ラッキィセブンティライフ

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湯関温泉、エグ芋の事


湯壺三つあり湯の修造三朝に同じ。境地も略三朝に同じく、山中なり。
此村に弘法大使のエグ芋という芋生ず、昔弘法大使、この里を過ぎ給いしに、或る民家にて婦人芋洗い居たり、大師之れを乞給いしに、その婦人大師たるを知らず、呑みて此芋はエグしと言い、詐りて参らせ去りしかば、それよりして此の所に生する芋、エグうして食うに堪えざるに至たれりと言う。今に弘法のエグ芋と称す。




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