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2020年はついに鑑賞映画通算3,000本を超えました。2021年からは新作映画は厳選し、今まで観た映画の中から面白かった作品を再鑑賞することと、往年の名作映画の鑑賞に力を入れたいと思います。2020年に初鑑賞した映画(邦画・洋画)の個人的ベスト20の発表です。(毎年恒例)1位 キングダム(日本)2位 パラサイト 半地下の家族(韓国)3位 Fukushima 50(日本)4位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(アメリカ)5位 スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(アメリカ)6位 ピエロがお前を嘲笑う(ドイツ)7位 屍人荘の殺人(日本)8位 ジョーカー(アメリカ)9位 お嬢さん(韓国)10位 9人の翻訳家 囚われたベストセラー(フランス/ベルギー)11位 アルキメデスの大戦(日本)12位 鑑定士と顔のない依頼人(イタリア)13位 ゲット・アウト(アメリカ)14位 ターミネーター ニュー・フェイト(アメリカ)15位 TENET テネット(アメリカ)16位 前田建設ファンタジー営業部(日本)17位 暗黒女子(日本)18位 蜜蜂と遠雷(日本)19位 オオカミは嘘をつく(イスラエル)20位 見えない目撃者(日本)
2020年12月31日
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2019年に初鑑賞した映画(邦画・洋画)の個人的ベスト20の発表です。(毎年恒例)1 七つの会議2 スポットライト 世紀のスクープ3 グリーン・ブック4 万引き家族5 運び屋6 空飛ぶタイヤ7 居眠り磐音8 ミッション:インポッシブル フォールアウト9 こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話10 マスカレード・ホテル11 コンフィデンスマンJP ロマンス編12 THE GUILTY ギルティ13 カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」14 コーヒーが冷めないうちに15 十二人の死にたい子供たち16 泣くな赤鬼17 ヴェノム18 スマホを落としただけなのに19 ビブリア古書堂の事件手帖20 来る
2019年12月30日
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毎年恒例の初鑑賞映画のベスト20です。(今年も邦画・洋画混在です) 1位 カメラを止めるな! 2位 ボヘミアン・ラプソティ 3位 君の膵臓をたべたい 4位 亜人 5位 アウトレイジ最終章 6位 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 7位 ナミヤ雑貨店の奇蹟 8位 娼年 9位 関ヶ原 10位 スター・ウォーズ 最後のジェダイ 11位 三度目の殺人 12位 ミックス。 13位 不能犯 14位 泥棒役者 15位 散歩する侵略者 16位 メイズ・ランナー 最後の迷宮 17位 探偵はBARにいる3 18位 ゴーストバスターズ(2016年) 19位 君の名は。 20位 友罪
2018年12月30日
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毎年恒例の初鑑賞映画のベスト20です。(今年は邦画・洋画混在です) 1位 海賊とよばれた男 2位 あゝ、荒野 前・後篇 3位 22年目の告白 私が殺人犯です 4位 ヘイトフル・エイト 5位 怒り 6位 パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 7位 日本で一番悪い奴ら 8位 3月のライオン 前・後編 9位 パッセンジャー 10位 ぼくは明日、昨日のきみとデートする 11位 エイリアン コヴェナント 12位 ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 13位 SCOOP! 14位 破門 ふたりのヤクビョーガミ 15位 キングコング 髑髏島の巨神 16位 ボクの妻と結婚してください。 17位 探偵ミタライの事件簿 星籠の海 18位 キング・オブ・エジプト 19位 インフェルノ 20位 サバイバルファミリー
2017年12月30日
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個人レベルですが、毎年恒例になっている、初鑑賞映画ベスト10の2016年度版を決めましたので、参考までに紹介します。【邦画編】1位 天空の蜂2位 ピンクとグレー3位 64 ロクヨン 前編4位 クリーピー 偽りの隣人5位 日本のいちばん長い日(2015年版)6位 orange -オレンジ-7位 レインツリーの国8位 シン・ゴジラ9位 ちはやふる 上の句10位 殿、利息でござる!【洋画編】1位 レヴェナント:蘇えりし者2位 オデッセイ3位 おとなのけんか4位 ブリッジ・オブ・スパイ5位 マイ・インターン6位 スター・ウォーズ フォースの覚醒7位 ブラック・スキャンダル8位 ルーム9位 ザ・ウォーク10位 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
2016年12月30日
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2015年に初鑑賞した邦画で個人的に面白かった順にベスト10を選んでみました。1位 イニシエーション・ラブ2位 黒部の太陽3位 運命じゃない人4位 くちびるに歌を5位 キツツキと雨6位 そこのみにて光輝く7位 六月燈の三姉妹8位 明烏 あけがらす9位 映画 ビリギャル10位 神様はバリにいる
2015年12月30日
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2015年に初鑑賞した洋画で個人的に面白かった順にベスト10を選んでみました。1位 インターステラー2位 アメリカン・ハッスル3位 イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密4位 アメリカン・スナイパー5位 ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション6位 ジュラシック・ワールド7位 ビッグ・アイズ8位 ワイルド・スピード SKY MISSION9位 マッドマックス 怒りのデス・ロード10位 ターミネーター:新起動/ジェニシス
2015年12月30日
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【洋画】1位 フューリー2位 それでも夜は明ける3位 アルバート氏の人生4位 猿の惑星:新世紀(ライジング)5位 ラッシュ プライドと友情6位 ノア 約束の舟7位 大脱出8位 ミッドナイト・ガイズ9位 スノーピアサー10位 大統領の執事の涙【邦画】1位 永遠の02位 凶悪3位 白ゆき姫殺人事件4位 WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常5位 地獄でなぜ悪い6位 そして父になる7位 小さいおうち8位 飛べ!ダコタ9位 クローズ EXPLODE10位 gift
