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「国民年金って、2年分前納出来るようになったのだって。」
「1年分前納よりも割引が多いようだけど、どーする?」と妻。
うちでは、一年分の国民年金を前納している。
ある時に払わないと、払えないから・・・。
で、この度、2年分前納出来るようになった模様。
割引額も大きいのだから、お金があるなら払ってしまった方がお得・・・と一瞬考えた。
しかし、所得税の計算では、国民年金は支払った年に所得控除することになり、
仮に、今年、2年分前納した場合には、支払った国民年金の金額について、所得控除することになり、
所得税も少なくなるだろう。
ただ、その翌年は、国民年金の支払いがないため、所得控除できる金額が減ることになり、
結果、所得税・住民税が増えることになる。
で、簡単にシミュレーションしてみた。
昨年の所得が今年も来年も続くとして、いつも通り1年分前納した場合と2年分前納した場合とで、
所得税や住民税がどうなるか?
結論としては、例年通り、毎年国民年金を1年分前納していた方が、税金は最小になり、かつ、国民年金の割引額を考慮しても
毎年、支払った方がトータル的にお得という結果になった。
要するに、割引額だけにフォーカスすると、「あるなら払ってしまった方がお得」なように思えても、
全体的な支出として考えた場合には、 そうでなかったり。