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言っていることがはちゃめちゃ。。。税金を滞納しているにも関わらず、役所の職員にクレーマーとばかりに自分の主張だけぶつける輩に遭遇した。聞き耳を立てているわけではないけど、耳に入ってくる。ルールを自分の都合のよいように解釈し、それを押し通そうとするような言動。役所の職員さんが不憫でならない。会社を経営していれば、守らなければならないルール、法律があり、言い換えると、それが会社(商売)をする上での「環境」であり、その「環境」に合わせて、経営を行っていかなければ、その「環境」に対応できないのであれば、商売という「場」から退場せざるを得ない。それを知ってか知らずか、自分の言い分ばかりを突き通そうとする。「正直者がバカを見る」ようなことがあってはならない。善良な納税者は期限を守って、申告・納税している場合がほとんど。一部の輩がゴネて得をする?ようなことがあっては断じてならないし、仮にそんなことがあったら、税金の制度そのものを揺るがすことになる。役所の職員さんは、エキサイトする納税者相手にひるむことなく、毅然とした態度で対峙していました。公務員は比較的に経済的に安定しているからと、うらやましがられるところがありますが、こうした常識では考えられない、自己都合ばかりの国民も相手にしなければならない場面もある。そうした「義務」すら果たすことも怠ったような輩を相手にすること、よほどメンタルが強く、使命感がないと務まらない、そんな公務員という仕事は決してうらやむばかりではない職業のように感じます。「知らない、聞いていない、理解していない」では済まされない、そんな人は「商売」をするうえで、お客さんから信頼や信用を得られるわけもなく。。。それにしても、むちゃくちゃなことを言っていた納税者の聞きづてならない一言が「税理士が…」という言葉。最後には人のせいにする、そして、「税理士が…」って言い放っていたその言葉、なんでも、税理士のせいにするんじゃないよ!胸の内で大きく叫びました(笑)
2023.05.26
恥ずかしいと思うから?失敗することばかり頭をよぎるから?何かにつけて理由をつけて、行動できないと思う人の多いこと…。経済的なリスクが薄いのであれば、やってみてもよいのでは?やってみなければ、失敗するしない、期待した成果を得ることができるか否か、わからない。だから、まずやってみる、行動してみる、という姿勢が必要だと感じる。YouTubeやってみればよいではないですか?新聞折込広告すればよいではないですか?飛び込み営業してみればよいではないですか?街中でティッシュ配りすればよいではないですか?試してみて、失敗することから学ぶことも多いですよね。何をすべきかわからなければ、成功者に体験談を聞きに行くことだってしてもよいかも?WBCで日本の4番バッターだった吉田正尚選手は新人の頃、ハンマー投げの室伏選手に手紙を書いて、直接トレーニングを学びに行ったとか?あくなき探究心、向上心、プロ野球選手として、成功したいという思いからの行動なのでしょう。そんな難しいことではないはず。誰でもできる。やるか?やらないか?たったそれだけの差にもかかわらず、将来的には、大きな差になってくることもある。理屈は良いから、まずはやってみなはれ?口を開けて待っていても、天からは飴降ってこないけどな?と言いたい時がある、というそんな話でした。
2023.03.29
畑違いの全く経験のない事業を始めることこそ、慎重に石橋を叩いて、叩き過ぎるほど、準備をしていかないと、足元は愚かそれまで築いた財産を失うことになりかねない。再チャレンジしにくい日本の環境、そもそも、信用を失うことは何よりも自身の破滅に導くものでもあり、一度失った信用を取り戻して、資金調達することが難しい、というのが再チャレンジしにくい大きな理由の一つだと考えています。およその収支計算をしてみれば、実現可能か否か、検討がつくもの。それすら、検討できなければ、想像もできなければ、事業として成り立たないのは明らか。道具を揃えて、技術もあって、商品や製品を開発できても、それを売らなければ意味がなく、売る、ということが一番ハードルが高いのだ。売るには、知ってもらわなければならず、広告宣伝が必要で、提供する商品製品を欲する人にどうやって届けるのか?使ってもらって価値を認識してもらえるのか?そして、一度だけでなく、継続してまた購入してもらうこと、リピートがなければ、継続して事業は成り立たず、そこにも、またハードルがある。小資本の場合は、商圏を広げることは容易でなく、狭い商圏で限られた顧客に支持してもらわなければ、成り立たない。事業の性格にもよるが、この辺りの判断を誤れば、頑張っても頑張っても利益の出ない構造に陥っていく。気力や体力だけの気合いがあれば、なんとかなるような世の中ではない。もう少し、冷静に客観的に俯瞰して見る努力も必要…。なんだか、よくわからない内容だと思いますが、税理士としては、全力で止めることをすべきかな?あまりにも、頭でっかちな気がしてならないのです…。
2023.03.27
確定申告も終わったのも束の間、1月決算法人の仕事に追われた3月後半…。今年はインボイス制度が始まることもあり、業務の見直しをしなければならない時期だと実感しています。例年通り、同じことを繰り返していても、制度の改正や技術の進歩、人の考え方、トレンド等等、時代の流れが変わっている中で、同じことを繰り返すことは、後退していることになる。だから、いつもと同じこと、に疑問を持ち、見直して、どう改めていくのか、日常的に感じとらなければならない。にもかかわらず、毎年同じことを疑問にも感じず、続けていくこと、定期的に財務の確認をしていれば、異変?に気がつくこともあるけど、数字に表れないことも少なくない。だから、PTA的な活動やボランティア的な活動はそうしたことに陥りやすい。チコちゃんではないけど、ボーとしているじゃないよ〜と声を大にして言いたい出来事があり、うんざりします…。
2023.03.27
12月に入りました。この時期は、税理士試験の発表があります。今年は昨日ですか?引きこもごもあったでしょうね。税理士試験は科目合格制です。一度に5科目合格できる人は皆無に等しく、受験期間も複数年に渡ることもあり、かつ、これがなかなか簡単な試験ではないものだから、近年は受験生も減らしているようです。ご多分に漏れず、私も自分で言うのもおかしいですが、苦労したクチです。受験時代はフルタイムで仕事しながらと言うこともあり、5科目合格するまで、10回の試験を要しました。我ながら、よく続けたものだと、感心します(笑)そのうち、4回連続して合格科目なし、と言うこともありました。それでも、振り返れば、永遠に合格できないイメージは一切なく、逆に合格した後の税理士として活躍?というか仕事している自分のイメージは朧げながら感じながら勉強していました。『人は想像できることは実現できる』と聞いたことがあります。絵を思い浮かべることができれば、全て実現できる、なんて単純なものではないです。日々の努力の先にしか未来を描くことはできないのは当然ですが、受験勉強の合間に合格後の税理士として活躍している自分の姿をイメージ(妄想?)できれば、結果はついてくるのではないかと思います。要は自分のことをどう客観視し、イメージできるか?税理士試験は苦しいです、過酷です。でも、合格がゴールではなく、それが目的ではありません。税理士として、人様のお役に立つべく、合格を目指しているはずです。税理士試験はあくまで通過点です。受験勉強も大変で辛いことも多いですが、実務は違った意味で過酷で責任の重い仕事です。その反面、とてもやりがいのある仕事でもあります。残念な結果だった受験生なのわずかでも参考になればと思い、書き連ねてみました。
2022.12.03
人様のせいにすることは簡単です。世の中が景気悪いから?日本が弱っているから?円安だから?政治が悪いから?コロナのせい?ウクライナ問題があるから?自分でコントロールできないことを嘆いても、何も問題は解決しない。だから、できることを、考えられることを、そして行動できることをやってみることも必要なのではないかと思うのです。とはいえ、ない袖は振れないし、資本力の乏しい、我々零細事業者は少ない投資で、大きなリターンを得ることを考えるべきではないかと。インターネット広告にお金をかけても、思うような成果を得られないこともあります。お金をかけないで…となったら、己の体や頭を使うしかないのです。うちのお客さんのうちのお一人、コロナに翻弄されています。回復してきつつあるとはいえ、コロナ前を同じような手法で営業活動ができないのです。効果があるかわからなくても、少額な投資でできることを自分の体と頭を使って、泥臭くチラシを道行く人に配っています。受け取ってくれる人は稀で、受け取っても道端に捨てていく人もあり、悔しい思いもしていることでしょう。これまでの彼のキャリアを知っている私からすると、よくぞこれほどまでに泥臭い営業活動をしているな~と感動さえ覚えます。おそらく成果らしい成果は見込めないかもしれませんが、必ず誰かが見ています。真摯な態度で、商品サービスの説明をしている姿、それこそが営業かな?と感じます。コンピュータ、AI、インターネットに頼っているような営業ばかりでなく、やはり商品やサービスを提供するのは「人」だと思うのです。直接対話すること、そんな機会を得ること。世の中、いろいろな人がいて、己の利益ばかりを追求しているかのように過剰なサービスを提供したり、必要でもない商品を販売したり、そんな人がいることも事実。そんな中でも、真摯な態度で泥臭く、地を這いつくばってでも、くらいつく人もいます。私はそういう人が大好きです!
2022.11.22
あまりよくない…。業績が芳しくない原因は、原材料、燃料、円安、ウクライナ、グローバルインフレなどなど、そんなことやあんなことが原因である。そんなことやあんなことが直接当社に影響がなくても、得意先そのものがあんなことやそんなことが原因で調子よくない場合もあり、なかなかよろしくない状況でもある。「何かお考えのことはありますか?」と尋ねると、「どこどこにこうした提案をしている」とか、「あそこからは、こういう話が来ているけど、まだ受注まで至っていない」だとか、そんな返答があるところはまだよいのだ。だけど、「現状のままで…」「特に考えていない…」というところが心配だったり。結局のところ、「打つ手を考えていない」ということなのだ。我々経営者はちっぽけな会社であっても、吹けば飛ぶような個人事業主でも、先を考えることが仕事の一部なわけで、好調時こそ、そんな準備をしていなければならない。だから、準備ができていないところは慌てることになる。少額な資本や限られた人員で、やりくりしていかなければならないわけだから、材料の高騰など、(経営)環境が大きく変化することに備えて、それなりの「準備」がどうしても必要。人間の体と同じで、体調がよい時もあれば、そうでないときもある。そもそも、その準備ができていないところも少なくない。「不景気だから」と世の中のせいにしても、支払うべき賃金の支給日は毎月必ずやってくるし、そもそも食べていかなければならない。起死回生のウルトラCなどあるわけがない。誰も助けてくれない、頼りなのは基本的に経営者本人だけ。だか、大きな経済的なリスクがなければ、とりあえずやってみるという姿勢も必要。恥も外聞も投げ捨てて、考えられることのすべてに挑戦してみる。そんな姿勢が必要だと思うのだけど、動かない…。コロナ以降、特に今年に入ってから、業績がおぼつかない会社が増えてきたように感じているが、そんな中でも、完全にコロナショックから回復し、それ以上の成績を上げているお客さんがいるのも事実だ。そんなところは、ゴルフしたり、お酒飲んだり、食事を楽しんだり、そんな支出は少ないのだ。内部留保もたっぷりある。月のランニングコストの半年くらいのキャッシュがあるから、慌てて無理やり売上をつくろう、なんてこともしない。急場のしのぎ代もしっかりと確保している。そして、お勉強のお金も沢山出てくる。将来に備えて、現状に満足せず、いつもいつも危機感を抱いている。一方、芳しくないお客さんに共通するのは、よくわからない交際費が多かったりする。飲み食いして、芝刈り(ゴルフ)して、それが将来につながる支出であればよいけど、そうは思えないものもすくなくなかったり。お勉強のお金など見たこともない。そして、(ズレていると思うが)税金が少なかったことを喜んでみたり。現状が見えていない、現実を直視していない、先のこと5年先、10年先のことを考えていない、そんな印象を受ける。要するに、思考が停止している。そもそも、危機を危機と思えていない。毎月、試算表を作成しながら、辛い気持ち、寂しい気持ち、悲しい気持ちを抱くのは税理士ではなく、当の本人だと思うのだけど、それをうまく伝えられていないのかな??
