道のりは険しい?

道のりは険しい?

いつでも、飛んで行きたい。



空ちゃん


少し遡るけれど、

僕の奇怪な(笑)行動について書こうと思います。

空ちゃんと僕。

住んでいる所は違うけど

車で20~30分の所に住んでいました。

夜によくメールもしていた。

メールをやり取りしていた当初は

夜はメールをしないって決め事がありました。

良いとか、嫌とかじゃなく。

空ちゃんは既婚者だからね。

でも、いつの頃からだろう

夜もメールをやり取りするようになったね。

この頃、たぶん精神的な苦痛も伴っていたのだろう。

よく空ちゃんの具合が悪くなる日があった。

何とか、元気付けたい。

その一身で、空ちゃんの住むマンションへ

タクシーを飛ばしたこともある。


夜中に空ちゃんが住んでいる部屋のベランダが見える

所に立ち携帯の明かりを振り回して

いつでも、空ちゃんのそばに居るよって。

空ちゃんも携帯の明かりで返事をしてくれた。


もし、その時に空ちゃんの旦那さんに見られたら

どうしよう。

そんな想いも、頭をよぎった。

でも空ちゃんにどうしても

元気をあげたかった。

本当に不器用だと思う。

でも、何かしてあげたかった。

会って優しく抱きしめることも出来ない。

だから、会えないけれど明かりで

メッセージを届けてあげたかった。

その時、空ちゃんはメールでこう返してくれた。

「ばか。」

何を書いても、帰ってくるメッセージは「ばか。」

でもね、腹も立たない。

これは僕の勘違いかもしれないけど、

「ありがとう」って思えて仕方が無いから。

いっぱい蚊に刺されまくったけど

飛んで行ってよかった。

どんな、空ちゃんでも支えてあげるよって、

そう伝えたかった。




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