食物連鎖と本能的と | 宇宙のしっぽ

100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

000000

ホーム | 日記 | プロフィール

【フォローする】【ログイン】

カレンダー

フリーページ

山口晴保（兄）

< 新しい記事

新着記事一覧(全2389件)

過去の記事 >

2004年01月17日

動物社会では､病気､老衰などで弱ってきた動物が､元気な動物の食物になる。

強いもののみが生き延びると考えると､弱者が如何にも可哀想だと云う事になってしまうけど本当にそうなのかな？

海中でだって､微生物からだんだん大きな魚類に食されるようになっているね。
大きな魚の口に､弱った魚は自分から入って行く事もあるのだって。

弱っている命が食べられなくては､これから命を繋ぐ筈の元気な命が食べられちゃう。

ひとつの種のためだけじゃなくて､もっと大きな考え方をすると､
例えば､地球全体の命を繋ぐ・・・
上手く言えないけれど､自分の命を他の命に繋ぐとか､託すという考え方。

どうかな？

命は循環して､どんどん繋がっていったら素敵だよね。

人間社会について考えてみる。

弱者は､強者の食い物にされていいのかな？
私は子供の時に､「強者は弱者を､思いやらなければいけない義務がある。｣と始めて聞いた時に､なんてステキな考えだろうと思った。

この考えは､ずっと､弱肉強食と相反する考えだと思っていた。

人間だけが､「他の種族も思いやる事ができる唯一の脳｣を持っている。
何故人間だけがそのような能力を与えられたのだろうか？に､人間として生きる価値を求めてきた。

この脳の部分を使用できるから､「人間として在るべき生き方｣が出来るはずなのに､何故そうしようとしないのか？そうできないのか？と悩み続けてきた。

以前､ある科学者さんから､「頭で考え過ぎずにもっと本能で生きてみたらどうか？｣と言われた事がある。

そのときには､意味が解らなかった。
だって､それそれの人が本能で生きて､即物的な行動を取ったら､世の中はどうなってしまうだろう？
考えてみるだけで恐ろしかった。

「抹殺！｣しか手段を知らなかったらどうだろう？
もっと他の手段を知っていたら､そんな邪魔と思える人とも共生できるかもしれない。

私は､「何のために学ぶのか？｣という答えに､「選択肢を増やすために｣という答えを思っていた。
だから､人間は一人一人もっと多くのことを学習しなければいけないと考えていた。
それ以外に共生の道は無いとさえ考えていた。

でも､改めて「本能的｣を考えてみる。

自然界では､食べるのに必要の無いものは殆ど殺さない。

それを忘れているのは人間くらいだ。
人間は､脳の発達と共に､大切な本能を忘れてしまったのではないだろうか。

もっと自然の流れを感じ､それに逆らわない本能を持ち生きれば､必要以上の富も､欲しいと思わずに生きられるのではないだろうか。

誰かの多すぎる富を､平均的に分配してみたら､果たしてどのくらいのものになるのだろうか？

それでは､全ての人が､かなり貧しい事になってしまうのだろうか？

数字に弱い私には想像も付かないけれど。

誰かの犠牲の上で豊かに暮らすことに､本当の幸せを感じる事が難しいのだけどな。

私は､改めて自然界に逆らわない本能を感じたくなった。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう