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皆さん、遊びに来て下さり有難うございます。日記を更新したいのですが、オヤジから有る事で怒られ只今静粛にしている所です。 また、更新したら遊びに来て下さいね。
2005年01月30日
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回転寿司で、上座に居座るお節介オヤジ軍団の食いっぷりで、自分の食べる物が来ないと踏んだ弟の真が立ち上がり、お節介の後ろを通り抜け、オヤジの後ろも通り抜け…イーさん夫婦が座っている横も通り抜け、2組の他のお客さんの所を通り抜け、遥かかなたの席を陣取った真を見て…お節介も小走りに真の横に行く。流石、上座…色々な寿司が取り放題。しょうがの乗ったアジを取り、タレたっぷりな、うなぎをパクついた時遠くで聞こえた…「お勘定!」の声。聞き覚えの有る声。笑いながら言う声。馴染みのあの声。オ、オ、オヤジだ!勘定…だと?私は…この席でアジとうなぎしか食べてないぞ!大慌てで、目の前に通る寿司皿を取り立ち上がりながら口に突っ込む。横に居る真など、見る暇も無い。パクパク!パクゥゥゥゥ!は、早食いなど出来ない!くくくくくぅぅぅぅぅ!苦しい!喉に・・・喉に・・・寿司がぁっぁ~ウッ、ウッ、ウッ~、モガクお節介。気にしない真。仕方が無いから、自分で胸をトントン叩く。それを見たショーン君が慌てて飛んできてお節介の背中を勢い良く・・・そんなに力を入れなくても良いだろう!と言う馬鹿力で叩く。「アッ!」と、声の出るお節介。サッと、涙目でオヤジ達が座っていた席を見ると・・・・・・・・・・・・・・・もう、居ない。い、居ないよ!あれぇ?と慌てて、真を見ると真も驚いて立ち上がる。外に小走りで出ようとすると・・・お店の人がお店の人が「お客さ~ん!お勘定、お願いしますよー!」と、声を張り上げて言う。えっ?えっ?か、勘定?慌てて、少し震えた声で「あそこに居た…オヤジ・・?払わなかった!?」と、聞くお節介。「あそこの方は何も言いませんでしたよ」と、つれないつれないお言葉。そうか・・・勘定…払ってくれなかったか。渋々、財布を広げる真。支払いを済ませ寒空の下に飛び出す真とお節介プラス ショーン君。外でミッちゃんが「東●プラザの2階か4階に行くって」と言う。プラザ!2階か4階ね!ヨッシャーと、喉を詰まらせた事も忘れ勘定を一緒にして貰えなかった事も忘れインポートショップで何も買って貰えなかった事も全部忘れて…走り出すお節介兄弟軍団。ちょっと、ごめんね!急いでいるのよ!と、人込みをかきわける。はぁはぁ、はぁはぁ、冬に走るのは…身体に堪えるわ。と思いながらも、勢い良くプラザの2階に駆け上がる…。何事でしょうか?と、人々の視線を感じても…駆け上がる。4人でキョロキョロ…4人でキョロキョロオヤジ達を探す…が、そう簡単に見付からない。4階に上がった時は、かなり疲れていた。「ねぇ、プラザの4階って言った?」と、ミッちゃんに聞くお節介。「プラザは…2階で4階は…本館かも」と、あやふやな事を言うミッちゃん。本館4階・・・本館4階・・・走る4人。本館4階に着いた時疲れすぎて、オヤジ達を探す気は失せていた。振り回されている事が馬鹿馬鹿しくなって「ふぅ~、ねぇ、買い物でもしようか?」と言って、婦人服を見だすお節介。「あ~、ヤッパリお洋服が可愛い!!」と、目をうっとりさせるお節介。お買い物している人々も、皆お洒落で小奇麗だし、店員さん達も丁寧で最高!と、その時凄く可愛いカーディガンとパンツがお節介の目に飛び込む。か、可愛い!「これ試着していいですか?」と、店員さんに聞くと優しく試着室にお節介を案内して、カーテンを丁寧に閉めてくれる。ジャケットを脱ぎカーデガンを羽織るお節介。上品なベージュが綺麗で心ウキウキする。穿いていたパンツを脱ぎフレア気味のパンツを穿こう穿こう穿こうと、した時しゃーーーーーーーしゃーーーーーーー勢い良くしゃぁーーーーーーと、一瞬でカーテンが開いた。ぎゃぁ!ぎゃぁ!ぎゃぁ!試着用のパンツを持ったまま身体を丸めるお節介…目は飛び出んばかりの大きさで見開き口は前歯で下唇を噛み締めた!瀕死状態のお節介が見たものは…<続く>
2005年01月03日
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ショーン君のお皿から、海老天を一本…オヤジは自分の箸を伸ばして取った。 見慣れぬ行動に、石の様に…北海道の氷祭りの像の様に固まるショーン君。「オヤジ~」と、それを見た真が情けない声で言う。驚きすぎて鳩が豆鉄砲くらい過ぎて気絶寸前のお節介とショーン君。持ちなれぬ箸が震える、ショーン君。・・・ウヒッ・・・と、嬉しそうに笑ってパクつくオヤジ。何を思ったか…口をモグモグさせながらもまた、箸を伸ばすオヤジ。と、その時皿を…スッ~と持ち上げ、横に座ってるお節介側によけるショーン君。考えて・・・考えて・・・一生懸命考えて出た言葉が「僕も!」と、日本語を発するショーン君。僕も?僕も?いや、僕の!だろう。ショーン君の言葉「僕も!」に、一瞬…何のことかと・・・きょとん・・・と、するオヤジ。「僕も!」と、意地を張るショーン君。じーーーーっとオヤジを見てると「い一本頂戴!ショーン君!!」と、大のオヤジがショーン君に海老天一本くれと頼んでる。それを聞いて、それを聞いて、日本語の分からないショーン君「ノーです」と、まじめな顔で答える。おっ!?通じてる?「頂戴!」と、しつこく箸を伸ばすオヤジ。「ノーです! 僕もです!」二人のやり取りを見て・・・二人のやり取りを見て・・・二人のやり取りを見て・・・笑えてきた。あはは、あはは、もしかしたら、良いコンビかも!「頂戴!」と、オヤジのしつこさに皿をもっと高く上げるショーン君。くすくす・・・くすくす・・・くすくす・・・笑い声。ハッとして、周りを見る。真はオヤジ睨み、ミッちゃんは、恥ずかしいのか下を向き、母は、じっと見てるがイーさん夫婦はお構いなし。くすくす・・・まだ、くすくす・・・誰だ!と目をキョロキョロさせるお節介。誰が笑ってるの?誰が笑ってるの?決まってるだろう!あんたたち以外の客…お店の人々も、笑っているんだよ! 「辞めなよ、見っとも無い」と、小声でオヤジに言うお節介。いまや、海老天皿を持ったショーン君は椅子から降りて立ち上がって、皿を天まで上げている。「けちくせー男だよな!?おめぇー、大丈夫か?こんな男で」と、意味の分からない事を口ずさむオヤジ。はいはい、はいはい、けち臭いよね。「お父さん、海老天をもっと食べたいのなら注文しなよ」と、お節介の冷めた声。「俺?俺は寿司が食いたいんだよ」と、くるっとカウンターに向きなおし何事も無かったかの様にお寿司の乗った皿を取り出す。