2022.10.03
現金と預金だけならまだしも、なんとかpay的な電子マネーやクレジットカードなどなど…ここ何年かは、現金や預金以外での決済がめっちゃ増えている。売上も電子マネーはいいけれど、手数料が差し引かれてから入金されるものだったり、そのあたりをお客さんが全く把握していない。税理士に任せているから、とわからなくてよいわけがないのだ。お客さんがわからないものは、税理士がわかるわけがない。おまけに、ペーパーレスの流れで、クレジットカードも紙で明細が来るわけではなく、通帳だって、紙の通帳がなくなり…。データでもらえばよいのだけど、それをどうアクセスするのか?それすらも分からず、csvにしてメール転送もできないお客さんもおり、どこまで税理士事務所側で面倒を見ればよいのか?IDやパスワードを教えてくれればできなくはないが、何かあったら困るから、こちらで触りたくないのが本音。もちろん、悪いことはしないけど、普通に考えて、イヤでしょ?本当にうんざりします…。おまけに消費税はインボイスが来年から入ってくる。免税事業者からの仕入は、経過措置の関係で8割を仕入税額控除できるというが、そもそも紙の請求書や領収証があるところは良いけど、それでも、わかりづらく、さらにクレジットカードでの決済だったり、電子取引だったりした日には、きちんとその取引明細を準備してもらえるのか?おそらく無理…。どうやって免税事業者と見分けるのか?さっぱり見当もつかない。すべてがドラスティックに電子インボイスになればできなくはないが、現状で考えて、この一年で大きく変わることなど考えにくい。お客さんもお客さんだ!税理士が長年関与しているからと言って、その顧問先のすべてに把握しているわけではないのです。わかっているだろ?ではなく、わかるように預けてほしいのだ。ここ最近のこうした煩雑な取引が多い現状では、税理士の報酬も上げざるを得ない。職業的な性(さが)で、誤りのない申告書を作成したいのです。煩雑にしない、複雑にしない、そんな意識が無用な経費を減らす第一歩かと思います。
2022.09.30
レシートがくちゃくちゃ、字が読めない、足らない書類があれもこれも…。現金出納帳は入金、出金が間違っている、数字はケタ間違い、うーん、やりたくない。事業に係る経費?家事用?が混在しているのか??ハッキリ言えば、いい加減なのです。個人的な支払いを会社の口座から支払っちゃったり…。少なくはなってきたけど、こんな感じのお客さんはどこの税理士事務所のお客さんにも一人や二人いるのではないか?と思います。仕事をするにあたって、とっ散らかっている書類の整理から始め、それも折れ曲がった書類を伸ばして、整えて、必要なものとそうでないものを仕分けして、それからようやく仕事に取り掛かる。だから、時間も手間もかかる。にもかかわらず、そうしたお客さんに限って、儲けが薄かったり、納税意識が低かったり。正直なところ、関与したくないお客さんです。書類などがぐちゃぐちゃなだけでなく、お金の使い方もぐちゃぐちゃだったりするから、目も当てられない。内部留保もできていないから、借入金体質も改善せず、今回のコロナのようなことがあると、立ち行かなくなることがあったり…。税金が源泉徴収されるサラリーマンならまだしも、申告納税方式の我々事業者は自己管理がキモなわけだ。なんでもかんでも、税理士に任せている、という姿勢では自己管理とは言えない。指導が悪いのか?出るのは、ため息ばかりです…。
2022.09.30
コロナに感染…まだまだ聞きますね。今月末が申告期限の法人のお客さんが「コロナに感染したようだ」と連絡を受け、急遽、納税については税理士が立替えることになりました。自分の預金を引き出して、いざ納税しようと思ったら、残高が思った以上に減っており、ビックリ!通帳を持ち合わせていなかったから、記帳できませんでしたが、そういえば、消費税の予定納税が確か28日今日だったことを思い出し、合点がいきました。いちおう?税理士ですから、納税スケジュールは頭に入っています。4月は振替で、所得税と消費税の納税だし、合わせて国民年金を前納しているので、その支払もある。5月は自動車税、6月がいろいろあって住民税、国民健康保険税、8月に個人事業税で、9月に消費税の予定納税。いつ,いくらの税金があるか、把握はしていても、ついつい目をそらしたくなる?ところもありますが、使えるお金がどのくらいなのか?把握する意味でも、納期ごとに納付するのではなく、すべて全納してしまっています。この9月の消費税の予定納税が終われば、来年の4月までようやく納税がなくなり、ホッと一息つける。我々事業者は、サラリーマンと違って、源泉徴収などされることなく、一回懐にお金が入ってから納税するわけだから、その負担感たるや、涙がこぼれる(笑)よくある話で、プロ野球選手などの高給取りで、翌年、大きくその年俸が減少した時に住民税が納められなくなる、ということ。だから、手元に入ってきたお金は当たり前だけど、すべて使ってよいわけでなく、納税資金もしっかりと準備をしておかなければならない。その感覚を身に着けている事業者は必然と冗費は少なくなる。そうでない方は、いつまでたっても内部留保(貯金)ができない。でも、これだけは間違いない。納税できるということは、それだけ実入りもあったということなわけだ。事実、私も少しずつだけど、預金も増加しているわけだから。だから、そんなカラクリがわかっている事業者は税金を納めたがるのだ。おかしいように聞こえるかもしれないが、これが事実。「どうしたら、貯金できるでしょうか?」とお客さんから尋ねられることも少なくないですが、ごくごく当たり前のことで、出ていくお金よりも入ってくるお金を増やすしかないのです。そして、貯金ができない、という人は明らかに使いすぎ、自分の実力以上の消費をしてしまっているだけ。要するに、使うお金を少なくすること、いつどのくらい納税資金を準備する必要があるか、計画性があることが貯金のコツ?ではないでしょうか?数学が苦手でも、これは誰でもわかることだと思うのだけど、事業者でも、そうでない人は少なくないかな…。
2022.09.28
試練?振り返れば、大したことではなかったかもしれない。でも、当時は税理士試験勉強の方が自分でコントロールできるから、どうにでもやりようがあると、喉元過ぎれば…という感じでした。人は辛かったことも、時が過ぎると都合良く忘れるものです(笑)税理士として登録したはいいけれど、仕事をどうやって受注すれば良いのか?まるでわからなかった。何をどうすればよいのかわからない…それが無性に辛らかったことを思い出す。とりあえず、ホームページを作ろうと、ホームページメーカーというソフトさえあれば、簡単に作れると思いきや、何の知識もない人間にはさっぱり。。。今は何か迷うと、ネットに回答を求めるが、当時はまずは本屋に行って、ヒントとなるものはないか?そんな感じだった。で、ブログとやらは簡単に何ら知識がなくてもできるらしい…という安易な結論に行き着いたのがこのブログ。楽天のブログを選んだのも、購入した書籍が楽天ブログの始め方が書いてあったから、というだけ。時間があったから、毎日書きました。大したことではなく、日常の仕事で感じることをダラダラと。いろいろと書きました。誰が読んでいるのかもわからない中、今思えば青二才のような未熟な思考・文章です。ブログを書き始めて、数年過ぎたころから、周辺士業から連絡をもらい、「あなたに仕事をお願いしたい」的なメールをもらえるようになって、そこで関与したお客さんからまた別のお客さんを紹介してもらい、そんなことが続いて、今日に至ります。お客さんにいかに貢献できるか?そんなサービス精神的な気持ちが先行して、空回りして、逆にお客さんにご迷惑をかけてしまったこともあった。恥ずかしいことも続いた。だから、しばらくブログを書けない期間も続いた。それだけでなく、ありがたいことに猛烈に仕事が忙しくなって、書く時間も余裕もなくなったこともブログを更新しなかったこともある。でも、こうしてくだらないことでも発信して、それでも読んでくれて、そして出会えたよきご縁が忘れられず、またこうして書いているところです。税理士登録して16年目。長くお付き合いさせてもらっている、私を信用してくれる、そんなお客さんには本当に感謝しています。また、長年この仕事をしていても、わからないことや判断に迷うことはいまだに多く、相談に乗ってくれる周辺の同業のよき仲間にも恵まれ、そして、仕事が超できる素敵な職員にも恵まれて、ありがたい限り。。。しんどいこと、辛いことも何年やっても尽きないですが、それでもまだ16年目です。まだまだ頑張りたい!という気力はあります(笑)誰が読んでくれているか、さっぱりわかりませんが、時間があるとき、気が向いたときに書き連ねたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。振り返りということで、少しだけ、自分の話をしてみました!完
2022.09.26
税理士試験をなめていた…。5年で合格する、と息巻いていたが、受験を始めてから5年で合格した科目は1科目のみ、税理士試験は会計科目2科目が必須。税法科目3科目の合計5科目合格しなければならない。税法は選択必須の科目もあるが、受験当初から法人税法、消費税法、相続税法と決めていた。今では笑い話だが、簿記に苦手意識があり、簿記の知識がほぼ必要のない税法は相続税、消費税かな?法人税は仕事する上で、知らないわけにはいかないから、所得税は仕事しながらでもでも勉強できるだろう、と安易な考えから。受験歴は次のとおり。1年目 簿記論❌、財務諸表論❌2年目 相続税法❌3年目 簿記論❌ 相続税法❌4年目 簿記論❌ 相続税法❌5年目 簿記論❌ 財務諸表論⭕️6年目 簿記論⭕️ 相続税法⭕️7年目 法人税法❌ 消費税法❌8年目 法人税法❌ 消費税法⭕️9年目 法人税法❌10年目 法人税法⭕️税理士試験のとんでもない難しさを思い知り、なめていた自分に気がついたのは3年目の合格発表があった後、大学受験の比ではなく、もてる時間の大半を受験勉強に費やさないと、合格できないと…。それからは、平日はフルタイムで税理士事務所の勤務の傍ら、5時間は勉強。通勤時間も勉強に費し、土曜日は受験予備校の授業で午前10時から夜9時30分まで、日曜日は朝9時から17時まで予備校の自習室にこもり、勉強三昧の日々。とはいえ、9月から合格発表の12月までは、授業についていくために最低限の勉強していた程度。年明けからは、毎年必死に勉強していた。合格できない年が続いていたけど、不思議と最終合格できないと思ったことは一度もなく、途中で辞めようという考えもなかった。この道で生きていくしかない、と決意していたのでしょうね。もうずいぶん前の話ですから、あの苦しかった受験時代も忘れていますが、もう一度やり直すか?と問われれば、大きな声でノーと叫ぶでしょう(笑)晴れて最終合格したのは、37歳の時。学生時代の友人は会社でそれなりの役職についている中で、ようやく彼らに追いつくことができたと安堵したのも束の間、試練はこれでおしまいでなかったことに気がつくのにあまり時間はかからなかった。次につづく。
2022.09.19
大学卒業後、大手ではない大学受験予備校に就職。教務運営という、何をしていたか、文字面ではわからない仕事をしていましたが、簡単に言えば、生徒の受験指導をするチューターという仕事がメインだった。その傍ら、担当する高校への定期訪問を兼ねた営業。若い会社だったこともあり、同年代の同僚ばかり。担当していた生徒は100人を超えていたが、若かったこともあり、生徒個々の学校、志望校などすべて頭に入っていた。残業も多かったが、仕事も充実していたし、給料もバブルがはじけていたとはいえ、今から考えると身分不相応なものをもらっていた。同僚も大学受験予備校らしく、高学歴で頭の回転が速く、一緒に仕事していて、楽しかった。中には、社員でありながら、授業を担当していた同僚も数多かった。でも、私は学生時代に塾講師をしていたわけでもなく、家庭教師の経験もなく、授業は担当していなかった。別にそれに対して、負い目があったわけでもないが、これといったスキルも必要がない仕事。また、担当していた生徒には優秀な子が多く、超難関国立大学に進学した子も少なくなかった。将来を見据えた考えもしっかりしていて、これこれこうだから、この大学のこの学部に進学したい、と目標も明確。なんとなく、進学した私とは大違い。自分の将来を描く、と言ったら、大袈裟だけど、この会社にそのまま止まっても、どんな人生を送るのか?見通せなかった。すでに20代の後半となり、これから新たにスキルを身につけて…と考えた先に、これまた安易ながら、父の仕事である税理士というものが身近な職業だった。税理士試験に関する書籍、特に合格体験記的なものを読んでみると、税理士受験勉強を始めて、仕事しながらでも、5,6年で合格しているらしい。父も勤めながら税理士試験に挑戦し6年で合格したようだ。自分なら5年以内で合格できるのではないかと、当時は過大評価していたことを思い出す(笑)充実した仕事、刺激を与えてくれる同僚、そこそこの給料、昇進もすべて投げ捨て、たった3年のサラリーマン生活を捨てて、泥沼の税理士試験に突入していった。次につづく。
2022.09.19
人の人生のことなど、あまり興味はないと思うが、自分のことを書いてみようかと…遠い昔の記憶をたよりに…。小学校、中学校では、学級委員長をやるような、軽く優等生ぽいところはありました。とはいえ、先生を困らすようなことはしないまでも、いい加減なところもあり 、お勉強ができる超優等生とも、先生を困らす輩とも、ほどよく付き合っていた。言ってみれば、八方美人的な子だった。野球はやるのも、見るのも好きでした。小学2年生の時に、王選手の756号世界新記録を現場(後楽園球場)で目撃したことが自慢!だから、未だに草野球は現役だ。肩も弱くなり、遠投も出来ないけど、やっぱり体を動かすのは好き。高校で野球部に進むが当時の高校野球は上下関係が厳しく、先輩への挨拶をしなかった(授業の移動ですれ違ったけど、気づかなかったというレベル)で昼休みに呼び出されなじられ、こんなことが1年生に行われていた。野球をやる以前の話で、体質に合わず退部。だけど、体を動かしたい気持ちが高まり、経験のない柔道部に入部。高校から柔道を始める人ばかり、部員は少ないけど、中途入部でも皆歓迎してくれたし、仲間に入りやすかった。指導してくれる先生もとても熱心で、練習は厳しかったけど、理不尽な扱いは一切なかった。いまだに、柔道部の連中とは良い関係を続けている。高校では、勉強はほとんどしなかった。進学校でもない高校で、将来のことも何も考えず、3年生となり、なんとなく大学に進学しようという程度。浪人が当たり前の風潮もあり、浪人すれば、そこそこの大学に進学できると思っていたが、大間違い…。浪人1年目で、志望する大学に合格できず、親に頼み込み、2浪を決断。どうせ2浪するなら、私大のトップを目指そうと、当時は必死に勉強した記憶がある。その甲斐があり、志望校に合格。ただ入学したはいいけれど、先のことを考えない性格は直らず、アルバイトと競馬にのめり込んだ、怠惰な学生生活を送った。連んでいる連中は優秀な奴が多かった。同じように遊んでいるように見えて、そんなことはなかった。元々、秀才であったのだろう、今も勤めた会社の第一線でその活躍を垣間見ることができる。オレも負けていられない!と思わせてくれる、良い存在だ。そんな怠惰な学生生活を送った感じだから、就職でも迷走する…。何をしたいのか?そんな自問もせずに就職活動してもうまくいかず。それでも、遅ればせながら、大学進学時におじ、おばが教員であったこともあり、そちら方面に気持ちが向いていたことを思い出し、大学4年の1月に新聞の求人広告を見て、大学受験予備校に応募。なんなく、採用されて、職を得ることができました。次に続く。