2014年12月31日
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【洋画】1位 ゼロ・グラビティ2位 キャプテン・フィリップス3位 ジャンゴ 繋がれざる者4位 アルゴ5位 L.A.ギャングストーリー6位 ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日7位 クラウド アトラス8位 グランド・イリュージョン9位 華麗なるギャツビー(2013年版)10位 スター・トレック イントゥ・ダークネス【邦画】1位 桐島、部活やめるってよ2位 舟を編む3位 ツナグ4位 箱入り息子の恋5位 俺はまだ本気出してないだけ6位 天地明察7位 のぼうの城8位 遠くでずっとそばにいる9位 真夏の方程式10位 藁の楯 わらのたて
2014年01月01日
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★★+鑑賞No:02133製作:2006年/アメリカ/91分監督:クラウディオ・ファエ出演:クリスチャン・スレーター/ピーター・ファシネリライズナー研究所の資金集めを目的としたパーティーで、ヴィリアーズ博士が何者かに殺される。シアトル警察のフランクとリサが現場に駆け付けた時には、現場には血の付いた足跡が残されていたが、犯人の姿を見た者はいなかった。不思議に思う2人だったが、署に戻った2人は次に狙われると思われるマギー博士の警護を命じられる。そしてマギー博士の家で警護につくが、リサとマギー博士が何者かに襲撃され・・・・・。1作目の名を借りた全く別作品ともいえる続編。安易な続編の典型で、人間が全く描かれていない。1作目は、透明人間になる過程や、透明人間になった人間性や、次第に狂気を帯びていく様子がよく描かれていたが、本作は透明人間がいきなり登場し、透明人間ありきの、ビジュアルのみ描かれており、内容的には印象に残らない内容のない作品となっていた。
2012年01月11日
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★★★鑑賞No:02168製作:2003年/日本/96分監督:荻上直子出演:米田良/もたいまさこ/石田法嗣/大川翔太どこにでもありそうな、とある田舎町。この町には理髪店が一軒しかなく、男の子は皆、その理髪店で“吉野ガリ”と呼ばれる髪型にするのが、町の掟だった。そんなこの田舎町にある日、東京から転校生がやってくる。その転校生の髪型に町の少年たちの心は騒ぐが・・・・・。町の子供全員が“吉野ガリ”と呼ばれる、おかっぱ頭のような髪型をしている異様な町。どこか閉鎖的で、新興宗教を思わせる不気味さを感じながら観ていると、そこにその閉鎖的な慣習を打ち破ろうとする一人の少年が現れる。しかし保守的な大人たちは、この革新者を何とか排除しようとするが、一部の子供たちは町のおかしな慣習に疑問を持ち始める。過去の歴史において何度も繰り返されてきた、旧体制への革命がこの小さい町でも起こりそうな、そんなイメージを受けた。伝統とは何か? 時代の波と共に伝統が失われる寂しさがある一方、伝統を強制的に押し付けるのもどうかと思う。そんな感想を持った作品。
2012年01月10日
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★★+鑑賞No:02165製作:2010年/アメリカ・スウェーデン・イギリス・カナダ/109分監督:マイケル・ウィンターボトム出演:ケイシー・アフレック/ケイト・ハドソン1950年代の西テキサスの田舎町。真面目な保安官助手のルーは、ある日、上司から娼婦のジョイスに対する苦情処理を任される。彼女に会いに行ったルーはそこでジョイスに魅せられ、その後、情事を重ねることになる。しかし、ルーの中で長年眠っていた殺人の衝動が目を覚まし、地元の顔役に復讐すべく、ジョイスと、顔役の息子エルマーを殺してしまう。完全犯罪と思われた事件だったが、ルーに疑いの目が向けられ・・・・。主人公が殺人に目覚め、次々と殺人を重ねる殺人鬼に変貌していく様を描いた映画だが、何故そんな衝動にかられ、殺人を重ねるようになったのかがイマイチ分かりにくかった。描き方もじわじわ変貌するのではなく、急に人格が変わったように急変してしまったのでついていけなかった、殺人シーンも残忍で、特にあのジェシカ・アルバをボコボコに殴って殺すシーンは酷い。観ていて後味の悪い作品。
2012年01月09日
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★+鑑賞No:02164製作:1999年/日本/82分監督:佐々木浩久出演:三輪ひとみ/鈴木一真/由良宜子/下元史朗女子中学生の首が切られる猟奇的な連続殺人事件が発生。容疑者の倉橋美智夫は失踪し、残された母と二人の妹はマスコミや近隣の住民から執拗な嫌がらせを受けていた。しかし、兄の無実を信じる末妹の里美は霊能力者の間宮に兄の捜索と真犯人探しを依頼する。間宮は早速、倉橋家で降霊の儀式を行うが、その儀式のために母や姉が間宮の助手・当麻の生贄となり、里美にも不思議な力が備わってしまう・・・・。真面目に観たらバカバカしいというか腹の立つ映画。最初はストーリーらしきものがあるが、途中から訳の分からない展開になっていきます。映画の感じも殺人事件から始まるサスペンス風だったのが、オカルト風になりスプラッター系になったかと思うとカンフーが出てきたり・・・。エロ・グロ描写も満載でもう目を背けたくなります。阿部寛や大杉漣といった有名俳優も出演しているが、ともに怪しげな役どころで何で出演したのか理解に苦しむ。オチもないので消化不良感は頂点です。
2012年01月08日
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★★+鑑賞No:02191製作:2010年/日本/121分監督:五十嵐匠出演:榎木孝明/AKIRA/白石美帆/津田寛治幕末、薩摩藩。貧しい下級武士の中村半次郎は、若い侍たちの中心的存在である西郷吉之助が京に上ると聞き、自分もその一員に加えてほしいと願い出る。上京後は、人並み外れた度胸のよさと剣の腕前が評判となり、半次郎の名前はたちまち世間に知れ渡っていく。そんな中で出会った煙管屋の村田伊兵衛の一人娘さとと互いに心通わせる間柄になるが・・・。幕末、人斬り半次郎の異名をとった、中村半次郎(のちの桐野利秋)を描いた映画だが、どこに力点を置いて描きたかったのかよく分からず、全体的に薄っぺらい内容になっている。メインは西南戦争だと思うが、西郷隆盛との関係も描き切れていない気がするし、そもそも準主役級であるべき西郷隆盛を演じていた俳優は誰? 無名?の俳優であるため、存在感がイマイチ。その割に存在が気になったのが白石美帆演じる女性。淡いロマンスを描くのはいいが、西南戦争で戦死する半次郎を、京都からやってきて戦場で見届けるシーンはちょっとやりすぎで興醒め。
2012年01月07日