ふぅ~、良かったと、ショーン君も無事海老天を食べだす。さぁ、私も寿司でも食べよう!回ってくる寿司を・・・回ってくる寿司・・・を待つ。ジーッと待つ。プリン・・・小さいケーキ・・・羊羹?お澄まし汁・・・寿司は?あれ? 寿司は?と、左横側…ショーン君を飛び越えた側を見る。ドンドン、勢いよく食いに走るオヤジ連中皿が…ドンドン積み重なって行く。遠目で、イクラが来たのが見えたイーさんの奥さんが取りイーさんも取る。母が取り、親父が取る。がらーんとした隙間がお節介の目の前を通る。取るものは無し。うにが見えてもハマチが見えてもトロが見えてもアジが見えても届かない。チラッと真を見ると不機嫌な顔をしている。ミッちゃんは、何故かプリンを食べている。もう一度、左側を見る・・・上座の方々…幸せそうに口をモグモグさせながら皿を取り、お茶を飲む。また、遠目でハマチが見えた「お、お、お母さん、そのハマチ・・・私に取ってぇ~」と、声を出すお節介。母が、オヤジの横でハマチを取る。取ってくれた!と、手を伸ばすお節介。お節介の手は、ショーン君の前を通り何故か…オヤジの所で止まった。あっ!手・・・手が短いのか?手・・・皿を掴もうとする手。”””バシッ”””と、叩かれる手。叩かれた…可憐な手。ヒッ!と、甲高い声を出すお節介。叩いた本人「行儀が悪いぞ」と、睨みをきかす。はい?はい?あんたに言われたくない!あんたはぁ、箸を出すくせにぃぃぃぃ!と、思いながら手を引っ込める。愛しのハマチ君、何も知らない母の胃袋に…胃酸の多そうな母の胃袋に無残にも入っていったのが、お節介には見えた。中トロ1皿・・・食べただけ。私のお腹は、お寿司の準備が出来ているのに何も入ってこない。死活問題と思ったのか、ショーン君は黙々と海老天を食べている。痺れを切らし、爆発寸前の真…お腹が空くと機嫌の悪くなるお節介家…ケーキ類をパクついているミッちゃんを退け真と私は・・・いまだ空腹だ。ぐう~と鳴る、お節介と真の腹。と、その時真が堪えきれずた、立ち上がった~。ギョッとする、オヤジ。スタスタと、オヤジに近寄る真!ら、乱暴は乱暴は駄目だよ、真!<続く>
2005年01月02日
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手招きをするオヤジの顔を見ながら店内に入ると、「らっしゃい!!」と馬鹿でかい掛け声が聞こえる。 その声に驚いて、子供の様に一瞬ひるむショーン君。カーブがかった位置に、左からイーさん夫妻が座りその横に、母が座りオヤジがいた。オヤジの横は空席が続く。オヤジの横に、お節介が座ろうとすると「オメーじゃないよ!」と、つれない声。で、真が座ろうとすると例の・・・ シッシ ・・・と、手の平をヒラヒラさせている。真が、ムッとし席から立ち上がり…ミッちゃんの顔を見るとミッちゃんは、脅えたように頭を横に振る。その時、オヤジが空席の椅子をポンポンと叩く。・・・ポンポン・・・そのポンポンに連れられて・・・ショーン君が、ビデオを回しながらオヤジの隣に座る。・・・・・・シーン・・・・・オヤジ・・・ショーン君が座っても文句を言わない!横に座らせたいのね・・・それも、二人だけが分かるジェスチャーで。オヤジのジェスチャーがショーン君に通じた事にも驚いた。ショーン君の横にお節介が座りお節介の横に、真とミッちゃんが座るのを確認したオヤジが、店の人に負けない位の大声で・・・「遠慮せずに何でも食え!」と、鼻の穴を全開にして言った。「遠慮ねぇー」と、ふて腐れた声のお節介。チラッとショーン君を見ると嬉しそうに、店内をビデオで写している。目の前に流れる…皿に乗った寿司をUPで写している。「じゃあ、遠慮なく!」と、嫌味たっぷりで言いながら中トロの皿を取るお節介。’’’ パクッ ’’’!?あ~あ”~、と、口の中を一杯にしながら自分の指で口元を指しながら皆にジェスチャーを送るお節介。それを見て、「な!?」と、オヤジがご機嫌に目を細めて頷いている。モグモグ・・モグモグ・・モグモグ・・「お、お、美味しい!」と、叫び声を上げるとカウンター越しの店員さん達がニッコリ。他のお客さんも、ニッコリ。お節介の住む州には回転寿司など無いし、里帰り帰国しても、回転寿司に入った事も無かったから・・・この、進化したネタも・・・お米も・・・美味しい!回転寿司の、イメージが急遽…急遽、心のリストに入り込んだ。「おい、海老天10本ほどカリッと上げてくれ!」と、オヤジが注文する。オヤジ…オヤジ…優しいねぇ。男って、こう言う小さな優しさをさりげなく出すのが上手い!オヤジが天婦羅を注文した事をショーン君に伝えると「お父さんの優しさが嬉しい」と、感動して私に小声で答えてから右手で、お節介の左手をギュッと握るショーン君。えへへ・・・私のお父さん…優しいでしょう?と、思った時素早く、店員さんが大きめの皿に乗った海老天を持ってくる。受け取るオヤジ。ショーン君が、顔を赤らめながら皿を見ている。皿を置き、箸を割る。口を開ける・・・・・パクッンモグモグ・・・モグモグ・・・食べてるお節介オヤジ。ショーン君が石のように固まり硬直しながらお節介を見る。上がっていた口角がゆっくり下がり反対に下がっていた目が勢いよく上がる、お節介。はぁ!?はぁ!?ちょっと!その海老天!そのぉ、え・び・て・ん!!!!!オメェーのかぁぁぁぁ!心を冷静にしながら・・・心を冷静にしながら・・・心を冷静にしながら・・・「す、す、すいません!こ、こ、こっちにも・・・こっちにも・・・海老天20本ぐださい!」と震えながら言うお節介。ハッ!と、するオヤジが笑いながら「なんだ?お前も海老天好きなのか?」と、口をモグモグさせながらとぼけた事を聞く。冷静に・・・冷静に・・・「しょ、しょ、ショーン君が好きなの」と答えるお節介。オヤジが、ジーッとショーン君を見て「変わった外人だな!」と、大声で言う。はい?おい!お前!外人だぁ!?お前の、義理の息子だろ!それにしても、ショーン君が天婦羅好きな事を覚えていた訳でなく、自分が食べたいから天婦羅…って、言っていたんだね。そうだよね。なんで、良い風に解釈しちゃうんだろう。こんな、オヤジって…分かってるのに…苦労しているのに…何で分からないんだろう…私。と、悔いている時に海老天が来た。事の流れが、少し分かったのか寂しげに食べだす、ショーン君。そんな人の心分からず、モグモグ食べるオヤジ。気を取り直してモグモグ食べるお節介。チラッとショーン君を見たその時なんと、なんと、オヤジの箸が…ショーン君の海老天てんこ盛りの皿に伸びる。あっ!あっ!オヤジ!それは、人の皿に、箸を伸ばすのはそれは、駄目だよ! アメリカでは…マナー違反だよ!(日本も、でしょう?)と、思った時ショーン君は、オヤジを見詰める。気にせず、オヤジは綺麗に揚がったショーン君の海老天一本を自分の箸で丁度…掴んだ所だった。ど、どうする…このオヤジ。<続く>
