シネマ大好き!

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2008年11月21日
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テーマ: 映画鑑賞(893)
カテゴリ: 邦画-1980年代



製作:1980年
監督:深作欣二
出演:草刈正雄/夏木勲/多岐川裕美/永島敏行

198×年、東ドイツの陸軍細菌研究所から新種のウイルスが盗まれるが、逃走した犯人たちの飛行機が墜落、ウイルスが飛散してしまう。そしてこの細菌が原因と思われる病気で世界中の人々が次々と死んでいくことに。やがてこのウイルスの感染を逃れた南極にいた863人を除いて世界の人々は死滅してしまう。生き残った人々だけで南極での生活が始まるが、彼らに第二の危機が迫っていた。アメリカに直下型地震が襲うと予知されるが、もし地震が起こると米ソ互いの報復ミサイルが発射され、そのうちの一つは南極にも向けられていた・・・・。

原作は「日本沈没」の小松左京。「日本沈没」も当時衝撃な作品だったが、さらに邦画にしては珍しい地球規模の作品になっている。小松左京作品はスケールが大きく、一見突拍子もないような設定だが、まんざら非現実的でもないような説得力もあり、ついつい引き込まれてしまう。
絶滅モノとしては高評価できる作品で、草刈正雄の好演も光った。
結局、南極に863人の人が生き残ることになるが、そのうち女性は8人。彼らの生存を脅かすのは米ソ対立の象徴である自動報復ミサイルだが、もはや彼らには米ソも人種も性別もなく、ただ人類の存続という使命を託された責任感が芽生えざるを得ない状況に追い込まれていく。そのあたりの人々の機微が、なんか悲しくせつなくもあり、感動的でもあった。そんな南極の白く美しい景色が、ここに住んでいる人々を象徴するかのごとく映って印象的だった。





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最終更新日  2008年11月21日 04時44分32秒
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