2022.09.19
先週、創業スクールで講師を務めました。冒頭で、「この中で、5年先、10年先まで事業を続けている人は何人でしょうか?」「おそらく、数人続けていられれば良い方かな…」そんなことを冒頭でしゃべるものだから、一瞬で雰囲気が凍って(笑)それでも、反応は悪くなかった感じがします。それなりに真剣なメンバーがそろっていた、ということかな?とも思いました。事業を始めた当初は、預金残高がガッシャンガッシャン音がするくらい、あっという間に減ってきます。事業内容にもよるけれど、店舗や事務所を構える場合には、100万円単位のお金が出ていきます。もちろん、その規模にもよりますが、これまで地道に蓄えてきたお金が一瞬で消えていく悲劇?は、たまったものではない…。だから、それなりに勝算がある事業でなければやってはいけないし、見込みの得意先を確保しているとか、当面の生活費(例えば、無給でも一年はなんとか暮らせる)の心配はないとか、想定外の支出があっても持ちこたえられるだけの貯蓄がある等々、準備がすべて。「事業を成功させている人とは、税理士の経験からどのような人か?」と講義の最後に質問を受けました。「諸々の準備ができている人、そんな人は長く成功し続けているように思います。」と回答した。そして、続けて、「事業を開始して、すぐに税理士に依頼すべきか?」とも質問されました。これについては、「否」と返事しました。まずは、自分でお金の流れを把握し、税金も事業を行う上ではリスクですから、それについても、税理士から一々指摘されながら、受け身ではなく、自分自身で「いつ、何の税金が、どのくらい」納税する必要があるのか?そんなことも、身をもって感じ取れるようにならないと、金繰りを含めた事業の継続はないと考えていますから、確定申告は自分自身でまずはやってみることが大切です、的な話をしました。サラリーマンはサラリーマンで大変なこともあるでしょうが、仕事するために借金することはありません。事業主は仕事するために借金することがあります。どちらがしんどいか?考え方次第なところはありますが、すべてが自分の責任、手柄も自分の手柄。創業スクールに参加された方々、将来、事業を始めることを前提に参加されたことだと思います。私の予想に反して、多くの方が5年先、10年先も事業を続けていくことを願っています。簡単ではないですが…。
2022.09.10
2025年には、4人に一人が75歳以上となるようだ。いわゆる、2025年問題。一方、若年者(15~34歳)の人口は、2015年と比較して、110万人減少するとのこと。約7%近く減少するらしい。少子高齢化することは分かっていた。若年者の採用もなかなか厳しくなり、応募も少なく、その採用コストも高くなり、賃金も上昇し、零細な事業所では、なかなか難しい環境な昨今。一方、古参の社員さんは、中にはなんとなく日常を過ごし、変化を恐れ、これまでと同じことを繰り返し、挑戦することも躊躇し、だけどそれなりの給料が発生し、そんな不満をお客さん(経営者)から聞くことも多いのが税理士という仕事だったりする(笑)最低賃金も上がるようだ。良い、悪いの話ではないが、雇用する側の会社からすれば、きちんと成果をあげる社員には、それ相応の給料を支払い、そうでない社員には、場合によっては、それなりの給料にならざるを得ない事態になってしまう、事実そのようなこともすでにあるし、給料を支払う側の経営者からすると、最低時給の1100円近い金額というのは、少ない金額ではない。それを考えると、誰でもよい訳ではなく、機械やコンピュータ、ロボットができるような単純作業的な仕事はますます代替物に置き換えることを考え、給料に見合う仕事をしてもらえる人材しか、採用しないことも考えられる。まして、資本力の乏しい税理士事務所のお客さんのような中小企業では、余裕がない。給料以上の仕事の成果をあげていなければ、職を失うことにもなりかねない。はたして、そのような状況が分かっていて、裏で不平を口にしているのか・・・。職場の環境にも問題があるかもしれない。それもベテラン社員さんだったら、解決できる経験や知恵、上司に助言できる立場などを持ち合わせているように思うのだけど、そんな人材はなかなか多いわけでもないのですかね?よく聞くのが、「やっぱり雇われている人は雇われている人」的な経営者のため息。税理士はどうしても経営者依りの視点に立ってしまうけど、雇われている側も経営的な視点を持ち合わせていないと、自らの食い扶持を失うことにもなりかねない。労使が対立する等、昔の話。労使が手を携えて、ともに良い思いをする時代だと思うのだけど。。。
2022.08.30
売上が芳しくないと、あれもこれもと手を広げる人がいる…。商品アイテムを増やしていったり、決済方法を、特にキャッシュレスの電子マネーをあれもこれもと利用できる〇〇ペイを増やしたり、店舗だけでなくネット販売だったり、代理店販売を始めたり…。こうしたことは決して悪いことではないけれど、税理士事務所のお客さんって、小規模な事業所がほとんど。資本力も乏しい、人員も少ない、そんな中で、あれもこれも実行できる資金も労力も時間もないのが実情だと思うのです。中には、スーパーマンのような人もいるから、誰もがあてはまることではないけれど、どっちつかずで結果が出ないことの方が多いのではないか。売上がほしいのはわかる。だけど、結局のところ、余力がない中で、うまくいくわけがない。うまくいっていないということは、資金的にも余裕がない場面になるわけだから、手を広げても結論は見えているようなもの。本来は、次の打ち手、次の商材、次の戦略というのは、順調なときにこそ準備をしていくべきであり、目先の売上ばかりを追いかけるようでは、先行しているライバルたちにかなうわけがない。そうはいっても、コロナ、ウクライナ、円安、それに伴う物価高…。分かるのだけど、自社が得意な、そしてこれまで実績を上げてきたところで、少し視点を変えてみる、既存のお客さんだけでなく、売り先の間口を広げてみる、もっともっとその製品・商品・サービスを深堀してみる、ことのほうが現実的で、結果が出やすいのではないかと。そもそも、限られた資源(資金、労力、空間、時間)では、多品目・多数量を扱うことができないのです。それなりの資本力のある会社でも、アイテム数は絞っている。あれもこれもというような「百貨店」はかなり以前から衰退しているではないですか。また、専門性が高いほど、その単価も多くなる傾向にある。広く薄くというよりは、一点突破!もったいないよな…というお客さんが何軒かあるのです…。
2022.08.23
「税理士さんって、どうやって頼べばよいのですか?」先日、あるところの無料相談でのこと、まだお若い、おそらく30代でしょうか?30分の短い相談でしたので、細かいことは分かりませんが、相続が発生したとのこと。最愛の方を無くされて、途方にくれている様子。それでも、相続の手続きは、特に相続税はその期限が決まっています。相続の開始があったことを知った日から10ヶ月以内。通常、相続の開始、被相続人の死亡の日から10ヶ月と言い切ってよいかと思います。予想もしていなかった死であれば、気持ちの整理もままならず、期限が迫ってしまう、ということもあるでしょう。10ヶ月って短いのです。そんな中で、手続きを進める必要があり、どのご家族でもそれぞれ事情があったりして、お互いに牽制?という言い方が適当とは思えないですが、なかなか言い出せない雰囲気、なんとなく触れてはいけない?微妙な感じで、時間だけが過ぎていく、というのも少なくないのではないかと感じます。うちでご依頼いただく件数は、毎年平均して、10件はいかないくらいで、8~9件。ご依頼いただく時期としては、2つに分かれるように思います。お亡くなりになって早々にご連絡をいただくパターンと、申告期限まで数ヶ月しかないパターン。まず、手続きの一歩として、お亡くなりになった方の戸籍を取り寄せて、法定相続情報一覧図というものを作成するわけですが、本籍をあちらこちらに動いている方については、それを取り寄せるだけでも、うちでは郵送で取得するため、1~2ヶ月かかることも。現在進行中の仕事では、最終本籍は、東京都の都下で、その前は23区内、その前は千葉県、さらにその前は群馬県と、もう2ヶ月くらい時間がかかっています。それに平行して、相続財産の洗い出しをして財産評価して。。。時間的に余裕がないと、戸籍を取得するのも郵送ではなく、直接その本籍地に出向いて取得する、となると税理士の報酬も高くなることもあるでしょうか?最愛の方を無くした悲しみの中、その後の生活の不安もでしょう、それでも税金の手続きは期限があり。。。普段、税理士なんていう専門家と付き合いがないわけだから、税理士にどう依頼してよいか?分からないのは当然のこと。今時なので、ネットで検索することになると思いますが、それでも、どう選んでよいか分からず、年齢が近い、近隣の税理士がよい、同性がよい、ベテランで相続税申告に長けている人がよい、いろいろとあると思います。ただ、相続というのは、人の死が伴い、場合によっては、家族のいろいろな事情について、他人には言いたくないことでも、話さなければいけない場面もあったり、だからこそ、最終的には「相性」ということになるのかな?と思うのです。話がしやすい、わかりやすい、信頼できそうだ、そんなところかと。電話してみて、その対応だけでも、どんな税理士?とおよそ想像がつくものです。それは分かっているけど、やはり重い腰があがらない、というのが相続かもしれません。
2022.08.21
来月あるところで、創業スクールの講師をします。財務・会計について、話をしてほしいとの依頼がありました。ありがたいことに、かれこれ13回目になるそうですが、初回からお声をかけてもらっています。何を話すか?何を伝えたいか?毎回、ネタは少しずつ変えています。でもね、財務や会計、それに税金の話って、面白いですか?税理士という仕事をしていても、自ら率先して、聞いてみたい!とは思えない…。だから、「知っておかないと困る、経理の5つの基本!」的なお話はしたくないのです。自分でも話していて、面白い!と興味や関心をもってもらえる話をしたいのです。では、何をお話しするか?どうしたら、儲かるか?そんな話だったら、鼻息の荒い、創業を考える方々の興味や関心を引けるのではないかと思うのです。儲かっている会社や事業所には、理由があるのです。それを財務からひも解いてお話する、というものにしたい。資金規模やパーソナリティ(お人柄など)、技術などマネができないことは多いですが、そのエッセンスはマネできること、参考になることも多いですよね。それなりの規模の会社であれば、その財務は公表されています。そして、その戦略もIR情報から読み取れることも多い。業績が長く好調な会社というのは、そもそも他者(他社)と異なるところが多い。それは、財務内容からも見て取れる。資産の構成や粗利益率、固定比率などが同業他社と比べて、個性的なのです。同じ業種なのに、どうして財務が個性的なのか?それは、会社運営における方針が違うから、お客さんへ提供しようとしているものが他社とは違うから。そんな違いが財務に反映されていて、それをみて取れるのです。要するに、創業しようと考えている方がどのようなサービスや商品を提供したいのか?どうやってお客さんを喜ばせようと考えているのか?それを実現しお客さんから長く支持を受けるために、どのような財務内容が理想で、どうやってそこにたどり着いていけるか?そんなお話ができるように、現在、ネタを仕込み中です。第13期 日野市 創業スクールhttps://www.city.hino.lg.jp/sangyo/sougyo/1017506.html
2022.08.05
マジカルラブリーの漫才がわからない…。面白いという雰囲気はわかるけど、ネタそのものの意味が分からなくなってきているところもある。オール阪神師匠がM!の審査員を退任される、その理由も「最近の漫才がわからなくなってきたから…」との理由らしい。ご多分に漏れず、私も分からなくなってきていることが増えてきた、と感じる。そもそも、なぜその商売、ビジネスが成り立つのか?それすらも、理解できないものが多くなってきた気がします。企業秘密があるので、具体的にどんな商売か、ここには書きません。要するに万人受けするもの、大衆という存在がなくなってきた、とも言えます。世代間の格差もあります。ビジネスというのは、そもそもお客さんが求めているもの、お困りごとを解決すること、楽しませること、便利にすること、だったりする。そのお客さんが求めている価値を提供できるか、否か。だけど、その求めているものが何か?それが多様化している現代では、それを知ることを意識していないと、いつまでも己(おのれ)のモノサシでモノを考え、自らをスタンダードと理解し、お客さんが求めているものを理解できず、そして提供できなくなり、衰退していくのではないかと感じることもある。年を取ると、どうしても視野が狭くなってくる。要するに、自分の身の回りしか、見えていないのだ。だから、経営者の年齢とともに、事業が衰退していくが多いが、そんな側面もあるから、右肩下がりの業績になりがちなところがあるのだと思う。親子間の事業承継も少なくなってきたが、親の立場から、その経験からすると、理解できない事柄のほうがビジネスとしてはうまくいくことが多いのではないかと思うのだ。先人、先輩からの助言はとても貴重で大切で、若年者が経験したことがないこともあるわけだから、参考になることも少なくないだろう。だけど、聞きすぎてもいけないと思う。時代錯誤な事柄も中にはある。世の中のスピードもかつてないほど、目まぐるしく変化している。ビジネスの原理原則、お客さんが求めているものを欲しいタイミングでタイムリーに提供する、それは何一つ変わっていない。不変だ。だから、ビジネスの不変な部分、抽象的な部分の助言は受け入れるに値することが多いが、現代の環境に関わる個別具体的な商品、サービスの提供については、若年者のほうが先人よりも理解していることが多い。基本的に、若い者を信用して信頼して任せる、失敗もさせる、そんな我慢も先輩方には、必要ではないかな?と感じさせることがあった。私もムダに年を取ってきた。視野も狭くなっている。それでも、社会から「必要」とされるために、意識して若い人から教わることは続けていきたい。
