おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

2010年08月08日
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カテゴリ: 国内政治
 いやなニュースの続きを書いて見る。児童虐待の悲惨なニュースは増えているようなのだが、実態はどうなのかを調べてみる。確かに、児童相談所に持ち込まれる案件は増えている。しかし、 『子どもが殺される事件の数(含:子ども全体に対する比率)は1975年からの30年間では減少している。』 らしい。
 これを素直に受け取れば、実際の児童虐待件数は長期減少傾向、直近で目立つのは不況による生活水準の低下がきつく、深刻化する事例が増えた為。児童相談所への相談件数の増加は、家族や地域社会の崩壊が進み、家族や地域社会が対応できなったからと見られる。社会が行政への依存傾向を強めつつある様子が覗われる。
20100808_児童虐待相談種別対応件数.jpg
出典:平成20年度社会福祉行政業務報告[厚生労働省]
児童福祉関係
 心理療法士の見解では、児童虐待は世代間を伝播するとされている。これが正しいならば、児童虐待は、世代を経る毎に減少するはず。児童虐待を受ければ身体・精神に少なからずダメージが残り、その後の生存率・繁殖率を押し下げてしまうからだ。児童虐待を行う個体は時間経過と共に淘汰され子孫を残せない。
 また、人口減少過程では、高生活水準者の繁殖率が低生活水準者の繁殖率を上回ることから、子供世帯での低生活水準者の割合が減少する。これは、生活苦から児童虐待に至るケースを抑制する。ちなみに、人口減少の初期過程では、子供世帯の貧困化が見られるが、日本は本格的な人口減少過程、既に、繁殖率の逆転が見られる。

 こう考えると、児童虐待全体が縮小するのに深刻な事例が増えると言うことは、深刻化の原因を事件当事者の資質に求めることに無理がある。たぶん事態を深刻化させているのは人々の無関心や事なかれ主義の深化。だとすれば、児童相談所の人員や権限を増やした所で問題は解決しそうにない。

 児童相談所に持ち込む前に出来ることはなっかたのだろうか?








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最終更新日  2010年08月09日 07時58分08秒
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くーる31  さん
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