屋根の上のヴァイオリン弾き

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2006年02月25日

(6)

テーマ：【演劇】何か見に行きますか？　行きましたか？(3320)

カテゴリ：観劇♪

市村さん、２年前に観た時よりもキャラに柔軟性が出てて、父親の温かみがさらに増しているデヴィエでした。

神様との対話が面白いですよねー。神様に対していつも腰が低く、でもどこか親しげで頼りにしたり、愚痴をこぼしたり、泣いたり笑ったり…

市村デヴィエの役作りがしっかりと確立されてきたように思いました。

そして、そんな市村さんととても良い絡みをしていたのが駒田一さん。おどおどした仕立て屋なんですけど、天然おどおどキャラが前にも増して、市村さんと駒田さんが同じ空間に立っているだけで和やかな雰囲気になっていました。

もう、二人共ツーカーの中というか、相手の空気を読んで自分もそれに合わせる…そんな風に思えました。観ている側に「何か面白いことをやってくれそう！」とついつい期待してさせてしまう、そんな感じでした。

そして、祝！カムバーック！吉野圭吾パーチック！＼(^o^)／

頭のキレそうな立派な青年パーチックでした。吉野さんも市村さんとの間が絶妙で面白かったー！というより、市村さんについつい乗せられてしまっているパーチックという感じでした(笑)

ん～できればもっと吉野さんのダンスを観たいんですけど無理でしょうか…？(ーー;)

ボトルダンスのメンバーに入れちゃってもおかしくないんじゃないの～？(笑)

でも、前回観た時、ダンサーの一人が途中でボトルを落としてしまい、スーッとギャラリー側へまわって一緒に見物するという約に変身していたので、あれってホントに真剣勝負のダンスなんですねー。

なもんで、今回は、ボトルダンスの時は息を止めてドキドキしながら見入っちゃいました(^_^;)

ちなみに今回は全員大成功でした。良かった良かった♪

三姉妹の長女ツァイテル役の匠ひびきさんは長女らしい控え目なかわいらしい雰囲気でした。

次女釼持たまきさんは芯の通ったホーデルでした。個人的にはもうちょっと喜怒哀楽の表情をはっきり出しても良かったんじゃないのかな～？と思いましたけど…

三女安倍麻美さんは笑顔がとても印象的で三女の可愛らしさが出ていたチャバでした。歌は……想像通りでしたが（苦笑）

そんな感じで市村デヴィエを中心にとっても温かい家庭が描かれていて、面白かったです。

２幕からのストーリーがユダヤ迫害中心になってきても、暗い物語もあまり暗く重々しい感じになっていなかったので、自分的には良かったです。

この作品って観る回を重ねるたびにその深さが徐々に分かってくる味のある作品ですよね～。

そういう意味では、毎回、観終わった後に「もうちょっとユダヤについて予習してから観た方がよく分かるんだよね～、きっと」と思わずにはいられないんですけどねぇ～（汗）

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