2005年01月01日
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寒空の中、店の前で立ち尽くすお節介達が見たものは、店のドアをこれ以上無いと言う位に勢いよく開けて出てきたオヤジ達。 鼻の穴を膨らませ、意気揚々のオヤジの手には……大きな紙袋が2つ。 母の手にも…2つ、イーさん夫婦は袋を1つづつ下げている。オヤジは、袋を持ったままの右手を上げずらそうにしながらも’’’ヒョイッ’’’と上げて・・・「待たせたなぁ!」と、道行く人がひっくり返るほどの大声で言う。待たせたな?ハッ!?待たせたなって…あたしゃー、待っちゃいないよ!と、思ったが…袋の数を見て袋の数を見てえ、笑顔で今までの事が無かったかの様に「お買い物、終わったのぉ?」と、目を細めて笑いながら聞いた。「おうよ!」おうよ?おうよ?そんな言葉知りません!オヤジは車のトランクを開けドン!と、紙袋 ”様” 達をトランクに詰め込むお節介オヤジ。・・・ドキドキ・・・今日って、クリスマスだよね?ウフッ!!!苦労した甲斐があった!!!紙袋に釘付けのお節介の目を気にせず、オヤジはトランクを勢いよく閉めた。「さぁさぁ、行きましょうか?」と、母もいつもの母で…車に乗り込む。「どこ行くの?」と、弟の真が間抜けな質問をする。自宅に決まってんだろう!?クリスマスプレゼントを開けるんだよ!と、思うが…オヤジは「おぅ、銀座の●◎天婦羅屋に1時間後に集合って事で!」と、言いながら運転席に乗り込みこっちが返事をしないうちにぶぅぅぅぅぅ~~~~ぶっぶっ!と、行ってしまった。オヤジの車を、4人で丁寧にお見送りをした後真の車に乗り込み、新宿から銀座に向かうお節介…間抜け…一行。訳の分からぬショーン君は車の中で、ビデオを回している。その時、真の携帯が成る。真「もしもし」間を置いて真「うん、うん」また間を置く(30秒ほど)真「分かった」と、言って携帯を’’ピッ’’と切る。後ろに乗ってるお節介が身体を前のめりにして「オヤジでしょ?何だって?」と聞くと「天婦羅屋の大将が具合が悪いらしくて…だから、行き先変更だって」と、言う。ふ~ん、「どこ?」と、お節介。「池袋らしいわ」と、真。「池袋ぉぉぉぉ?何でまた?」と、お節介。「良い店が有るらしいよ」と真。「オヤジの行動範囲って…分かんないね~」と、言いながら後部座席に座り直すお節介。ショーン君に事の次第を知らせると「僕、天婦羅が食べたかった」と言う。アッ!そう言えば、前に帰国した時ショーン君が天婦羅を喜んで食べてオヤジが大喜びしてたね!だから?オヤジ…優しいじゃん!オヤジィ~。見直したかも…池袋の駅前の駐車場に車を停め…4人でオヤジ達の待つ店に向かう。どこ?池袋って…詳しくないから…分からない…どこどこ?と、真とミッちゃんの後ろをいまだビデオを回すショーン君と並んで歩いた。「有った!有った!」と、真の声。え?どこ?どこ?「ここ!」と、真が入って行く。え~~~!?ここぉ~?なんでぇ~?ここ?店の前で、ガラス越しに店内を写すショーン君。中から、手招きをするオヤジ。手招きは…手招きは…手招きは、さっきの店でしてよぉー!もう!<続く>
2004年12月31日
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師走の寒空、クリスマスの日の寒空、年末の忙しなさに行きかう人々の足取りも早い…が、お節介達は店の前にボー然と立っていた。 おこぼれにも恵まれず、天候にも恵まれず、親の優しさにも恵まれず、青くなった唇をかみ締めているお節介。「ルック!」「ルック!」ルック?ルック?ルックルック…こんにちは!?(いいから、すんなり書け!?)と、ショーン君が、小さな声で言いながら別に大きな声で言っても店の中で暖を取りノコノコ買い物をしている意地悪なジジババには聞こえないのに…。「ルック」店に向かってショーン君が顎を何度か突き出す。突き出された顎を見て…突き出された顎を見て…何故か「ヤッパリアメリカ人って骨格が違うわ…」と思いながら、ゆっくりたった今、出てきた店の方向に振り返った。????何?目を細めて見るお節介。何だ?ガラスのドア。綺麗に磨かれた全面ガラスのドア。子供が両手をカエルの様に広げ顔まで ”べちゃ~” とくっ付けて外を見ている。はいはい、居るよね…そんな子供。子供なら…良いよ。可愛いよ。それが、ハワイで前歯を折り昨夜は、社会の窓を全開にしさっきまで「どちら様?」と、言っていたお節介オヤジがこっちをダイナミックに…しなくて良い格好で見ている。馬鹿!馬鹿!馬鹿だねぇ~、あのオヤジ!と、通りすがる人々がオヤジに目をやる。ジーッとジーーーーージィーーーーーーーとオヤジを見ているお節介達。「君のお父さん…」と、ショーン君が言いかけて口篭る。彼も、今更…言葉にして言わなくとも理解しているのだろう…。ジーーーーッと見ているとオヤジ・・・手を振っている。え?あ!?え?あ~♪入って来い!?えへへぇ~♪と、浮き足立つお節介とミッちゃん。数歩オヤジが張り付いているガラスのドアに近ずくと・・・オヤジの振っている手が・・・左右に動いている事に気が付く女二人。足は’’’’’ピタッ’’’’’と、止まり…紅潮した顔は一瞬にして一瞬にして…一瞬にして…い、怒りに変わった!あの、動作は?左右に振られる手のひらの意味は?’’’’’ シッシ? ’’’’’「あっち行けってか!?」「あ”ぁぁぁぁ~!?」と、お節介とミッちゃん。怒りに震えている間にドアに張り付いていたオヤジの姿が消えた。サッと、後ろを振り返ると真とショーン君が腹を抱えて笑っている。私は…私は…この…人込みの中…走って…泣きながら走って、逃げたくなったぁぁぁぁ!オヤジに…遣られっ放しの私と義妹のミッちゃん。な、何か良い方法は無いのか?と、考えるが…真っ白に成った頭では何も考えられず~~ピュ~~ピュ~~ピュ~~と吹く風の冷たさが嫌に身に染みた。と、震えが走ったと、その時、店の前で立ち尽くすお節介とミッちゃんが見たものは・・・<続く>
2004年12月30日
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母のバックを取りに行った店内で、「お前は誰だ?」とオヤジに言われギョッとしたお節介。 男性の店員は、さっと顔色を変えて、お節介に近寄り「お客様、お探しの品は見付かりましたか?」と、いやに嫌味っぽく聞く。お探しの品?お探し…お探しの品?何も探してない…「いえ、探している品は…有りません」と素直に答えると、横からミッちゃんが軽い肘鉄をお節介に送る。何だよ?肘鉄かい?これでも、私は「義理」の姉だぞ!と、内心思ったが…言わなかった。男性の店員は、怪しい女二人を上から下まで嘗め回し眉間の皴をさらに深くさせてからな、な、なんと・・・チラッとドアの方に目をやった。ドアに目?ドアの方に・・・目!?意味はナンだ!?出て行けってか?お帰りくださいって事?チラッとオヤジに目をむけるお節介とミッちゃん。そ知らぬ顔のお節介オヤジ。横目で母を見るとイーさんの奥さんと女性店員さんと3人でご機嫌で笑って話してる。店内に掛かっている曲が遠くに聞こえ男性店員の冷たい目と睨み合い。「お、お、お父さん?」と、意を決して発すると「お父さん…と呼ばれる筋合いは有りませんが!」と、お節介オヤジは可愛い娘の顔も見ず、左手の時計を眺めながら言った。それを聞いた途端くわぁぁぁぁぁ~!来たよ!くわぁぁぁぁぁ~!来たぜ!くわぁぁぁぁぁ~!!!! (カラスが鳴いている訳ではありません)と、顔が真っ赤に成るのが自分でも分かる。横を見ると、ミッちゃんの顔も赤い。暑いのかな? (違うだろ!)「お父さん!」と、お節介。・・・・ 無言 ・・・・知らん顔のオヤジ。と、その時、男性店員…ショーケースの間を通り抜け、お節介とミッちゃんの真横に来て「お客様…他のお客様の迷惑に成りますから」と、右手を出口の方に差し伸べた。他のお客様の迷惑?他のお客様の迷惑?人生で一度も言われた事の無い 言葉!ブルブル・・・・ブルブル・・・・ブルブル・・・・ブルトーザーが外を走る (違うって!)「わ、分かりました」と、意地悪な声を出したお節介。と、その時オヤジがほくそえみながら…お節介を見た。こいつ!この状況を作り上げ自分だけで楽しんでいるぅ!よし!分かったぁ!挑戦は…しっかり受けた!「ミッちゃん、帰ろう!」と、お節介はミッちゃんの手を引く。少し慌てるオヤジも左視界45度に見える。フン!慌てろ!と思い、ゆっくりわざとゆっくりこれ以上ゆっくり歩けないぞ!というスピードで歩いて出口に向かい真とショーン君の所に行き小声で何かを話す。チラッとオヤジ達の方を見る。イーさんは、’またか’と知らん顔。オヤジが、こちらの様子を伺っているのが手に取るように分かるが…。4人でドアに向かう。「おい!冗談だよ!お節介ちゃん!来なさい!何でも欲しい物を買いなさい!」と、言う言葉を期待して…いや、そう’ふん’で外に出ようとした。が、誰からも何のお声も掛からずドアを閉じた途端に店内で聞こえていた音楽が”ピシャッ”と、完全に消えた。まるで、お節介の企みが…粉が飛んで消えたかのように・・・寒空の下「どうする?」と、真が聞く。どうするって・・・おこぼれにも巡り合えなかったのに・・・どうするなんて考えられないよ!<続く>
2004年12月29日
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すみません、最後に追記させて頂きました。・・・・・・・・・・・・・・・・母の、弟の嫁ミッちゃんに対しての冷めた目を見た時に、お節介は…少しだけ心が浮かれた。 母がミッちゃんを可愛がっている事は充分承知しているし、ミッちゃんも母を慕って居る事も知っているが、奇麗事のような美しい嫁姑なんて…お節介は、心の底で信じていなかった。「買い物ってどこに行くの?」と、母のバックを取りに行くのを知っているお節介が聞く。エ◎メスだよね?うふふ、エ◎メスだよね?と、心の中で手を拱く。「おー、母さんのバックをとってからどこに行くか?ヤッパリ…銀座か?」と、イーさんに相槌を求めるオヤジ。カーさんのバックを取ってからどこに行くか?どこに行くか?ヤッパリ…銀座か?「だから、お母さんのバックをどこに引き取りに行くの?銀座? 渋谷? 新宿?」と、苛立ちながら聞くお節介。どこかが重要ではなく、どこのエ◎メスか!が知りたいのだ。「カーさんのバックは、新宿だよ!」と、お節介オヤジ。「じゃー新宿に行けば良いじゃない!」と、お節介。2台の車に別れて乗り込み新宿に向かったお節介一同。オヤジの車に母とイーさん夫婦。真の車にミッちゃんと、お節介夫婦。オヤジの車に付いて車を走らせる真。新宿のエ◎メスと言えば…伊●丹だよね?明治通りと新宿通りの交差点を通り抜ける・・・オヤジの車。あれ?近くに見えた伊●丹がドンドン遠くなる。「どこに行くの?」と、後部座席から真に聞くお節介。「オヤジ…先にどこかに行くのかな?」と、バックミラー越しに真が答える。と、思った時にオヤジの車が停まった。路上駐車?真が車を停める所を慌てて探す。2台分の車が止められるか?と言う、素敵な配慮の無いオヤジが車から降りるのを見ながら50メートルぐらい離れた所に真が車を停めた。大慌てで車から飛び出すお節介。ここで、オヤジ達を見失っては成らぬとばかりに、走り出す。はぁ、はぁ、はぁ、この年で50メートル走は堪える。が、頑張った!おこぼれを夢見て頑張った。オヤジ達に人を待つと言う優しい神経はないのかスタスタ入って行った店を遠目で確認して、振り返るとミッちゃんが血相を変えて走ってくるのが見える。「ミッちゃん・・・」と、小さな声で呟くお節介。真とショーン君は、ミッちゃんのずーっと後ろから2人で並んで歩いて来るのも見えた。店のドアを開けると色んな物が並んでいる。そう、色んなもの。シャ●ル・・グ◎チなんだこれ?フェ○ディーか?・・・・・・・・・・ふ~~~ん・・・・・バッグね・・・?店の奥で母がバックを手に取って見ている。ふ~~んと、思いながら力が抜けた。が、気を取り直そう気を取り直そう気を取り直そうと、心で言い聞かせながら店の中を見た。買って貰えるのなら…何でも良いと言う根性で。品物を見ながら少しづつオヤジの側に近寄るお節介。オヤジはイーさんと二人で時計を見ている。男物の時計なんて・・・見たくも無い!と、思って蟹歩きで母とイーさんの奥さんの側に近寄る…と、その時身震いがした!真横に同じ様に蟹歩きをしているミッちゃんが居たのだ。お・・・おまえ・・・お前まで!と、思ったけど今はそんな怒りに構っている暇は無い。おこぼれ・・・おこぼれ・・・おこぼれ・・・と、母とイーさんの奥さんの会話に耳をダンボより大きくするお節介。「素敵ねー、クロコはヤッパリ良いわー」と、イーさんの奥さん。「これを待ってたのよ!」と、涙ぐむ(?)母。後ろから「お幾らですか?」と、聞きたかった。遠目で、値札が見えないか目をキョロキョロ動かすお節介。店員さんの丁寧な対応が一瞬・・・止まった。母と、イーさんの奥さんの後ろから妙な・・・妙な・・・女二人が涎を垂らしながら目を虚ろにさせているのが見えたからだろう。「お客様、少々お待ちくださいね」と、店員さんはお節介とミッちゃんに言う。店員さんの反応に、振り返る母とイーさんの奥さん。・・・・・・おまえら!・・・・・と、言うような…母の冷たい目。な、な、なんだよ!娘に向かって!と、思ったが「お母さん、良いわーそのバッグ!」と、お節介が言うと店員さんは「あ、お嬢様ですか?」と、顔色を紅潮させる。「出がらしですがね・・・」出がらし?出がらし?