Damien in Tokyo

Damien in Tokyo

2003年6月29日
 ダミアンの日本公演の詳細レポが届きました。
 ダミーファンの kaedeさまからです。

Damien in Swan Lake

05.Apr.2003-Sat- マチネ・ソワレ


 すっごく、楽しかった。今日のマチネで、大きい白鳥のダミエン・スティークに目をつけた。今日はマチネもソワレも、大きな4羽の白鳥とイタリア王女のエスコートをしていた。そして、ソワレは一心に彼を追った。
 2幕の群舞はいつも後ろの方で踊る。1回DVDのウィルと同じ位置で最前列で踊るけど。それ以外は後ろにいるからか、1度は羽のはずの手で鼻をふいた!1度は踊りを間違えた。(ひとり早く次ぎのふりを始めちゃったの。)でも1番後ろだから目立たなかった。間違えたとき、一瞬「へへっ」みたいな顔をした。鼻をふいた時は後ろを向いていたので、ほとんど誰もわからなかったんぢゃないかな。
 3幕での楽しげな表情が素敵。本当に楽しそうにダンスしてる。楽しそうな演技なのか、演技してるのが楽しいのか。イタリアの王女はオリアーダ。この二人は本当に表情が豊かで、3幕は、ストレンジャーなんてほとんど見てない。(^_^;) 例えば、今日ハンガリー王女をエスコートしてたのはサイモン・ウィリアムスかもしれなけど、各国の王女とエスコートが踊る場面では、ずっとしかめっつらだった。クールさをだそうとしているのかもしれない。でも、その脇でイタリア組(ダミエン/オリアーダ)の楽しそうなこと。そして、アンドリュー王子がピストルを出して、ガールフレンドが撃たれちゃうシーンでダミエンは、左側の1番前の柱の前で、モナコの王女を必死にかばい、彼女が気絶しそうになるとギュッと抱きしめ、それはそれは、そそるのよね。← オイ!
 そして、4幕の悪夢のシーンでは舞台に向かって右の奥から2番目の位置で踊った。The Swanをつつき殺して全部の白鳥がベットが降りて、最後に2羽だけベットの上に残るけど、その残る2羽の白鳥の左側で、最後にくわぁーとやってから、柱回転降りをする!かっこいい!そして、そして、な、なんと最後は、こときれたアンドリュー王子の前で、とどめの死神回転をするのが彼だ!!!いいぞぉ、彼。98年にバレエ学校を出たとあるので、その時18歳だったとすると今23歳くらいか?でもバレエを教えてるみたいなこともパンフには書いてあるが...!
 顔はかっこいいというより、ちょっと情けない系の顔かもしれなけど。背が高くて、細くて、手足が長いから、とってもきれい。
 彼は3幕は、初めの入場時以外は上着を脱いでシャツ腕まくり状態なんだけど、シャツが腕の途中でとまるように、シャツのカフスのところに白いゴムが付けてあるのが見えた。だからなんだというわけではないが。
 あと、ニコラス・カフェツァキスもわかってきた。彼も大きい4羽の白鳥でウィルの位置で踊る。4/4は、蛾のバレエのシーンで女王のエスコートをしてロイヤルボックスに立った。4/5マチネとソワレは違ったけど。彼はThe Swanもやるって書いてあったので、ダンスはけっこう期待して見たんだけど、大きい4羽の白鳥の時はなんか硬くてちょっと躍動感に欠けたかな。悪夢のシーンでは最初にベットから出てくる3羽をやってる。マチネは真ん中、ソワレは右側だったかなぁ。そして、4幕最後の最後、白鳥が
全員整列して羽ばたくシーンは、彼はクワァーって口を開ける派なのよね。ものすごくきれいな顔でくわぁ~やられるとぞくぞくする。また、ベットの上で王子と白鳥を引き離す時、白鳥を威嚇する役をやっている。すげーコワイの。きれいな顔なだけにねぇ、いいのよねぇ。

