日日粛粛

昨年，話題を提供してくれたサブプライムローン問題に端を発したアメリカの景気減速懸念ですが，当初は住宅関連に止まるとされていた影響が実体経済にまで波及してきたようです．

14500ドルもあったNYダウは，現在は12500付近まで下落し，さらに下落しそうな勢いです．すでに高値から1.5パーセントの下落となっておりますので，アメリカ政府が早期の対策をそれも矢継ぎ早に取らないと，日経株価平均も底なしの泥沼にはまりかねません．

ところで，日銀が取りうる政策はというとお寒い限りで，ほとんど底をついている政策金利を再利下げする以外に方法はなさそうです．世界第二位の経済大国と言いますが，本当ですか？

少し前までは「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく」と揶揄されましたが，いまは風邪どころではなく瀕死の重体になるようですし，アメリカばかりではなく中国のくしゃみにも注意しなければならない状況．

日の出る国も，没落が激しいですねえ．

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