出がらしですがね?こ、こ、この・・・この・・・この・・・クソババァ!と、腹が立ったがぐ~~~~っと抑えた。でがらしと聞き、どう答えて良いのか分からず苦笑いする店員さん。腹が立ったので、オヤジを見た。男の店員さんと話している。あぁ~!!時計を左手にはめて、悦に入って左手を少し高く上げたりしている、お節介オヤジ。チャンスゥ・・・!蟹歩きのお節介とミッちゃんがオヤジ達に近寄る。それを見た男の店員さんが眉間にしわを寄せて睨む。いえいえ、決して怪しい者では…怪しい者では御座いません!と、心の中で唱えながら・・・オヤジに近寄って「お父さん、その時計良いね」と言った時と、言った時・・・・オヤジは…「お前・・・お前・・・お前は・・・誰だ!!?」お前は誰だ?お前は誰だ?お前は誰だ?と、言いやがった!男の店員は、さっと顔色を変え、お節介に近寄り・・・・<続く>******** 追記 ********皆さん、こんにちは。えっと、出掛けていましたので更新が遅くなり申し訳有りませんでした。居ない間に、有り難い事に人気サイトのMinamiちゃんさんにわがHPを紹介して頂きまして、帰宅して自分のHPのカウンターが????とんでもない位に跳ね上がり、「壊れちゃったわ」と思っていた所、Minamiちゃんに紹介していただいた事を知りました。 こんなサイトでは有りますが、来ていただいて有難う御座います。最後に成りましたが、紹介してくださったMinamiちゃん!有難う御座います。本日、記念に日記の名前をMinamiちゃん命名の「ようこそ、お節介ワールドへ」に変えさせて頂きます。こんな私では有りますが、これからも宜しくお願い致します。
2004年12月28日
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お節介オヤジが言った! 「みんなで買い物に行くぞ!」とは、鶴の声! 「15分後に集合だ!」と言うオヤジの掛け声が終わらないうちに、真とミッちゃんは2階に駆け上がり、ゴリエ母も勢い良くリビングを走り抜けた。「よっしゃ!」と、お節介が悲鳴にならない中途半端な声を上げ客間に走った。何を着よう!片していないトランクをモグラが土の中を歩く様に探る。エ○メスにバックを取りに行く母…イコールエ○メスに行く事は決まっている。ここで一発!ここで一発!アリナミンでも飲んでいや、そうじゃない!綺麗にして…小綺麗に上品にして可愛くしていたらオヤジの奴…きっと…きっと…何か、買ってくれるかも知れない!特に今日は、クリスマスだし…ね。胸がドキドキする…そう思いながら鏡に向かって力を入れて、化粧をするお節介。15分で、髪を巻き化粧をし、カシミヤのタートルのセーターにジーンズを履いて…ハッとしてジーンズを脱いだ。オヤジ…オヤジの癖にT~P~O~に煩いのを思い出したからだ。オヤジだから、すけべ心か?男心か?自分が出来ないからか?綺麗にしている娘(女?)を見ると簡単に天に登るいや、機嫌が良くなる、単純男だ!から、下心が有るお節介にも…自然と力が入る。力が入る!・・・・よっしゃぁぁぁー!・・・・買って貰うぞぉぉぉぉぉ!(嫁に行っちゃうとね…家計を気にしてねぇ、買えないのよ)これ以上無い、有り得ないぞ!と、言うぐらいの完成でリビングに気取って行ったら綺麗にしたいつもの母がいた。(ふん、お前には負けないぞ!)と、母に対抗するお節介。 (馬鹿?)と、思った時にミッちゃんと真が2階から降りてくる。光ってる!ピカピカと!タキシードとロングドレス?そんな筈は有りません。着物と馬鹿殿?それも有りません!「すいませーん、遅くなっちゃってぇ」と、巻き舌の甘えた声を出すミッちゃん。???なんだよ、その声!?ちょっと、ムッとした!綺麗に巻いた髪に…綺麗な、今風の白っぽいお化粧。十和子さん風か・・・?プラス、甘えた声?腹が立った!のに、「おー、ミッちゃん!綺麗にしたねー!」と、オヤジが歓喜の声!キッ!キッ!キーーーーッと、お節介が猿に成った時’’’’’あぁぁぁぁぁ‘’’’’’’み、み、見逃さなかった…見逃さなかった…見逃さなかったぁぁぁぁ!!!母の・・・・綺麗な母ミッちゃんを大切にしている母。その…母の冷めた…冷たい目!!良くやった! お節介!続きは…そうよ…嫁姑…日本国民の葛藤だぁ!お楽しみに!<続く>
2004年12月27日
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天才バカボンのパパのヒゲが付いた、ゴリエ母がテレビの画面の中で笑いながら、親父の腹に大きく丸を描いた。「可愛く描いてくれよ!」と、カラオケルームで寝そべるお節介オヤジ。丸を一気に描いて・・・その丸の中にまた楕円形を2つ並べて描くゴリエ母。???何だか、おばQみたい・・・と思ったが笑いを堪えてじっと画面を見る。2つの楕円形の下に少し大きめの半円を描き楕円形の間から下に向いた矢印・・・お、お、うまい!ゴリエ母うまい!2つの楕円形の間の下側に小さな黒い丸。画面から聞こえてきた「お袋、上手いじゃん!」と、姿は見えないが真の声。その声に、ゴリエ母「ドラえもんを描くのは得意なの」と、自慢そうに妙な顔で答えてる。うん、うん。上手い・・・。ヒゲを3本づつ左右に描いてあー、ドラえもんだぁぁぁぁ!!!と、思った時に画面の中のゴリエ母。すーーーーすーーーーと、みみ耳を左右に描いた!のを・・・見た観衆から「あーーーー」「あちゃーーー」「違うって!」と、声が飛び出す。が、酔っ払っているTVの中の軍団・・・気が付かず「上手い!」「上手い!」と、拍手・・喝采…の、ちあきなおみ。よいこらしょとお節介オヤジが立ち上がり「これで、俺ッチもマンバだぁ!」と、正気の目では見るも無残なぐらいにはしゃいでる。画面の中で、左右に・・・体をクネクネ動かす上半身裸のオヤジ。「おじさん!何で、ドラえもん描いたらマンバなの?」と、本物のマンバの声。に、声にふっ…と立ち止まるお節介オヤジ。シーーーーンとした、空気がビデオの中で流れている。と、思ったら「お譲ちゃん達!修行がたんねえなぁ!」と、親父が言ってなんと、招き猫ポーズをしている。「元祖!マンバと言えば!ドラえもんに決まっているだろうがぁ!」勢い良い声に???はい?狂った??ボー然とする可愛いマンバたち酔って身体が斜め状態のお節介家族をショーン君が上手い具合に嘗め回すように撮っている。「ドラえもん!どらちゃん!どらちゃんは猫だろうが!」と、オヤジの叫び声。ハッ!ハッ!ハッ!一本取られたか?ハッ!?「そ・・・そ・・・そうだね・・・おじさん!」「すごい!おじさん!気が付かなかったよぉ!」と、マンバとセンターGUYから大拍手。意味の分からぬいや、脳の動きが鈍い酔っ払い達は口をポカーンと空けて・・・「どらえもんは猫だっけ?」と・・・疑った顔をしていると思った所で、プチン!と、ビデオが切れた。ちょっと・・・ちょっとぉ・・・「ちゅー訳だ!」と、オヤジの声。どんな訳よぉ~、と心の中のブーイング。ちょっと・・・まだ見たいよ。だが、オヤジ自慢そうに・・・顎を上げて「さ、みんなで買い物にでも行くか!」と、オヤジの声にお節介ハッ!と目が覚めた!そうだ!こんなビデオより買い物だぁぁぁぁ!昼間の町に飛び出るお節介家族…どうなる…んば?<続く>
