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歌舞伎座。
銀座一等地の周囲に全くなじまないあの歌舞伎座の佇まいがとても好きです。
入り口に立つだけでワクワクします。
一歩中に入ればそこはまさにワンダーランド。
お芝居の楽しみはもちろんですが、タイムスリップしたような空間が非日常を演出。
他では味わえない感覚で、浮世の憂さを忘れられます。
江戸情緒あふれるおみやげがいろいろ買える売店も本当に楽しいし、
そこここにさらりと掛けられている大御所の日本画の大作も見ごたえあり。
老朽化を理由に立て替えが発表になったのが昨年秋。
確かに、座席の間隔が極めて狭く、現代人にはちょっと辛い。
ご高齢の方も多いのに、バリアフリーの精神は皆無。エレベーターなんかもないですし。
それに、あの一等地であのレイアウトはもったいないと言えばもったいないですしね。
国立劇場なんかはそれに比べて劇場自体も大きいので、座席も歌舞伎座よりは
ゆったりしているし、舞台も大きい。エスカレーターもあるしね。
でも、桟敷があったりキュッとコンパクトな空間が「芝居小屋」な感じがして、
ここでしか味わえない雰囲気があり、すごーく好きなんですよね。
愛する歌舞伎座がどんなふうに変わってしまうのか、すごく気になってました。
それがこの度、やっと改築計画の概要が公になったようです。
これが完成予想イラスト。

う~みゅ。
イラストだけでは何とも言いようがないというところもあるのですが、(外観だけだし)
もちっとなんとかならんかったですかねぇ。
とにかく、今の歌舞伎座は来年の3月くらいまでで取り壊されてしまう。
母なんかは、「もう最後まで全部の公演を見る!」と歌舞伎友達と息巻いてます。
そんな風に思っている歌舞伎ファンは多いでしょうね。
私もできるだけあの空間に通いたい、と思ってしまうのでした。