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March 14, 2008
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 「どぶネズミ英語」では未来表現に関しては、「will は未来を表し、be going to と同義である」「往来発着を表す動詞は現在進行形の形で未来を表す」と言うだけである。それどころか、will+原形 を「未来形」とまで呼んでいる。「未来表現」という用語すらない。

だから、日本人全体が「willは未来、未来だから will になる」と信じ込まされているわけである。自分もそうだった!!

 予備校の夜間の高校部でキリスト教系中高一貫の女子高の生徒だけが来ていたクラスを担当したことがあった。そこで「私たちの列車はあす朝8時に出ます」という英作問題があったが、20人ほどの生徒全員が何と“will leave” としたのであった。

その理由は「未来だから will になる」であった。そして「それは違う」と言うと「未来なのに will にならないのが分からない」と言って理解することを放棄してしまった。

 キリスト教系の学校だから外人先生もいろいろ居るだろうに、日本人の「どぶネズミ教師」が彼女らのアタマをこのような「willゾンビ」にしてしまうのだ。そして日本人全体がこれと同じになっているはずだ。

 「 will は未来を表さない !!」。willは can や may と同列の単語で、それ自身固有の意味を持っている。

will が“未来”という時を表すのではない

 will の意味は「 意志 」と「 予測 」である、「時」ではない。

 現代ドイツ語では「意志」には wollen [ヴォレン](=will)を用い、「予測」には werden [ヴェルデン]を用いる。

 古代英語でもこの werden に似た綴りの単語が「予測」を表していたが、英語ではこれが will に吸収されてしまった。だから今のwill は「意志と予測」という何の脈絡もない二つの意味を持っているのである。

zawanak@gmail.com (中沢俊一)






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最終更新日  March 14, 2008 10:56:34 AM
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