2004年12月26日
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「俺っちにドラえもん描いて」と、腹を出してきたオヤジの元に現れたのは、ゴリラの様に…いや、ゴリエの様に化粧をした母だった。 化粧にも驚くが、2つに結んだ髪に色々な小物を飾りつけハシャいで居るのか、ただ単に酔っているのかさえも、不明な母だ。コギャルいやマンバ達に借りた(なぜそんな物を持ち歩いているのか?)マジックマーカーを右手に持ちゴリエポーズで参考オレンジのゴリエ様 またしても何故か口をすぼめながらオヤジに迫ってくる。この、口をすぼめるって言うのが妙だ!いや、不愉快だ!ビデオで見ていると余りにも馬鹿馬鹿しくて我が母ながら泣けてくる。と、思っているのに「いけるな!」と、ビデオを見ながら腕を組んでいるオヤジが唸る。イケル?行ける?いける?活ける?(これは違うだろう)「何が逝けるの?」と、お節介が聞くがこの言葉の遊びには流石のオヤジも、気づかなかった。「まぁ、黙って見てろ」と、意味深なお節介オヤジ。カラオケルームの床に寝そべったオヤジの腹に躊躇無く勢いよくへそを中心に大きな丸を一気に描くゴリエ母。「ふっふっふ」と、ほくそえむゴリエ母。ショーン君のビデオの撮り方が絶妙で、きっとショーン君も床の上に寝転がりながら今撮っているのだろう!そう、画面には母の鼻の穴が膨らんだ所がドアップに成った!と、と、と、ところでビデオが止まった。沈黙の観衆。沈黙のオヤジ。勿論、沈黙の遠藤周作!静止された画面画面を良く見るために二歩前進する観衆。「やってくれるね~!」と、嬉しそうなオヤジ。ぐわははぁぁぁぁぁ!誰か?誰か笑った~!?誰だ!最初に笑ったのは・・・誰だ!誰だ!と、お節介の頭が右に左に大きく揺れる。「ミッちゃん! 笑っちゃ不味いよ」と、低い声で言うお節介。ハッ!とする、ミッちゃん。「ご、ごめんん・・・ごべんなざあぃぃぃいぃ・・・ぐわはははぁぁ・・・」もうどうにぃもぉとぉまらなぁいぃぃぃと、思ったその時流石に親子!オヤジの大声が右手のビデオのリモコンを高く天まで高く上げ「あぁ~今夜だけ、あぁ~今夜だけ!もう、どうにもとまらないぃぃぃ~はっ!」と、山本リンダポーズいや、はっ!という止めの所で右足を一気に高く上げてひざを折ったまま一気に踵を引いた。き、決まった!リンダ・オヤジ!カッコイイ!!!なんて、思わなかった。はっ!で、リンダ・オヤジも納得したのかTVの画面の解説をしだした。「カーさんのゴリラ・・・なんで、て、天才バカボンのパパの髭が付いてるんだ?」オヤジの声が止まらぬうちに皆が一気にあははははは!!!ぐわはははは!!うわははははは!!お母さん!ゴリエプラス天才バカボンパパ!あはは!あ~、今夜だけ(皆さんご一緒に)あ~、今夜だけもう、どうにもとまらないはっ!<続く>
2004年12月24日
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テレビを身体中で抱きしめながら、右手に持ったビデオのリモコンでプツンとビデオを切るお節介。 ・・・プツン・・・ビデオが、・・・プツン・・・オヤジが、・・・プッツン!・・・・・・プッツン!・・・「この糞ガキが!ビデオを見せろ!俺の、マンバを見せろ!」と、顔を真っ赤にしながら叫んでる。あれ?あれ?あれ?俺のマンバ?俺のマンバ?俺のマンバ?なんだか、聞きなれない言い回し・・・何だ?「俺のマンバ?」と、お節介が復唱する。「そうだよ!俺のマンバを見せろ!」と、オヤジがお節介の後ろで仁王立ち。「俺の漫画の間違いでしょう?」と、しらけた顔のお節介。そうだよね、せっかく里帰りして来たのにオメーらは、昼寝でもしてろって・・・俺らは、買い物に行くから家で、屁ーこいて寝てろって言うんですよ!え?言ってない?「俺のマンバって…何よ?」と、もう一度お節介。「だから、見りゃワカルッテ!」と、切れる寸前癇癪顔のオヤジ。なんだか、ビデオ見たさに私にビデオのスイッチを入れさす為の言い訳のような気がしてきた・・・が、思い出した。オヤジは・・・オヤジは・・・オヤジは・・・嘘を嘘を嘘を付く能力なんかないと言うぐらいの馬鹿! いや、正直者!「お父さんのマンバって? どこよ?」と、お節介がビデオのスイッチを’’’’ ON ’’’’にする。「さっきの所まで、巻き戻せよ!」と、オヤジの渋い声。さっきの所?あ~~~、「俺っちに、ドラえもん描いて!って言ってる所?」とお節介。「オメぇーは、一々あーだね、コーダねぶーだね、きゃーだねって、一言多いんだよ!」と、糞オヤジ。「はい、はい」とお節介。「我が家は、はい!は一回!」と、テレビの画面に目が釘付けのオヤジ。「俺ッチに、ドラえもん描いてぇぇ!」と、オヤジが上着を脱ぎ捨てバレリーナの様に両手を高く挙げながらクルクル回転しながら・・(オヤジ満足げにビデオを見てる)回転しながら・・・回転しながら・・・(うん、うんと頷くオヤジ)と、ショーン君の所に傾れ込んだ。「ドラえもん!」とオヤジ。?なに??なに??と無言のショーン君。「ドラえもん!」と再びオヤジ。横から「狸でも描いとけば」とお節介。と、ここで・・・・ビデオがピッッと止められる。「オメー! 狸でも描いとけだと!?俺は、ドラえもんって言ってるんだよ!」と真剣に怒るオヤジ。「はい、はい」とお節介。TVを立って鑑賞している全員が「はいは、一回!」と合唱。「回すぞ!」と、予告をするオヤジ。?とするショーン君。「狸なんて描けないよ」と、ビデオを回しながら言っていると「ドラえもん?私が書くわよ!」と、画面の外から声がする。ショーン君、その声の主を・・・ズームイン 朝!じゃなくてドアップにするそこに現れたのは・・・そこに現れたのは・・・そこに現れたのは・・・勿論・・・・<続く>
2004年12月23日