2022.08.05
発信できるものを手に入れたのは、20年以上経つでしょうか?インターネット以前では、個人的な意見を広く伝えるという場は、新聞の投書欄?それくらいでしたかね。こうして,ブログを通じて、だれが読んでいるかもわからない記事を書いていますが、多くの人に見られているとは思いません。それでも、「発信」できるという道具を手に入れました。ブログを書き始めたのは、開業当初の15年以上前。ホームページメーカーというソフトを利用すれば、簡単に広告宣伝として、ホームページが作成できると思っていたけど、まるで技術や知識がない人間にはかなりハードルが高い、と気づくのに、さほど時間はかからず。。。そんな何もわかっていない人間でも、発信できる道具がブログだと知り、書き始めた。長期間、放置していた時期もありましたが、ここ数か月前から気が向いたときに、書きたいことがあるときに、書いてみよう!とゆるゆるのスタンスです。今では、ブログも一時の流行から廃れ、記事を書いている人も多くはなく、もっと手軽なSNS、フェイスブックやツイッター、インスタなど席捲され、もっと伝わる、視覚的にも伝わる道具として、YouTube等の動画の配信も、我々の手元にある。動画の配信などしたことはない。20年以上前は専用機材が必要だったから、個人で映像を発信できる人は限られていた。だけど、今やスマホだけで完結するようだ。要するに、手軽に世界中に発信できるようになったわけだけど、それにしても、リテラシーが…と思ってしまうことが多いこと。駅のホームから財布を落として、駅員さんの注意も聞かずに非常停止ボタンを押して山手線を止めたうえ、SNSにその動画を投稿した輩。非難されるのはもっともだと思うけど、それ以上に、こうして手軽に発信できることで、主義、主張、権利に対する意識が強くなりすぎていることを懸念しています。「手軽に」投稿できる、不特定多数の方に向けて発信できる、それはある意味、「力」ではあるけど、それをはき違えたらいけない。「力」は正しく使わないと、人を苦しめたり、逆に発信した本人を窮地に貶めるものだと思うのだ。手軽に、簡単にできるものこそ、十分な注意が必要だったりすることもある。「表現の自由」と「権利」ばかりを主張するのではなく、その裏返しに発信したことに対する「義務」も伴ってくる。と、こんな偉そうなことを書き連ね、「果たしてお前は大丈夫か!!」と自戒する…。
2022.07.11
どうせ何も変わらない、オレの一票なんて何もならない、そもそも政治なんて興味もない…若年層の投票率が低いそうだ。国はやっきになって、若年層の投票率を上げようとしている。昨日の参議院選挙の年代別投票率はどうだったのだろうか?こんな統計はないだろうか?投票を行った人、行かなかった人の所得はいくら?おそらく、そんな統計はないだろう。あくまで推測でしかないが、投票に行かなかった人の所得は低いのでは?言い過ぎかもしれない。偏見かもしれない。だけど、政治なんて身近でない、と初めから思考の枠組みの外に追いやって、投票に行かない人というのは、考えるということを放棄しているようにしか、思えないところがある。さまざまな考え方、意見、方向性はあってよい。どの政党も候補者もそのあたりは、様々ではあるけど、この国をよき方向へ進めていきたい、というベクトルは変わりはないと思うのだ。商売も同じで、よりよい商品やサービスを提供して、お客様から支持を受けたい、と考えて行動し、そして結果(利益)を得る。その結果から税金を納める。よりお客さんから支持を得るために、新しい技術、サービス、商品を提供し続けていかないと支持は得られない。だから、常に支持を得られるように、お客さんが何を求めているのか?どのようなものを提供すれば、喜ばれるのか?問題を解決できるか?考え続ける必要がある。安定というのは、楽だ。今まで通り、考えることなく、同じことを繰り返していればよい。個人的には、つまらないと思うけど、思考停止しているようでは、商売もうまくいかない。投票に行かない若年層、言い換えれば、思考停止している若年層、この国の将来は大丈夫でしょうか?うちの子は、昨日の選挙で、二度目の選挙になる。投票したのか?聞いていませんが、思考停止していないことを祈ります。。。
2022.07.11
コロナの感染者がまた増えてきた。仕入値が上がっている。ガソリンもまだまだ高い。円安もウクライナも先が読めない。うちのお客さんの話を聞くと、このところあまり業績が芳しくない。個人の力では、とうていコントロールできないことばかり。かつて、私も開業当初は仕事がヒマだった。もう15年以上の前のことです。受験中は税理士試験に合格したら、バラ色のような生活が待っていると思い込んでいた。だって、先輩から自然と仕事が増えるよ、と根拠のない絵空事を鵜呑みにしていたから…。先輩の開業時なら、そんなこともあったかもしれないが、当時はバブル崩壊後の長引くデフレやリーマン、東日本大震災など、困難なことが続いた頃ですから、ヒマだったのです。仕事を増やしたいと考えても、相手(お客さん)があることだから、思い通りになんて行かない。かえって、苦しいと思っていた受験時代(最終合格まで10年かかった)だったけど、勉強することに関しては、自分次第。やるかやらないか、自分でコントロールできた。だから、受験中の方がはるかに楽だったかな?なんて、考えたことを思い出す。そもそも、思い通りにいかないことことの方が多いわけだから、それなら、目の前の思い通りにできることに注力すべきではないか?と思うのだ。お店や事務所、営業車を掃除してみる、これまでのお客さんのリストを整理する、新しい技術の勉強をする、本を読む、ホームページを作成する、SNSに挑戦してみる、新しい素材を探してみる、得意先に足を運んでみる、興味のあるセミナーに参加してみる、人に話を聞きに行ってみる、同業の取り組みを観察してみる、思いつかないけど、思い通りにできることは沢山あるのだ。やばい、ヒマだ、ばかりでなく、コントロールできる事柄なんて、まだまだあるはず。口開けて、黙っていても、ヒマが解消されるわけでもなく、自分で支配できることがあれば、そこに注力すべきではないかな?私がヒマだった頃、毎日のようにしていたこと、それがこのブログにあれこれ書くことだった。そのおかげで、困った時に助けてくれる良き仲間に出会えたことができた。今、こんな時期だからできること、やってみなはれ。
2022.07.04
人手不足、どこのお客さんでもよく聞く話。ハロワ曰く、休日も応募者にとっては、重要な判断要素だという。年間の休日は土日、祝日、お盆、年末年始を入れて、150日ほどあるようだ。実に、年間の4割はお休みということになる。雇用される側は、守られている法律があるから、杓子定規にその通りにお休みすれば良いと思う。だけど、税理士事務所のお客さんのような、小規模な事業所の経営者で、果たして、年間で150日も休めるところはあるのでしょうか?経営者は、働いてナンボの世界、働かなければ収入を得られない、生活もできない、人も雇用できない、会社も守れない…。体を壊しているようでは、元も子もないけど、働く時間が短くなったなぁ〜と、ここ最近、とみに感じます。小規模な事業所は、経営者の代わりになる人など、いないのです。お休みしている間、代わって仕事してくれる人もいないのです。生産性は常に、どこまでも追求すべきではある。これまで、それを怠ってきたツケは確かにあるかも知れない。だけど、生産性の向上にも限界がある。その原資となる資本も限られているから、自らの頭と体を使わなければならないわけだ。やりたいこと、やってみたいこと、沢山あるなら、お休みしている場合ではない。時短ばかりでなく、働く時間を長くすることで見えてくるものもある。もちろん、単純に長時間労働すればよいというわけではないけれど、うちのお客さんを見ていると、業績がまずまずなところの社長はよく働いているように思える。現場で仕事をしているだけが仕事ではない。学ぶこと、考えることだって、仕事のうち。そんなことを含めて、経営者は自分の会社を守るため、自らの生活を守るために、もっともっと働くべきだと思う。時代の流れに逆行するが。だって、経営者を守ってくれる法律などないのだから、自分だけが頼りのところがあるじゃない…。悲しいかな。オレもまだまだ頑張るつもりです。
2022.07.01
「始める時」よりも「やめる時」のほうが簡単ではないことが多い…。個人事業であれば、税務署に廃業届を提出するだけで、手続き的に「辞める」ことができるし、簡単なところはある。しかし、法人ではそうはいかない。辞める時も登記する必要があるので、体力(資金力)が全くないと、そういうわけにもいかず、個人事業に比べて取引先も多いこともあるし、従業員もいるわけで、簡単ではない。開業当初は気力体力も充実していることが多く、また、「これから自分の思い通りに仕事ができる喜び」もあって、準備しているだけでも、楽しいものだ。だけど、「辞める」という後ろ向きの仕事というものは、気が進ます、先延ばしについついしてしまいがち。なかなか決断もできないこともある。それでも、人間の寿命と同じで、事業にも寿命というものがあると考えている。というのも、お客さんを見ていて感じるのは、高齢になってくればくるほど、その業績も芳しいものではなくなってくる、ように思える。特に、近年は、時代のスピードが速く、コロナの影響もあって、さらにその事業環境が急激に変わっている。昨今の物価高騰や自宅でのテレワーク、ZOOMなどでの商談、代金決済方法が電子決済中心になり銀行の統廃合も進んでいる。納税環境も電子申告の普及、消費税のインボイス制度が間近に迫り、電子帳簿保存法の導入、インターネット環境の急激な変化、そんなものについていけない経営者も少なくない。時代に流れに飲み込まれないようにするには、積極的に新しい環境に慣れなければならないし、これまでのやり方を改める必要はあるが、それに対応できない事実…。「活性化」という意味では、まさに「今」が過渡期と言えるのではないかと思うのです。コロナから回復しつつあるとはいえ、大廃業時代が到来することも考えられる。長年続けてきた事業を廃止する、辞めるという決断は、なかなか踏み切れないこともあるが、早いほうがよい。気力・体力がないとできないわけで、明日辞めます、ということもできないから、準備が必要。だから、「辞めた」ときに支障があることをまずはリスト化する必要があるのではないかと。・銀行からの借入金の返済はあるか、いつ返済が終わるか、繰り上げ返済できるのか?・辞めた時にかかる費用は何があって、いくらかかるのか?(現状回復費用、会社の解散等の登記費用、従業員の退職金など)・従業員のその後の就職先は確保できるか?・経営者自身のその後の生活の目途は立ちそうか?・得意先へ廃業の連絡はいつするのか?代わりの同業者を紹介できるか?・辞める時の税金はどのくらいになりそうか?他にも、やらなければならないこともあるけれど、主だったところは上記の事柄でしょうか。でも、「辞める」という選択ができるところは、まだマシです。多額の借入金に業績不振では、経営者自身の生活にも大きな影響があり、辞めたくてもやめられないところもあるのです。廃業するときも、開業当初と同じように「準備」が大切。まずは、いつ辞めるのか、そこから逆算して、準備するしかないかもしれないです…。
2022.06.23
持続化給付金の給付を受けているのに、無申告。多額の協力金の給付を受けているのに無申告。もらうものはもらって、税金の申告をしていない…。税金って、「公平」という考えがその「礎(いしずえ)」なわけでしょ?それを見逃すことは考えられない。だって、税務行政の根幹を揺るがすわけだから。私は税務署出身の税理士ではないですが、税務署は無申告者の調査を積極的に行っているとのことです。幸いにも、税務署から何ら接触がないという方は、たまたまなだけ。無申告のデメリットは、無申告加算税(重加算税も含み)や延滞税など、きちんと申告していれば、納税しなくても済んだはずのものを納税しなければならないこと。それ以上に、いつ税務署から連絡があるのか?思い出すたびにビクビクしているようなことのほうが精神衛生上、よろしくないと思うのですが。。。忙しくて、よくわからなくって、面倒で、あっても、税金の申告は必要なのです。かつて、もう10年以上前ですが、とっくに確定申告期限が過ぎていた5月ごろ、「まだ何にもしていない」と平気な顔していた方、もう接点はないですから、その後申告したのか否か、わかりません。そんな風潮を認めるわけではないけど、「申告していない」と言えてしまう世の中に問題があるように思えます。ここ2年は税務署は、税務調査も思い通りにできなかったようです。しかし、コロナも落ち着きつつあります。そろそろ、以前のように税務調査も行われるようになるでしょう。だからというわけではないですが、税務署から連絡、指摘を受ける前に、無申告の方は申告することを強くお勧めします。いざ納税、というときに納められず、その後も苦しむことのないように、今が申告する納税する絶好の機会!と捉えて、改めてもらいたい。
2022.06.20