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★★+鑑賞No:02192製作:2011年/日本/111分監督:林家しん平出演:ピエール瀧/田畑智子/柳家わさび/柳家権太楼引っ込み思案な若者・春木真人は、たまたま寄席で聴いた落語に惹かれ、弟子入りを希望して東京下町にある今戸家小六師匠の家を訪れる。そして住み込みで落語家の道を歩み始め、“小春”という芸名もつけてもらうが、失敗の連続でなかなか芽が出ない・・・・。何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。落語家を目指す若者の成長物語にもなっていないし、落語界の内幕を描いたというほどでもないし、この手の映画にしては人情ドラマ的かと思いきや後半は重い内容でちょっと冷めるし・・・・。いかにも素人監督の撮った素人映画としか言わざるを得ない。落語の良さ、真髄を見せつけてもらえるのかと思っただけに、期待外れの残念な作品。
2012年01月05日
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★★+鑑賞No:02197製作:2010年/アメリカ/93分監督:アレックス・ギブニーほか出演:スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナーアメリカでベストセラーとなった同名経済書を映画化したオムニバス形式のドキュメンタリー。相撲の八百長問題とサブプライム・ローン問題の類似性や、テストの出来によって報奨金を高校生に与えると成績は上がるかという実験結果などを解説している。面白そうな予感がしたので観てみたが、意外と退屈。内容もヤバいというほどのこともなかった。相撲の話が一番興味があったが、八百長問題を経済学の観点から解明したかのように表現していたが、新規性はなく、分かり切った内容でちょっとガッカリした。全体を通して、インセンティブ(報奨)が与える影響についての考察だが、ただそれだけでは短絡的な解釈で、大きな話題になるような因果関係を証明した気のしないものだった。「ヤバい経済学」 予告編
2012年01月03日
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★★★鑑賞No:02169製作:2010年/日本/106分監督:亀井亨出演:竹山隆範/鶴田真由/山下リオ/芦名星間瀬垣勤は元教師だったが、人間関係が原因で辞職し、今はタクシー運転手。人付き合いが苦手なのもあって、営業成績は最低だった。家庭でも妻や娘に馬鹿にされており、彼が唯一安らぐ場所は人気のない公園だった。そんなある日、いつもの公園で一匹の三毛猫を見つける。「御子神」と書かれた首輪をしたその猫に何とも言えぬ魅力を感じた間瀬垣は、タクシーに乗せて仕事を続けるが・・・・。キレ芸タレントのカンニング竹山が、その芸風とは180度違った人見知りで腰の低い、しがない中年男を好演している。内容的には「ほのぼの系」で、大きな事件は起こらず、日常的なエピソードを綴っているだけのようだが、「御子神」同様、どこか癒される。家族も、会社の人も、タクシーのお客も、主人公と何かトラブル的なことが起こりそうな人間関係を予感させながら、実は皆なイイ人で、主人公の人柄もあってうまく収まっている。ドキドキはしないけど、ゆったり安心して観れる映画。「ねこタクシー」 予告編
2012年01月02日
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★★★★鑑賞No:02209製作:2010年/アメリカ/116分監督:ジョナサン・リーベスマン出演:アーロン・エッカート/ブリジット・モイナハン2011年の夏。謎の生命体が地球に降り立ち、世界各地を攻撃し始める。かろうじて戦力を残すアメリカ西海岸では、敵を制圧するために3時間後にロサンゼルス市街を空爆することになる。しかし、その対象地区に民間人5名が取り残されたため、マルチネス少尉率いる10名の海兵隊員が救出に向かうが・・・・。地球侵略を図るエイリアンと人間との戦いを描いた作品はトム・クルーズの「宇宙戦争」や「クローバーフィールド」、つい最近では「モンスターズ 地球外生命体」「スカイライン -征服-」などあるが、この作品はその中でも面白い部類に入ると思った。エイリアンものというよりは戦争映画に近く、手持ちカメラでの撮影が多いので、まるでその場にいてそばで見ているがごとくの臨場感があった。ともかく、白昼の銃撃戦が大半を占めるので、戦争アクション好きの方には格好かもしれない。ストーリーも単純ながら、他の映画に比べてドラマチックな設定になており、訳のわからない侵略ものとも一線を画している。「世界侵略:ロサンゼルス決戦」 予告編
2012年01月01日
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2011年に初鑑賞した洋画についてランキングしてみました。1位 ザ・ファイター2位 リアル・スティール3位 トゥルー・グリット4位 ベスト・キッド(2010年版)5位 英国王のスピーチ6位 三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船7位 マイティ・ソー8位 アジャストメント9位 ソーシャル・ネットワーク10位 ナイト&デイ
2011年12月31日
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2011年に初鑑賞した邦画についてランキングしてみました。1位 八日目の蝉2位 SP 野望篇3位 東京原発4位 南極物語5位 今度は愛妻家6位 悪人7位 ジーン・ワルツ8位 阪急電車 片道15分の奇跡9位 まほろ駅前多田便利軒10位 ちょんまげぷりん
2011年12月31日
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★★★+鑑賞No:02210製作:2011年/日本/125分監督:西谷弘出演:織田裕二/黒木メイサ/伊藤英明/戸田恵梨香スペイン北部にある小国・アンドラのホテルで日本人投資家の川島が遺体で発見される。川島は日本の警視総監の息子という事で、国際会議の準備でパリにいた外交官・黒田康作は調査に飛んだ。事件の捜査は、インターポールの捜査官・神足誠が担当していたが、黒田は事件の第一発見者のビクトル銀行行員・新藤結花をスペイン・バルセロナの領事館に保護しようとする。しかし、何者かに襲われ・・・。よく分からなかった「アマルフィ 女神の報酬」よりは内容は分かりやすかったが、前作同様、アンダルシアあるいはそもそも外国である必要があるのか? 主人公が外交官という設定なので仕方ないかもしれないが、大勢外人がうろちょろするものの、物語の中心は織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明の3人で成り立っており、場所なんかどこでもいいって感じ。織田裕二が撃たれて死ぬ?シーンもすぐ見せかけとわかる意外性のなさだし、そもそもバックに国際テロ組織の影が見え隠れするが、テロ組織という名ばかりであまり緊張感や恐怖は伝わりにくかった。「アンダルシア 女神の報復」 予告編
2011年12月31日