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ちょっと、よそ見をしている間に母とお節介オヤジのどちらが被害者で、どちらが加害者なのかを見逃してしまった、お節介。「どっち?」と、良く見ると、お節介オヤジが1、2、パ~ンチ!!の、パンチの所で固まっている。そう、力石徹と矢吹ジョーゆっくり倒れかかる矢吹ジョー!そこでおっさんが、リングの外で「ジョー!!」と叫ぶ。いやいや、お節介オヤジが「かぁさ~~ん!」と、叫んでる。「きゃー、痛い!痛い!骨が折れたかもぉぉぉぉ!」と、右手で左肩をおさえる母。「痛いの?お母さん!大丈夫ぅぅぅぅぅぅ!?」と、母に近づく。「痛い!」力石徹…いや、お節介オヤジはまだ、右ストレートの形で止ったまま。「お母さん?」と、お節介。真とミッちゃんはぼーっと突っ立ったまま。(使えない! こいつら!)と、腹が立つお節介。自分の肩を抱いて座り込む母。お節介も、母の横にしゃがみこむ。「ねぇ、大丈夫?」お節介の目から涙が溢れる。「り、り、離婚した方が良いよ!こ、こ、こんなの、家庭内暴力だよぉぉぉぉ!」と、お節介が叫ぶ。「離婚?」と、オヤジがストレートパンチのままの姿で情けない声で言う。「そうよ!お母さんの肩を折っといて!離婚よ!離婚!」と、お節介はお節介オヤジのズボンのすそを引っ張りながら言う。「痛いの?お母さん?」と、母の顔を覗き込む。うな垂れた母。スルスルと、オヤジがへたり込む。「かーさん?エ○メスのバックを取りに行くのは今日だったか?」と聞くオヤジ。??ハイ?何?人が骨が折れたと言っている時に!離婚と大騒ぎしてる時に!?馬鹿野郎!この、糞オヤジ!と、思った時、母が、うな垂れたまま「今何時?」と聞く。今何時?そんな事より救急病院でしょう?「12時20分です」と、ミッちゃんのいつもの声。ハイ?ミッちゃん?真の母が、私の母が、ショーン君の義母が、ミッちゃんの義母が、肩の骨が折れたと騒いでるのに「今何時?」の、受け答えをするんですか?はい?「ねぇ、お父さんはお母さんにパンチを入れたんだよね?」と、誰とも無しに聞くお節介。・・・・・・シーーーーーン、・・・・・・無言・・・・・・シーーーーンあれ?「お母さん!肩の骨・・・折れてるの?」と、お節介がしつこく聞く。「オヤジがジョブしてる所にワン・ツー・パンチの、パンチの所でお袋が入っていってよけてたよ。上手い具合によけてたから肩の骨なんか折れてない筈だよ」と、立ち尽くしたままの真。「は?芝居?折れてないの?」と、お節介が声を荒げる。「さてと」と、母が立ち上がり「イーさんの奥様そろそろ行きましょうか?」と、何事も無かったかのように明るい声で言った。上品な母、お洒落な母。大人に成ったらあんなふうに成りたいと願った母。””””ハッ””””と、気が付いた。そうか、母は、ビデオを見られたくないんで芝居をしたんだ!そうか、そうか、で、それに引っかかったのは私とショーン君のみ?いや、ショーン君も引っかかっていないかも。じゃぁ、私だけ?く、く、悔しい!悔しい・・・でも、今からバックを取りに行くと言う。よし!「お母さん、ヒドイよ。本気で心配しちゃったぁ!ねぇ、バック取りに行くの?イーさんの奥様と二人で行くの?ねぇ、皆で行こうよ。滅多に帰ってこないんだから…私達、ね?」と、ここぞと甘ったれた声そう、千秋みたいな声で言ってみた。「お前はまるで腹話術師みたいだな!」と、オヤジが安心した声でお節介を責める。あ~ん?私が、離婚しろって言ったから根に持ってるんだわ!と、思ったから「お父さん、ショーン君にお父さんのセンスで・・・お父さんのセンスで・・・(変な事を口ずさんでいる自分自身を呪った)センスで・・・」口ごもるお節介。「センスでなんだ?」と、聞くオヤジ。「何か買って欲しいんだよ」と、意地悪げな真。「オメーらは、昼寝でもしてろ!」と、もっと意地の悪いお節介オヤジ。ことの成り行きを分からぬままビデオをいじるショーン君。遠くで「うひゃー、俺っちにドラえもん描いてー!」と、聞こえる。俺っちに?ドラえもん描いて?俺っちに?’’’ニタッ’’’と、笑うお節介。すごすごとショーン君のそばのTVに歩み寄る。フッ!ブハハハハハハァァァァァ!!ドラえもん!描いてる! 描いてる!お前かぁ!下手なドラえもんを描いたのは!リモコンで音量一杯にしてTVの前で仁王立ちのお節介。ニコニコ顔のショーン君。そして、家中に居る人間がここぞとばかりに猛ダッシュでTVに走り寄る。と、同時に画面のまん前で両手広げてTVを抱き込むお節介。「オメェー見えネーじゃないか!!どけ!」と、TVにしがみつくお節介を離そうとする意地悪なお節介オヤジ。「見えねぇー!」と、必死なオヤジ。「御免、このビデオ・・・ショーン君が撮ったしカメラもアメリカから持って来たから!」と、さらに意地悪なお節介。「どけ!」と、蹴り上げる真似をするお節介オヤジ。と、その時リモコンで~ ピタン ~と、ビデオを切るお節介。「お前って奴はぁぁぁぁぁ」と、叫ぶお節介オヤジ。かなり・・・このビデオを見たいようだ。<続く>
2004年12月22日
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昨夜の記憶が抜けている所を埋める為にか、ビデオ大会をしよう!と、お節介オヤジの提案。この提案が、家族破壊に成り得るきっかけ…そんな事、予言者じゃ有るまいし知らずに、只の御気楽で母の気持ちいや自分の妻の気持ちも考えずに「ビデオ大会をしよう!」と、聖なるクリスマスの日に叫んだオヤジ。ショーン君が、ビデオカメラをTVに繋いでいる時も只、ボー然とイーさんの奥さんの携帯を今だ見続けている母。オヤジはオヤジで、「こりゃ大変!」と、仲の良い近所中に電話をする。「もしもーーーし!?オメェー、面白い物みたい?会社? そんなもん、若い奴に任しとけ!会議? オメェー、クリスマスに会議する会社なんて、縁起悪いぞ!」と、グダグダオヤジ会話を楽しんでいる。「何のビデオか?かーさんのビデオ!鼻に見事な・・・見事な物を突っ込んでるんだよ!!グワハハハハ!腹抱えて笑えるぞ!」と、でかいオヤジの声に母がピクンと殺気立つ。や、やばい・・・。普段優しい人が・・・怒るとどうなる?めったな事では、波風立てない人が怒るとどうなる?上品な人が怒るとどうなる?ゴリ母に成った人が怒るとどうなるんだろ~?母の肩が12センチ上がったのがお節介には見えた。 足の踵に力が入りいつもより、関節を若干使わずに踵からドン!ドン!と歩いてヘラヘラ笑いながら電話をかけているお節介オヤジの後ろに立って母は、右手を水平にまるで、卓球でスマッシュを決める時の寸前の様な形から”””””すっこぉーーーーーん!””””””と、オヤジの大切なお肌より大切な気を使っている場所そう、髪が抜け始めた後頭部に(M型ではなく、O型でもなく、ドーナツ型です)40本ぐらい毛が抜けるように母の平手、卓球パンチが入ったぁぁぁぁ!と、その途端、映画のようにいや、漫画のように受話器を左手からスルッ~と落とすと同時にゆっくりゆっくりそう、あの「なんだ?」と言う雰囲気!で、振り返るオヤジ。「上等じゃネーか!お!?やるか?かかって来い!お?」と、まるでボクサーがリングに上がってゴングが成る前の有り余るエネルギーのあの軽い、フットワークで右へ左、前や後ろ左右の手をシュッシュッとシャドーボクシング1・2・ストレート!