「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

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19.ふぁっしょん?



 昨日は非常に疲れたまま眼が覚めた。
ノロノロ と出勤の用意をする。
を磨いて、
シャツ を着て、
ネクタイ を締めて。
ハッ と気が付くと列車に乗り遅れる 寸前 の時間である。
 大急ぎで 現チャリ に跨って駅を目指した。

『今日は時間に乗り遅れてしまった。』
 なんてことを感じながら・・・。

 毎日 同じこと 同じ順序 でしている。
 それでいて自室で 紫煙 を燻らす時間がある時なんて 『今日は上手く時間に乗った』 って感じてしまう。

 本当に 『時間』 なんてのは 一様 に進んでいるのだろうか?

 私は根っからの 文系 科学 なんてぇのは全く判らない。
 読んでも 『ブルー・バックス』 くらいのもの。

 新聞など NASA なんてトコが 『地球から20億光年離れた天体では・・・』 なんて表現があると 『・・・ウッ!』 となって何のことか判らない。
『何で20億光年離れた天体なんて観測できるんだ?』
 って 単純な疑問 から逃れられないでいる。

 世の中で 光速 を超えるスピードなんて無いってこと位は 科学音痴 の私でも知っている。
『質量が無限大になるんで、質量がある物体は光速になるなんて在り得ない』 ってことじゃなかったのか?
アインシュタイン博士!
 といっても 博士 はトックの昔に 彼岸の住民 になってしまっているが・・・。

20億光年も離れた場所の光景 なんて 20億年経たなきゃ判んない んじゃないのだろうか。
NASA って 20億年前からあったのか?
 すると NASAの長官 って 『アンモナイト』か何か なのだろうか?
 うん。良く判らない。
『英語を話すアンモナイトって』
・・・じゃないか!

別の表現 『20億年前の天体』 って書いてあった。
『20億年前の天体』 ってことなら ナントナク 判ったような気がする。
 でも 現在の我々 『20億年前の天体』 なんてのが 同居 してるんだろうか?
宇宙なんてトコは!
 全く判らない。
逃亡している家のカミサン 同じくらい不可思議 である。

ステファン・ホーキング博士 なんてのが未だ生きてるらしい。
『車椅子のまま宇宙旅行がしたい!』 なんて記事を 最近 読んだ覚えがある。
 彼が 10数年前に来日 した時の 講演 を簡単に解説した本を読んだ。

「原初の宇宙が中心で、現在の宇宙は、膨張し続ける風船の表面のようなもの。」
「風船の中心から表面までが過去で、風船の外は『エネルギーが充満した質量のない空間』である。」
「風船の膨らむスピードが『時間』なのだ。」
なんて 私は 勝手に 思い込んでいる。

 だから 『宇宙の果て』 なんて、 マゼランの部下 が証明したように(『マゼラン』はフィリピンで死んじまったんで初めて世界一周したのは彼の部下。) 『世界の果て』 と同じに 存在しない し、 アインシュタイン博士 『質量とエネルギーの交換式』 から 『エネルギーが充満した質量のない空間』 なんてのも ナントナク 判ったような気がしている。

 だから 『地球から20億光年離れた天体』 なんてのは、 『20億年前の天体なんだろう・・・多分?』 って スッゴク曖昧 に理解するしかない。

 そして 『時間』 である。
『風船』 膨らむスピード って 一様 なんだろうか?
『時計』 で計る 『時間』 なんて、今は 『何とかって云う物質の振動』 ベース になってるって聞いた覚えがある。

ヒョットして凄んごく曖昧なんじゃないんだろうか・・・。

 だから、 おんなじ事 をしていても、 早く済む こともあれば、 遅刻 することもある。
私に遅刻が多いのは実は『私の周りだけ時間が進むスピードが違う』んじゃないのだろうか?
 なんて 組織の長 言い訳 をしてみたい気 もするが・・・スンゴク怒鳴られるだろうな!屹度。

気に入った人と一緒にいる時間は短い し、 職場の時計は酷くノロノロと進んでいく。
実は 、それは、 我々の感情とは別な処で決まっている のかも知れない。

 なんて 下らないこと を考えていると出勤する時間が迫ってきている。
今日は遅刻したくない

 そして、私が ズーッ 同じネクタイ を締めているのは、別に私が 『ふぁっしょん』 に疎いこと だけ が原因じゃない。
『ふぁっしょん(流行)』 なんて、 宇宙の時間に比べればホンノ一瞬のこと じゃないか・・・。


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