シネマ大好き!

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2008年10月12日
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テーマ: 映画鑑賞(893)
カテゴリ: アラカルト


この映画は昭和38年に実際に起こった連続殺人事件を題材にしており、原作は直木賞受賞、映画自体もその年のブルーリボン賞や日本アカデミー賞を受賞している。もちろん当時の事件は私の知るところではないが、原作の同名小説やその他の資料等で事件の全貌は窺い知ることができる。しかし、映画で描かれているのは事件そのものだけでなく、連続殺人犯・西口彰(映画では榎津巌)の冷酷極まりない人物像だ。そしてその榎津巌を、見事な演技力で緒形拳がなりきっている。
殺害方法は残忍だが、殺害に至るまでの計画は巧妙・綿密であり、凶悪な犯行を行う時の形相と、犯行準備における対象者への取り入り方の違いが両極端。それを自然に表現できるところに緒形拳の凄さを感じる。
脇を固める女優陣の脱ぎっぷりもよく、実録映画として興味深い作品となっている。

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最終更新日  2008年10月12日 18時55分35秒
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