もうすぐ7月になります。確定申告のことなど、ずいぶん前のこと、とっくの昔に頭から離れているのではないでしょうか?令和3年分の納税も済ませて、ホッとしていたかもしれません。しかし、追い打ちをかけるように、住民税がきて、個人事業の場合には、国保税がきて、見たこともない高額な納税通知書が届いていないでしょうか?それでも、ここまでは予定通り、という方もいるかもしれません。昨年は、特に飲食店では、手厚い協力金のおかげで、小さな個人店を中心に多額の納税だった…わけですから、それもそのはず。だけど、ここにきて、税務署から所得税の予定納税の通知書は届いていないでしょうか?予定納税とは、前払い税金です。所得税の前年に係る年税額が15万円以上の場合には、予定納税義務者となります。なので、その前払い税金を7月、11月に納税する必要があるのです。ただ、廃業したり、休業したり、業績不振だったり、そんな時には、その年6月30日の現況による申告納税見積額が予定納税額の計算の基礎となった予定納税基準額に満たないと見込まれる場合において予定納税額の減額を求める手続をすることができます。これを「予定納税額の減額申請」といいます。おそらく、個人店の飲食店の大半では、昨年のような協力金を見込むことができず、予定納税基準額に満たないと見込まれるのではないかと思うのです。うちのお客さんでも、個人の飲食店が数件あります。確定申告が終わった3月にすでに予定納税の話もしています。だから、どなたからも驚きの連絡はなく、「通知書がきたよ」というだけ。7月15日までに減額申請する予定でいますが、定期的に今年の1月からの会計処理も終わらせているし、来月の申請期限まで、慌てることのないように準備もしています。ま、減額申請しなくても、通知書のとおり、予定納税しても、確定申告で精算することになるので、損も得もないわけですが、コロナも落ち着きつつあるこれからというときに、多額の納税は「痛い」かもしれない。だから、やっぱり、いつ・いくらくらい納税の予定があるのか?それを頭に入れておく必要があると思うのです。それが事業を守ることにつながるのではないかと。。。でも、予定納税までは、予定していても、まだあります!個人事業税が8月に来ますよ。うちのお客さんには、その覚悟と納税の準備もすでにしてもらっています。大丈夫ですか?もらってうれしいばかりでなく、給付された協力金のすべては使ってはいけないのですよ。
2022.06.20
誰もがすまし顔をしているけど、不平も不満も聞いたこともない人も、いつも元気でニコやかな人も、ご家庭で何もない家なんて、ないと考えています。人の家庭を覗き見る(見たくてみているわけではないですが…)ことのできる立場であるのが、税理士だったりします。弁護士さんほどではないですが…。いざ相続!なんてことになったときに、家庭の問題が顕在化することも少なくない。仕事をするうえで、家族関係の諸々を知っておかないと、不都合があることもあり、もちろん守秘義務もありますが、話ししたくないことだとわかっていても、あえてこちらからお尋ねすることもある。特に、兄弟は近い存在のようで、年をとるにしたがって、その関係は希薄になり、育ってきた環境は同じであっても、社会に出た後の人生が長くなるほど、仕事での立場だったり、そのしんどさだったり、収入だったり、取り巻く環境が変わってくるわけで、かつ、それぞれのパートナーが違えば、それぞれのパートナーに抱く感情も異なり、会話・対話することも減っているわけですから、相容れない部分もでてくるのは当然。で、「親」という絶対的な目上の存在がいなくなることで、対等な立場と考える兄弟での争いが起こることが少なくないように思える。お互いに「家族」というものが根底にあるから、言いたいことが言えてしまう。遠慮がないのだ。他人だったら、オブラートに包み、それなりの言い方もすることはあるだろう。だけど、言いたいことが言えてしまうのも、家族だからだと思うのだ。逆に、言いたいことも言えず、それを弁護士さん等の他人に託すことになるようでは、これからの関係は難しくなってくる。かえって、「クソ!」と思っても、言いたいことが言える関係、言葉を選ばずに、感情をストレートになげかける、そのほうがお互いの理解が進むような気がします。一緒に過ごした子供時代よりも、独立したその後の人生のほうが長いわけだから、理解できないことがあって、当然でしょ。同じ屋根の下で生活していたって、言いたいことがいえない関係の人もいる中で、汚い言葉でも直球ど真ん中に投げ込んだほうがわかりやすいかな?最後は主張や意見はするけれど、相手の気持ちや立場、置かれた環境等をお互いにしっかりと理解し、わかろうとする努力も必要なのではないかな?何事も後腐れのないように、一時的な感情に流されず吐き出すばかりでなく、それを受け止めて咀嚼することができれば、ぶつかっても、これまで以上のよい関係が築けることもあるかな?そんなご家庭も見てきています。
2022.06.17
見事であった…。一昨年、叔父が他界した。叔父の一生は、なかなか苦労の多かったもののように思える。体が弱かった叔父の父(私からすると、祖父)に代わって、学校卒業後、お店を引き継ぎ、まだ年少だった兄弟姉妹の生活を支え、若くして一家の大黒柱だった。そして、兄弟姉妹すべてを学校を卒業させた。20台で。そんな苦労したことも自慢にしてもよいものだけど、そんな話は一切聞いたことがない。お店営んでいたから、うちでも長年、税務申告の依頼を請けていた。私が税理士登録する前から、何かわからないと、電話してきて、あれやこれや相談に乗ってくれ、と。お店は時代の流れから、業態変更したこともあったが、その後、10年以上前に閉めた。だけど、貸家があったので、引き続きその申告を請け負っていた。その貸家もバブル当時の建築であったので、建築費も相当な金額で、少なくない借入だった。だから、貸家のあがりがあっても、大半は返済にお金が回り、手元に残るのは、それほど多くはなかった。だけど、納税だって少なくなかった。そんな叔父が見事だったのは、納税のスケジュールがきちんと頭に入っていたことだ。固定資産税(4期分)に、所得税(予定納税を含めると、年3回の納付)、住民税(4期分)、消費税(予定納税含めて年2回)…。納税管理用の預金通帳を作って、納期の直前にお金を移動していた。税理士は、確定申告時の納税しか、伝えない。だから、3月の所得税、消費税の納税以外は、すべて自分で、いくらくらい納税資金が必要なのか、頭に入っていたのだろう。しかも、少なくない借入金の返済もあるから、予定していなかった支出があったりすると、返済できない恐れもあり、そんな意味でも、お金の管理はキモだった。とにかく、その管理は「見事!」だった。思い起こせば、どこぞに旅行に行った、なんて話はあまり聞いたことがなく、高額な趣味もなく、生活ぶりも質素慎ましい様子だった。先祖から受け継いだ土地だから、次の世代に残したい、と常に口にしていたとおり、実行した。しかも、借入金の残債もこれまた「見事」に何年か前に繰り上げ返済し、負の遺産を引き継がせることも一切なかったし、それに余るものを残して他界した。お金の「入り」と「出」の管理。難しいものではないけど、それができていない人が多い。商売している人は、一回懐にお金が入ってきてから納税するわけだから、いつ、どんな支出がどのくらいあるのか?それをまかなう収入の見込みは?と考えるべきものと思うけど、それができていない人が多いように思えてならない。だから、貯金できないのですよ、いつまでも融資に頼るようなことが続いているのですよ、自分の実力を過信しているのですよ、と思うことが仕事していると感じることが多々あり…。働き方改革とはいうけれど、体を壊さない程度には、しっかりと働き、実力以上の生活を慎むことが商人には必要ではないかと思う、この頃です。
2022.06.16
6月から7月にかけて、支払いが多い・・・住民税の納税通知書が来た、国保も来た、労働保険もあるし、ため息がでるのが6月。サラリーマンと違って、所得税や社会保険を差し引かれたものが入金されるわけでなく、懐に一回入ってきてから支払うわけだから、その負担感たるや、たまらんわけです。しかも、うちでは、納期ごとに支払うのではなく、全納するので、預金残高がビックリするくらい目減りする…。一括で支払うのは、きついけど、使えるお金がどれくらい?ということを把握するためにも、全納してしまう。ただ、こんな仕事しているわけだから、納税スケジュールは頭に入っている。4月 所得税、消費税(振替納税)5月 自動車税6月 住民税、国民健康保険7月 所得税予定 1期8月 個人事業税 1期9月 消費税予定納税11月 所得税予定 2期、個人事業税 2期ようやく12月から3月までは、何もなし。でも、手元に残っている(利益が出ていた)から、納税が発生するわけですから、気持ちよく支払っている。逆に無理に守ろう、守ろうとすると、不思議なもので、理不尽なお金の支出があることもある。・お財布を無くしたり・車をぶつけて、修理代が発生したり・気を付けていたにも関わらず、仕事でお客さんに迷惑をかけてしまって、お詫びにお金がかかったり…日常的に、お客さんの財務を見ていて感じるのは、納税を恐れて、必要以上の冗費支出をしたり、その仕事ではそんな高級車いらないのでは?というような身分不相応な支出をしたり、そんなところは資金繰りに四苦八苦しているところが多いように思える。そんなことをせず、しっかりと利益を出して、気持ちよく納税している事業所はお金がたまっている、という事実。当たり前のことだけど、利益を出さなければ、お金はたまらない。分かっている人は、税金をおさめたがる。もちろん、税金は事業所にとって、リスクなところはあるけど、いつどのくらい納税が発生するのか?それをきちんと頭に入れて、管理していけば、どれくらい使えるお金があるのか、計算ができる。そうすれば、実力以上の支出をすることもなくなる。納税を恐れず、納付スケジュールを頭に入れて、いつどのくらい支出があるのか、把握していることが内部留保する近道ではないかと考えています。だから、私は税理士とはいえ、過度と思えるような節税的な事柄は好きではない。
2022.06.15
「おかげ様で仕事は順調で受注見込みも増えたけど、なかなかよい人材を採用できないこともあり、法人化を考えているのですが…」労働人口が減少に転じて、なかなか採用も難しくなっている。ここ最近、現実問題として、顕在化してきました。ひどいところなんて、ようやく採用できたと思ったら、「他の会社に面接に行くので、明日休んでいいですか?」と言われた会社さんも…。求人には、とってもお金がかかる。成功報酬型の求人広告会社も増えていますが、その成果報酬の高いこと、ホント目が飛び出ます。零細企業にとっては、とんでもない金額。だけど、仕事はあっても、人がいないと受注できず、採用に係る費用をケチってはいられません、死活問題ですから。かつて、人の採用を見込んで少なくない設備投資したはいいけど、結局、人を採用できず、いわゆる「黒字倒産」なんてこともありました。高額な求人広告料を支払っても、まるで応募がなかったり、ようやく採用できたと喜んだのは束の間で、わずか数か月で退職してしまったり、人手不足は深刻です。それを解消するために、「法人化」という選択も悪くはないのですが、法人組織にしたからと言って、よい人材と巡り合える機会が増えるわけではないと思っています。それでも、応募者からの「見た目」は「株式会社」という方が聞こえがよく、「社会保険完備」と謳ったほうが目に留まることが多少は増えることはあるかもしれない。比較的、あくまで比較的ですが、採用がうまくできているのかな?と思えるところは、自社の魅力を発信することに労力を惜しんでいないように感じます。今どきは、応募する前に「どんな会社かな?」と必ずインターネットで検索するわけで、そこに情報が薄ければ、応募に躊躇することも考えられ、だから、選ばれる事業所はそれなりに自社について、その魅力を発信しており、それを外注ではなく、経営者自身の言葉で、また現場で働いている従業員の声も交えて伝え、そんな努力をしている姿も見えます。また、ネットだけでなく、店頭での求人広告が奏功する場面もよく聞きます。お客さんとして来店したけど、お店のスタッフの仕事ぶりを見て「ここで働きたい!」と応募があったと聞いたこともあります。だから、ただ高額な求人広告を掲載することが採用活動というわけではなく、身近なもので、それがHPなのかSNSなのか、どんなものであっても発信する労力を厭わず、潜在的な応募者に現場の仕事を見てもらうために、日常の仕事を充実したものにし、そんなことも、立派な採用活動だと思うのです。何事もそうだけど、人(求人広告会社)任せにせず、自分で考えて、そして(頭も体も)汗をかくこと、日常の「目の前の仕事」を丁寧に、そして楽しく「充実した仕事」をしていれば、よい人に巡り合うことにつながるのではないかな?と感じます。簡単ではないですけどね…。
2022.05.31
10時になった。そろそろ来るかな?10時30分になった…。まだ、来ない…、もしかしたら、車が渋滞?もしかしたら、事故?そして、連絡もない…。11時になった。約束の時間を勘違いした?しびれを切らして、電話しました。どうも、約束を忘れていたようだ。とっても忙しいわけではないけど、ヒマでもない。次のお客さんの予定も入っている。でも、怒ることもしない(ようにしている)。約束を忘れてしまうこともあるよね?うっかりしていたこともあるよね?私もあります…。最近、「オレこそが正義!」と言わんばかりの風潮が目立つような気がする。コロナ初期のころの「自粛警察」という言葉に象徴されるように、特定の人物などをこぞって攻撃したり。私だって、聖人ではないから、腹の立つこと、イライラすることもあるし、そもそも口が悪いと自認しているところもある。年を重ねてきた?こともあるけど、「許す」ことも大切なのかと考えています。忙しくて忘れてしまうことや相手のことも理解せず、辛辣な?言葉を投げてしまったり(後で大変な後悔をしますが…)、子供のころに、いたずら心で意地悪なことした経験ないですか?仕事だって、初めから間違えようと思って、間違えたりしないですよね。それでも、機械ではない生身の人間ですから、その時々の感情があり、安易な考えから、誤りや過ちをこかすこともある。完璧ではないですから。人を傷つけたり、殺めたり、あってはならないこともあるのは事実だけど、事の大小はあるにしても、過ちを犯してしまう。かつて、不用意な言動から人の心を踏みにじったこともないわけではない。謝罪する場がないけど、あとで大いに悔いたことも少なからずある。冒頭の方、次の約束では、時間どおり面会することができました。たった一度、時間を勘違いした程度のこと、それで人の評価を決めてしまうのも早計だと思うのです。ご丁寧な謝罪もしていただきました。要するに、やらかしてしまっても、そのあとの「リカバリー」が大切、というただそれだけの話です。
2022.05.31
