため息がでるようなその連綿に少しでも近づけるよう練習練習。でもその前に。 花もまた君のためにと咲きいでて 世に並びなき春に逢ふらし 淀(茶々) 醍醐花見短冊桜を愛でにでかけなきゃ。
2012/04/14
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人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける紀貫之 古今集 春歌上42あなたのお気持ちは変わってしまったか昔のままかさあどうなのでしょうか私には知りようもありませんこの梅の花だけは昔のままの香りを漂わせていますただそれだけは変わらずに※ フォト 「 梅の花 」は、Shin stf さまより昨日は、バレンタインデー。お友だちが、お疲れさま会をして下さいました。何のお疲れ?昨年の6月、書写検定2級にチャレンジ無事、硬筆・毛筆とも合格しました。波に乗ってさらなる上をと、11月に、準1級硬筆・毛筆に挑戦。猛勉強の甲斐あって、合格!せっかくいろいろ覚えたのだから、このまま突き進もう!と、1/291級硬筆・毛筆を受けてきました。午前は、硬筆2時間。午後は、毛筆2時間半。どちらも、たくさんの実技課題と、難問の理論問題。時間との戦いでした。実技は、うまく書けたのですが、理論に、わからない箇所がちらほら。草書が、まだまだ弱点です。結果は、今月末。どうなることやら。。。書学院は、1月から基礎2に進級。行書千字文の全臨、半紙170枚が、3/17までの課題です。四言の詩句250句に一字の重複もなく、自然と人生を抱合する美しい詩情あふれる千字文。 天地玄黄 宇宙洪荒 天地は玄黄、宇宙は洪荒なり。 それ天は黒色で大地は黄色であり、 天地の空間と時間は無限に広大である。 日月盈昃 辰宿列張 日月は盈昃し、辰宿は列張す。 太陽は昇り天中に至って傾き月は満ちれば欠け 星は北極星を軸としてルールに従ってぴんと天空に連なる 寒来暑往 秋収冬蔵 寒来たり暑往き、秋収まり冬蔵る。 寒さがくれば即ち暑さは去り 秋は作物を収穫し冬になればそれを蔵にしまう 閏余歳成 律呂陽調 閏余りて歳を成し、律呂陽を調う。 一年365日の余りをもって4年に一度の閏年として歳と成し 音楽の調子は陰陽の調子によって調和する。いにしえ人が、現代にも通ずる宇宙観でいたことに驚かされます。今朝の朝日新聞、天声人語に日本人は尊皇攘夷(そんのうじょうい)のころから漢字4文字の7音が好きだとありました。坂本龍馬が京都に向う船の中で練った、八項目の近代構想を真似て、橋下大阪市長代表・大阪維新の会が掲げた公約集は、 「 船中八策 」歯切れの良い四言に、新しい船出をする者たちの溢れんばかりのエネルギーが感じられます。大阪ばかりでなく、東京も、名古屋も日本の、世界の未来が輝きますように
2012/02/14
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住江( すみのえ )のまつほど久( ひさ )になりぬれば葦鶴( あしたづ )のねになかぬ日はなし古今和歌集 兼覧王( かねみの おほきみ )あの人を待つ間が久しいのは住江の松の久しさと同じこと私は鶴と同様に声をたてて泣かぬ日はないのだ※ フォト「金木犀」は、Shin stfさまよりお久しぶりです。お元気ですか?年月の流れは本当に早くて。朝晩、駅までのわずかな道のりに肌寒さを感じるようになりました。そして、懐かしい匂い金木犀が香りはじめました。6月に受けた書写検定は、なみちゃんも私も、無事2級を合格しました。でも、あゆみちゃんは、9月から移動なみちゃんは、9月末で退職。秋の深まりが寂しさをつのらせます。今の仕事を充実させるため技術力アップしようと今月から月2回、土曜日東京神保町の書学院に通うことにしました。9月スタートは、30名ほどのクラス。ほとんどが若い女性ですが男性もちらほら。同年代の女性とお友だちになりました。逗子から通われる、由美子さん。自宅で独学していたのとは違って、先生の直接のご指導もあり、励ましあえる友だちもあり。2年間の長い修行になりそうですが、なんとかやり遂げたいものです。基礎1の課題は、津田永忠碑の全臨日下部鳴鶴の代表作六道書道の影響を受けた清澄・明快な楷書です。岡山・後楽園の松林に建つ碑いつか訪れてみたいですね。先月なかば娘と、広島・宮島への小さな旅この年で、はじめてのヒロシマ原爆ドームに胸がつまり涙が止まりませんでした。自分のことばでは、悲しみを表すことができません。峠三吉の詩 序 ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ わたしにつながる にんげんをかえせ にんげんの にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ 世界中が平和でありますように
2011/10/07
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ありぬやとこころみがてら相見ねばたはぶれにくきまでぞ恋しき元永本古今和歌集より会わずにいられるものかどうかとためしかたがた会わずにいたところがそんな冗談どころでなく恋しくてしかたがない ※ フォト「水芭蕉」は、花の壁紙写真集さまより躑躅も藤も終わり、紫陽花の似合う季節になりました。お変わりありませんか?爽やかな風が水面を渡るのに、この季節、前の池に毎年姿を見せるツバメがなぜかまだ見られません。それどころか、たくさんいたカルガモ羽を広げ休んでいたカワウ水に潜って遊んでいたカイツブリ美しいシラサギやカワセミいずれも見あたらない。いったいどうしたことなのでしょう。あのレイチェル・カーソンの「沈黙の春」が、わたしの身近にも迫っているような気がします。そんな不安な思いも日々の忙しさに埋もれていく。。。筆耕という、のし書きの仕事を選んでから不二という競書誌で書道を学び直してきたのですが、自宅ひとりでの学習は、なかなかモチベーションがあがりません。毎月の清書提出がやっと。先月から、書写検定一級のあゆみちゃんが新しく筆耕メンバーに加わりました。チャレンジ精神旺盛な後輩、なみちゃんに誘われて二人でその検定の毛筆・硬筆二級を受けることにしました。あゆみちゃんの丁寧なアドバイスを受け、6/19の本番に向け、猛勉強中。というのに、ブログ更新してる(苦笑)理論問題では、筆順、部首、草書、書道史、法帖旧字体、書写体、源字など実技では、楷書は、初唐三大家の作品行書は、蘭亭叙、集字聖教序草書は、十七帖、真草千字文仮名は、粘葉本和漢朗詠集、高野切あたりの、部分臨書が出題。掲示文や俳句の自由作品は、レイアウトも大切。あと二週間。なみちゃんは、仕事オフの日、図書館にこもって7時間も猛勉強したそうで、わたしも頑張らなくっちゃ。問題 次の平仮名のもとの漢字を楷書で書きなさい。 ほ・く・と・せ・い 答え 保・久・止・世・以勉強しなきゃいけないのに、明日、あさっては、お寿司屋さんのときのお友だち、はるちゃんと湯郷温泉と瀬戸内・山陰海岸しおさい旅情一泊二日のバスの旅。牛窓からの瀬戸内海鳥取砂丘や雨滝の瀑布自然の雄大さにふれてきます。旅のレポートは次のブログで。では、左・与・宇・奈・良さ・よ・う・な・ら
2011/06/06
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暗くて長い夜がすぎると東の空が明るくなってほら朝陽がのぼってくるわたしにもあなたにも輝く朝陽がのぼってくる ※ 朝陽のフォトは、岡田光司さまより謹んで地震災害のお見舞いを申しあげます。被災地の復旧と皆さまのご健康を心よりお祈り申しあげます。3/11の後どんなことばでブログを更新しようかいろいろな迷いがありました。津波を描いた映画を見たあとひと月もたたない内に起こった東北での大災害悲惨な現実に心がとても痛みどんなことばも白々しく思えて。福島原発事故で浮上した放射能汚染今だ世界中が大きな不安を抱えたままです。YouTubeには、チェルノブイリをはじめ世界各地の放射能汚染の惨状を伝える動画がたくさんアップされていました。放射線による遺伝子レベルの破壊は、世代をこえ、子供たちをも次々に脅かしています。R・カーソンの名著『 沈黙の春 』に書かれたのは、自然を破壊し人体を蝕む化学薬品の乱用日本は、世界は、この二つの大きな問題をきちんと解決させることができるのだろうか?もしかしたら、人類は滅亡してしまうのでは、ととても悲観的になります。 花は美しい 月も美しい それに気づく 心が美しい今年の桜の花は、終わってしまいました。でも、終わりのあとに新しい始まりがあるように樹々には瑞々しい若葉新緑が目にまぶしい季節のおとずれです。わたしも気持ちをリフレッシュさせて新しい今日をはじめましょう。今日のサイエンス・カフェは、2001年ノーベル化学賞を受賞された野依良治先生がご登場無から有を生み出す化学の最先端のお話をうかがって、自分自身、ゆたかな人生を歩むためまた、世の中に自分が何ができるかそのヒント見つけられたらでは、いってきます。
2011/04/24
