くつろぎかふぇ

W杯後のJリーグ



W杯も、残すところ、あと4試合。振り返れば、共催が決まってからは長かったですが、始まってしまえばあっという間でした。ご存知の通り、今回は日本はこれまでに無い成績を残し、一定の成果を得る事ができました。でも、サッカー界にとって、本当に大切なのは7月以降です。この熱の高まりを、どうJリーグにつなげていく事ができるか、にかかっています。今回、日本が今まで以上の成績を残す事ができたのも、Jリーグを創設して発展させた事が大きいです。宮本、稲本、明神、市川らは、Jリーグの下部組織から育った選手です。日本代表に選ばれている選手は、普段はJリーグでプレーしていますし、中田ヒデ、稲本、小野ら海外でプレーしている選手だって、Jリーグでプレーしてました。そういうリーグを蔑ろにしては日本代表の強化には繋がりませんし、日本代表がだらしないと、Jリーグにも悪影響が出ます。つまりは、タイヤの両輪です。「日本代表は見るけど、Jリーグなんか」と一段見下している人や、ヨーロッパリーグは好きだけどJリーグは興味ないと言っている人を見かけますが、正直、こういう人を同じファンだとは認めたくないですね。確かに欧州リーグとJリーグではレベルが違うのは分かるのですが。そもそも、普段Jリーグを見ていないのに、なぜ代表の試合でその選手の事を語れるのか。ちょうど1年前になりますが、スポナビ内で、このような考え方の人と、2度ケンカをしたこともありました。
 1回目が、当時ペルージャにいたヒデの事を、「今ヒデの事を見ている人で、ベルマーレ時代の事を知っている人がどれだけいるのかな?」と他の人のところで書いたのですが、「なぜベルマーレ時代の事を知っていなきゃいけないんだ!」と言ってきたのですが、「いきなり有名になったから見始めた人があまりにも多いのではないか」と返事をしました。2度目は、「外国にはシュートを外してへらへら笑っている奴は・・・」とやってきたのです。まあ、納得行く答えをいただきましたが、どうも言葉の端々にJリーグの事を見下している匂いが感じられて、この人にはいい気分を持ちませんでした。見方は人それぞれだし、レベルの違いもあるのは分かるのですが。今は接点が全くないのですけど、あまりこういう人は信じたくないなあ。もちろん、Jリーグも、そういう人達にも見てもらえるような、魅力あるリーグにしていかなければならないのも、また事実ですが、日本代表を応援するなら、プレーしている彼らの基盤になっているJリーグにも、注目してほしいなあ。魅力があるから観客が増えて活気が出るのか、注目されるから魅力が出てくるのか、卵が先か鶏が先か、の話になってしまいましたが。



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