06.Apr.2003-Sun- マチネ・ソワレ


 この最後の土日の4回連続観劇っての、もちろん、私の人生のなかで初めての経験ですが、あ~た、これが楽しいのなんのって!最後は群舞の白鳥でしょう!それも大白鳥たち!今まで、目が行き届かなくて、ほんとごめんねって感じ。

 さて、識別に集中した大白鳥です。涙が出るほど好きな大きな白鳥のワルツを踊るんだから、識別しとかないと!それで、ダミエン・スティークを判別しました。彼のパンフの写真はなんかいまいちで、きれいな大きな目がとても印象的なニコラス・カフェツアキスの写真に比べたら、最初は全然私の興味を引かなかったんだけど、比較的真正面で普通の写真なので、識別できたんだと思う。これがヘンドリック・ジャニュアリーみたいな写真だと舞台の顔と結びつかないからさぁ。ここで友達が言っていたことを思い出した。パンフには普通の顔と白鳥メークの顔を並べて載せて欲しいって!た・し・か・に!!!白鳥メークもそれぞれ個性があるしね。

 彼(ダミエン)はとても背が高くて細い。手足が針のように長い。そしてダミエンはけっこうひげが濃いのかも?たまたま6日(日)が無精ひげっぽかったのかもしれないが。そして、そしてね、ここが彼のいいところなんだけど、とにかく彼は終始とぉっても楽しそうにダンスしてるのよ。ま、4幕は、彼なりに神妙な顔つきで踊ってるけどさ。1幕の士官や衛兵が4列縦隊になって踊るとこ(右から2列めの1番後ろだった)なんて、前や隣の人と話しながら踊ってるのかこいつは?みたいに大口パクパクさせて、満面の笑みで、たっのしそうに踊ってる。そして、手足が長いから、この1幕の4列縦隊のとこのダンスでも小白鳥組とは違った美しさとダイナミックさがある。パッセをしてもピルエットをしてもジュッテみたいのをしても敬礼をしてもその腕や足が作り出す残像の面積が広いからね。
 大白鳥たちはだいたい女王に勲章をもらう役をやるみたい。彼らは1幕で制服の帽子の褄が白いのをかぶっている。白い線の帽子の士官は5人かな?勲章もらうのは4人だけど。あとは緑の線の帽子の人と、ポンポンがついた帽子の人でしょ?キムはポンポン帽子かぶってる。ギャブは緑の線。どれが何人かまではわからなかった。

 最後の公演4回に限って言えば、蛾のバレエを見る前に女王とおしゃべりする5人の士官のうち、ダミエンは常に一番左はじ。真ん中はニコラスか1番背の高い人だった。6日夜のハプニングで、その5人の士官の一人を女王が蛾のバレエのエスコートに指名した後、残りの4人が敬礼するけど、ダミエンの隣だったルパート・トゥーキー(だと思う)が1拍間違えて早く敬礼しちゃったのね。すぐに手を戻したけど。そしたら、隣のダミエンがすっごく楽しそうに口をうわぁって開けて満面の笑みになって「こいつ、間違えてんのぉ!!!!!」って叫びだしそうなくらいワクワク顔になって、隣のルパートも「てめぇ、だまってろよぉ!!!」みたいにワクワク
笑みになっちゃって、二人ともそのまま袖にきえるまで、笑い出しそうなのをこらえてるみたいな表情だった。かわいかった。
 で、これを語らなければダミエンを語れない、1幕バーのシーン。最後4公演とも彼は服装倒錯者をしてた。あの白いジャンプスーツに大きな灰色のウィッグをかぶってる彼。そして、彼とリーゼントの少年(つまりギャブもしくはサイモン)とのからみが最高におかしいの。この時のダミエンのメークも最高にキュート。でもちゃんとダミエンってわかるよ。パンフの写真の顔を頭にたたっこんで見ればね!バーのシーンでファンダンサーが3人でお立ち台みたいのに立って踊るところ、服装倒錯者はリーゼントの少年に「私の膝の上に乗りなよ」って誘って、少年を乗せるとうれしそうに音楽に合わせてリズム取りながら少年抱きしめたり、体ベタベタ触ったりする。時には隣のテーブルに少年を押し倒してキスしようとしたり、で、少年はジタバタ暴れて「悪ふざけやめろよぉ」みたいに抵抗する。でも、千秋楽では(少年はサイモン)少年を抱き上げて椅子から立ち上がってそのままサイモンを床に押し倒して襲ってるの!

