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2007年08月11日

靴をなくした天使

(2)

テーマ：映画鑑賞(881)

カテゴリ：洋画－1990年代

製作：1992年
監督：スティーブン・フリアーズ
主演：ダスティン・ホフマン

邦題はストーリーを端的に表現しているが、原題の「HERO」が示す通りヒーローとは何かを問う映画。
飛行機事故が起こった場所に偶然居合わせたコソ泥のバーニーは、助けを求める乗客を救出し、そのままその場から立ち去る。
TVレポーターのゲイルはTV番組の中で賞金100万ドルをつけて、この命の恩人の捜索を開始する。
そこに名乗り出たのはホームレスのジョンだったが、マスコミは彼を一躍ヒーローとして祭り上げる・・・。

マスコミが取り上げる事実、あるいはあたかも事実のように作り上げられた内容、曲解された内容等々と、真実との違いをまざまざと見せつける映画。
いかに真実は伝わりにくいかということも最近のマスコミ報道を見ていて感じる。
また昨今どの企業でもコンプライアンス（法令遵守）が叫ばれているが、まずいことを隠そうとしてつくちょっとした嘘が後に大騒ぎになる例はあとを絶たない。
「嘘はいずれバレル」ということを肝に銘じ、また真実を見極める目を養うことが肝要だと思う。

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