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2005年08月15日
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 親戚の初盆参りのついでに栃木県田沼町(市町村合併で現在は佐野市)にある「 安藤勇寿『少年の日』美術館 」に行ってきた。足利市から葛生町へ向かう国道293号の途中で少し山奥に入ったところにある。夏の午後の日差しに辟易しながら、アブラゼミの合唱に幻惑されていると本当に「少年の日」にタイムスリップしたかと見まごう程の、懐かしい山郷の農村の風景である。庭には人の背丈より高い色鉛筆のオブジェが出迎えて、この児童画家の商売道具が色鉛筆であることを教えている。
 一通り作品を拝見した印象として、安藤勇寿氏の絵の特徴は、一言で言えば「分り易い」である。自分たちの世代が少年の頃に遭遇した体験がそのまま切り取られたような絵である。ただし構図的には、主人公である少年の目線ではない。橋の下から魚が見上げたような視点だったり、天井の隙間から鼠が覗いたような視点だったりする。それゆえ少年や風景を見る目が客観的になるのかも知れない。そして色鉛筆を使った画風が画面に柔らかさを醸し出して、写真で言うところのソフト・フォーカスになっているのも、絵の雰囲気を暖かくしている要因だろう。また、子ども達を描くタッチもどこかコミック的で親しみ易い印象を与える。
 同世代でも、そうでなくとも「少年の日」に戻りたい方は、一度観覧されることをお奨めする。





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最終更新日  2005年08月15日 21時57分02秒
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