うちのお客様のそのほとんどが同族会社です。簡単に言えば、親族経営の会社ということになります。で、そうした会社に多いのが、役員借入金。一時的な資金繰りで、会社に個人のお金を貸したり、または、設備するのにそれなりのお金が必要で、本来なら、増資して設備するところを増資するには、登記しなければならず、手続きが面倒だし、登録免許税もかかる。であれば、役員から借りた形にすれば、登記などの手続きもいらないし、余計なお金もかからない。お金を貸した方も貸した方で、追加の出資という意識があるので、返してもらおうという気持ちもない。社歴が長い会社ほど、こうしたちょっとずつの積み重ねで、役員からの借入金が膨れ上がり、数千万円からの借入金があることは、さほど珍しいことではありません。しかし、貸して側から考えると、これはまさしく債権であり、その役員にもしものことがあれば、相続財産ということになります。会社から返してもらえるのであれば、問題ないですが、財務内容が悪化している会社も少なくなく、全額戻ってくることはまずないのではないでしょうか?もう5年以上も前になりますが、勇退した税理士から引き継いだ同族会社のお客さん、高級なマンションが買えるくらい、自分の会社に貸し付けていました。過年度の決算書を見せてもらって、真っ先に目についたのは、この役員借入金。御年、それなりの年齢です。現金化できる財産であれば、相続税課税されても、致し方ないもの。だけど、返ってくるアテは限りなくないものに対して、課税されるというのは、避けられるものなら避けたい。前任の税理士からは、何らリスクの説明もなかったようです。幸いにも、業績は好調で、売上も立ち、利益も多くはないけれど、それなりにあり、提案したことは、役員報酬を減額して、個人の借入金を返済すること。また、それなりの年齢でありながら、頭も体も、まだまだ現役で元気でいてもらったこともあり、かなり返済が進みました。「年だし、お金使うこともない」し、経営者にとって、会社は「子供のように、かわいいもの」だから、会社の存続のために、自己資金を投資することなんて、なんとも思っていない。だけど、それが相続財産になる、なんてもとは、つゆとも考えていなかったようです。残された遺族からすると、現金化できないものに課税されることの不合理さ、を感じるとは思うけど、これは過去の納税者の戦いから決着がついたところもあり、課税を回避することはとても難しい。むかしむかしの会社は、納税をしたくないばかりに、個人的な支出じゃないの?と思えるような、グレーな経費を会社につけ、お金が足らないから、会社に貸し付けた形にして、なんてところもあったのではないかと想像します。それが、ツケとなり、法人税は少なくて済ませられたとしても、今度は相続税課税される、という結果に。むかしの納税者は、「税金を取られる」という感覚だったけど、今の経営者は「税金を納める」という思考に変わりつつある印象を受け、それも法人税率が「かつて」に比べて、下がってきたことにもあると思います。中小零細といえども、会社と経営者は別人格なわけで、そのあたりの区別はきちんとしておかないと、とんでもないことになることも考えられ、「とにかく納めたくない!」というお客さんが相当減ってきた、と感じています。そんな意味では、税理士の仕事もやりやすくなった。聞く耳を持ってくれるお客さんが多くなった、ってこともあります。「役員借入金」、将来子供や配偶者にツケをまわすことないように、それも事業承継なのかな?と考えます。
2022.05.30
感染者の数がここ最近、顕著に減ってきたような感じですね。もう2年になります。「新型コロナ」という言葉、聞かない日はないです。マスクにも慣れ、スーパーやコンビニのレジに並ぶ際に間隔を開けること、消毒を日常的にすること、慣れました。テレワークも定着してきた、といってよいのでしょう。コロナのせいで、それ以前の生活と大きく日常が変わりました。コロナ以前に戻りたいか?と言われれば、私はNOです!もちろん、コロナ前と同様に、気兼ねなく旅行を楽しんだり、仲間と楽しくお酒や食事を楽しみながら、飛沫をとばしつつバカ笑いするような、そんなことができるようになってほしいですが、コロナがあったから、気づいたこと、変わることができたことも沢山ありました。.通勤しなくても、自宅で済ますことができる仕事があることが分かった.ZOOM等のツールで、遠隔地の方々とコミュニケーションがとれることが分かった.課題(非生産的な課題)が顕著に見えるようになった.先送りしていたことが、顕在化し、その改善を図るきっかけができたうちでは、上記の4つ目の課題が顕在化したことが一番大きかったと思っている。ほんの数人程度の税理士事務所で、コロナ以後、退職者があった。それほど、というか猛烈に忙しい事務所ではないけれど、一人欠けるだけで、大きな穴が空くものです。それは、零細な事業所はどこも同じことだと思います。うちも例外ではなく。。。ただ、とてもご縁に恵まれていて、これまで出逢ったことのない、物覚えも早く、パソコンスキルに長け、仕事に対する姿勢も真摯で、若い感性を持ち合わせ、私以上?(大したものではないのですが…)の能力がある、とてもとても優秀な人材に巡り合うことができました。退職した職員には、申し訳ないが、その方から「人を雇う」ということがどういうことなのか、を学び、これまで私自身が思慮が足りていなかったこと、待遇、休日の在り方、仕事の進め方、お客様との対応等の反省を生かして、「労使が対立する」構造を作るのではなく、「労使がともに手を取り合って」よりよい仕事やお客さんの役に立てるような、そんな職場環境にすべきこと、それを「コロナをきっかけ」に気づかされたような気がしてならないのです。税理士登録をして、この4月から16年目。それなりの経験も積んできました。振り返ってみると、なんとなく膠着していた仕事が続いていたような気がしていました。経験が長くなると、その弊害もあります。新しいシステム、これまでの成功体験、経験したことのないことに対する嫌悪感、よい言い方をすれば、「安定していた」けど、「安定」には、進歩がないのです。「コロナ」をきっかけに、その安定したもののバランスをほどよく崩すことができた、そんなきっかけを与えてくれたのが、私にとって「コロナのおかげ」なのではないかと思っています。未来を創るのは、現在の私。あの時の「コロナのおかげ」で、「今がある」と思える「未来を創る」べく、崩したバランスを整える日常です。
2022.05.30
相続税の申告が得意です。国際税務に長けています!顧問先は大規模法人が多いです。事業承継税務はお任せください!かつて、税務署の職員さんと懇親する機会があり、「何が専門(得意)なのですか?」と尋ねられたことがある。残念ながら、上記のようなキャッチフレーズを冠できるような税理士事務所ではありません…。東京の日野市百草園という聖蹟桜ヶ丘と高幡不動の狭間にある、地味な地域で税理士なんて仕事をしていますから、「これ!」というものがないのです。だから、というわけではないですが、「なんでもやります!」という感じの税理士事務所です。強いて特徴らしいことを言えば、他の税理士事務所より個人のお客様が多いことでしょうか?不動産所得だけでなく、個人事業のお客様も少なくないです。個人事業のお客様は面白いです!業種も様々。カメラマンさん、イラストレーターさん、漫画家さん、飲食店、大学教授、インターネット販売、自動車修理・中古車販売業さん、画家さん、演奏家さん、予備校講師の先生、塗装屋さん、電気工事業さん、造園業さん、プロサッカー選手、往診専門の獣医さん、弁護士さん、エクステリア系、ハウスクリーニング業さん、内装工事業さん、一人親方的な方、美容院さん、古物商さん、パン屋さん、廃棄物処理業さん、薬剤師さん、ウェブ作成業者さんなど…。世の中には、様々な職業はあるけれど、人間の視野は狭いもので、知らない職業、わかっているようでわかっていない仕事など、自分の周辺のものしか知らないことが多い。だから、様々な職業のお客さんの税務申告をさせてもらいながら、お話をききつつ、そんな知らなかった世界を覗き見ることができる、そんな面白さが個人事業にはあるのかな?と感じます。それに、個人事業に携わっている醍醐味は、「人の成功の過程」を感じることができること。最初は一人で商売を始めて、それがやがて、人を雇い入れるようになり、翌年にはもう一人増え二人増え、そして、売上も所得(もうけ)も多くなり、税金も多く納税することになり、そんなところに携われる喜びも感じることができること。「小さく始めて大きくする」ほうが経済的リスクが少なく、私自身も好感がもてる。個人事業から法人成りして、そんなお客さんも少なくなく、両手では足らないくらいの数のお客さんが個人事業から法人に移行しました。そして、うちの主要なお客様にと成長して。法人といっても、家族経営規模の小規模な事業所ばかりですが、今ではそれなりの件数のお客さんに関与させてもらっている。最年少は20台前半のお客様、最高齢は90歳を超えています。だから、そんなお客さんの要望も様々で、相続の相談も少なからず受けることもあり、月一回程度の相続税の申告もさせてもらっているし、そろそろ後進に道を譲るころかな?と事業承継の相談もあれば、人口減少の局面に入っているにも関わらず、まだまだバリバリと店舗展開を考えているお客さんから相談を受けたりと、税務だけでなく、あらゆることに対応する必要があり、格好のよい、耳障りの良い言い方をすれば、「オールラウンダー」な税理士事務所でもあり、反対に悪い言い方をすれば、さして「特徴のない」税理士事務所だったりする(笑)若いときは、他の税理士とはひと味違う、深い知識や経験を強みとした、同業者からも一目置かれるような、そんな税理士になりたい!と考えたこともありました。でも、お客さんからあらゆることを要望され、鍛えられたところがあり、税目も法人税や消費税のみならず、所得税、住民税、相続税など横断的に理解していないと、通用しない地域でもあるとも思え、「なんでもやります!」的なスタイルでよいのかな?とも考えています。特徴はない税理士事務所だけど、好きな仕事を続けていきたい。やっぱり好きな仕事は、個人事業のお客様かな?それも、年々大きくなって、もうけも多く、税金も沢山納税する方の申告が好きです。だって、税金の計算好きですから(笑)
2022.05.27
もっと面白いことできそうなのにな~と感じることがあり。なかなか、自分の会社では、何が「強み」なのか?分からなかったりする。自分のことなのに、「オレは何モノ?」と、意外と自分のこと、良いことだったり、逆に悪いことだったり、知っているようで、知らないことって、多かったりする。日常生活でも、自分の生活がスタンダードであり、他者を知らなかったりするものだから、ヤングケアラーと呼ばれる若年層の介護従事者は自分が社会的弱者であること、を理解していなかったり、それがために行政のお世話になることすら、頭になかったり…。それに似ている?というわけではないが、実店舗を持つお客様、ご多分に漏れず、ネット販売の影響も多分にあるとは思うけど、業績はよろしくない…。だけど、ネット販売ではできないこと、もあるのではないかと思うのです。目の前にお客さんがいる、ネットで購入することなく、足を運んでお店まで来てくれる、それには理由もあるのではないかと。ネットでは、お客さんの顔が見えない、だけど、実店舗であれば、目の前にお客さんがいる。顔を合わせて接客することができる。お客さんの要望を直接聞くことができる、何を求めているのか確かめることができる。客層も若い人?ご年配の方?男?女?一目瞭然。うちのお客様、お店に足を運んでもらうためのイベントも企画しているようですが、興味を感じて足を運んでくれるイベントとは、どのようなものなのか?そんなことも直接聞くことができる。それに、同じビルに入居している他業種のテナントだって、潜在的なお客さん。詳細は書けませんが、そのテナントの方と協力して、面白いこと、お互いにメリットのある企画もできるかもしれない。とかくネット販売となると、価格の比較が容易で、それが大きな判断材料になることが多い。検索したって、上位に表示されるのは、ヤフーや楽天、AMAZONばかりで、そのプラットホームにのらないと売れない環境になっている。他社との違いを訴える場も限定されている。それに、ただでさえ、小資本の企業は価格競争などできるわけがない。売上があがっても、利益はごくわずか…。だから、小規模事業者こそ、ネットから離れなければならない。もちろん、例外もありますが、例外はあくまで例外。例外を求めてはいけない。私たちが日常的に見ている周辺の景色は、知っているようで知らない、知っているようで当事者でないから知っているつもりになっていること、そんなものは山ほどあるような気がしてならない。私だって、わかっているつもりでいたけど、若い人が見ている景色は全く見えていない、ということに最近気が付いた。「オレには関係ないこと」、「興味ありません!」とスルーするばかりではなく、「そんなものもあるんだ?」、「よくわからないけど、見てみようかな?」と意識するだけでも、目の前の景色が変わってくることもあるのかもしれません。世界は、そして日本も広い!老眼もありますが、(世の中を眺める)目は年々と衰えている。だからこそ、ちょっとした「意識」をもって、世の中を俯瞰してみることが大切なのかな?と感じる齢、アラフィーです…。
2022.05.25
かなりの納税額になりそうです…。決算の時だけ、業績確認するようでは、金繰りも思うようにいきません。忙しいのは分かります。中小零細企業でヒマな会社なんてないわけですから。それに、決算手続きは、直接売上に影響はしません。だけど、多くのお客さんには、会計が重要であることは理解していただいていると思っている。我々税理士のお客さんである中小零細企業というのは、いわゆる所有と経営が一致していて、平たく言うと、自分でお金を投資して、それを自分で運用して、その運用益が生活の原資となり・・・という生活を送られているのです。だから、そのお金を運用していると同時に、その投資したお金の測定をすることも、当たり前のことですが、大事なことでもあります。私のような職業の人間が、「会計は大事だよ~」といくら言っても、「そりゃ、お前さんは、それを生業にしているのだから、そういうのだろうよ」と思われる節はあるのかもしれない。そりゃ、試算表が読めれば、財務分析ができれば、売上が上がります、儲けが倍増します・・・とは言えません。でも、お金を残す!には、そのリスクになりうる税金の把握は、どうしても必要。「攻め」も大事だけど、それと同じくらい「守り」も大事。期中に、ある程度予想ができるものでもある。業績の見通しも近い将来であれば、見込みも立つものです。定期的に、「効果的な投資」ができているか?、リスクとなりうる「税金」はどの程度になりそうか?お金は足りているのか?資金ショートしないか?利益は出ているのに、お金が残らない原因は何か?(「勘定合って銭足らず」になっていないか?)プロ野球でも守備固めって、地味なのですが、勝ちきるにはストッパー投手が重要で、たとえ1点差でも勝つには、最後まで「守り」が重要なのです。もう少し、普段の日常から「守り切ること」を意識しませんか?