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笹竹も道も深雪(みゆき)や白妙の夢路をさえに行く手閉ざめじぼたん雪が降り続いている見渡すかぎり白・白・白…一面の雪景色笹の葉に雪は降り積もり深い雪で道は行く手をさえぎられてしまったけれどあなたへの思いはけっして閉ざされたりはしない ※ フォト 「竹に雪」は、いとをかし京日記・道照寺ひろ子さまより立春がすぎ氷の解けだす雨水(うすい)もすぎたというのに上の歌は、まだ冬景色 ^_^;名古屋に大雪が降ったときに作ってみた恋歌なかなか更新できずにいました。さて今日は、3つの謎について。一つめは、消えた反物質の謎。09’10/4サイエンスカフェ、ガリレオ・ガリレイで東京大学数物連携宇宙機構(IPMU)初代機構長村山斉さんの講演がありました。とても楽しいお話で、先生の大ファンになりました。ビッグバンで生じた物質と反物質半分ずつのはずなのにどうして物質だけが残り、私たちのこの世が存在するのか。。。講義では、内容が右の耳から左へスルー(苦笑)2011年新書大賞に選ばれた先生の著書『 宇宙はなにでできているのか 』ここで、その謎が解けそうです。くわしくは、後日。二つめは、百人一首の謎。あられのおいしい小倉山荘パンフレットを読んでビックリ。藤原定家が、何万という歌の中から、選りすぐった秀歌ばかり集めた100首と思っていたら、あまりに平凡な歌が多すぎるなぜ?と、林直道教授が調べてみた。百首の歌を、タテ10首、ヨコ10首の正方形のマス目にある特殊な並べ方をすると合わせ言葉でつながる絵図が現れた。それは、京都、水無瀬の風景。新古今和歌集のふるさとだという。定家は、絵図の条件にかなう歌100首を意図的に集めたのだ。驚くべき百人一首の世界。そんないにしえを思い描きつつ桜が咲くころ京都を歩いてみたいと思いました。三つめは、死後の世界の謎。ヒア アフターという映画を観てきました。 クリント・イーストウッド監督スピルバーグ製作総指揮津波にのまれ、臨死体験をした、マリー。双子の兄を亡くした少年、マーカス。子どものころに死に瀕して以来、霊能力者になった、ジョージ。生に模索する三人は、運命に導かれ出会います。死後に何があるのでしょう。仏教・ヒンドゥー教などインド哲学・東洋思想古代エジプト、ギリシア世界各地で信仰される輪廻転生死んであの世に還った魂が、この世に何度も生まれ変わってくるのでしょうか? 死んでいくときにあるのが もし恐怖や不安だけだったら、 遺伝子として生命を延長していくことを選ばなくなる。 だから、消滅していくことを肯定化していくための何かが 遺伝子の中のまだ解明されてない部分に 組み込まれているのかもしれない。 生物としての肉体は、 老化もするし、衰弱もする。 心も衰弱するかといったら、そうではない。 むしろ、 大切なものがどんどん見えてきて、 ある意味では、濃度の高いピュアな部分が残っていく。 死や死者にどれほど惑わされようと、 生者は、生命の側に踏みとどまり、 そこで粘りつづけるしかない。 山崎章郎 ( ケアタウン小平クリニック院長、在宅ホスピス医 ) 『 人生の最後に残るもの 』 より死後を語る前に今の自分を生き抜く努力少しずつだけれど続けて行こうと思います。
2011/02/23
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卯年うさぎどしを頭に折りこんで初歌空舟(うつほぶね)先に待ちにし君を想えば門(と)渡る光四海波静か小さな舟に乗り込んで向かう先にあなたを想えば光の道すじがまっすぐにまっすぐに延びてゆく煌めく波面おだやかな初春の船出です ※ 「朝焼け」は、Hiro Kさまより新しい年が始まりました。お変わりなくお過ごしですか?今年もどうぞよろしくお願いいたします。筆耕という仕事をはじめて2年。小筆を使うことに少しは慣れてきましたが、思うような美しい字には、まだまだ。文字の形にひそむ黄金比それを表せるよう今年も精進しなくては。昨年は、サイエンス・カフェに何度も出かけました。7年半の旅を終えてカプセルを無事に届けた「 はやぶさ 」のお話。太陽系の端にある準惑星・冥王星の驚くような実態。今年も、リチウムイオン電池のお話でサイエンス初め。楽しみです♪カフェからクリスマスプレゼントにいただいた『 Dimensions 』という数学啓蒙のDVDエッシャーの紙の上に描かれたトカゲが実像となって這い出していく絵を使って、二次元から三次元の世界を解説。そして、美しい3D映像で、四次元の世界観を見せてくれます。映像の世界観もすばらしいものですが、若い人からもわくわくするような情報が。電車の中で知り合ったスリランカからの留学生、ミクくん。え?スリランカってどこ?インドの南に浮かぶ北海道ほどの小さな島国。きれいな海おいしい果物いつか行ってみたい楽園になりました。会社で知り合った、淳子ちゃん。とてもイラストが上手。好きな画家は?とたずねたら、ミケランジェロえ?彫刻家じゃなかった?イタリア・バチカンシスチナ礼拝堂には、テニスコート3面分の天井画あの、最後の審判の絵があるそうです。見てみたいな~。夢がまたまた増えました♪
2011/01/14
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命かけてと 誓った日から素敵な想い出 残してきたのにあの時 同じ花を見て美しいと言った二人の心と心が 今はもう通わないあの素晴らしい 愛をもう一度あの素晴らしい 愛をもう一度 ♪ ザ フォーククルセイダース 「 あの素晴らしい愛をもう一度 」より ※ 「 女郎花(おみなえし) 」は Zorg sywさまより9/19(日)マリオット・アソシアホテル55才の記念にと高校の同年会が、華やかに催されました。案内状は、LPレコードの本物のジャケット! 高校の門から続く坂道の写真に「 あの素晴らしい日を もう一度 」と、タイトルが付けられていました(笑)横浜の友だちを誘って、ワクワクしながら参加。5年ぶりの懐かしい顔が、90名そろいました。美味しいディナーをいただきながら、近況や昔話に花を咲かせました。今回の幹事、山本くんは、食事の後に、超ビッグなお楽しみを企画。なんと、野口五郎がゲストに登場! 郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎御三家と呼ばれて歌謡界で大活躍していた彼も、55才 ♪青いリンゴを 抱きしめても 思い出さえ 帰らない 「 青いリンゴ 」 ♪オレンジの雨の中 ぬれてる ふたりなら 火遊びと 言われていい 「 オレンジの雨 」 ♪美しすぎて 君がこわい 美しすぎて 愛がこわい 「 君が美しすぎて 」 ♪ あなたと揃いの モーニングカップは このまま誰かにあげよか 「 甘い生活 」 ♪ 改札口で君のこと いつも待ったものでした 「 私鉄沿線 」あの頃の声のまま~ ちょっと渋くなった五郎が、かっこよくギターをかかえて目の前で歌ってくれました。ラストは、尾崎紀世彦のカバー曲。 ♪また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない 「 また逢う日まで 」次に集まるのは、5年後。還暦ね。みなさまお元気で。
2010/10/05
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思へども身をしわけねば眼に見えぬ心を君にたぐへてぞやる元永本古今和歌集より伊香子淳行(いかごのあつゆき)恋しくは思っても身を二つに分けることもできないので目には見えない私の心をあなたに連れ添わせてやります ※ 「 シャボン玉 」は FHOTOHITO タルタルさまより元永本古今和歌集は、古今和歌集最古の完本として知られています。上巻奥書に、「 元永三年七月二十四日 」とあるのが名称の由来。筆者については、藤原行成の曾孫、藤原定實と推定。尾張徳川家、加賀前田家を経て、明治期に三井家に継がれました。技法は、筆を傾けて書く側筆の筆法で、漢字と仮名の調和美と散らし書きが大きな特徴。綿々と続く連綿美、飛び石を置いたような単体美など千変万化をみせています。実は、今月の、競書不二の仮名課題がこの和歌でした。書いても書いても流れるような美しい線が書けない( ; ; )捨て鉢な一枚を仕方なく昇段試験の清書に提出しました。奮闘努力の和歌を忘れないよう今日の一首に。今も昔も男も女も恋する心は変わらないですね。見えない心をあなたに。。。この夏は、連日の猛暑!そんな日々の清涼剤になったのが、サイエンスカフェ 「 ガリレオ ガリレイ 」の講演の数々です。8/9経済学者 東大名誉教授 宇沢弘文さん生きる活路を男たちが築いた貨幣社会に見いだし、進出して行く女たちが「 臨界数 」を超えるとき、人類にどんな進化が生まれるのでしょうね。8/22脳科学総合研究センター 甘利俊一さんパソコンという個の脳の情報処理容量をはるかに超える機能を手にいれた人類。ここにも、人類がどう進化していくのかがナゾですね。8/23JR東海会長 葛西敬之さん大志をもっているとき一歩前に進むことができる。9/6Google名誉会長 村上憲郎さん世界中の情報を整理して世界中の人がアクセス出来て使えるようにすることそれを無料で提供するそれが、Googleのミッション。私たちのミッションは、その情報を使って、いかに人生を彩っていくかでしょうね。興味ある講演が、まだまだ今後も続きます。みなさまも一度、いかがですか?
