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美味しんぼ16巻『洋食屋の苦悩』で紹介された日本酒です。魚介類には日本酒が合う!らしい。山岡「米を磨き、50%以上を削り捨てて醸造した大吟醸です。果物のような素晴らしい香りでしょう」室野シェフ「味もピンと一本筋で力強い。とはいえ、やはり日本酒は日本酒だ。甘すぎる。料理と一緒に飲めません」山岡「そうかな。では、室野さん。カキを食べてから日本酒を飲んでください」室野シェフ「悪くない。しかし白ワインに比べれば」 そこにシャブリが運ばれる。 栗田「いい香り」室野シェフ「うむ。大吟醸がいくら良い香りといってもワインのこの香りに比べれば太陽の前の月だ。そしてこの引き締まった味」山岡「では、生ガキを食べてから飲みましょう」富井副部長「うん?飲んだあと、魚介類独特の生臭い匂いが口中に広がって、気持悪い」室野シェフ「モンラッシェを持ってこい」山岡「何をもってきても同じ。魚介類にワインは合わないんです」 「特にキャビア、イクラのような魚の卵、そして刺身や生の貝に合うワインはありません。ワインは日本酒より多くの有機酸塩を含んでいて、それが魚介類の生臭さをあおるようです」富井副部長「だってフランス人は生ガキと白ワインの取り合わせが最高と言っているんだろう。グルメのフランス人が」室野シェフ「実は私も長い間魚介類を食べたあとワインを飲むと生臭いことに気づいていました。しかしフランス人が美味しいというなら、これが美味しいんだと深く追求しませんでした。権威に盲従していたんです。こうして飲み比べればわかる。魚介類には日本酒です。それにしてもこの酒はただの酒ではないですね」山岡「天狗舞の山廃純米吟醸の生酒です」天狗舞 山廃仕込の純米大吟醸【最安検索】天狗舞と一緒に食べていた生牡蠣【最安検索】【うんちく映画日記】【美味しんぼ日記】連載中♪
April 8, 2004
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