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★★鑑賞No:02211製作:2011年/日本/125分監督:田中誠出演:前田敦子/瀬戸康史/峯岸みなみ/池松壮亮病気で入院している親友・夕紀の代わりに、弱小・程久保高校野球部のマネージャーになった川島みなみ。この野球部のマネージャーとして、みんなを甲子園に連れて行きたいと思ったみなみは、書店で世界中のマネージャーが読んでいるというP.F.ドラッカーの「マネジメント」を勧められる。そして、ドラッガーの理論に基づき、野球部のマネジメントを始めるが・・・。原作を読んでないので何とも言えませんが、期待していたドラッカーのマネジメント理論の野球への適用に感心されられるという内容には程遠かった。もっともっと理論的な話が出てくるかと思ったが、結局は友情や人間関係といった精神論が中心で、有効な理論的手法がイマイチ見当たらなかった。「イノベーション」はわかるが、それが「ノーボール・ノーバンド」戦法だけで、それまで弱小チームと言われた野球部が、勝ち続けるというのは無理があるような気がして、リアル感はほとんど感じられない、ありえないドラマの印象が強かった。前田敦子の演技も決していいとは言えず、親友の死の場面でも彼女の棒読みのようなセリフではとても泣けない、残念な演技でした。「もしドラ」 予告編
2011年12月30日
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★★★+鑑賞No:02201製作:2011年/日本/106分監督:大森一樹出演:藤森慎吾/中田敦彦/福田沙紀/ちすん弘前にある蕎麦屋・大森食堂の長男・陽一は、大学進学で上京するが、就職できず、今はバルーンアートのアルバイトで生計を立てていた。ある日、バイト先で同郷のカメラマン・七海と出会い、ひょんなことからルームシェアすることになる。そんな頃、陽一の父親が出前の最中に交通事故に遭い、入院することに。陽一は店を手伝うために弘前に戻るが・・・・。相変わらず多い、お笑いタレントを起用した映画で期待せずに観たが、意外とよくできた作品。これといったインパクトのあるストーリー内容ではないが、4代前から続く蕎麦屋の味を守る伝統というのは、先祖からの人から人へのつながりであることを改めて感じさせる。ストーリーも、4代前の創業者のストーリーと現代のストーリーを交互に交錯・リンクさせ、伝統の重さというか価値をより認識させる作りとなっている。東北らしい人情味あふれる人々の交流もいい。「津軽百年食堂」 予告編
2011年12月29日
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★★★鑑賞No:02150製作:2002年/アメリカ/95分監督:トム・ダイ出演:ロバート・デ・ニーロ/エディ・マーフィ潜伏捜査中のロス市警のミッチは、パトロール警官トレイのせいで犯人を取り逃がし、駆けつけたTVカメラを銃でぶち抜いてしまう。それを見た番組プロデューサーのレンジーは、告訴の取り下げを条件にミッチを新しいTV刑事に仕立てようとする。渋々密着取材に応じたミッチだが、選ばれた相棒役はなんとトレイだった・・・・。ロバート・デ・ニーロとエディ・マーフィという、キャラの全く異なる異色コンビによる刑事映画だが、あまりの異色さがかえって新鮮で、思ったほどの違和感は感じなかった。軽いタッチの作品で、インパクトは薄いながら、さすがに主演2人の存在感は大きく、カーチェイスや銃撃戦もそれなりに迫力があり、ポリス映画としてはまずまず楽しめる。
2011年12月28日
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★★★+鑑賞No:02173製作:2009年/日本/94分監督:塚本連平出演:三村マサカズ/大竹一樹/芦名星/ベンガルとある田舎町の建設会社に勤める森山茂は家族と平和に暮らす35歳の独身。彼の最大の悩みは若禿で、それがコンプレックスゆえに何事にも積極的になれなかった。ある日、茂は東京転勤を命じられ、東京にやってくる。そこで目に飛び込んできたのはカツラの広告だった。転勤を機に自分を変えようとカツラ会社を訪ねるが、あまりの高額に断念する。そのとき目にしたのが、怪しげな“大和田カツラ”というチラシだった・・・・。やたらお笑いタレント起用の映画が多い昨今で、その多くはつまらないものも多く、バカバカしさでいえばこの映画も例外ではないが、何故か楽しめた。薄毛の人にとってはとても切実な悩みであり、その悩みを解消することで人生を積極的に生きていこうとする気持ちは大いに分かる気がする。しかし、周りの人は本人が思っているほど気にしておらず、本当に見る目のある人は外見ではなく内面を大切にすることをつくづく知らしめてくれる映画。大竹一樹演じるカツラ屋のアフターサービスの凄さには観ていて拍手喝采。
2011年12月27日
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★★★+鑑賞No:02152製作:2006年/アメリカ/116分監督:ラッセ・ハルストレム出演:リチャード・ギア/アルフレッド・モリーナ売れない作家のクリフォード・アーヴィングは、勢いだけで今世紀最大の大作を持ち込むと約束してしまう。自ら窮地に立った彼は、変り者で人前に姿を見せない大富豪ハワード・ヒューズのニセ自伝を書くことを思いつく。筆跡をまねて彼の手紙を偽造し、ニュース映像からヒューズの声や話し方の特徴をつかみ、周囲の人々を騙し続けていく。やがて彼は嘘を続けるうちに、現実と虚構の区別がつかなくなっていく・・・・。1971年のニューヨークで実際に起こった、アメリカ史上最大規模の詐欺事件の映画化。この事件は知らなかったが、高度情報化時代の現代では考えられないほど、意外とばれずに成りすまして自伝ができることにある意味感心した。今なら、過剰なまでのマスコミと、ネット情報ですぐにばれてしまうだろうが・・・。でも時代もそうだが、アーヴィングも偽装のためにありとあらゆる知恵を絞り、綱渡りを渡るがごとく、詐欺を続けていくところは観ていてハラハラドキドキする。でも、嘘も続けてなり切ってしまうと、本当と嘘の境目がわからなくなるものか・・・?
2011年12月26日
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★★★鑑賞No:02096製作:2010年/日本/133分監督:廣木隆一出演:岡田将生/蒼井優/小出恵介/柄本明将軍家斉の十七男に生まれた斉道。早くに母親を亡くし、母の愛情を知らずに育った斉道は、心の病を抱えていた。そんな彼はある日、療養を兼ねて家臣の瀬田助次郎の故郷・瀬田村を訪れ、女の天狗と出会う。その女天狗の正体は、幼い頃に誘拐され、山奥で育てられていた瀬田助次郎の妹・遊だった。斉道は、自由奔放な遊に惹かれていき・・・・。時代劇版ロミオとジュリエットのような作品。身分の差によって現世ではかなわぬ恋を若手俳優2人の熱演で演じてはいるが、お涙ちょうだいとまではいかない内容ようだった。どうもこの2人、どうしても感情移入できない役柄というか演技というか・・・。もともとラブ・ストーリーはあまり好みではないからかもしれない。それでも観れたのはむしろ脇役の人たちの存在で、特に柄本明の存在・演技で、かろうじて時代劇としての風格を保っていたよう。この人がいなかったら、時代劇の格好をした単なるラブドラマにすぎなかったかもしれない。「雷桜」 予告編
2011年12月25日
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★★★+鑑賞No:02205製作:2011年/アメリカ・ニュージーランド/107分監督:スティーヴン・スピルバーグ声の出演:ジェイミー・ベル/アンディ・サーキスブリュッセルののみの市。少年タンタンはある店でひときわ目を引く精巧な帆船の模型に魅了され購入する。ところが購入直後、2人の男に売ってくれとしつこくせがまれる。その様子から、この模型は伝説の軍艦、ユニコーン号に違いないとタンタンは予想する。そして模型のマストから古い羊皮紙を見つけたタンタンは・・・・・。まず驚かされたのが映像。CG技術は日進月歩だが、この映画の人の映像はすごい。(たぶんわざとだと思うが)アニメっぽくデフョルメされていると思うが、リアルさはピカ一。これだけリアルに作れるのであれば、もはや俳優もロケもいらないと思えるほど。ともかく映像に圧倒される作品。ただ、CGゆえ何でもアリの世界がチョット気になり、静止画的にはリアルだが、動画的にはリアルさがなかった。ストーリーも特筆するほどの内容ではなく、分かりやすいがありきたり。スピルバーグを知らない子供世代にはいいかもしれない。ラストは最近お決まりの、続編を予感させる終わり方だが、さほど続編を観たいと思わせるようなラストではなかった。「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」 予告編
2011年12月24日
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★★鑑賞No:02187製作:2011年/日本/110分監督:佐藤英明出演:浅野忠信/堀北真希/阿部力/木村多江大好きな少女マンガを作りたくて出版社に入社した武田初美。しかし「少年サンデー」に配属された彼女は、人気絶頂のギャグマンガ家・赤塚不二夫の担当にされてしまう。マジメで乙女な初美は初日から振り回されっぱなしで溶け込めなかったが、赤塚の強烈な手ほどきを受けていくうちに、初美は徐々にその才能を開花し、やがて2人は最強のコンビになっていく・・・・。どこまでが本当の話か分からないが、ぶっ飛んだ赤塚不二夫という漫画家の一面を見ることはできるが、それは想定内の側面でしかなかったというのが感想。最初から最後までバカバカしいともいえる赤塚の見た目だけの言動が描かれているが、実は・・・といった赤塚の隠された内面的なものは全く描かれていないため、意外性や感動もなく、ただ単に赤塚不二夫ってこんな変な漫画家だったんだ・・・という印象しか残らない薄っぺらい作品になってしまっているのが残念。「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」 予告編
2011年12月23日
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★★★+鑑賞No:02203製作:2009年/日本/107分監督:中西健二出演:北川景子/甲本雅裕/宮尾俊太郎/國村隼女でありながら男顔負けの剣術の腕を持つ以登は、一度だけ竹刀を交えた海坂藩随一の剣士・江口孫四郎に、一瞬にして熱い恋心を抱く。しかし、以登にも孫四郎にも、ともに家の定めた許嫁がいた。以登はひそかな思いを断ち切って、江戸に留学中の許嫁の帰りを待ち続ける。数か月後、以登のもとに藩命で江戸に向かった孫四郎が自ら命を絶ったという知らせが入る・・・。主演の北川景子のための映画のようで、その美しさと可憐さを惹き立てながら、女ながら剣の達人でもある以登役を好演していた。一度竹刀を交えただけで一目ぼれする相手の男優は知らない役者だったので、ちょっとインパクトがなかったのが残念だが、普段はそんなに目立たない脇役の多い甲本雅裕が、見た目はパッとしない許嫁だがだんだん頼もしい存在として以登を陰ながら助けていく様は格好良かった。ストーリー的には単純で、特にドンデン返し等意外性はないが、その分判りやすい。
2011年12月22日
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★★★+鑑賞No:02202製作:2010年/アメリカ/97分監督:ゲラ・バブルアニ出演:サム・ライリー/ジェイソン・ステイサム父親が入院したため、大金が必要となった青年ヴィンス。そんな時、彼が仕事で訪れた家の男が危険な仕事で大金を手にしようとしていることを知る。しかし、その男は麻薬のオーバードーズで死んでしまい、ヴィンスはその男の代わりにその仕事に参加しようと企む。しかし、その仕事とは17人の中で誰が最後まで生き残るか、大金をかけたロシアン・ルーレットに参加することだった・・・。主人公の背景(お金が入用な事情など)は最初に少し描かれているが、その他のゲーム参加者の人物やその背景はほとんど描かれていないため、映画を最後まで観るまでもなく、ゲームの結末は容易に予想されたため、ゲームの緊張感というのはイマイチだった。むしろ、大金を入手してからの逃走劇の方が何倍もハラハラした。そしてラストのジェイソン・ステイサムはまさに滑稽。何とかホッとする結末で一応満足。「ロシアン・ルーレット」 予告編
2011年12月21日
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★★★★鑑賞No:00067製作:1988年/オーストラリア/97分監督:ジョン・コーネル出演:ポール・ホーガン/リンダ・コズラウスキーオーストラリアからニューヨークに来てしばらく経つミック・ダンディー。新聞記者のスーと同棲しながらダイナマイトを使って魚獲りをする毎日を過ごしていた。その頃、スーの前夫が、麻薬組織の現場をカメラにおさめるも見つかってしまい殺されてしまう。間一髪、証拠のフィルムは郵送され、スーの元に届けられるが・・・。ミック・ダンディーの活躍を描くシリーズ第2弾。ミックの大都会におけるカルチュー・ギャップも面白いが、やはり今回のポイントは故郷に戻って、地の利を活かしたオーストラリアでの活躍は見もの。そういう意味では1作目より面白いかもしれない。殺人も厭わない麻薬組織との危険な戦いにも関わらず、緊張感を感じさせず、余裕さえ感じる戦いぶりには感心する。肩肘張らず観るにはいい映画。
2011年12月18日
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★★★★鑑賞No:01295製作:2006年/アメリカ/151分監督:ゴア・バービンスキー出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返したジャック・スパロウは再び、航海に出る。しかし、13年前に“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズと交わした契約が気がかりだった。それは、ブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えにすることだった。そして、その契約期間が終わり、ジャックの魂の取り立てが始まろうとしていた・・・・。全世界で2006年公開作No.1の興行収入を記録した映画。前作のヒットに伴う続編だが、続編にありがちな期待倒れではなく、前作を上回る面白さがあった。「1」はまさに海賊映画そのもので、ある意味単純だったため、分かりやすくもあった。しかし、本作は海賊映画のみならず、色々な要素が散りばめられており、多少複雑で分かりにくい点もあったが、エンターテイメント性は非常に高かった。ストーリー展開もスピード感があり、飽きることなく、最後まで楽しめる。
2011年12月18日
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★★★+鑑賞No:02204製作:2011年/日本/128分監督:瀧本智行出演:西田敏行/玉山鉄二/川島海荷/余貴美子北海道の、とあるキャンプ場で死後半年経つ男の白骨死体が、愛犬らしい遺体と共に発見される。しかし、犬の遺体は死後1か月しか経っておらず、なぜ犬が男のそばに寄り添って死んだのか謎だった。市役所に勤める奥津京介はその謎とともに死んだ男の人生に興味を感じ、自腹で東京まで調べに行く。そこで偶然知り合った少女・有希と共に死んだ男の足取りを追うことに・・・・。西田敏行演じる主人を慕い、健気に尽くす犬のハッピーには涙を誘うシーンもあるが、主人の行為・行動には疑問が残る。最初は不幸にして路上生活者となった男とその愛犬の心温まる話かと思ったが、その不幸も男の無気力・無関心から招いたものだし、レストランのマスターに一旦はハッピーを託しながら、別れを惜しんで再び連れて行ったのも、本当の愛情とは言えない、男の身勝手さではないだろうか? 犬の演技は最高だったが、内容は思ったほどではなかった。ただ不況にあえぐ日本の世相の一端を垣間見る、熟年離婚、路上生活、孤独死を扱った身につまされる映画ではあった。「星守る犬」 予告編
2011年12月18日
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★★★鑑賞No:01292製作:2006年/アメリカ/126分監督:J・J・エイブラムス出演:トム・クルーズ/フィリップ・シーモア・ホフマンスパイを引退したイーサン・ハントは教官となっていたが、教え子リンジーの危機を知らされた彼は、現場に復帰。リンジーの救出作戦に参加するが、彼女は殺されてしまう。その後、一連の事件の裏に闇商人オーウェン・デイヴィアンがいることを知ったイーサンのチームは、デイヴィアンを秘密裏に確保すべく、一路バチカンへと向かうのだった・・・。トム・クルーズ主演の大ヒット・アクション第3弾。公開前の派手なPRにつられ期待して観たが、はっきり言って期待はずれ。現実離れしたアクションすぎて多少苦笑いした第1作の方がはるかに面白く、回を重ねる毎につまらなくなっているように思える。特に今回のミッションは何なの!?。ドキドキワクワクするミッションにしてくれないと、最初からつまづいちゃうよ。派手なアクションシーンは多いが、それが却ってむなしく映った。
2011年12月17日
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★★★+鑑賞No:01750製作:2008年/アメリカ/108分監督:マイケル・ランゲネッガー出演:ヒュー・ジャックマン/ユアン・マクレガー毎日短調で退屈な日々を送っている会計士のジョナサンは、仕事先でエリート弁護士のワイアットと知り合い、セレブな生活に足を踏み入れることになる。ある日、ワイアットと携帯電話を取り違えたことがきっかけで、一夜限りの情事を楽しむセレブ限定の会員制秘密クラブを知ったジョナサンは、その甘美な世界にはまっていく。そんな時、名前が“S”で始まる美しい女性と一夜を共にするが、それは大きな罠の始まりだった・・・・。単純に邦題だけ見ると最初ラブ・ストーリー?かと思ったが、いやいやなかなか楽しめるサスペンス映画だった。登場人物が少ない分、ストーリーも分かりやすい。前半はやや冗長な部分はあるが、ヒュー・ジャックマン演じるワイアットが妙に馴れ馴れしくフレンドリーなのが逆に怪しくて、どういう展開になるのだろうと期待感を高めてくれる。その期待を裏切らず、後半はテンポよいスリリングな展開になり、観ていて楽しかった。ラストはイマイチだったが、官能シーンも楽しめる掘り出し物。ただ邦題はもう少し考えて欲しかった。
2011年12月17日
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★★★鑑賞No:02186製作:2010年/アメリカ/104分監督:アラン・プール出演:ジェニファー・ロペス/アレックス・オロックリンニューヨークでペットショップを経営するゾーイは、理想の結婚相手がなかなか現れないため、人工授精で未婚の母になることを決意し実行する。しかしその帰りにタクシーを取り合った男性スタンと運命の出会いをする。出会いの印象は悪かったが、デートを重ねるうちに気持ちが燃え上がっていったゾーイは、妊娠の事実をスタンに打ち明けるが・・・。確かに言いにくい秘密だが、タイトルの割には意外と簡単に彼氏に打ち明けてしまうので、チョット拍子抜けした。個人的には、秘密をごまかすために最後まで独り相撲をとってドタバタするのかと思っていたのだが・・・・。気の弱い私には目を背けたくなるようなリアルな出産シーンもあるが、まずまず楽しめるラブ・コメディー。
2011年12月17日
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★★★鑑賞No:02154製作:2000年/日本/104分監督:石井克人出演:永瀬正敏/浅野忠信/原田芳雄/小林明美組の金2億円を横領し、隠れ場所にはもってこいの辺鄙なホテルに身を隠したシュンイチロウ。しかしホテルを紹介してくれた旅行代理店のオバちゃんの口が軽く、借金返済を迫る元彼女のカナや、カナの婚約者トドヒラ、シュンイチロウから金を取り戻すために派遣された兄貴のソノダたちが次々とホテルにやってくる。追い詰められたシュンイチロウは2億の金を持ってみんなで逃げる相談を持ちかけるが・・・・。これは評価、好き嫌いの分かれる作品ですね。舞台はホテルの一室がほとんどなので、この映画が面白いかどうかは、その中で繰り広げられる会話ややりとりが大きなウエイトを占めるのだが、この会話が割と個性的というか、監督の性格なのか、ツボにはまる人とはまらない人の二極に分かれる感じがした。基本的にはくだらなく、劇場で観るほどの作品ではないが、観始めるとどうなるのか?とついつい最後まで観てしまう不思議な作品である。今年お亡くなりになった、原田芳雄さんがイメージとは異なる、コミカルな役どころで出演しているところが見もの。その他にも個性派俳優が多く、異様な作品となっている。
2011年12月16日
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★★★+鑑賞No:02116製作:2010年/日本/94分監督:米林宏昌声の出演:志田未来/神木隆之介/大竹しのぶ/竹下景子東京郊外の古い家の床下には“借りぐらし”をしている身の丈10cmほどの一家3人が住んでいた。彼ら小人たちは、上の家の住人に気づかれることなく、少しずつ石鹸や食べ物、電気やガスなどを必要な分だけ借りて生活していた。そんなある日、その家に12歳の少年がやってくる。心臓の弱いその少年・翔は病気の療養のためにこの家にやってきたのだが、小人一家の娘・アリエッティは翔に見つかってしまう・・・。ジブリ作品ということ以外は何の予備知識もなく観たが、簡潔でまさに直球のストーリーなので分かりやすく楽しめた(映画から発するメッセージもストレート)。ただ、逆に大きな展開や発展性がなかったのは少し物足りなさを感じる内容でもあった。小人視線で実物の人間を見るという設定ですぐ思いつくのは「トイ・ストーリー」だが、彼ら(小人または人形)と人間との共存の仕方がまったく違うということで似て非なる作品となっている。ドールハウスに住むという夢(?)はむしろ女性(女の子)しか分からないかもしれないが、人間の道具をうまく小人世界に取り込んでいるアイデアは面白かった。人間の存在によって多くの生命種が危機的存在の危険に追いやられているというラストメッセージにはやるせない気持ちにさせられて、アニメとしては重い内容でもある。「借りぐらしのアリエッティ」 予告編
2011年12月16日
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★★★★鑑賞No:02181製作:2010年/日本/120分監督:金子修介出演:成宮寛貴/内田有紀/白石美帆/中村ゆり群馬県高崎市で地元の三流大学に通うヒデは、ある日、近所のおでん屋で店の女将の娘、額子と出会う。数日後、その額子と同じバイト先で再会したことから、二人は成り行きで肉体関係を持ち、ヒデは額子にのめりこんでいく。しかし、ある夜、額子はヒデを公園の木に縛り付け、彼の下着を降ろしたまま、彼に別れを告げて去って行った・・・・。予備知識が全くないまま、少々軽薄な大学生と年上の女性とのよくあるラブストーリーかと思いながら観ていたが、意外な展開と、10年にわたるドラマで見ごたえ十分の、いい意味で期待を裏切った作品。ヒデが額子との愛を貫き通したため、彼に惹かれてていく他の女性たちの運命がせつなかった作品だが、良き家庭だった大須家が、ヒデと額子の出会いによって崩壊寸前にまでなっていく様もせつなく、明らかに悪い人間が登場人物の中にいるわけではないので、やりきれない気持ちになる映画。一見、強気で奔放な年上女性を内田有紀が見事に好演していた。「ばかもの」 予告編
2011年12月15日
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★+鑑賞No:02199製作:2010年/アメリカ/91分監督:ブラッド・アンダーソン出演:ヘイデン・クリステンセン/タンディ・ニュートンある夜、世界規模の大停電とともに、地球上の人々が、衣服や靴をその場に残して謎の消失を遂げてしまう。その後も電気は復旧せず、夜の時間がどんどん長くなっていく。停電の際、偶然光を身につけていたルークは消失を免れ、発電機による光がもれる一軒のバーにたどりつく。そこには同じく消失を免れた男女がいたが・・・。つくつぐ、ネタ切れなんだな~と思う映画。一見、観る者を惹きつけるかのような現象設定だけしておいて、ラストまで解決・解明しない手口はもはや詐欺と言っても過言ではない。謎だらけの現象も、途中から中だるみを始め、興味は薄れ、結末にはただただ唖然。こんな無責任なストーリーがこの映画だけでなく、最近散見されるのがちょっと不安というか残念。「リセット」 予告編
2011年12月14日
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★★★★+鑑賞No:00810製作:1994年/日本/129分監督:市川崑出演:高倉健/中井貴一/宮沢りえ/岩城滉一「忠臣蔵」を新解釈し、一種の情報・経済戦争として描いた忠臣蔵映画。元禄14年3月14日、江戸城で赤穂城主・浅野内匠頭が勅使饗応役・吉良上野介に対し刃傷に及ぶ。これにより内匠頭は即日切腹、赤穂藩は取り潰しとなるが、吉良はお咎めなしとの裁断がくだる。この一方的な裁断には、時の宰相・柳沢吉保と上杉家江戸家老・色部又四郎の策謀があった。急報を受けた赤穂藩は騒然となり、篭城か開城かで揺れるが、筆頭家老・大石内蔵助は吉良を討つべく、動き始める・・・。数多い忠臣蔵ものの中で、かなり義理人情部分をそぎ落とし、塩相場を利用した経済戦略や意図的な流言などによる世論操作などにスポットを当てたあたりなど、異色かつ新鮮で面白い。ただ、これほどの語りどころの多い話を、2時間あまりで描くにはやはり無理があるのか、消化不良感は否めない点もあるが、忠臣蔵ものの中でも特筆すべき作品のひとつである。
2011年12月14日
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★★★★鑑賞No:02120製作:2010年/日本/133分監督:杉田成道出演:役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ/山本耕史 赤穂浪士の討ち入り後に、切腹の列に加わることを許されず、大石内蔵助から「真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよ」と密命を受け、生き延びることになった寺坂吉右衛門。彼は討ち入りから16年、その密命を全うするため、全国を歩き回っていた。そんなある日、吉右衛門は偶然、ある男を見かける。それは、討ち入り前夜に忽然と姿を消した瀬尾孫左衛門だった。彼もまた、大石内蔵助から密命を受けて、討ち入りに参加せず、これまで生き延びていたのだが・・・・。忠臣蔵といえば、江戸城松の廊下での浅野内匠頭の刃傷事件、そして赤穂浪士の吉良邸討ち入りが有名であり、欠かされることなく必ず描かれる定番シーンだが、本作は忠臣蔵といっても後日譚に重きを置いており、主役も討ち入り後に生き延びた寺坂吉右衛門と瀬尾孫左衛門のため、これらの超有名シーンはほとんど割愛されている。よって従来の忠臣蔵とはちょっと違ったイメージになっているが、定番の内容ではないため、かえって新鮮。武士の鑑として褒め称えられた四十七士とは正反対に、討ち入りに参加しなかった赤穂浪士やその家族にスポットを当て、忠臣蔵の裏舞台で後々まで苦しんだ人々がいたことは今まで意識しなかったため、新たな忠臣蔵の側面を見せつけられた感じがする。「最後の忠臣蔵」 予告編
2011年12月14日
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★★★★+鑑賞No:02196製作:1983年監督:蔵原惟繕出演:高倉健/渡瀬恒彦/岡田英次/夏目雅子昭和33年2月。南極の昭和基地から第一次越冬隊員が第二次隊員と交替すべく観測船“宗谷”へと空輸される。しかし、例年にない悪天候のため第二次隊員は昭和基地へは行けず、第二次越冬は中止と決定してしまう。犬係の潮田と越智は、基地に残された15匹の犬を救うよう懇願するが、満身創痍の“宗谷”はもはや南極にとどまる余力はなかった・・・・。現在放映されているTVドラマ「南極大陸」に感化され(とはいってもドラマの方は見ていないが・・・)、1983年の名作映画「南極物語」を観た。いわずと知れたタロ・ジロと南極観測隊員の奇跡の再会を実話を基に描いた映画。極寒の南極に取り残された15頭の犬たちが、生き抜くために必死で餌を求め、寒さに耐えていくが、次々と死んでいく姿には、非常にせつなく、涙なしでは観られない。高倉健ほか豪華な出演陣だが、この映画では誰も目立たず、主役は犬たちで犬たちのシーンだけが印象に残る。また、犬とはいえ、彼らの人間と変わらぬ(あるいはそれ以上の)友情や絆には驚かされる。さすがにラストの再会のシーンはやはり胸にじーんとくる。
2011年12月13日
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★★★★鑑賞No:01203製作:2003年/アメリカ/113分監督:クエンティン・タランティーノ出演:ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/ダリル・ハンナザ・ブライドは結婚式の最中に、かつて所属していた暗殺団から襲撃を受け、夫と妊娠中の子供を殺されてしまう。奇跡的に一命を取り留めた彼女は、暗殺団とそのボスへの復讐を誓い、伝説の刀鍛冶師を訪ねる。そこで名刀ハットリ・ハンゾウを譲り受けたザ・ブライドは、暗殺団のメンバー5名を血祭りにあげるため、復讐の旅に旅立つ・・・。作品として評価する際に品格や品質的にはどうかというのはあるかもしれないが、私の評価基準は個人的に面白いか(また観たいか)という一点であり、それによると文句なく面白かったし、ゆえに高評価となる作品である。(B級映画的な位置づけながらA級の面白さ!) 主役のユマ・サーマンもはまり役だったが、終盤の相手役であるルーシー・リューも様になっており、強い印象を残した。女子高生の刺客を演じた栗山千明も彼女らに引けを取らない刺客ぶりを演じていたし、チャンバラ・カンフー・ウェスタンがごちゃ混ぜになった異様な雰囲気にも一種独特な味わいがあった。
2011年12月12日
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★★★★鑑賞No:02198製作:2011年/日本/123分監督:大森立嗣出演:瑛太/松田龍平/片岡礼子/鈴木杏東京郊外のまほろ市の駅前で便利屋を営む多田啓介。バツイチの彼は、拭えない過去を持ちながらも地道に仕事をこなしている。ある年の正月、仕事からの帰り道で、別の依頼人から預かったチワワを見失ってしまう。必死に探す多田は、バス停でチワワを抱いている男を見つけるが、その男は中学時代の同級生、行天春彦だった。行天は突然、多田に今晩泊めてくれと頼むが・・・・。ゆったりとしたテンポで淡々と話が進むので、ありがちな「まったり系」映画かと思いきや、結構重い内容もあり、過激なシーンもありと、単なる日常ドラマでもない面白さがあった。また、瑛太と松田龍平という、個性の異なる2人の俳優の、着かず離れずのコンビぶりも新たな魅力を醸し出していた。特に肩肘張らない、飄々とした松田龍平演じる行天には妙に惹かれた。2人が暴漢に襲われた後、瑛太が発する「なんじゃこりゃ~」に対して、松田龍平がつぶやく「全然似てない」には思わず大爆笑。往年のTVドラマ「太陽にほえろ!」での有名なセリフだが、本家本元・松田優作の実の息子・龍平が言うだけについ笑ってしまう。「まほろ駅前多田便利軒」 予告編
2011年12月12日
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★★★★★鑑賞No:00321製作:1980年/日本/181分監督:舛田利雄出演:仲代達矢/あおい輝彦/新沼謙治/丹波哲郎日露戦争最大の激戦地である旅順の二百三高地の攻防戦を描いた戦争スペクタル。日露戦争の戦況が次第に悪化する中、金沢の小学校教師・小賀は出征することとなる。彼の部隊には豆腐屋の九市やヤクザの牛若、梅谷、吉川らがいた。一方、旅順陥落のため陸軍に新たに編成された第三軍の司令官に乃木希典が就任、二百三高地を巡る死闘が始まる・・・。色々な戦争映画は観てきたが、やはり人間を人間とも思わない戦争の醜悪さを目の当たりに見せつけらる映画である。どんなに攻撃されようが、屍が積み重なろうが、前へ前へ進もうとする兵士たちを見ていると涙が出てくる。国家のエゴのために犠牲となりながらも、「美しい日本」のため、そして守るべき人のため、尊い命を捧げた人々に哀悼の意を表したい。そしてできるだけ多くの人にこの映画を観てもらって、愚かな戦争を二度と起こさないような世の中にして欲しい。そんな気持ちにさせる作品だった。さだまさしの「防人の詩」の歌詞は少々疑問だが、メロディはとても映画にマッチしており効果的だった。
2011年12月11日
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★★★★+鑑賞No:02200製作:2011年/アメリカ/127分監督:ショーン・レヴィ出演:ヒュー・ジャックマン/エヴァンジェリン・リリー2020年、ボクシングは、生身の人間ではなく高性能のロボットたちが闘う競技になっていた。元ボクサーのチャーリーは、ロボットの賭け試合で各地を放浪し、生計を立てていた。ある日、かつての恋人が亡くなり、その息子・マックスの親権を叔母夫婦に売った金でかつてのスター・ロボット、ノイジー・ボーイを入手、叔母夫婦が旅行に出る2か月間だけマックスを預かることになる。しかし、マックスを連れて挑んだ地下格闘技試合でノイジー・ボーイは惨敗・大破し、部品を盗むために忍び込んだゴミ捨て場で、ATOMという旧型ロボットを見つける・・・・。ストーリーの骨格は「ロッキー」を思わせる内容。チャンピオン・ロボットと無名ロボットのタイトルマッチの設定や試合内容、試合のラストなど、まさに「ロッキー」。さらにこの作品では、今までにつながりのなかった親子が、ロボット格闘技を通じて親子の絆を取り戻していくのもメインの話だが、どちらかというとダメ親父を息子の方が積極的にリードして勝利への階段を上っていく姿がこれまでの作品とはちょっと違っていて面白い。とはいえ、ラストはヒュー・ジャックマン演じるrダメ親父が父親としての威厳を回復するかのごとくヒカるシーンはちょっと涙ぐむ。「リアル・スティール」 予告編
2011年12月11日
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★★★+鑑賞No:01634製作:2008年/アメリカ/110分監督:ピーター・シーガル出演:スティーブ・カレル/アン・ハサウェイ米国謀報機関「コントロール」の本部がある日、犯罪組織「カオス」によって襲撃され、エージェントの身元がすべて知られてしまう。そのため、顔を知られていない分析官のスマートがエージェントに昇格し、美人エージェント99と共にカオスの陰謀を暴く任務につくことに・・・・。基本的には知的で成績優秀なスマートが、すました顔で馬鹿なことをやるというギャップが面白い。しかも決めるところは決めるのだから、おバカなのか格好いいのか分からない面白さがある。ストーリーはベタだけれど、好きなスパイ・コメディの「スパイ・ライク・アス」とはまた違った面白さがあった。特に単なるおバカ映画ではなく、アクションシーンはなかなか本格的でハラハラドキドキさせられる。また、共演のアン・ハサウェイがいいですね。個人的には「プラダを着た悪魔」で注目した女優さんですが、美人はアクションも似合いますよね。「プラダ~」とはまた違った魅力を見せていて、またしても虜にさせられます。結構笑える良品に仕上がっている映画です。「ゲット スマート」 予告編
2011年12月10日
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★★★★鑑賞No:00853製作:1994年/日本/112分監督:渡邊孝好出演:萩原健一/山口智子/室井滋/三宅裕司居酒屋の主人・荘太郎は妻・しず子が息を引き取る前に、絶対再婚はしないと約束する。しかし、ず子の死後、兄の勧めで見合いした里子と結婚してしまう。そんな荘太郎と里子の前に、しず子が幽霊となって現れ、約束を破ったことを荘太郎に問い詰めるのだった。以後、しず子は毎晩のように2人の前に現れ、奇妙な三角関係が生まれる・・・・。山本昌代の同名小説を映画化したラブ・コメディ。軽いタッチながら、なかなか楽しめる映画。タイトルに「ゆうれい」とあるが、こわいシーンは出てこない。コメディホラーというジャンルにも該当せず、よってドタバタもほとんどない。冒頭ラブ・コメディと紹介したが、全編通じて感じられるのは下町情緒で、むしろ人情劇と言う方がふさわしいか? それを示すかのごとく、主役3人の奇妙な三角関係だけでなく、橋爪功演じる親娘関係や、三宅裕司が絡む家族の話は人情劇お決まりのエピソードである。山口智子のチラリズム全開のお宝映像も目が離せない作品。
2011年12月10日
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