9月に入りました。
この時節になると盛夏ものから単衣へと衣更えの話になります。
実際の気温に合わせると、まだまだ涼感を第一に選びたい…でも、全くの薄物は少し色褪せて見えてくる。
単衣の時季に添うような見た目の質感を意識しつつ、風を通すような着心地、
そう自然布あたりをうまく使えたら良いですねぇ…
ご存知のように《自然布》とは、上布類を筆頭に、科布、藤布、楮布、諸紙布など、 植物の繊維をうまく用いて織り出し、布にしたもの。
その手仕事たるや気の遠くなるような過程を経ているものばかりで す。
そして 独特の存在感が、お洒落着を上質カジュアルに仕上げてくれる織物です。
自然布の《きもの》は盛夏用になりますが、《帯》ならば単衣の時期にもOK❗
素敵な実例をお客様の帯回りからご紹介…
凝ったすくい織りの施された科布の帯。
夏大島に清涼感が伴います (Yaさん)
濃い目の配色が珍しい藤布の帯。
帯留めの点し色が効いて…(Aさん)
上のお二方、いつもお洒落味の有るコーディネイトを見せて下さるのでとても刺激になります。
そして、炎天下にお越し下さったこちらのおふたりは…
あまりに素敵なペア・コーディネイトなので、無理やり撮らせて頂きました
キャー❗ 科布の帯がお揃い~( Mi ご夫妻)
奥さまのきものは、やはり自然布の一種で能登上布。
黒地の絣に無地の科布がすっきりと映えています。そしてお持ちの籠がこれまた目を引きます✴
一方、ご主人さまのきものは洒落感たっ ぷりの縞文様が織り込まれた京都生まれの紗。
お帽子から夏羽織、履き物まですべてがなんとも粋❗ (特にお帽子は拘りの逸品、画像修正で判りにくいのが残念…)
調子にのって(?)足元をアップで…
あの‘一脇さん’の木草履を履いて下さっています。これまた相性ばっちりです‼
あ~眼福と言うのはこういう事なのですね ✴
お選び頂いたきものや帯を、想像以上に素晴らしい着姿で見せて頂くと、本当に有り難く幸せな気分になります。
ますますのきものでご来店をお待ちしています🎵
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