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2008.06.14
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カテゴリ: カトリック
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行って、「天の国は近づいた」と宣べ伝えなさい(マタイ10・7より)
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十二使徒の派遣 手彩色紙版画 アルベルト・カルペンティール(ドミニコ会 日本)

カルペンティール師の作品は基本的に縦長型でその枠内に人物群像を大きく描き出すところに特徴がある。その構成上の工夫はいつも興味深い。ここでは、十二使徒の派遣を二人ずつ一組にしてこちらに向かって、前後に並ぶように姿を重ねながら描いている。新しい発想である。しかし、考えてみると、たしかに使徒たちは我々に向かって派遣されたのであり、我々は使徒の宣教を受ける側にいる存在なのである。ちなみに「二人一組」とは、きょうの福音書の箇所で特にいわれてはいない。構図上の工夫とも考えられるが、ほかにルカ10章の「七十二人の弟子の派遣」のところで「二人ずつ」(ルカ10・1)派遣したとあるのをヒントとしたのかもしれない。
 使徒たちの表情は細かく描き分けられている。遣わされる一人ひとりの心境にまで思いを向けさせられる。イエスの手が誇張され大きくなっているのも興味深い。汚れた霊を追い出すなど派遣者としての権能の強調であろう。この絵のもう一つの大きな特徴は、背後に輝く太陽である。福音書にこの派遣の出来事の時刻への言及は特にない。ならば、なぜここに太陽が描かれているのだろうか。父なる神の象徴か。いずれにしても、派遣とはたしかに太陽のように限りないエネルギーと光を受けて歩んでいくことにほなからない。
(『聖書と典礼』編集長 石井祥裕)






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Last updated  2008.06.14 21:54:44
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