 次に、その少年と彼は後ろの方で踊ってるけど、少年が彼のウィッグを取り上げちゃうでしょ。で彼は「いやぁ~ん」みたいになってバーのカウンターの後ろに消えて、ウィッグをかぶりなおして出てくるけど、4/6昼ではそのウィッグが元のやつではなくて、ブラウンのフラッパーのロンゲなかつらをかぶって来た!あ、お遊びしてるな!って思った。

 2幕ではちゃんと群舞で大白鳥組にいるんだけど、肝心の大白鳥4羽によるワルツには6日昼は入ってなかった。むちゃくちゃ残念だった。6日夜は入っていた。狂喜した。ここで私がDVDを100回以上みて考えた群舞のフォーメーションが混乱しちゃったんだけど、群舞で大白鳥組にいるのに、ワルツを踊らない白鳥がいるんだよね。だから大白鳥組にいてもワルツを踊ってくれるかどうか、始まってみるまでドキドキなの。キャスト表のスワンの最初の4人が小白鳥4羽の踊りをだいたいやるけど、そうでない時もあった。(6日昼はキムが最初から3番目に書いてあったけど、小白鳥4羽の踊りには出なかった。大白鳥にいたっては、ほとんど識別できていなかったので、判断できるだけだけのデータが得られず。でも最後の4人というわけでもない。)

 ダミエンはアラベスクもけっこう高い方できれい。何度も書くけど、背が高くて手足が長いからそのジャンプとかも見ごたえがある。でも長けりゃそれだけでいいのかというと、もちろんそうではなく、彼は比較的手足の動作の線がきれいなの。また、キムやジーザスみたいな柔軟性はないみたい。私は男性ダンサーにあまり柔軟性は求めないから、ま、いいや。

 パンフによると、ダミエンとまったく同じパートを踊るダンサーは他に2人。(ルパート・トゥーキーとレイン・ド・ライ・バレット) そして最後の4回公演だけに限って言えば、3人同時に出ることがあるから、2幕の群舞では、このパートには最低3つのパターンがあるのかも。(よくわからんが) そのうちのひとつのパターンはDVDのウィルとまったく同じところを踊るパターン。5日夜、そのパターンをダミエンが踊った。群舞の白鳥達が横列状態からサークルになるところ、後ろの方にいたダミエンが輪の1番前の真ん中(まさしくDVDでウィルが踊っていて、アップになるあそこですよ)に来る。o(>_<)o くぅ~っ。そして小白鳥組と大白鳥組がステージの両側から出てきて、やはり同時に出てくるThe Swanと王子と一緒に踊るシーンでもウィルと同じ位置だから、The Swanと王子が袖に消えた後ダミエンは1番前の列で踊ってくれる。このウィルパターンが私のお気に入りとなった。6日昼/夜は両方ともこのウィルパターンをルパートが踊った。
ちょっち、残念。最後4公演はどんなにThe Swanと王子が出てきても、私はまったく目もくれず、必死に群舞の白鳥達を追っていました。マシューの振り付けってほんとにすごい。

 で、ダミエンみてるとすっごく楽しい3幕!!4/6は昼夜ともルパートがイタリアで、ダミエンはドイツ、レインはえっとぉ、よく覚えてないけど誰かのエスコートしてたかも。ずっとひとりを追っていると、例えば3幕なんて、本当に細かい演技してることがわかっておもしろい。表情も。黒鳥が鞭を出した時の「なにあれ?」みたいな表情とか他の王女やエスコート達とあいさつしたり言葉をかわしたり、微妙に袖に消えたり、また出てきたり、つまんなそうにひとりでテーブルに座ってたり。エスコートしてるドイツの王女が黒鳥にひかれて黒鳥と踊ろうとする時、ダミエンは腕をとって行かせないようにしたり。ハンガリーの王女に鞭でおしりなでられたり。(^_^;