2010/09/22
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秋立ちぬはつかぜの香の爽(さわ)やぎて季節もひとも流るものかな立秋の朝清しさに目が覚めた夏が足早に過ぎていくあなたの心もこの季節変わりにどこか似ているようにふと思った※「 滝 」の写真は、花物語 松尾誠司さんより残暑お見舞い申しあげます。お変わりございませんか?暦の上では立秋も過ぎ、蝉の声も、心なしか爽やかに感じられます。五島美術館へ陶芸の名品を見に行った日、東京都庭園美術館へも立ち寄りました。白金という立地にありながら、広大な自然の中に佇むこの美術館は、昭和8年に建てられた朝香宮邸をそのままの形で活用。アール・デコ様式に彩られた内装が美しく、玄関には、ラリックのガラスのレリーフ。邸内で催されていたのは有元利夫の絵画展。フレスコ画の影響を受け、やさしく温かい色あいの作品でした。五島美術館の陶芸展は、日本・中国・朝鮮の時代時代の代表的な名品を陳列。コレクションのすばらしさを堪能しました。明時代の五彩透彫注水と、桃山時代の長次郎赤楽茶碗 銘「 夕暮 」の絵はがきを買いました。次の展覧会は、茶道具。楽しみです♪7/24、誘われて、ジュリー&ワイルドワンズのコンサートへ出かけました。ちょっとメタボのジュリーでしたが、あの艶やかな歌声は、若いころのまま! ニーナ忘れられない 許して尽くしてそばにいて おおニーナ、もし今なら おまえを二度とは悲しませない おおニーナ 「 追憶 」思わずいっしょに歌っていました。懐かしい~♪今度は、加山雄三のお誘い。若大将、どんなになってるかな。若くてバリバリやり手のマネージャ―にストレス解消の秘訣を尋ねたら、休みは、大いに遊ぶことだって(笑)さあ、残りの夏まだまだ遊ぶわっ。 失敗した今日は終わり。 明日は、何も失敗していない一日が始まる。 「 赤毛のアン 」より
2010/08/09
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かささぎの渡せる橋にてあふぎやれば星屑あまたにただ一つが在り愛し合う織姫と牽牛が天の川を渡って一年ぶりに会うという七夕伝説雨が降ればかささぎが橋渡しそんなやさしい思いの橋に腰かけて見上げれば満天の星屑わたしの想いの先にある星はただ一つあなた※ 「星空」は、ねむり観音 jxkuramo007さんより4月末に、近江へ。ミホミュージアムと佐川美術館の日本画家 平山郁夫展彫刻家 佐藤忠良展5月には、根津美術館の尾形光琳 杜若絵図屏風6月には、五島美術館の書跡の美どの美術館も美しい建物や庭園、すばらしい展覧会でした。そして、二度目の桂離宮は、雨降りでした。でも、雨にぬれた苔が、とても鮮やかな緑色。どんな季節でも楽しめるのが、この日本庭園のすばらしさです。帰りに立ち寄った、建仁寺両足院。 池のまわりの半夏生の群生やあちらこちらに植えられたくちなしの白い色が緑の庭に美しく清楚な風情を佇ませていました。サイエンスカフェでは、ノーベル賞を受けられた益川先生の講演がありました。「 科学とは 」少年時代からの夢を語る先生の情熱が伝わってきて、ますますサイエンス好きに。次の日曜は、ソニー・北野宏明さんのシステムバイオロジーのお話。コンピューターの最先端のお話がうかがえそうです。映画は、「 セックス・アンド・ザ・シティ 」「 シネマ歌舞伎 身替座禅・蜘蛛の拍子舞 」「 告白 」自分専用のパソコンがなかったので、先月末、思い切って、iPadを買いました。マウスなしで、指でタップしたり、スクロールしたり。ストレス無く行きたいところへ心のままに♪Lady GaGaウクレレ少年ユニクロカレンダーの日本の風景今、お気に入りの動画です。そして数ある無料書籍からシェイクスピアの「真夏の夜の夢」を選びました。はたして読み切れるか。。窓のむこうの世界が、どんどん広がっていってます。
2010/07/07
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ひたすらにつぎつほころぶ花ながむ咲きみつときぞきみあらばこそ 桜が咲きはじめました。季節を忘れずまた春が来たというのに、あなたにはなかなか会えなくて。 満開の花の下あなたにそばにいてほしい。あなたと春を語りたい。 「 桜 」は、 kanasimijony さんより 今年の桜は、早かったですね。 花の命は2週間ほど・・・と聞いていたので、4月はじめの五条川の花見を心配していたら、やはり、花冷えがきて。 家の前の桜は、まだまだ5分咲きほどです。 と、月初めに下書きしたまま。。。 一週間たち、今日の鞍ヶ池の桜は、もう、ハラハラと桜吹雪。 花の命は、短くて。 先月、京都「 桂離宮 」「 仙洞御所 」に行ってきました。桂離宮は、後陽成天皇の弟・八条宮智仁(としひと)親王、二代智忠親王により、400年ほど前、宮家の別荘として創建されました。 茶室や書院が立ち並ぶ回遊式の広い庭園は、四季折々、美しい自然を映し出します。 ガイドの方の説明をうかがいながら一時間ほど、飛び石や土橋・石橋をゆっくり歩み、悠久の雅を散策しました。 松琴亭の大胆な市松模様のふすまは、現代にも通じる斬新なデザイン。いにしえ人の感性の豊かさにおどろかされます。 日本人の美意識は、四季のうつろいを愛でることからわき出でているのでしょうね。映画鑑賞は、「 シャーロック・ホームズ 」「 NINE 」「 ハート・ロッカー 」異色は、シネマ歌舞伎「 法界坊 」幕切れは、豪華絢爛。華吹雪にまみれた勘三郎の迫力満点な所作に、思わず拍手拍手!平成中村座の舞台、次回は見逃さずに、必ず見なきゃ。サイエンスカフェ<ガリレオ・ガリレイ>では、究極の物質をめぐっての講演「 ひも理論の奇跡 」に心ときめかせました。世の中のあらゆる物質は、非常に小さな粒子でできていると言われています。粒子を調べていくうちに、それは、ひも状になっているのでは?と。分割不可能な素粒子は、クオーク、ニュートリノ、μ粒子はじめさまざまな種類がみつかっているのですが、その「ひも」が振動を変え、姿を変えているのかもしれない・・・まだまだ物理学の謎は、深まるばかりです。美しい桜の下で、この世のはじまりについてまた思いめぐらすのでしょうか。
2010/04/09
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山の陵の闇にとどまれ細き月つもる想ひの言の葉を遣(や)る 時のすきまにすべりこんだようなか細い月が山の陵に沈もうとしていました。 いかないでまだ、そばにいて さみしくて・・・ 三日月の写真は、fairyphotos Kathryn Lynchさんより 海に生きるものたちの神秘の映画を見てきました。 ジャック・ぺラン監督最新のテクノロジーを駆使して、世界中の海を映し出したドキュメンタリー映画です。 ガラパゴス諸島の近くの島に生息する、ウミイグアナたち。南アフリカ、ポートエリザベス沖、いわしの魚群にあつまる、ハセイルカ、シロカツオドリの群れ。 日本、島根沖、海中をただようムラサキダコ。佐渡近海、異形な顔立ちのコブダイ。 ポルトガルでは、波間で回転しながら猛スピードで泳いでいく、ハシナガイルカの群れ。メルボルン海底では、5万匹ものコシマガニ。 ザトウクジラの雄大なダンス、赤ちゃんをだっこするセイウチ。マンボウ、エイ。 南極のペンギン北極のイッカクなどなど。 世界中の海にすむ物たちの躍動に、心がふるえました。 2回見にいきましたが、その美しい自然の姿、まだ見あきない。 海に潜るダイバーたちも、きっと、そんな思いなのでしょうね。
2010/02/20
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HAPPY VALENTINE DAY これからもよろしくね 娘にもらったピエールマルコリーニのエクレアとテルニの真っ赤なハートチョコハンズでみつけたピンクのチョコ 女の子がみんな幸せになりますように
2010/02/14
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頭に「とらのとし」を折り込んで、初詠十返(とがえ)しの廊(らう)の渡りをのぼるらん灯(とも)しきものに慕(した)焦がれつついくどもいくども折れ曲がった道をひたすら上っていくような人生何気ない日々わたしの心に灯ったともしびそれがあなた 想いをよせて心をこがしています フォト「 南天の実 」は、葉脈とミネラル 太田初夏さまよりほんとうにお久しぶりです。みなさまお元気ですか?わたくしはといえば、一昨年の秋、すし乾山から名古屋タカシマヤに転職。忙しい毎日をすごしています。年があらたまり、映画鑑賞初めは、 『 のだめカンタービレ 』同名コミックがTVドラマ化され、この冬、映画になりました。ピアノを学ぶ音大生、野田恵こと通称“ のだめ ”は、指揮者をめざす千秋先輩に熱烈な恋心。そんな彼女の音楽への情熱と、乙女チックな日々を描いた青春ラブコメディです。ステキなのが、劇中で演奏されるクラシック曲。ベートーヴェン交響曲第7番はじめ、ラヴェル、モーツァルト、ショパン、チャイコフスキー、バッハなど、有名な音楽家たちの代表作の数々。フランスやスロヴァキアの風景とともに、美しいシーンあふれる邦画でした。読書初めは、萩原規子作 『 空色勾玉 』中一の女の子のために、『ナルニア国物語』とともに選んであげたファンタジーです。古代日本を舞台に、輝(かぐ)の御子・稚羽矢(ちはや)と、闇(くら)の少女・狭也(さや)は、氏族の争いに巻き込まれながら、出会い、想いをよせていきます。 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ 『詞花和歌集』 崇徳院日本神話を下じきにして、壮大にくり広げられる物語は、とても読み応えのあるものでした。映画に、読書に、旅に。今年も、どんな美しいものに出会えるでしょうか?※ 日付け下、「」のタイトルをクリックしていただくと、前の日記が読めます。
2010/02/11
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追ひゆけどあに追ひつかでかずら草白き小花にしばしたたずむいくら追いかけてもまるでかずらのつるのようにあなたはどんどん手の届かないところへ遠ざかっていってしまうそれでも季節がめぐりくると思いが届かぬ人を求めてまた出かけていく小さな白い花で身を休めるがごとくに「 風船かずら 」は、jeran's PHOTOLOG kaorucciさんより桜のたよりからすっかりごぶさたしています。毎日暑い日が続きますが、みなさまお変わりありませんか?乾山のネタには、ハモが登場。梅肉をそえて、夏の味。さんまも、お目見え。いわしやかますなど光り物も賑やいできました。「風船かずら」の苗をいただきました。細いつるがどんどん伸びて、あちらこちらに可愛らしい小さな白い花を咲かせています。ちいさな緑の紙風船のような実がなり、種は白いハートの絵もようだとか。朝夕の水やりを忘れず、大切に育てています。風船かずらが白い小花を咲かせるように、わたしもあちらこちらにおでかけ。25周年を迎えたディズニーランド「ビッグサンダーマウンテン」「スプラッシュマウンテン」を爆走!夜は、すてきなエレクトリカルパレード♪ディズニーシーブロードウェイ・ミュージックシアターのジャズのビートにのせて歌い踊る「ビッグ・バンド・ビート」に感激!ぜひクリスマスバージョンも見てみたい。「リトルマーメイド」アリエルと海の仲間たちの空中ショーを楽しみ、「インディー・ジョーンズ」では、オフロード車に乗って、探検の旅へ。童心にかえって、二日間、朝から晩まで、遊びまくりました(笑)映画は、「ナルニア国物語」「ネクスト」「ザ・マジックアワー」「ミスト」「奇跡のシンフォニー」「インディー・ジョーンズ」異色のところで、「シネマ歌舞伎・ふるアメリカに袖はぬらさじ」歌舞伎をスクリーンで楽しむ♪玉三郎、はじめ、勘三郎、勘太郎、七之助、海老蔵、獅堂、橋之助、三津五郎など、歌舞伎役者オールスター!でも、やはり、歌舞伎は舞台で。。かな。京都の詩仙堂をひらいた石川丈山誕生の地、安城にある「丈山苑」のお庭の紫陽花もきれいでした。年に一度の社員研修「織部の里」での陶芸教室。今年は、5枚揃えの小皿をロクロで作りました。茶花のおけいこは、5月 そけい、シャクヤク、鳴子百合6月 夏椿、かるかや、竹ラン、かきつばた 京鹿の子、ききょう、七夕の季節には大好きな松岡セイゴオに会いたくて(笑)はじめて「連塾」へ。会場は、赤坂、ドイツ文化会館OAGホール。ゲストには、井上ひさし、押井守、岡野弘彦。デートリッヒ♪「リリー・マルレーン」のBGMではじまった延々7時間の講演。どなたのお話も興味深く、井上ひさしさん演出の舞台「道元の冒険」や押井守監督のアニメ「スカイクロラ」ぜひ見てみたいと思いました。「スカイクロラ」は、森博嗣の原作。シリーズの「ナ・バ・テア」を読みはじめました。森博嗣って、意外に詩的な文を書くのね。平和な世で行われる、ショーとしての戦争に生きる子供たち。どんな心をつむいでいくのでしょう。映画を見る前に、心の襞をさぐってみたい。東京へ出たついでに立ち寄った、「 山種美術館 」日本画満開の展覧会では、大家の描く牡丹に菖蒲、紫陽花、芥子が咲き誇ってみごとでした。 いくら追いかけてもまた 手の届かぬ彼岸に同じ距離をへだてて遠ざかってしまう 不思議な美しさを持った花ゆえに その季節がくると 私は思いの届かぬ人を求めるように 出かけていくのである。 松尾敏男 花菖蒲画「 彩苑 」よりセミの声が騒ましい夏の朝。今日もまた、暑くなりそうです。