2022.05.25
「数年後にもうやめようと思う・・・」「でも、これだけのものを辞めてしまうのも、もったいないし」と相談をお客様から受けた。もう何年のお付き合いでしょうか?私自身、とてもとてもお世話になったお客様。さみしくないわけないです。正直なことをいえば、さみしい、という感情だけでなく、それなりに太いお客さんでもあったので、内心「こりゃ、(事務所経営的に)痛いな・・・」と思うところもあり。ただ、「辞められるときに、辞められる」選択肢があることはよかったかもしれない。税理士会に「担い手捜し探しナビ」というモノがある。M&Aの場合、仲介業者もいあるのだけど、小規模、零細事業者が利用できるモノが少なく、かつ、売りに出していることを他者や同業者から見えることもなく、守秘義務が課されている税理士しか閲覧できないわけですから、もっと利用が進んでもよいものに思えます。昔であれば、「家業」として、子供が親の事業を引き継ぐ、なんてことは珍しくなかった。でも、現代は違う。同族関係者による事業承継の方が希かもしれない。私も後継者がいません。子供はまだ学生ですから、どうなるか分かりませんが、「継ぐ」ことは考えにくい。でも、それなりの年齢になってきました。元気なうちに、気力が充実しているうちに、体が元気なうちに、考えておくことはしないといけない。気がつけば、税務署職員も私よりも若輩の職員、同僚の税理士も若い子が増えてきました。「古くさい」体質もまだまだ残る税理士業界ですから、若い子からの人気も無く、税理士受験者、志望者も減少しています。それでも、なくてはならない仕事だと思うし、若い人のみなぎる能力があれば、魅力のある業界になるのでは?と感じるところもある。実は、親族関係はないが、引き継いでくれたらうれしいな?と感じている子が身近にいるのです。とっても仕事ができる子です。人格的にも申し分ない。税理士試験を目指している訳ではないが、能力的にはまったく問題なく、あとは本人がその気になってくれれば、と望んでいます。だけど、人の気持ちをコントロールすることはできず、またその資格を得る試験も簡単ではなく、仕事も楽なこともない。だから、あまり積極的に進めてもいないし、そもそも人の人生であり、選択するのは私ではない。私ができることは、「人の役に立てる」という魅力を感じ、働きがいを得て、充実した日常が送れる、そんな税理士事務所にすること、目指すことは、自分でコントロールすることができます。それさえ、クリアできれば、事業承継は問題ではなくなるかもしれないですね。私もそうなれるように、もうしばらく第一線にいたいかな?(笑)
2022.05.23
「お前!税理士に頼むと、めっちゃ高いよ!」と言われたそうです。その通り、決して安くはありません。だけど、どうなのでしょうか?会社で一番大きな経費は人件費。何もわかっていない高校生の子にさえ、最低賃金で東京都であれば、時給で1000円以上かかってくるわけで、経理担当者を一人採用して…と考えたら、一年でどれくらいの人件費が増大するのでしょうか?もちろん、会社の規模にもよるとは思うのです。それほど、大きな会社ではなく、せいぜい数千万円程度のの売上高であれば、税理士報酬はパートさん一人分よりもずっと少ないところが多いはず。それを安いと思うのか、高いと思うのか、そのあたりは感覚の違いですから何とも言えません。また、税理士を依頼したとしても、売上があがるわけでも、利益が拡大するわけでもないから、と考える方が少なくないのかな?と思うところも、「報酬が高い!」と言われる原因かも…。でも、会社を長く存続させるには、「攻め」ばかりでなく「守り」も重要ではないかと思うのです。どちらかといえば、「攻め」が好きな人が多い。私も野球では、守りよりも攻めているほうが楽しいし、面白い。だけど、会社経営は野球のように「攻め」と「守り」が交代する競技ではなく、つねに「攻め」と「守り」が入れ替わるサッカーやバスケのようなものではないかと考えています。税金は会社経営にとってリスクです。期中でも業績確認、税額予想も「守り」ですが、税金を納税しなくて「よかった…」ということが、守りぬいたは言えないです。納税がなかった、少なかった、というのは場合によっては、業績がよろしくなかった、ということもあるでしょう。その反面、国の政策に従って、賃上げしました、設備投資しました、ということで特例の適用ができたり、消費税の課税方式を納税額が少なくなるものを事前に選択できました、というのは別ですが。「税理士報酬が高い」と感じているのであれば、もしかしたら、その依頼している税理士の仕事ぶりに不満があるかもしれません。そんなときは、きちんと要望すべきです。何をしてほしいのか?どういう助言がほしいのか?その報酬が仕事ぶりから高額と感じるのか?そんなことを要望すべきです。ただ、税理士にも仕事スタイルの違いはありますから、それがミスマッチなのか?だから報酬が高額だと感じるのか?ただ、やっぱり「人」ですから、相性というものも大事だと考えています。税理士側も「合わないな~」と感じるお客さんもいないわけではないと思います。ちなみに私が苦手なお客様は、上から目線のお客さんかな?「うちはお客様なのだからさあ!」というオーラが出ている人はとても苦手です…。
2022.05.23
「前期に比べて、云々かんぬん…」と試算表見ながら、業績の確認ってしませんか?税理士って、関与している会社のことをわかっているようで、わかっていないから、数字を見ながら、「これは前期よりもこれだけ増えているけど、どういうことなの?」と尋ねてみたり、また、支出時に経費にすることができないもの、資産計上するもの、など多少の解説はしておかないと、財務が分かっている人ばかりではないから、そんな話もします。そして、社長の肌感覚と異なるところがあれば、何が原因か、探ることもある。例えば、仕入や外注費が先行して発生しているけど、売上計上がまだで、期中ですから、そんなこともあります。期中では棚卸をしていないから、棚卸がブレるところは、そのあたりが肌感覚とズレる原因だったり、試算表では利益が出ているけど、実感としてもうけが出ているように感じなかったり、とか。かつて、どこかの会計本に「税理士の解説など不要」と書いてあるものを目にしたことがある。もちろん、自社でしっかり財務内容を把握している、社長がズレの原因を理解している、棚卸や期中の仕入・外注費のズレもわかっている、ところはその通りだと思います。でも、うちのお客さんは、零細なところばかりで、財務についても疎い方が多い。だから、それなりの「解説」は必要だと思っている。その最たるものは、「資金繰り分岐点売上高」だと思うのです。自分の会社は「毎月いくら売上高があれば、お金が回りますか?」というのが資金繰り分岐点売上高。先日もお客様との業績確認で、期中の試算表では利益は出ています。しかし、借入金の返済にキャッシュが流出。要するに、お金の「入り」と「出」のバランスが悪いのです。これを是正するには、「当期利益」をプラスにしなければなりません。棚卸も多すぎる。在庫の回転数もよろしくない、デットストックといわれる過剰な在庫もあるかも?また、売掛金の回収が滞っている得意先もある。そして,何よりも、利益が薄い…。これでは、借入金の返済のために、また借りるという悪循環…。コロナ無担保融資で元本3年据え置き、というものが来年から本格的に返済が始まる時期になります。あと1年、この辺りはきちんと意識づけしてもらえるようにお話はしていますが、まだ1年と思うのか、あと1年と思うのか、どうなのでしょうか?
2022.05.23
少子高齢化といわれて久しいです。ただ、核家族化(←最近、聞かない言葉ですが…)していることもあり、相続した親の土地・建物に子供が住むことなく、売却する、なんてことはよくある話で、また、そんな土地・建物が空き家になって、そのまま放置…。それが社会問題にもなっています。だから、税制では、空き家の発生を抑制するために、平たく言うと、税金を「おまけ」してくれる制度があります。制度の創設以来、もう5、6年になったでしょうか?うちでも、年一件くらいは、この空き家対策の税制を適用して確定申告しています。ただ、あくまで時限立法の「特例」ですから、その要件はハードルが高くなっています。まず、空き家であることを市町村の役所に確認してもらう、手続きがまあまあ面倒です。ここでは、誤解があるといけませんから、詳細は書きませんが、相続した不動産を売った場合には、この規定が適用できるか、税務署や税理士に確認したほうがよいかもしれません。制度として、定着していますから、売却した不動産屋さんも分かっていると思います。それにしても、サザエさんのように、親と同居している家族のほうが少数派の現代ですが、一般のサラリーマン諸氏は子供の教育費に加えて、住宅ローンときたら、なかなかその生活も楽ではなく…。生活費で一番高額なのは、住居費であり、会社経営もそうですが、節約するのであれば、それは一番大きな経費から考えるべきで、住居費をある程度抑えることができれば、それほど多くの給料ではなくても、それなりの生活ができると思うのです。だから、親の土地に子供が二世帯住宅を建て替えて、という方が圧倒的に生活は楽になるのではないか、と頭では分かっているのですが、なかなかそのようにできない事情もありますかね?ちなみに、持ち家率が高い都道府県ランキングでは、富山県、福井県、山形県が上位です。この3県は可処分所得の多い都道府県でも上位です。三世代同居ランキングでも、やはり3県は上位です。せっかく先代が残してくれた土地・建物だもの、売らないでご自身で住むという選択肢も大いにあるのではないかな?と思いつつ、私は別居です(笑)
2022.05.21
「若輩のこの子が大金を持つことが、果たして、彼の将来によいことなのか…」税理士は少しでも、税負担が少なくなるような「思考」で物事を考えます。相続税は遺産の分割の仕方によって、税額が変わってくることもあり、分割の仕方によって、将来の税額も少なくすることもお客様にお話ししなければならない立場です。しかし、税金が少なくなることを、必ずしもお客様が望んでいるわけではないことも、よくよく考えて申告手続きを進めていかなければならない存在かな?って思うのです。あくまで選択するのは、税理士ではなく、納税者であるお客様ご自身。税理士は選択肢を与えることが仕事。このあたりは私は若いころに大きな失敗をしていますので、身に染みています…。勘違いしてはいけないのは、税金が少なくなることが果たしてベストなのか?そのあたりもお客様からお話を伺い、熟考しなければならないのではないかな?ある市町村で本来給付すべきではない人に大金が振り込まれた、という事件がありました。もともと金銭感覚が??という方だったのでしょうが、お金で人生を狂わせた人は、こんな大事件になることは稀だとしても、見えないところで少なからず、そんな人もいるはずです。冒頭の発言を受けて、当然のことながら、お客様の考えの通り、相続税の申告書を作成しました。自分で稼ぎ、作り出した財産ではないもの、身分不相応な財産を持つことでその後の人生の選択肢を誤ることもあるかもしれません。経済的に苦しかった時代を知っているからこそ、お金のありがたさを身をもって実感し、必要以上な浪費をしないことを覚え、苦しいからそれから脱却するために、次の高みを目指して、自分に磨きをかけて、まい進する人生。それとも、思いがけず大金を手にして、そのお金をアテにして生きていく人生。どちらが有意義か?どちらも肯定も否定しませんが、己は前者でありたいかな?と、人生の後半戦になってきて、そんなことを感じながら仕事をさせてもらっています(笑)
2022.05.20
持続化給付金から始まって、飲食店では協力金に、家賃支援金、一時支援金や月次支援金、そして事業復活支援金…。国の政策とは言え、手厚すぎないかな?と思えるところもあります。上記は、すべて所得税も法人税も課税対象。うちのお客様でも、給付金を受けている方も少なくありません。これがあるから、景気の下支え、雇用の維持につながっているところもあるのも事実だと思います。特に飲食店では、通常の営業をしていた以上に、協力金の恩恵をうけて、かなりの所得が出たところも多数あり、2、3月の確定申告では,たっぷりと納税しました。昨年中に予想される税額をお伝えしていたのですが、その納税額にビックリされたよう…。だって、所得税、住民税、事業税、国保税を合わせると、数百万円くらいにはなるのですから。どのお客様も予想税額を見るや否や、一瞬、フリーズしていましたが、その次に出た言葉は「そりゃ~そうですねよ…」とあきらめ顔。納税は国民の義務です!なんて、優等生らしい発言ですが、申告して納税するのは、当たり前の話。にもかかわらず、給付金等をもらったはいいけれど、申告していない輩がどれほどいるのか?持続化給付金の時などは、給付金の給付をうけるため、期限後に何件か申告の依頼があった。何分、あの時はこれからコロナの影響をどれほど受けるのか?私自身も大きな不安に襲われ、まずは既存のうちのお客様が給付金を受けられるように、そして早く給付を受けて少しでも安心できるようにと、記帳作業を必死に進めました。そして困っている依頼者を放っておけない、と期限後申告を何件か請けました。しかし、その後、給付金を受けるために期限後申告した依頼者、その後、翌年も翌々年も、うちでは申告の依頼を請けていないので、果たして確定申告したのかどうか…。持続化給付金も、なんとか支援金もすべて課税です。もらうものもらって、申告していない、これでは正直に申告している納税者はバカをみるようなもの。国の根幹を揺るがしかねない大きな問題です。以前、税務署の職員から聞いたことがあります。「税務署にとって一番の悪は、無申告者」だそうです。当然だと思います。昨年、飲食店ではたっぷりと協力金の給付を受けたところが大半だと思います。税金は平等という名のもとに成り立っているもの。無申告でスルーしている輩はぜひ税務調査を受けて、たっぷりと絞られてもらいたい。