 イタリアの踊りの時、最初黒鳥が王女の靴を脱がせるところで、エスコート(この日はルパート)は執事に文句を言って、取り合ってもらえないので、次にはドイツのエスコート(この日はダミエン)の腕を引っ張って仲間に引き込もうとするの。4/6に気がついたから4/5の記憶がないんだけど、4/6はルパートがダミエンを引っ張って「あれ、なんとかしろよ」みたいな演技をする。ダミエンは「俺を巻き込むなよ」みたいに取り合わないの。これらは全部アドリブではなく、ふりつけなんだね。必ずやるみたいだから。

 4/6夜(最後の最後で)気がついたシーン。ああ、これもっと早くから気づいていたかった!チャルダッシュの踊りで、前半ダミエンはドイツエスコートだから当然ドイツ王女と踊ってるんだけど、後半の王女弄ばれダンスの時は、ドイツの場所にスペインが出てきてドイツとエスコートは右側袖に消えるのね。(DVDではそもそもこのチャルダッシュをドイツは踊っていない。) で、消えたダミエンは真ん中のバルコニーのとこから再度出てきたかと思うと、左端後ろにテーブルにすわっている2人のエスコートたちのところへ。そこで2人のエスコートを両手でがばぁっと抱きしめて、その後その3人のエスコートたちは、ステージで繰り広げられている弄びダンスのように、くんずほぐれず状態に。最後にダミエンがエスコートの一人を自分の上にのせて首筋にキスして終わりっていうすごい状態になってた。オイオイ。ダミエン、ちみはやはりゲイか!いや、もちろんこれだって演出だろうけどサ。(^_^;)

 3幕最後のコーダの部分は、前半は小さい組が踊って、後半は大きい組が踊る。で後半小さい組の何人かは回りのテーブルかバルコニーの上に立って、手拍子をする。バルコニーに立つのはだいたいキムだった。イタリアとハンガリーの王女が1番左端(つまり男性側)にいるから、ダンスを男性と変わる時とかに、小さい男性ダンサーの顔をちょっとはたいたり、胸をちょっと押したりそういう挑発みたいな強気な仕草をする。はたかれる相手がサイモンだったりすると、サイコーにはまっておもしろい。(この仕草は首藤のドキュメンタリーにも収録されている。) 大きい組も女性が踊っているときにちょっと挑発するみたいな仕草をするし、このコーダの時って、黒鳥青年以外にホントに見所いっぱいでおもしろい。

 3幕最後、王子がピストル出して執事がガールフレンドを撃つシーンで、ドイツのエスコート役(ダミエン)はたしかドイツ王女をかばってテーブルの下かなんかにしゃがむ(んだと思う。)で、ガールフレンドが撃たれた後、倒れたガールフレンドのところまでかけてきて最初は嘆き悲しんでるかと思うと、すっと左の袖に消えて、すぐに帽子とトレンチコートでパパラッチカメラマンになって出てきた!ああ、そういう仕組みなのねと感心。でハンガリー王女はそのパパラッチに写真取らせないようにするんだよね。えらい!そしてなんて細かい演出!

 ほんでほんで死神回転をする4幕。最後4公演でみるに、最後の白鳥達 vsThe Swanの時は、このダミエンやルパートのパートはだいたいベットの上にいる。ベットに追い詰められている王子とThe Swanのところに1番最初に飛び掛ってきて、The Swanを牽制する役だったり。(これはニコラスもやる。)もしくはThe Swanをベットに引き上げる役。 (はなまるで、アダムをベットに引き上げるダミエンが見れる!) The Swanをつつき殺した後は、最後にベットに残る2羽になって、くわぁ~ってやってから柱回転降りをする。そして、最後の死神回転をする役になる。千秋楽はなんとこの死神回転を2羽がベットの両脇でやった。かっこよかった。でもダミエンはやんなかったから、ルパートとレインだったのかな?一人がルパートだったのはわかったけど、もうひとりわからず。

Kaedeさま ありがとうございました~!!!


Damien Stirk Index


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: