こんにちは

>現実性のない設定ではあるが
芭蕉の句になぞらえた見立て殺人がこの作品のミソですが、takusyunさんのような受け取り方は、目からウロコで、新鮮です(苦笑)。冷静に考えれば、確かに言われるとおりで、人を殺した後に偽装工作ではなく、俳句の状況を再現するのは確かに常人の行為ではないですね。
>横溝ワールドと思えばこれも一興
突き放した言い方ですが(苦笑)、その通りですね(笑)。 (2008年01月28日 18時33分04秒)

シネマ大好き!

シネマ大好き!

2008年01月28日
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テーマ: 映画鑑賞(893)
カテゴリ: 邦画-1970年代



製作:1977年
監督:市川崑
出演:石坂浩二/大原麗子

<市川崑/金田一耕助シリーズ>

「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」に続く市川崑監督の金田一耕助シリーズ第3弾。
復員船で死んだ鬼頭千万太の遺書を友人から預かった金田一耕助は、その友人の代わりに獄門島と呼ばれる島を訪れることになる。
そこは古い因習の残る孤島で、鬼頭家の本家と分家が対立する島だった。
本家の長男にあたる千万太には三人の異母妹がいたが、金田一が島を訪れた日を境に、この三人の妹が次々と殺されていく・・・。

俳句の内容に従って殺人を行うなんて何と現実性のない設定ではあるが、横溝ワールドと思えばこれも一興。殺される女性たちの色彩豊かな着物姿と凄惨な殺され方が対照的で一種美的なものも感じました。
謎めいた展開を醸し出す雰囲気を味わえる横溝正史作品ですが、その分結末は意外性や説得性(特に動機付け)が弱く感じてしまう。
謎解きというよりはエンターテイメント性を追求した見方のほうが楽しめるように思う。
「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」に比べ、やや地味な印象のある本作だが、原作的には推理小説としては評価の高い作品といわれている。





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最終更新日  2008年01月28日 04時53分29秒
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Re:獄門島(01/28)  
aosaga369  さん

Re[1]:獄門島(01/28)  
takusyun  さん
aosaga369さん

突き放したつもりはないのですが、そんなに冷たい言い方でしたか・・・。
でも実は横溝作品は大好きで、大概名の通った作品は皆読んでいます。この「獄門島」ももちろん原作は読んでおり、横溝映画としても上位にランクされる作品です。 (2008年01月28日 20時30分14秒)

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