2008/07/15
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奥山の桜の花は今日もかも散り乱(まが)ふらむ見る人なしにあの山の奥に咲いていた桜の花は見る人がだれもいなくても今日も散り乱れているのでしょうか。「散る桜」の写真は、 Louieさんより腰を痛めたラグちゃんに誘われて岐阜の山奥にある温泉へ出かけました。「 久瀬(くぜ)温泉 」平日とあって貸し切り状態の露天風呂のんびり湯につかってきました。温泉を出て向かったのは、徳山ダムこの下に村がまるごと沈んでいるとは思えないほど満々と水をたたえていました。はるかにみえる建物の下あたりに鉄筋校舎の小学校が沈んでいるそう。4月15日付、朝日新聞の社説「何のための半世紀だった」では、立ち止まらずにきてしまった旧建設省、国交省などを鋭く批判し同意し続けた自治体の責任にも言及していました。多くの問題をも巨大ダムの底に沈めているのですね。次に向かった、星のふるさと藤橋の城あたりは、まだまだ満開の桜。行きも帰りも揖斐川沿いはどこまでもどこまでも続くみごとな桜並木山崎川へも名古屋城へも千鳥が淵へも吉野山へも原谷苑へもどこへもまた今年も花見にでかけられず終いだったのに、季節はずれのすばらしいお花見ドライブとなりました。安保山ではじまる万葉の歌ほんの少しだけ言葉を変えてあの桜並木の花散る風景を心に美しく描いてみました。と、ここまで日記のアップをしそびれていました。5月に入り、桜もすっかり新緑のよそおい。ツツジや藤の花がまっ盛りです。いよいよ4日、総貯水量日本一の「徳山ダム」が完成。完成間近のダムを見学できたのもなにかのシンクロニシティだったのでしょう。多くの批判を浴びながら国土交通省が計画中のダム建設はまだ155もあるそうです。移転を強いられる地域住民感情や財政難など、やはりダム建設見直しの世論の方が強い。しかし、何もかも飲み込んだ、あの広々としたダムの水面の美しさ。心のどこかに生命のふるさと海への憧れがあるのかもしれません。
2008/05/02
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咲けば散る咲かねば恋しさくらばな思い絶えせぬあなたにも似て季節を忘れずまた今年も桜が咲きはじめました咲けば必ず散るさだめ咲かない日々は恋しくて会えば別れのときがくる会わないでいると愛おしくて、せつなくて桜の花にあなたのおもかげ浮かべ心密かに想っています桜の美しい季節となりました。みなさま、お変わりありませんか?「乾山」の寿司ネタはといえば、貝の美味しい時期になりました。トリ貝に煮ツメをぬった握りが、一番のオススメ。そのほかに、カツオ、シャコ、富山の白えび、ほたるいか。春を感じるネタがたくさん登場しています。寿司屋のネタも春爛漫だけれど、わたしの夕ご飯にも春。とってきたツクシ。袴をとり、酒とみりん、醤油、お砂糖でさっと煮て。十六穀米に揉み海苔を敷き、煮たつくし、ちりめん、湯がいた菜の花をかざって、春の彩り小丼。自分の手料理もおいしかったけれど、先日でかけた京都・東山花灯路の旅で、すてきなお店をみつけました。「 修伯(しゅうはく) 」八坂の塔のすぐ下にある京料理のお店。白木のカウンター越し調理する板さんから渡されるのは、美しい器や豆皿に盛られた、新鮮な魚や野菜の料理の数々。玄関わきのおくどで炊かれた味ご飯。フレンチ出身のご主人らしくスイーツには、おまんじゅうやお汁粉のほかにも、ミルフィーユやシャーベットも。旬の変わる頃、ぜひまた訪れたいお店です。「 銀色のシーズン 」「 スウィニー・トッド 」「 ライラの冒険 」「 エリザベス 」「 ジャンパー 」「 潜水服は蝶の夢を見る 」映画もよく見ましたが、「 魔法にかけられて 」はミュージカル好きには最高の楽しさでした。アニメの中のプリンセスが、現代のニューヨークへ。ディズニー映画がおくる、究極のファンタジー。いくつになってもお姫さまって、女の子のあこがれですから(笑)夢や希望にむかって苦難を歌でのりきるプリンセス。童心、忘れたくないですね。高僧墨跡のカレンダーには、「 鐵槌舞春風(てっついはるかぜにまう) 」不動の鉄の槌(つち)も心の中では、春の風にくるくる舞わせることができる。そんな心浮き立つ春の訪れ。心ばかりか身も浮きたって、さあ、お花見にでかけるかな。茶花の荒川先生のお誘いででかけた「風の会」では、川瀬敏郎先生の生けられた静謐な花の美しさに心ふるわされたけれど季節を忘れず咲きほこり風景を彩る華やかな桜花に、きっとまた今年も心ときめかされるに違いない。そしてまた、桜の樹の下で思うのだろう。どうして、こんな美しい世が生まれたのだろうと。
2008/03/29
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君ならで 誰にか見せむ 初春の 朝(あした)手折りし 水仙の花 新しき年の初めの朝可憐に咲く水仙を見つけうれしくて摘みました。誰よりも先にあなたに見せたいそう思いました。ほのかな春の匂いがしました。 「 水仙 」の写真は katsuzin13さまより明けましておめでとうございます。29階のお寿司屋さんにつとめはじめて二度目のお正月を迎えました。鈴鹿の山並みに沈む夕日と地平線まで続く夜景すばらしい美しさを日々眺めて暮らしています。今年から少しずつ寿司屋の旬をお伝えしましょう。一年を寿司屋で過ごしてみるとそのネタ、つまりお魚や貝類にも季節の流れがあることに気づかされます。初春を迎えたこの季節。まずは白身、「鯛(たい)」日本ではお祝いの膳に欠かせないお魚ですね。ただし、めでたいという言葉はめでたしの口語でごろあわせとは無関係。あの華麗な色彩がお祝い事に用いられるゆえんでしょう。「乾山」のカウンターでは、この切り身の皮目を軽く炙って寿司ネタに。香ばしくて美味しそう。そのほか、お寿司ではありませんが、おつまみに「タラの白子」お醤油をつけて焼いた白子にスダチをしぼって。生臭さもなく白子の甘みがとけて広がります。昨年秋からはじめた「暮らしの茶花」11月は白椿と黒文字12月は白椿と寒桜正月花は、紅白椿とつくばね初生けは、水仙と花うこんでしたこんなに年を重ねているのに、見たことのない枝ばかり。名前をひとつずつ憶えていくのがとても楽しみです映画は、「ナショナルトレジャー リンカーンの日記」が昨年の見納め。「ダ・ヴィンチ コード」にも似たなぞ解きのストーリー。「インディージョーンズ」ばりアドベンチャー。「パイレーツ オブ カリビアン」風、洞窟セット。各地のロケあり、ハラハラドキドキのカーチェイスありさすがディズニー映画です♪ちょっとやりすぎって気もしたけれど、とことん楽しませてくれました。それにしても、「ラシュモア山記念公園」。山肌に彫られた4人の大統領の胸像のところまで登れるのね。で、向こうに湖がある?スー族の聖なる山であったというその地、訪れてみたい。初鑑賞、昨日は「アース」を見てきました。なんという美しい映像なのでしょう。地球に生きるさまざまな生命のドキュメンタリー映画では、野生の動物たちの過酷な営みが。 映画のなかの驚異的な光景は、 実はわたしたちのすぐ隣に存在している。 わたしたちが暮らしの中でそれを想像することはまれである。 『アース』はここではない場所への気づきを促し、 今ここにある退屈な日常にほんの少しの変化を与えてくれるだろう。 石川直樹(冒険家/写真家)ホッキョクグマの子どもたちはちゃんと育っているのかな。。
2008/01/14
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茜さす日暮るる秋の深山(ふかやま)のいづへのかたにわが恋やまぬ秋の日はつるべ落としあっという間に日が暮れる高層から遠く眺められる鈴鹿の山々が夕陽の茜に美しく染まって奥山の樹々はもうすっかり葉を黄や朱に染めていることでしょう葉色はすべて異なるのだけれどどの葉に一番心を奪われるのでしょうか※「 もみじ 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんより深まる秋身近な木々もほんのり色づいてきました。山は、きっともう紅葉まっ盛りでしょうか。近ごろ、移ろう季節をこんな場所で楽しんでいます。桂新堂本店15日ごとに変わる生菓子が添えられた一服のお抹茶。昨日は、緑から黄へ、そして紅へと移りゆく山の錦をおのおのの色のそぼろ餡で見立てた美しい「 深山(みやま) 」先日は、焦げ茶色のしっとりとした求肥で野に秋の訪れを感じさせる「 枯野(かれの) 」その前は、まだ残暑きびしいころだったので白あんが、涼しげなくずで包まれた「 くず衣(ごろも) 」美しい日本の季語と美しい和菓子から美しい日本の風景が思い浮かばれます。来週はもう月が変わって、11月に入ります。さて、こんどはどんなお菓子かな?楽しみです♪
2007/10/25
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吹く風のおと待たずして散りにけりかごに挿したる秋のささ花 ※ 音…便り,ささ…小さい「 風が涼しくなりました小さな虫たちが鳴き出して静かな秋がおとずれました 」そんな便りをあなたにと思っていたのにおととい籠にさしておいたホトトギスの可憐な花があっけなく散り落ちてしまいましたただでさえ秋の気配に心がせつなくなっているのになんてもの寂しいことなのでしょうおひさしぶりです。お変わりなくお過ごしですか?わたしはこの夏、「相生の宇治金時かき氷」に、大垣「金蝶園の水まんじゅう」おいしい思い出ができました。そして、月食。中秋の名月。どちらもきれいでしたね。昨日は「 なばなの里 」へコスモスを見にでかけました。春のチューリップもすばらしかったのですが、一面の、風に揺れるコスモスも絶景でした。今日は、松坂屋で催されている池田重子さんのコレクション「 日本のおしゃれ展 」へ。明治・大正・昭和の素晴らしい着物や帯をはじめ帯留め、半襟、袋物、髪飾りの数々。繊細な刺繍や細工が施されたものばかりで日本文化の粋の極みにため息。日本の四季をもっと感じられたらと、今月から月に一度、「 暮らしの中の茶花 」のおけいこに通い始めました。今月は、「 ドウダン 」と「 ふじばかま 」と「 ほととぎす 」。楚々とした草木や花ばかりですが、お部屋の中にも秋を運んでくれました。心が少し潤って。茶花を生けるコツは、そぎおとした美しさ。どの葉やどの花やどの枝を見せたいのかそれを決めたらあとは潔く切り落とす。なんだか人生にもオーバーラップ来月のおけいこはどんな茶花でしょうか。深まる秋が楽しみです。読書の秋。バッグの中には、千夜千冊で紹介されていた「 ヘルダーリン詩集 」 かつて別れ道で 倒れ伏したとき さらに美しいものを見せ、慰めてくれたものよ 大いなるものをさらにたのしく 神々に歌えよと 静かに鼓舞して 舞い上がったものよ 神々の子よ またあらわれ 私にあの挨拶をおくってほしい
2007/10/04
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濃墨(こずみ)雲さしもつばくろ飛びかひて想ひこふかな芙蓉の花に墨を流したような黒雲が空一面にたちこめた雨が今にも落ちてきそうあんなにつばめが空(くう)をきって飛び交っているよやさしい芙蓉の花に想いを伝えようとしているかのようにわたしもあなたのところへ飛んでいこう7月6日、東京、千鳥が淵「ギャラリー册」で開かれている松岡正剛「 擬画遊書展 」のレセプションパーティに参加しました。七夕に上京するのは、織り姫にでもなった気分♪一年ぶりのセイゴオ先生に、感激ひとしおでした。パーティの詳細はこちら。セイゴオちゃんねるhttp://www.eel.co.jp/seigowchannel/上京ついでに、国立新美術館の企画展「スキン+ボーンズ展」を見てきました。ガラス張りのうねった壁の美術館、なんとまあ美しいこと。中のレストランとカフェこの展覧会は、< 建築 >と< ファッション >という身近な二つのテーマをアートとしてとらえて企画された画期的なものです。< ファッション >には、アレキサンダー・マックイーン、ヨウジヤマモト、三宅一生、菱沼ヨシキ、ヴィヴィアン・ウエストウッドなどの洋服を展示。< 建築 >には、フランク・ゲーリー、伊東豊雄、坂茂などの建築物を紹介。どちらにおいてもコンピュータ技術のめざましい革新が、自由な造形を可能にし、表面(スキン)と構造(ボーン)に大きな変化をもたらしました。より自由で、より美しく。より洗練され、より緻密に。この二つの分野はこれから、どんな進化をみせてくれるのでしょう。進化といえば、今、元NASAゴダード研究所長 R.ジャストロウ著「 壮大なる宇宙の誕生 」「 もう一つの宇宙 」「 太陽が死ぬ日まで 」のコスモス・トリオ全三冊に夢中です。大宇宙の誕生から、ダーウィンの解く生命の進化の神秘。脳とコンピュータの驚くべき宿命。そして、ジャストロウの予言する宇宙や人類の未来図。人は、これからどこへいくのでしょう?この本について詳しくは、また次回に。。
2007/07/12
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またもなくただひとすじにそにどりの雨は流るる水無月のはてほかにどこにいけるのだろうあなたを知ってしまったわたしの心はかわせみが水面にむかうように雨が川を流れ海にむかうように6月が最後の一日にむかうようにわたしはあなたにたどりついた※「 半夏生 」の写真は、 きまぐれ手記 coryさんより昨日は、雑節の暦日「 半夏生(はんげしょう) 」節の由来の名をもつ草も、涼しげで可憐ですね。じめじめとした梅雨の季節もあとわずか。国立新美術館の企画展「スキン+ボーンズ展」に関連した面白いドキュメンタリー映画を見てきました。「 スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー 」黒川紀章設計のガラスウォールの美術館もとても楽しみなのですが、この映画で紹介された、スペイン・ビルバオの「グッゲンハイム美術館」は、鱗のような外観をもつ巨大なオブジェ。群がる魚の群れか、はたまた古代ギリシアのルクソールのよう。宇宙船のようなこの美術館に足をふみいれれば、心は宇宙に飛び立つかも。< おきにいりセンテンス >地上の生活の滓(かす)がここまで雪崩れて来て、はじめて「永遠」に直面するのだ。今まで一度も出会わなかった永遠、すなわち海に。もっとも汚穢(おわい)な、もっとも醜い姿でしか、ついに人が死に直面することができないように。 「天人五衰」より 三島由紀夫
2007/07/03
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雲は空を隠している空はあなたを隠しているこの空色のカーテンを開ければ五月は皐月。別名を早苗月とも。昨日、岡崎美術博物館まで車を走らせました。日本のデンマーク、安城あたりでは、両側に広がる田んぼはほとんどが田植えを終え、薫る風に早苗がやさしくゆれていました。美博館で催されていたのは、「シュルレアリスム展」 -謎をめぐる不思議な旅-シュルレアリスムは、20世紀初頭のパリに起こりました。文学、美術、写真、映画などを通して現実の謎を思考した人々の芸術運動です。現実とはいったい何なのでしょうか?夢と現実の境はあるのでしょうか?ポスターに使われていた、ルネ・マグリット「現実の感覚」巨大な岩石が広大な大地の空に浮かぶ、現実ではありえない風景がリアルに描かれている絵。しかし宇宙からみれば、わたしたちの地球も宙に浮いた存在です。そんな宇宙論も現実ですが、どんなに写実的に描いてもただ思ったことを絵に描いただけ、というのもまた現実なのですね。火という文字を紙に書いて紙が燃えださないのも、現実。いったい現実とは、何なのでしょう。この展覧会は、目に見えるものばかりに心を奪われがちなわたしたちに、純粋な「生」の本質を示してくれているように思いました。展覧会を見終えて風車の回る美博館の庭を散策し、恩賜池のベンチで休憩しました。うぐいすの声が聞こえ、空にはマグリットの絵そのものの青空と雲。さてわたしなら、ここに何を描こうか。。。あなたの笑顔。超現実と現実。それらは連続して通じあっておりある段階に達したとき、向こう側に変容して現れるのではなく身近なところに自然に現れる。現実のあなたに会いたくなった。
2007/05/16
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きみが元へむめ(梅)のかほりはかなわねどことのはのせて吹けよ春風春をつげる梅の花なんて清らかな香り春風よあなたのもとまでやさしく吹いてかぐわしき香りは届けたいけれど届かないあなたを想う心のささやきだけでもそっとそっと届けてほしい※「 梅 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー okaさんより招待券をいただいたので、日展へでかけました。平日の午後も遅い時間なのに多くの人でにぎわって。まずお目当ては知人より紹介された、鳥居一峯さんの藤細工。「 蒼海の渦 」と名付けられていた作品は長短、太細の枝々をみごとに編み込み複雑なうねりを巧みに交錯させ大らかな海原にとぐろう渦を想像させるものでした。洋画で目を引いたのは、福井欧夏さんの「 優しい風 」揺り椅子には、白く柔らかなドレスをまとう若い女性。そっと優しい風がふいて、花びらがひらひら舞う。ゆくえを追ってうつむく姿。うつむく女性が娘にとても似ていてちょっとおどろいてしまいました。これから注目したい画家の一人です。佐藤祐治さんの「 古城の村 」は、折り重なって建つ家々がまるで絵から飛び出てきそうなほどリアル。霞む遠景からは、はるかなる奥行きが感じられました。愛知県美術館所蔵作品展。フジタにロダン。また今年も堪能してきました。日をかえて、松坂屋美術館の「 三輪壽雪の世界 」へ。萩焼の人間国宝。80年に及ぶ作陶生活の全容191点を展示。雪に覆われた自然の美しさを思わせる高台茶碗。繊細なひびわれの美しい萩茶碗。どっしりとした姿の水差しや花入。年齢を感じさせない豪快な作風にとてもおどろかされました。美しいものを鑑賞した後は、美味しいものを。料理研究家の加藤雅彦さんのお店「 胡豆昆 (ごずこん) 」自然の風味を生かしたお料理がとても美味しかったのですが、帰宅途中から舌が倍ちかく腫れ上がり、舌の裏の唾液をだすひだも腫れ上がり、すごいことになりました。次の日、藤田保健衛生病院の口腔外科で診ていただいたのですが、なにかのアレルギーか、唾液腺が詰まったのかもとのこと。腫れも翌日にはなんとかおさまりました。わたしだけがいただいたドイツのノンアルコールビールのせい?熱々豆汁や胡麻のふりかけのせい?原因はまだナゾですが、とても衝撃的な体験をしました。あ~~~、こわかった。。妖怪人間、ベロになるのかと思った(笑)
2007/02/13
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ながめつつきみをし想ゆ久方の月よみの舟のやわき光ぞあなたがいてくださるそう思うことによりどれだけわたしが癒されたか多分あなたは想像もつかないに違いありません流れゆく時間移りゆく月の姿夜空に浮かぶ三日月の柔らかな光はわたしの心をこんなにもあたためてくれるのです※「 水鳥 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー マグナさんよりお休みの夜、お気に入りのスタンダードカフェへ。ほの暗い店内に、シャーディのハスキーな歌声が流れる。「 いつものを 」かぐわしい香りに包まれた美しいカップが目の前に置かれる。板張りの床、アンティークの調度。ジャズのBGM。棚には趣味のいいカップがずらりと並ぶ。モノマガジン「世界の傑作品」をためいきまじりに読みふけって2杯目のコーヒーを注文。すてきな絵柄の茜色のカップは、持ち手がなんと金のライオン。どこの外国のカップなのかしら。。と裏をみれば、あらまあ、「 ナルミ 」すてきな夜をすごした帰り道、月をみながら、ずっとあなたのことを思っていました。お誕生日おめでとう。あなたの存在がわたしをどんなに癒しているか。
2007/01/25
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わが胸の深しき海松(みる)のひと枝に想い結んで春日和待つわたしの心の深い深い底には緑鮮やかな海松がゆらゆらゆらめいているそのひと枝におみくじを結ぶあなたへのたぎる想いをこめてうれしい春が訪れますように※「 おみくじ 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー ちょびさんよりあけましておめでとうございます。皆様、おすこやかに新しい年を迎えられましたでしょうか。今年もよろしくお願いいたします。「 博士の愛した数式 」という本を読みました。2004年、本屋大賞を受賞した小川洋子の著書。交通事故で脳に損傷を負い、80分しか記憶の残らない元数学博士。彼の世話をする家政婦と彼女の息子とが織りなす驚きと喜びに包まれ、ときに切なくときに心暖かい日々を描いた愛の物語です。人と人の心の交流というあたたかさと、あまりの潔さにどこか冷たさの感じられる数式。物語の重要なキーワードとなるのが、「 オイラーの数式 」息子を前にして言い争う家政婦と義姉に、博士は言葉をただ数式にして、紙に書き去ります。< eのπi乗+1=0 >πとiを掛け合わせた数でeを累乗し、1を足すと0になる。果ての果てまで循環する数と、姿なき虚ろな数。どこにも円は登場しないのに、予期せぬ宙からπが舞い降り、それらはじっと息をひそめている。一人の人間が一つだけ足し算をした途端、何の前触れもなく、世界が大きく変わってしまう。すべてが、0に。すべてが、そこからはじまる。。新しい年のはじまりに、なんだかふさわしい数式。あなたの「 1 」はなんですか?
2007/01/04
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風に遊ぶ蓮の葉上の玉水はふちをめぐりてまなかにぞ留(と)む風にゆれている蓮の葉水の玉がぐるぐる回る。最後には真ん中に。いろいろな出会いがあって最後にあなたに出会ったように。※「 蓮 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー niihaw さんより暑中お見舞い申しあげます(*^_^*)いよいよ八月葉月。降りしきる蝉しぐれ。夏まっ盛りですね。むし暑い日々がつづきますが、お変わりありませんか?7月は、あちらこちらの美術館にでかけました。六本木ヒルズの森美術館では、アフリカの現代アートやバカラのシャンデリア。東京芸術大学美術館では、「ルーブル・ルーブル展」。「ダ・ビンチ・コード」での興奮以上に、間近で見るルーブルの彫像には驚嘆!石に彫られたビーナスの肌や衣服のドレープの質感。繊細な指の動き。早くパリのルーブルへ行きた~い♪あとは松坂屋美術画廊「華麗なる古九谷吉田屋展」。九谷焼とはまた違った趣ある器の数々。そして先日は、金沢「21世紀美術館」へでかけました。ガラス張りの円形美術館。現代アートの宝庫です。「タレルの部屋」から見あげた、エッジをきかせた四角い空。空は、もっと広々とした空の方が好き?エルリッヒの「スイミング・プール」の底から見上げた水面。プールは、水の中から見た世界の方が楽しい?そのアートを見て、触れて、どんな思いが心に浮かぶか。美術館に足を運ぶ楽しさは、自分自身の本質に会える楽しみでもありますね(*^_^*)<シドニーレポート3>シドニーの高層ビル街を仰ぎながら、トサカの黄色い真っ白なインコの群れる公園を通り抜け、シドニーの港の先鋒にたどり着いたのは、夕暮れ。そこには、白い貝殻をイメージさせるあの有名な「オペラハウス」がそびえていました。日没の闇の中にライトアップされた美しいオペラハウス。まずは日本語ガイドツアーでそのすばらしい内部を案内。そして隣接の高級レストラン「ベネロング」でワインと生牡蠣をいただきシドニー港の夜景のきらめきをを堪能。いよいよ舞台ホールへ。「シドニー・ダンス・カンパニー」若い男女のダンサーたちが繰り広げる官能のモダンダンス。日本人女性ダンサーも。ガイド、ダンサー、売店のスタッフ、そこかしこで日本人女性の活躍がみられました。
2006/08/02
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朝霧のしじまにひびく鳥の声あだのきぬぎぬきみ臥してしか夜が明ける。鳥がしきりに鳴いている。かりそめでもいい。となりにあなたがいてくれたなら・・。※「 カワセミ 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー じつ君 さんよりすし屋「乾山」の店先に、乾山作の向付が飾られています。かつて日本の食器は身近な木材を使い、おもに漆器が用いられていました。桃山期末からすぐれたやきものがひろまり、食の文化はますます開花していったのです。いくつもの膳が並ぶ贅沢な時代を経て、手前に飯と汁が配され、向こう側に「向付」と称する器が一点置かれただけのシンプルな膳が、利休の確立した茶の湯から生まれました。きっと、季節の旬の食材を使った煮物でも盛られていたのでしょうね(*^_^*)わたしなら、旬の刺身とかりもりの浅漬けとトマトでも(笑)あなたなら、何を盛り付けますか?< シドニーレポート 2 >一日目の午後は、世界三大美港と称されるシドニーの港を囲むサーキュラーを歩いて散策。海沿いには、オープンカフェが並び、路上には大道芸人も(^^♪ニューサウスウェールズ州立博物館では、日本人のボランティアガイドで「アボリジニアート」を見学しました。オーストラリア先住民アボリジニには文字がありません。そのために絵を描くことは何よりもコミュニケーションを取るための大事な手段でした。厳しい自然の中で生き抜くための知恵や記録を彼らは“絵”を使って伝承してきたのです。彼らにとっての宇宙は、点の集まりであり、線のあつまりであり、見えないものをとても大切に思っているように感じられました。
2006/07/19
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わかれてもきみ恋わたる日々なれば雨音にさえなみだにまよふ あなたに逢って別れてからも 毎日あなたのことばかり思っています。 今日は雨。 雨の音が わたしをこんなにせつなくさせているの。おひさしぶりです。みなさま、お変わりありませんか?一昨日、高校の同年会がありました。「 あなたも50、わたしも50 」みんなどんな半世紀を生きてきたのでしょうか?沖縄から、鹿児島から、東京から、つくばから、松阪から、はるばるきてくれた人もいて、77人参加の同年会は、一次会の一時から、二次会、三次会・・お開きは10時をまわっていました(*^_^*)こんどは4年後。みんな、元気でいてね。また会いましょう!<シドニーレポート 1>シドニーの旅のスタートは、ロックス。1788年、流刑者による植民地がこの地に建設されました。当時のほとんどの建物は砂岩でつくられており、今も多く残されています。広い通りから一歩入ると、おしゃれなカフェやレストラン、ブティック、画廊などが並んでいます。街のようすが、ディズニー・シーのテーマパークみたいでした(*^_^*)
2006/07/18
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闇にひろがる街のあかり流れる車のヘッドライト夜は命を孕んでいる※「 夜景 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー KUMI さんより金山グランコートホテル29F、白木のカウンターとわずかなテーブル席江戸前寿司「 乾山(けんざん) 」の接客をはじめました。乾山は、尾形光琳の弟ですね。おもしろいのは、寿司屋独特の符丁。ご飯を「 シャリ 」酢漬け生姜を「 ガリ 」醤油は「 むらさき 」きゅうり巻きを「 かっぱ 」くらいは知っていましたが、数字の符丁もあるのですね。一は「 ピン 」二は「 リャン 」三は「 ゲタ 」四は 「 ダリ 」「 メの字 」「 ロン字 」「 セイナン 」「 バンド 」と続きます。板さんたちが握る旬のお寿司の、なんとまあおいしそうなこと!窓の外に、きらめく街の夜景をながめながら、極上のお寿司がいただけます。あ、わたしは、お運び専門です(苦笑)でも、気さくな板さんたちのおかげで、寿司屋のカウンターが身近なものになりました。春風が、もうひとつ幸運をつれてきてくれました。定期購読している本「 和楽 」シドニーの旅の読者特派員二組を募集していたので、ともだちを誘って応募しました。「どんな人とどんな旅にしたいか」をテーマにした作文には、日本文化への偏狭から今まであまり海外旅行に興味がなかったことや、シドニー情報を探していてみつけた「 シドまご 」サイトが案内するシドニーの楽しさ。海外旅行の達人のおともだちにくっついて、海外旅行デビューを飾りたい。などなど。そうしたら、な、な、なんと!!!選ばれました! 特派員!和楽9月号にレポートが載ります。5月31日から6日間、行ってきます、シドニ~♪ワインの産地ハンター・バレーで一泊し、ワイナリーの気球散歩もあるそうで、ほんと楽しみ。早くパスポート取らなくちゃ。
2006/04/20
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月はいくえも 満ち欠けてふたたび春の おとずれし新たな花は ふくらみてうららのときを 知りたれば身をまかせてやひらき咲かんとあたたかな春の日差しにさそわれて、桜のつぼみがほころびはじめました。もう1週間もすれば、爛漫の桜にふたたび会えるのですね。夢のような季節をむかえる前に、すばらしいファンタジー映画を観てきました。「 ナルニア国物語 」衣装ダンスの奥にひろがる「雪の国」に迷いこんでしまった、4人の子供たち。そこに住む、魔女やライオン。子供たちの勇気はやがて、永遠の冬に閉ざされたナルニアの国に、ゆたかな春をもたらすのです。ファンタジーの世界は本の中ばかりでなく、暮らしのすぐとなりにも、暮らしの中にもひそんでいます。いえ、好奇心と想像力さえあれば、わたしたちはいつでも、自分自身の中にあるその世界へ入ってもいけるのです。そしてそこに広がる新しい世界にふれることで、現実にとらわれない、自由な考え方を見つけることもできるでしょう。桜の花を愛でながら、この春はどんな世界にあそびましょうか(*^_^*)
2006/03/28
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この広い 空の下あなたはかならずどこかにわたしのあなた夜の闇をぬけて光をとどけてくれるあなたこの冬、3度目、高校生の息子とスキーにでかけました。ほうのき平スキー場里は、梅も桃も花盛りで、すっかり春の装いなのに、岐阜県奥飛騨は、まだまだ雪景色の中。ゲレンデの、あの美しい樹氷はすっかり姿を消していて少し残念でしたが、わたしはといえば、転ぶこともほとんどなくなり、スピードを楽しむほど腕前を上げるんるんです(*^_^*)ボードを楽しむ若者に交じって、お年を召されてもスイスイスキーを滑ってみえる方がとても多く、老若男女いずれも、冬のアウトドアをエンジョイ♪リフトにゆられている間は、雪を抱いた遠くの山々を眺めたり、手の届きそうな空の雲を追ったり。あたりは、文字がひとつもない風景。新聞や本が欠かせない活字症候群なわたしも、そんな風景にとても心が癒されました。帰りのバスの車窓から、夜空に浮かぶ光る月が見えました。ダンテ「神曲」の光るMそうか、「 Moon 」なのかもね(*^_^*)久しぶりに、アクアさんのピアノ♪「月の光」をBGMにして、月にあなたを重ねてこんな詩を書いてみました。
2006/03/12
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乳白色の空のしずくを飲み干しか鳥の歌にも春のおとづれ2月最後の日曜日。あいにくの雨降りとなりました。それでも池むこうの林の小鳥たちのさえずりはどこか春めいて生き生きと聞こえてきます。うぐいすの声が楽しみですね(*^_^*)亡き母に買ってもらった七段飾りは納戸にしまったままですが(^_^;)小さなひなの飾りをだしました。 庭の桃の花のつぼみもふくらんで、お節句を待つばかりです。
2006/02/26
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あなたはどこまでもひろがる未知の空を風をきって駆け抜けてゆく一頭の駿馬きっと月をこえていくよ星もこえていくよ映画を見てきました。『 単騎、千里を走る 』中国で起こった文化大革命(1978)その年に中国ではじめて、外国の映画が公開されました。高倉健主演『 君よ憤怒の河を渉れ 』その作品を夢中でみていた青年が、現在中国で大活躍の張芸謀(チャン・イーモウ)映画監督。その後、高倉健と張監督は出会い、夢の結晶となったのが、この作品です。見終わって、映画の舞台、雲南省の奥深い中国の村の素朴な風景や、そこで演じられる仮面舞踏劇の様子にとても心惹かれました。映画のタイトルにもなっている舞踏劇は、「三国志」の関羽にまつわるお話。「三国志」は、横山光輝のマンガでしか・・(^_^;)中国の壮大な歴史物語、いつか活字に挑戦してみなきゃね。
2006/02/24
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あなたのまわりに花びらを散らしたらわたしの仏さまになってくれる?※「 サザンカ 」の写真は、みんなで作るフォトライブラリー hiraka さんより夕暮れどきの明るさが、心なしのびてきたかと感じられる頃となりました。店頭に並んだ「サライ」の桜特集に、心もウキウキ。どこへ春を訪ねていこうかな?今年から週に3日。こども書道塾のお手伝いにいっています。このIT全盛の時代でも書道が衰えることなく続いているのは、文字に込められた魂のようなものをそこに見出せるからでしょうか。こどもたちの大胆かつのびやかな筆の運びを見ていると、感心し、上手さに嫉妬(^_^;)練習に余念がないこどもたちを見習って、わたしも今年は草書を少しずつでも覚えていきたい。また、京都へ旅したときに訪れた曼珠院門跡で求めた、「 曼珠院本古今集 」あんな美しい仮名が書けたら。ひたすらの努力のみでしょうか(^_^;)いつか、あなたへの手紙は、巻紙にさらさらと、「 拝啓ごめんください・・・ かしこ 」
2006/02/21
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みぎの手のひらとひだりの手のひらをそっとあわせてまぶたをとじたあなたに会えますように雪の舞う風の中春の立つにおいがした※ 「 紅梅 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんより奈良・薬師寺にでかけました。天武天皇により発願持統天皇によって本尊開眼文武天皇の御代に、飛鳥の地において完成されました。南都七大寺のひとつとして伽藍は壮美をほこりましたが、火災でほとんどが消滅。昭和56年、高田好胤管主により、残された東塔ほかの伽藍が復興されました。「 凍れる音楽 」東塔は、白鳳時代にたてられたもの。日光菩薩、月光菩薩をしたがえる薬師如来像や聖観音菩薩などとともに国宝です。平成10年には、ユネスコ世界遺産に登録されました。根尾村ご出身の山田法胤副住職のご法話をうかがいました。一時間ほどのユーモアたっぷり軽妙なお話からは、生きる楽しみ、豊かなこころがあふれんばかり。 色は匂えど散りぬるを 我が世 誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔いもせず いろはにほへとちりぬるを わかよたれそつねならむ うゐのおくやまけふこえて あさきゆめみしゑひもせす有名な「 いろは歌 」。この歌は、お経の替え歌。諸行無常・是生滅法・生滅滅已・寂滅為楽をあらわしています。山田副住職さまのお守りされる「 喜光寺 」は行基ゆかりのお寺。いろは歌の写経の納経料はその復興の浄財にされます。文字を見、声にだして読誦すれば功徳があるという写経。わたしもさっそく写経用紙を求めてきました。では、こころをおちつかせ、筆をすべらせることにしましょう(*^_^*)
2006/02/05
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冬ざれた午後 ポストにコトリわたし宛ての手紙 あなたからのもの時をこえて 空をこえて届いた手紙さみしくて泣きたいときにも心がやみに閉ざされそうなときにもあなたのやさしさとぬくもり手のひらに感じて文字になった思いいくどもいくどもくりかえし読みかえせば静かに時は流れを戻り過去のひとこまにたどりつく ※「 ロウバイ 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんよりお茶の先生とお弟子ふたりでの初釜の旅。京都・高台寺、夜のお茶会「 夜咄 」にでかけました。豊臣秀吉の菩提を弔うため、北政所(ねね)が、慶長11年(1606)開創した名刹高台寺。「湖月庵」ろうそくの灯りのみのほの暗いお茶席で、厳かなお手前を頂戴しました。そのあと電気をともしていただいて、中埜義的さまからお道具の説明をうかがいました。床 掛け軸 富士画賛 「 山呼萬歳声 」 竹田黙雷 筆 飾り 炭に石昌(せきしょう) 灯り 竹警 永楽和全 作 香合 青磁 瑞雲 河村晴山 作 飾り 寿老人 三代 三浦竹泉 作 手焙(あぶ)り 犬 初代 久世九宝 作 水指 赤楽瓢 楽五代 宗人 作 炉ぶち釜 常什 茶碗 主 茶碗黒 仁阿弥道八 作 替 眠平海老絵 加集眠平 作 棗(なつめ) 菊蒔絵平 五代中村宗哲 作 茶杓 象牙 朱徳型 蓋置 栗田焼 建水 黄交趾 灯り 灯芯 久しぶりの京都の旅。高台寺のほかに、植治の作庭で知られる「 無鄰庵 」千利休や利家の妻まつにゆかりの「 大徳寺 」6月には沙羅双樹の咲きほこる「 妙心寺 」枯山水の庭や紅葉で名高い「 曼珠院門跡 」1000体の仏像の迫力「 三十三間堂 」をまわってきました。冬の京都もすばらしかったけれど、春は桜、秋は紅葉、季節きせつのその美しさ、ぜひふれてみたいものですね(*^_^*)
2006/02/02
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「 松 」 松ごしに青陽さし入るあらたまの 春の空すみ雲のゆくらん 「 竹 」 池の端に群ら立つ竹の末(うれ)はるか ふたたび巡る細き月あり 「 梅 」 春小袖長き袂の華やぎて 戸口の紅き梅匂いたつ※ 「 松 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんよりあけましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。大晦日、郷愁あふれ人情に胸打たれた映画に泣き笑いし、除夜の鐘に一年の無事を感謝して、新しい年を迎えました。「 ALWAYS 三丁目の夕日 」http://www.always3.jp/index.html昭和33年の東京。緑色の都電が走り、東京タワーが、着々とその姿をあらわしていた時代。下町の「 夕日町3丁目 」でくりひろげられる、人々のあたたかい心の交流を描いた映画です。驚いたのは、描かれた昭和33年のリアルさ。※ちなみに、わたしは3つですね(^・^) 映画の一平と同じように、 廻る扇風機にむかって、「あ~~」と言ってた子どもでした(笑)町のようすや人々の暮らしぶりが、VFXの特撮を用いてみごとに再現されていました。小道具ひとつひとつにも、とってもこだわりが!戦争でなにもかもなくした人々が、何かにむかって生きていた時代。大人の心にも子どもの心にもあった、わくわくするような高揚感。夕日をみつめる人々の心には、明日への、未来への希望があふれていました。 さあ、わたしも夢と希望をふくらませ、一年をスタート。今年もいい年でありますように・・・(*^_^*) ♪「 ALWAYS 」 歌:D-51 愛は止まらない どこまでだって 続くよずっとこのまま 沈む夕日は明日をつれて ここへ必ず戻ってくるよ I always feel your love
2006/01/03
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メリークリスマス♪ きよしこの夜星は光り救いの御子はみ母の胸に眠りたもう夢やすく素敵な聖夜をお迎えください。おやすみなさい・・・
2005/12/24
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風にふかれて どこへ行こう?朝日にさそわれ 東へ行こうか雪のたよりに 北へ行こうかぬくもり求めて 南へ行こうか夕日に連れられ 西へ行こうかあなたとならばどこへでも※「 粉雪 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんより寒波襲来。今朝は名古屋でも、ほんのり雪化粧でした。北の国からは、一面雪景色のたより。>あの穢れなき白さが好きです。新潟県の「 ARAI 」長野県の「 白馬 」スキー場からはるか見下ろしたすばらしい雪景色は、いまだ心から離れません。この冬もまた、寒くても出かけて行こう(*^_^*)雪はなにもかも覆い消し去り、心にあらたな希望と勇気をあたえてくれる、天からのおくりもの。自分自身の無垢な心に、会いに行こうと思います。
2005/12/18
