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2021年08月24日
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カテゴリ: 日々のこと

​​​8月22日は、亡き家族の命日でした。​

本当は、昨年(2020年)が法事の年でしたが、COVID-19で行えず。
そして、今年もまた、COVID-19でできず・・・

法事は、
家族を感染のリスクにさらしてまで何が何でも行うものではないですし、住職も「ご家族が決めること」と無理強いはしません。

住職は、毎年、お盆と春・秋のお彼岸に自宅にお経をあげに来られていましたが、
COVID-19後の 昨年春以降は、「ご希望の方だけ伺います」とのことで、わが家は高齢の母の感染リスクを考えてお願いしていません。

法事を行ったとしても、出席者は私一人になったことでしょう。
高齢の母は、犬の散歩と徒歩2分の病院への通院以外は一切外出しませんし、10kmの近距離に住む弟家族とも昨年春から会っていません。
遠方の親戚も、このご時世では、もちろん来ることは不可能です。

法事・法要は、ご先祖様のために行うもので、残された家族の「法事を行った」という満足感を得る
ために行うものではありません。
そのため、コロナ禍の中、
私一人が出席してもご先祖様は喜ばないでしょうし、逆に「こんな大変な時にしなくていいのに」と心配させてしまうと思うのです。

コロナが収束して、 出席すべき人が心配なく集まれるようになってから、遅れて行えばいいのですよ」と住職から言われて安心しました。
フレキシブルな住職なんです。
「法事は、必ず、〇〇回忌を命日より前に行わなければならない」とガチガチに考えている人もいますよね。

その住職より、以前、次のように教えられました。
「お墓にご先祖様は居ないので、仏壇に手を合わせればいいのです」
「亡くなった人は食べ物・飲み物に困っていないので、お供え物は必要ありません」
そのため、多くの人が行っている「お盆、春・秋のお彼岸の墓参り」と「仏壇・墓に食べ物をお供えする」という習慣は我が家にはありません。
そういえば、「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私は居ません~~~」という歌がありましたね。住職の言われたことはその通りです。

ご先祖様への思いは、法事やお墓参り、お供え物という「形式」「カタチ」ではなく、『気持ち』なのだと思います。
命日は、仏壇にお花を供えて手を合わせました。


昨日(8月23日)の夕景:
ご先祖様が、空の向こうから家族を見守ってくれているように感じました。







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最終更新日  2021年08月25日 01時25分17秒
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