2022.05.17
賞味期限切れのものでも、日が浅ければ食べちゃいます(笑)消費期限、賞味期限…その違いはよくわからないけど、自己責任で特に実害がなければ、それはそれで問題がないわけで。期限っていろいろあれど、人生にも期限があります。長寿になったとはいえ、寿命はあるわけで、己の寿命がどれほどなのか、わかりませんが、人生の後半に入ったことだけは、間違いない事実です。50になりました。かなりのおっさんです。テレビニュースで年齢がでることがありますが、「〇〇容疑者(50歳)」と映像で見ると、「あ~オレもテレビに映れば、あんなおっさんと同じ感じなんだ…」と違うところでショックを受けたり…。税理士試験に合格したのが30代の後半。その当時は、40も目前で若手という意識もなかった。まあ、それなりの実務経験もあったけど、10年以上前のあのころを振り返ると、青二才もいいところ…。自分のことばかり、考えていた、そんな年代だったかもしれません。あれから干支も一巡し、いろいろな経験をしてきました。恥ずかしいから書きませんが、大変な失敗やお客さんにご迷惑をおかけしてきたこともたくさんありました。その反面、仲間や友人、家族から助けられたことも数え切れず…。令和に元号が変わり、どんな時代になっていくのか、AI?自動運転?人型ロボット?そんな想像もできなかった時代が来るのかもしれない。。。いつまで生きるのか、それすらわかりませんが、人生の終盤を迎えました。「期限」がくるまで、人の役に立つことをしていきたい!それが、何なのか?仕事なのか?誰に対して?仲間?友人?家族?従業員?苦境に陥っている誰か?何ができる?そんなことを期限後の申告書を書きながら、思った次第。
2019.05.24
桜も散って、気が付くともうすぐ5月のようです…。ゴールデンウィークも始まるようですが、特別な予定もなく、ダラダラと仕事をすることになるのだと思います。さて、4月も最終週になりますが、それなりの年齢になると、日常生活で真新しさを感じることは少ない。零細税理士事務所では、新入社員がはいることなどなく、大きな変化はありません…。だけど、着実に年齢は、ムダに重ね、体の衰え、スタイルの崩れなど、自分でも感じるし、かつ、身近な人からも指摘されることも…。それでも、あらゆる「成長」という類のものは、誰にでもあるのだと思うのです。それなりの年齢になっても、「経験値」は前年よりもあげっているもの(上がっていなければ、おかしい…)だろうし、「人脈」といえるほど、太いパイプがあるわけでもないが、この一年で少なからずも、新しい出会いもあったことだし、初めて「体験」した内容の仕事もあった。肉体的には、衰えていく年代とはいえ、まだまだ成長できるものは多くはなくとも、何かしらあるわけでして。ただ、ボーっとしてばかりで、意識しないと、時間が経つのがあっという間の年代です…。世が世なら、すでにこの世からいなくなっていても、おかしくない年代になっていまいました。人生の残り時間も多くはないので、意図して、意識して、肩ひじ張らずにこの一年を過ごしていけたらと、4月初めに、ブログに書こうと、心に決めたことを、かなり遅くなってしまいましたが、5月も間近になって慌てて書いている次第です…。
2017.04.24
ロッテにドラフト1位指名された佐々木選手。小学校、中学校、高校とまったく一緒です!といっても、なんの面識もありませんが、ちょっとした私の自慢です!都立日野高校からは、2人目のプロ野球選手ですね。私も小中と野球をしていました。今も、草野球では現役です。小学校なのか?中学校なのか?地域の少年野球チームも一緒だったようです。とはいえ、20歳以上も私と年齢が離れていますから、何ら接点はありませんが…。母校の都立日野高校の夏の予選は、ここ何年も応援に行っています。彼が投げた試合も、確か西東京のベスト8だったでしょうか?神宮球場での日大三高戦はよく覚えています。0-3と僅差での敗戦。バックネット裏で見ていましたが、佐々木選手はまだまだ細身でした。大学に行ってからは、追っていませんが、注目していました。体も一回り以上、大きくなった印象です。外れ1位とはいえ、5球団が競合するほどの注目の選手です。その活躍が今からとても楽しみですし、日野高校ともども楽しみがまたまだ増えました!しかし、ドラフト1位だからと言って、活躍を約束されたわけではありません。新入団した人の数だけ、夢の世界であるプロ野球から去っていくのです…。先日も甲子園で、トライアウトが行われたようです。これまで野球漬けの人間ばかり、プロ野球選手のセカンドキャリアとして、引き続き野球に携われる人もわずか。野球以外の仕事を考えることも難しい…というのも、よくわかります。私も今の仕事を始めたのは、27歳から。年齢が分かってしまいますが(汗)、ちょうど20年になります。税理士ではなく、今からまったく畑違いの仕事を探すとなると、どうなのでしょうか?まるで見当が付きません…。それでも、プロ野球に誰でも挑戦できるものではありません。選ばれたものしか、挑戦できない世界がプロ野球なのです!税理士は誰でも挑戦できます!税理士試験は、易しくはありませんが、努力と忍耐があれば、およそ結果が出る世界です。と考えると、プロ野球とは大違い…、ぬるい世界なのかもしれませんね。税理士は…。
2016.11.24
長時間労働が招いた過労死が問題になっているようです。月200時間を超える残業、3か月以上休暇もとれず、30時間連続就業など、どれもこれも尋常ではない…。「やめてしまえばよいのに…」と考えますが、そんな思考する力も奪っていくのが長時間労働なのだそうです。うちも仕事がら、毎年2~3月にかけて、長時間労働、休暇なしの期間があります。どんな業種でも、繁忙期はありますが、税理士業界の繁忙期である確定申告は、3/15が期限ですので、終わりが見えます。だから、なんとかその時期だけなら頑張れるという、ところはあるのかもしれません。電通の社員さんの過労死に端を発し、社会問題に発展した長時間労働の問題ですが、中小零細事業者の場合は、どうでしょうか?資本に余裕のない零細企業は、ギリギリの人員でまわしており、経費の中で、一番大きな支出である人件費を削るために、経営者自らの時間を最大限に使っていくしかなく、自らの長時間労働や休暇なしなんて、珍しいことではなく、日曜日であっても、仕事が入れば、仕事が優先となり、体を休ませる時間、家族との時間を犠牲にし…、そんな感じのところばかりでないでしょうか。従業員に長時間労働を強いたとしても、もともとの時給単価が高くなく、サービス残業など強制したとしても、辞められてしまうのがオチ。ただでさえ人手不足のなかですから、辞められてしまうと、仕事そのものが回らなくなってくる。とはいえ、仕事の単価が伸び悩んでいる現状では、時給単価を引き上げる余裕もなく、結局は、経営者自らの体と時間を使っていくしかなくなって。経営者自らが長時間労働による過労死って、聞いたことはないですが、見えていないだけで、あるでしょうね。個人経営者の多い飲食業なんて、長時間労働の典型ですものね。働かないと、食べられないので、長時間勤務であっても、やっていかなければならないのです。労働者を守ってくれる法律や制度はあるけれど、経営者を守ってくれるものはなし…。この問題を解決するには、構造的なものを抜本的に改善するしかなく、せめて、税理士くらいは、経営者の味方にならなければ…。
2016.11.15
とっても悪いわけでもないけど、よいわけでもない…。こんな状態で、消費税10%に引き上げていたら、どうなっていたでしょうか?いろいろな幸運に恵まれて、当期はそこそこの業績でも、来年は分からない…。そんなボチボチの決算内容のお客さんでも、先行きが不透明だそうです。国と地方の借金は、1200兆円だとか。税収は、60兆円にも満たない。飲まず食わずでも20年かかります。人口の減少、少子高齢化、年金ももらえるのかわからない、技術革新で仕事を失う可能性も…。いろいろな不透明さ、先行き不安で、財布のひもが固くなっている原因なのでしょうか。あまりよろしくない景気のような…。小規模事業者にとって、社会保険の加入はかなりの負担にもなる。人手不足に、最低賃金の上昇…商売する環境は、なかなか厳しいです。業種や事業内容によって、一概には言えないところはあるかもしれませんが、今後大きく売上高が伸びることは望めないし、かつ、利益を確保することも難しくなってくる。そもそも、事業の存続すら…とそんな話にもなってくるのではないか?売上が上がっていくことを前提に、事業計画を組むことは、なんてことはない。ある意味、誰でもできること。だけど、これからの5年先、10年先では、今の売上よりも少なくなることを念頭に入れて、計画することの方が健全なような気がします。その反面、現在のままの環境であれば、厳しいことは凡人の私でも容易に想像できるけど、困難を解決することがビジネスであったりするわけで、人間は、これまでの困難を乗り越えてきた歴史もある。人手不足、それが鉄腕アトムのようなロボットが働き手となり、解決してくれる時代が来ることも考えられる。ひょっとしたら、ガンダムも実現するか?なんか、そう考えたら、未来も悪くないかも?と考えはじめ…(笑)
2016.11.02
顔出しして、実名でブログを書いているもので、書く記事については、とても慎重になります…。かつて、ほぼ毎日のようにブログを更新していたのは、まず第一にヒマだったから。ブログを更新することが仕事のような、仕事もどきに時間を費やしていたこともあった。現在は、なかなか更新する時間がないというのが、表向きの更新しない理由ということもあるけど、いちばんは、更新するのが怖い?そんなところです。怖いというより、書きたいことが書けない…というのが最たる理由。書きたいことは、日常の仕事の中で、たくさんあるけど、個別の事情を書くわけにいかず、でも、書きたいことだったりする。それも、特定されないように書き連ねるのが、しんどくなった…。それにしても、以前は、ぼやかして書いているとはいえ、怖いもの知らず?と今になって感じることも。。。今日もひとさまの事とはいえ、「たいへんですね…」と感じますが、様々な問題を抱えているようです。横断歩道でなんとなくすれちがう人、電車の対面に携帯をいじりながらのすまし顔の人、中間テスト?の勉強している学生さん、誰も彼も、とくに悩みもなく、淡々と日常を送っているように見えて、表情からはうかがい知れない問題をかかえているかもしれない…。NHKで金曜日の夜に放送している「72時間ドキュメント」、あれ、大好き!すまし顔は、表面だけで、いろいろいろいろ人には話のできない問題を抱えている人って、多いのだよね。なんだか、それを見ると、私だけでない!と変な安心感を感じたりして。今日、ご相談を受けたお客さん、人生での大きな転機のようです。「あなただけでないですよ。」ほんの少しだけでも、お力になれるように頑張ってみますね。
2016.11.01
二日連続で更新!すごいぞオレ…というより、このところ、仕事が落ち着いて、ブログを更新する気持ちの余裕が少しはある、といったところでしょうか。本日は、地元の信金さんで、セミナー講師。セミナーの講師って、楽しいけど、それなりに消耗します。人前でお話しすることが本業ではないので、多少の緊張はしますが、それよりも、3時間も立ちっぱなしということが日常でないですから、それが一番消耗する原因でしょうか。どこまで受講者の皆さんに伝わったのか、わかりませんが、一生懸命お話ししました。伝えたいことの8割はお話しできたかな?前半で、少し時間の余裕があったものだから、余計な世間話を調子に乗って、ベラベラ話した関係で、後半が尻切れトンボになった感は否めませんが、講師のお仕事は楽しいです!言いたいことだけ言い放ち、それについては、責任を持たなくてもよいというスタンス…。自分のところのお客さんであれば、お話ししたことに、責任を持たなければならないですが、基本的にそれがない。ま、個別具体的な話でなく、一般的な話が中心だから、そうなのですが。一年に数回程度のこうしたお仕事、たまにはよいものです。次も呼んでいただけるか?それは、分かりませんが…(汗)
2016.09.28
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