あたしはあたしの道をいく

2007.02.09
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カテゴリ: 本@浅田次郎
今、読んでいるのがコレ。



『蒼穹の昴』、 随分前に読み上げた 本なんだけど、

ふとしたことから私のところへやって来た本 の中で、

浅田次郎の最高傑作っぽい書き方をされていて、

再度読んでみたくなって、手を付けたところ。



もう先が読めてるわけで、先が読めない楽しみってのは無いんだけど、

再読だからこそ気付いたこともあって、ちょっと背筋がゾクゾクしてる。

すごいよ、コレ。


浅田次郎に『珍妃の井戸』って作品があって、

それが『蒼穹の昴』の続編にあたるってことは、 前に書いた通りなんだけど

もっとたくさんの作品がここへ繋がってるのにやっと気付いた。



『壬生義士伝』

壬生、って名前があるから簡単に予想が付くだろうけれど、新撰組を扱ったもの。

ここで、幕末から維新にかけてのことが語られる。




天切松闇がたり 』シリーズ

『壬生義士伝』よりちょっと後の時代、

明治から大正の庶民の生活を描いている。

時代的に『蒼穹の昴』と重なる所も多くて、

同時代の中国側を描いたのが『蒼穹の昴』で、








シェエラザード

第二次世界大戦中の東南アジアを描いている。

『蒼穹の昴』を読んでからこれを読むと、

第二次世界大戦に至までの経緯が見える。





すごいよ、この関係。

もっとも、あたしが読んでる浅田次郎の時代物がコレだけだから、

これだけしか関係が見えないんだけど、

まだ読んでないものもあるから、本当はもっと広く繋がってるんだと思う。



作品一つ一つが、それ単体として完結している完成品なのに、

並べてみると実は相互関係がある。

すごいよ、コレ。

背中がゾクゾクしちゃう。



あーもう、一式まるっと読み返したい!



けど、昨日、図書館でホカの小説5冊も借りてきちゃったのよね。

こっちは返却までに読み上げなくちゃいけないから、

ちょっと浅田次郎はオアズケだわ。









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Last updated  2007.02.09 12:41:49
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