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| 今回の山行の”キモ”は、西穂高岳と奥穂高岳の間の岩峰歩きなので、いつものように登山口から登山口まで、全て”my脚&足”だけで踏破する行動スタイルは放棄しました。で、新穂高温泉からの入山の取っ掛かりはロープウエーを使って、一気に標高2160mの西穂高口駅まで掛け上がります。ここまで来ると、天気さえ良ければ樹間に 山荘
を望むことができます。ここから先は登山装備なしの客は侵入禁止というアナウンスが流されています。稜線上の山荘までは、前半は穏やかな起伏の山道ですが、後半は一気に勾配も急になります。高度差200mに所要時間1時間余りかかって、1日目宿泊先の西穂山荘(上画像=標高2366m)に着きました。 山荘で宿泊手続きを済ませ通された部屋は8畳の部屋で、混雑時には18名収容という部屋に、この日は5人の客が割り当てられました。山荘の計らいか、相部屋となった5人は全員同じ縦走を目指す客でした。その日は、互いの山の経験などの話で盛り上がりましたが、翌朝は3時頃起床、4時頃出発ということでタイミングを合わせて、8時には眠りにつきました。 さて、本番の朝です。3時少し前に誰かがトイレに立ったのを契機に、全員起き上がって準備に取り掛かりました。寝具を片付け部屋を出て、素泊まり客の自炊のために解放されたレストランで軽く朝食を済ませて、相部屋となった5人揃って3:53に出発しました。上空には高層の薄い雲がかかっていて星は僅かしか見えませんが、この手の雲は日中には消えるものです。 真っ暗な中での出発なので、全員ヘッドランプを点けての” ちょうちん行列 ”になります。のっけから急勾配のコースですが、それでも二足歩行が可能な勾配です。前方にも後方にも、別のパーティのライトが点々と続いて、季節外れのホタルの行列のような眺めです。呼吸は乱れますが、5人が塊りになって歩くこと1時間余りで、最初のチェックポイント・西穂独標(下画像)に着きました。この頃、空は僅かに白み始めていましたが、まだランプなしで歩ける状況ではありません。それでも目を凝らせば進行方向右手に奥穂高岳や前穂高岳、左前方に笠ヶ岳のシルエットが確認できます。 |
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