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岩肌を滑る奥入瀬 千筋滝阿修羅の瀑も同じ水とは※ 「 奥入瀬 」の写真は、けんじさんの写真館より 画像データの無断複写・転載を禁止します何年か前、紅葉の盛りの頃、東北を旅しました。青森と秋田の県境「 奥入瀬 」の秋。日本には、こんなにも美しい自然があるのですね。渓流にはいろいろな名前がつけられていました。激しい流れには「 阿修羅(あしゅら) 」渓流を流れる荒々しい水も、岩肌をつたう千の筋の細い細い滝の水も、姿は違えども、もとはといえば同じ水。きっとわたしの中にも、さまざまな姿に変わる水がひそんでいるにちがいない、そう思います。ほんとうのあなたは、どんな姿をしてみえるのでしょうか。。
2005/11/29
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あかあかと 散りたるのちの 桜葉にくるまりて い寝(ね) 冬の仮閨(かりねや)※ 花びらよりも、もっとあかあかとした色で 紅葉した桜の葉がたくさん散っていました。 それは、春までの仮の眠りにつく冬の大地に掛けた 暖かなお布団のようでした。 さあ、ゆっくりおやすみなさい。※ 「 落ち葉 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんより 映画を見てきました。 【 同じ月を見ている 】 http://www.onatsuki.jp/ 映画「 ピンポン 」で、 すてきな高校生を演じた、窪塚洋介くん。 大好きな俳優さんの一人になりました。 その彼がある日、高層マンションから飛び降りた。 何か思いつめることがあったのでしょうね。 でも神さまは、彼のいのちを奪いませんでした。 彼には何か使命が与えられたのでしょうか。 その出来事を通じて、彼がどう変わったか。 この映画はとても楽しみでした。 スクリーンに現れた、元気な彼の姿。 自分の身内でもなんでもないのに、 なんだか涙があふれてきちゃいました。 この地球にいつも寄りそう月。 二人の少年も、ずっと少女に寄りそっていたかった。 友情は、しかし、 過酷な運命へとつながっていってしまう。。 深作健太監督の若い感性があふれる映画でした。 ♪「 君のそばに 」 作詞:作曲 久保田利伸 降り出す愛が 出会う呼吸が 想い ほどいてゆく 生命の雨が 頬濡らすまま ずっと 君のそばに今夜は月が見えるでしょうか?同じ月を、あなたも見てるかな(*^_^*)
2005/11/21
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いつか星になるその日がくるまでそばにいてその火でこころをあたためて織部賞授賞式での神わざピアノ演奏に感動♪サインや撮影や握手してくださったときのさりげなさや気さくさに、やられました\(^o^)/ジャズピアニスト、山下洋輔さんのサイトhttp://www.jamrice.co.jp/あら、名古屋でライブが!行ってきました(^^♪ジャズイン ラブリーhttp://www.jazzinnlovely.com/こじんまりとしたライブハウス。ジャズにはお酒ですね♪式後のソロとはちがって、バスとドラムが入ったNYトリオ。またその二人が、神わざ!スティック一本で、あんなに繊細なシンバルの音から、あんなに激しいドラムの音まで。バスの弦からは、生き物のような響きが生まれて。言葉にできない深い感動で、胸がいっぱいになりました。いいなあ、ジャズ。世良譲もよかったけれど、時を経てまた、ジャズを見直しました。
2005/11/10
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春が すぎて夏が すぎて山が 赤く 色づきはじめてまわりは 流れていくのだけれどあなたはまだ そこにいるわたしのこころの中にいる【 織部賞 】授賞式に行ってきました。 岐阜県郷土の先人、自由と奔放、革新の精神に生きた古田織部にちなみ、現代の産業文化で活躍する人々を称えるべく、10年前に制定されました。第5回の今年のグランプリは、「 ゲゲゲの鬼太郎 」の、水木しげるさん。83才の片腕の偉大な漫画家は、受賞後、目の前で、大きな美濃和紙に、墨と筆でさらさらと、鬼太郎やねずみ男や一反もめんを描いてくださいました。また、受賞されたジャズピアニストの山下洋輔さんは、「ラプソディ・イン・ブルー」と「ボレロ」を目の前でエネルギッシュに演奏してくださいました。ほかにも、あの、インフォバーをデザインされた深澤直人さん、グラフィックデザイナーの杉浦康平さん、メディアアーティストのジェフリー・ショーさん。そして、受賞のみなさんに贈られたユニークなトロフィーが、これ!岐阜県出身のアーティスト日比野克彦さんが、岐阜にある食品見本品製造のお店と共同して作られたとか。題は、「 豆腐松茸玉子桜桃(さくらんぼ)」日比野さんのコメントに、「ちょっと違った出会いをした時に、そのものは日常の重力からフッと浮き上がる。」とありました。こんな楽しいトロフィの実物見たら、わたしのココロは、宇宙のはてまで飛んで行っちゃいました(*^。^*)
2005/11/06
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10月の夢のつづきは 11月の光る大空 新しくはじまる 秋色のカンバス 知ってた? あの白い雲は 願ったものに姿を変えるよ 不死鳥の羽の翼を あなたの背に ※ 「 絹雲 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんより中国古来の五行説より、秋は、「 白秋 」ともよばれます。白秋といえば、詩人「 北原白秋 」が亡くなったのは、63年前の明日、11月2日。「 新月 」断崖(きりぎし)の松の木に月ほそくかかりたり、ほそき月、金無垢の月。(略)日本の美しさを情緒的に歌い上げたこの詩は、天文作家、林完次さんの星と月のフォトエッセイ『 天の羊 』の、それは美しい三日月の写真に添えられていました。白秋について詳しくは、千夜千冊にも(*^。^*)http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1048.htmlもう一つ、白といえば、菊。お義母ちゃんもたくさんの白菊に包まれて旅立ちました。菊は、別名「 星見草 」人は亡くなると、皆、星になるのでしょうか。ま夜中、澄んだ東の夜空に、大きなオリオン座を見つけました。明日は晴れるかな。。
2005/11/01
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秋の空を見あげてはしずかにあなたを想うときわたしのこころはどんな色?風にゆれるコスモスのやさしい色に なれたなら秋も深まり、紅葉のたよりが聞かれるようになりました。先日、87才の義母が亡くなり、今年ふたつ目の葬儀となりました。94才のお医者さま、日野原重明先生の今日のコラムに、臨終について書かれてありました。いつ訪れるかわからない死を忘れず、どうよく生き、どうよく死ぬかの心構えを持とう。「 生まれてきたことを本当に感謝します 」こんな最後のことばを残された多くの患者さんをみとり、苦しい中にも、不安の中にも、与えられた命に感謝する最後でありたいとも、述べられていました。最後のときをむかえる前に、よくばりなわたしは、たくさんのこの世の美しいものを見たい。季節の中に。人の心に。この秋は、どんな美しいものと出会えるのでしょうか(*^_^*)
2005/10/29
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虫の声にさそわれて 秋の夜道を歩いてみる 空には やわらかな光あふるる満月 風にゆれるすすき 萩の花もこぼれて こんな静かな秋の夜 小さな声で 愛してるとつぶやけば わたしの心は あなたでいっぱいの 満月になる ※ 「 ススキ 」の写真は、男衾(おぶすま)村 復興計画 T.Iinoさんより閉幕まであと、一週間。愛知万博も連日の大賑わいをみせています。平日に出かけましたが、会場内は、ほんとうにスゴイ人!!!ドミニカ館の「 マンゴーアイス 」が美味しかった(*^_^*)とまあ、そんな感想しか。。(苦笑)万博会場で情報を得て、豊田市美術館へ行ってきました。万博スペインパビリオンとのタイアップ事業の「 ガウディ・ミロ・ダリ 」展。この3人の美意識を育んだもの。それは、自然にかこまれた暮らしでした。自然のフォルムを写しとるだけでなく、自然の奥深くにひそむものを、三人三様なりの技法で探っていったのでしょう。ガウディの作品群には、とくに深く感銘をうけました。椅子、鉄の門扉、木工扉、旗など、どれも、創作している彼の手の動きが感じられました。思い出されたのは、河合酔茗「 ゆずり葉 」の詩の中のフレーズです。 世のお父さん、お母さんたちは 何一つ持ってゆかない みんなお前たちにゆずってゆくために いのちあるもの、よいもの、美しいものを、 一生懸命につくっていますガウディからゆずられた美しいものを、わたしはしっかり、心におさめてきました。。
2005/09/18
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どんな呪文をとなえたら夜空に光る幾千の星の中からえらばれてあなたが そこに あらわれる?ほおづえついて見あげる星空コーヒーの香りただようこのテーブルのむこう側どんな呪文をとなえたらあなたが そこに あらわれる?「 ゴッホ展 」に行ってきました。狂気に陥った波乱万丈の彼の生涯に関心をよせる人が多いですね。ゴッホはこの世の創造に、どんなこたえを見出したのでしょう。。好きな絵は「 夜のカフェテラス 」奥行きをみせる黄色い屋根のカフェに集う人々。夜空には星・星・星。絵をみてから、美術館の近くの「 タイガーカフェ 」へ。絵ととても雰囲気が似ていて、まるで、ゴッホの絵の中でコーヒーを飲んでいるよう(*^_^*)あなたのこと、想っていました。。
2005/09/11
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