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2008.08.15
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カテゴリ: カトリック
今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう(ルカ1・48より)

194.jpg

玉座の聖母子 象牙彫刻 ドイツ マインツ ライン州立博物館 1000年頃

幼子キリストを正面に抱えて玉座に着くタイプの、神聖ローマ帝国の初期、オットー朝 (10世紀末~) のマリア像である。5世紀から描かれるようになった初期の聖母像の代表的な型にあたる(下図参照)。他の聖人が玉座に描かれることはなく、マリアには他の聖人とは比べられないほどの尊厳、すなわち、神を生んだ方 (=テオトコス) 、神の母としての聖性において崇敬されていることが如実にうかがわれる。これは、神の子が真に人となったというキリストの神秘に関する信仰理解の問題でもある。神の子を人として生み出したマリアは、自ら神の子の聖性にも深く交わり、その生涯を全うし、いのちは完全に神に受け入れられるものとなった。被昇天の神秘の意味することだろう。
6世紀 ビザンチンの象牙浮き彫り

このような全生涯を反映した像が、神的尊厳にあずかる方として、御子とともに玉座に描かれるマリアなのである。聖母賛歌で「天のきさき」「天の元后」としてたたえられるマリアである。この作品のマリアにも素朴ながら明るく高貴な気品と慈愛が深く感じられる。イエスもすでに小さな皇帝のような威厳をたたえている。すでに天におられる主キリスト、そして天に受け入れられたマリアの生涯すべてがこの中に写し出されているといえる。
(『聖書と典礼』編集長 石井祥裕)




まんが聖書物語






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Last updated  2008.08.17 16:03:28
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