The Sixth Sense。 ~徳姫(*^.^*)珍道中~  弐

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2005.08.27
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こんばんは。

宇宙航空研究開発機構 ( J A X A ) は26日、7月10日12時30分に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた第23号科学衛星「すざく」(ASTRO-EII)が、X線CCDカメラによる観測開始に引き続き、3つ目の観測機器である硬X線検出器 (HXD:Hard X-ray Detector)の立ち上げを無事に行い、高エネルギー領域のX線に対し、世界最高の感度を持つことを確認したと発表しました。

このHXD ( 図 1 )は、従来の観測装置より数倍高い感度を持ち、地球から約1500万光年の距離にある、中心にブラックホールがあるとされている楕円銀河の「ケンタウルス座A」( 図 2 )を19日に約4時間観測したところ、ブラックホールに吸い込まれるガスが発した高エネルギーのX線やガンマ線を高精度で信号を検知できたそうです。

そして、今回HXDにより検出された放射スペクトルを、先に観測を開始したX線CCDカメラのデータと合わせて示したものが、( 図 3 ) で、HXDにより、ブラックホールに落ち込むガスの発する硬X線やガンマ線を検知したのが現され、この領域での感度は極めて優れているといえるということです。そして、JAXA宇宙科学研究本部の井上一教授は「残りの装置だけでも世界トップレベルの観測が可能だ。ブラックホール中心部の観測など、今後の運用で新たな発見が期待できる」と話しているそうです。

また、すざくには主要観測装置として、ほかにX線CCDカメラ、X線マイクロカロリーメーター(XRS)が搭載されていましたが、XRSは故障で使えなくなっているとのことです。そこで、宇宙航空研究開発機構では原因究明チームを設けて、年内にも故障の原因を特定する考えだということです。

また、宇宙の謎がひとつ解き明かされましたね。今後ブラックホールの観測など益々活躍が期待できますね♪


すざく本体8/26                     (図1)組立中の 「すざく」 (ASTRO-EII)とそこに組付けられる硬X線検出器 (HXD)
『? JAXA』

すざく8/26                    (図2)地上から光で見た楕円銀河ケンタウルス座A  中央部に見える暗黒の帯は、 星間塵により星の光が遮られるために生じる


すざくグラフ8/26 (図3)「すざく」が観測した、ケンタウルス座AからのX線・ガンマ線スペクトル 赤と青のデータは、HXDを構成する2種類の検出素子のデータで、黒は同時に得られたX線CCDカメラのデータ。低エネルギー側で放射が弱くなるのは、星間ガスなどの吸収のためである。 鉄原子の出す特性X線も見える。
『? JAXA』





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Last updated  2005.08.27 22:22:18


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