の形で、シュッシュッ言わせている。断っておくが、腕の動かすスピードでシュッシュッと言わせているのではなくオヤジが自分の口をすぼめて「シュッシュッ」と声に出して言っているだけだ。「おらぁ、かかって来い!」と、足で落ちた…いやオヤジが落とした受話器を蹴る。 (話中のお相手の方にはお気の毒)蹴られた受話器は、クルクル横回りしながら (威嚇する行為にしては随分おそまつ!)イーさん達が座っているソファーの所まで行った。スッと、受話器を取り上げてイーさんが電話で話してる。そう、まるで何も見ていないかの様に。慣れてる?こんな状況・・・慣れてる?と、よそ見をしたすきに”””””すっこぉーーーーん!!!”””””え?決まった?え?見逃した!?どっちがすっこぉーーんしたのよぉぉぉぉ!口を同じ様にポカンと上げて真とミッちゃんが棒立ち。世界チャンピョンが無名の新人に一発KOされた場面を目の前で見たかのように・・・。ショーン君も、TVの前で座ったまま口をポーカーンと開けまるで、ズレた脳みそを元の位置に戻すかのように左右に軽く頭を振った。それより殴ったのは、一体誰だ!<続く>
2004年12月21日
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イーさん夫婦が、二人で水戸黄門の様に携帯を差し出して見せる画面に、硬直する5人。 母の「なぁに?」の声で””””ハッ”””””とする。自分を勘違いしている母にこれは見せられない。見たらきっと’’’’卒倒’’’’間違い無しだ!いや、卒倒ならまだ良く::::心臓発作::::か?いや、母の事だから引き篭もる可能性がある。若い引き篭もりなら聞いた事は有るが…母の年代では、世間体が悪い!世間体?え?母を心配してではなく世間体?いや、言葉のアヤだ。母が心配だ。招き猫スタイルは良い。舌を出しながら笑うのも酔った上…としよう。だが、問題は「傘が無い」いや、この年齢のゴリエ・メイクは、無いだろう。こんな、ゴリ母…見ているだけでも、辛い。過去の汚点?いや、現在進行形の汚点…は、きっと本人が一番辛いだろう。と、思っているのにと、思っているのにと、思っているのに「オメェーは!羽目外しやがって!」と、お節介オヤジがポンと母の肩を叩く。アッ!オヤジ!フライング?「え? 羽目外した?」と、キョトンとして口を半開きにする綺麗な母。シーンシーンシーン二人の黄門様も、怪しげな雰囲気を察知して静かに印籠いや、携帯を持っている手をゆっくりとまるでスローモーションの場面を観ているかのように上手い具合に最高の雰囲気で下げてゆく。これが映画なら、「カーット!!」と監督が大声を出し出演者全員を褒め上げる絶妙な・・・間の取り方だった。「見せてください。その携帯・・・見せてください」と、強張る母の声。「お母さん、私お腹空いてるのよ」と、無理に場面を切り替えようとするお節介。「もう朝食は作ったわよ」と、母はお節介を見ないで言う。「お袋、電気代払ったか?」と、無理に場面を切り替えようとする真。「引き落としよ」と、言いながらイーさん夫婦に近づく母。「お母様、実家の母がお電話頂けたら…と申してます」と、無理に場面を変えようとするミッちゃん。「今晩、かけるわね」と、イーさん夫婦に右手を差し出す母。「・・・・・・・」沈黙で、場面を切り替えようともしないショーン君。と、その瞬間母は、イーさんの奥様から携帯をもぎ取った。映像を見詰める母。次の映像・・・まだ、誰も見ていない世界。横から見るお節介の目が3メートルほど飛び出た!???「お母さん!」お節介の震える声。映像が良く見えない。いや、携帯を持つ母の手がガクガク震えてる。「お母さん・・・」またもや、お節介の震える声。小さい携帯の中の母。ゴリエメイクの母。半分に切ったイチゴを2つ・・・鼻の穴に・・・詰め込んで・・・笑ってる。「お母さん?」と、母の顔を見る。何で・・・イチゴ・・・鼻に?後ろから、覗き込んでいる真もミッちゃんも黙って見ている。オヤジも、お節介の横からデカイ顔をお節介の顔にくっ付けて「あっちゃ~、だな!?かーさん!」と、意味不明の声を出す。後ろから見るショーン君が「あっ、それ?僕…ビデオ撮ったよ!」と、嬉しそうに言う。ビデオ撮った?ビデオ撮った!?ビデオ!そうだ、ショーン君が記憶の消えてる部分を撮っているのだ!「ショーン、何だって?」と、お節介オヤジが意味を聞こうとする。お節介が…少しだけ、無い知恵絞って…「みんな酔っ払って、楽しそうにしてたってよ」と言う。「ショーン、そんなこと言ってないよ」と、お節介の弟の真が余計な事を言う。「何を言ってるんだ?」と、オヤジが不機嫌な声を出す。仕方が無いので・・・仕方が無いので・・・仕方が無いので・・・「ショーンがビデオ撮ったってよ」と、お節介。それを聞いて、パッと明るくなるオヤジ・・・。「よっしゃ、これからビデオ大会だ!」と、両手を大袈裟に打って笑い出すオヤジ。お父さん…お母さんの気持ち考えてあげてよ!と、思うお節介。そう思いながらも…怖いもの見たさでワクワクしているのは、きっとお節介だけでは無いだろう。<続く>
2004年12月20日
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マンバ化粧を、必死で落としている女性軍。 絶対に、お節介一家以外に見せて成るものかと、それぞれの洗面台で必死にこびついたファンディーションと戦っている女性軍。お客様がいらしているのに!と、こう言う時だけは常識人気取りのお節介オヤジが、トントンと、キッチン横の洗面所を占領している母(お節介オヤジの妻)の戸を叩く。「おとうさん、すみません…もう少し時間下さい」と、母が答える。チッ!と、舌打ちしたお節介オヤジがお節介とショーン君が使っている客間にズカズカ入り洗面所の戸をトントンと、叩く。「入ってます」と、お節介の声。「入ってるのは知ってる!!茶ぐらい出せ!」と、お節介オヤジの渋い声。茶?茶?茶?「茶~?茶ぐらい自分で出して!」と、イライラしたお節介の声。「な、何だと!?テメェ!一体誰のお陰でここまで・・・」と、いつもの台詞を吐くオヤジ。「一人で育ちましたぁ!!!」と、ドアの向こうから答えるお節介。「な、な、何だと!?一人で生まれてもこれねぇ癖に!」と、お節介オヤジ。「一人で生まれて来ましたよ!」と、ドアの向こうからお節介。「いいから、茶ぐらい淹れろ!」と、しつこいお節介オヤジ。キィ~~~!今、それどころじゃないの!この、なんて言うの?頑丈な、マスカラがウォータープルーフ見たいで、上手く落ちないの!目の周りが新人賞でも取った歌手のように泣く筈じゃなかった役者さんが思わずないた時の様な上野のパンダも真っ青になるぐらいの私の目の周りが真っ黒なの!と、ばかりにドアを少し開けてお節介オヤジに顔を見せるお節介。ボーーーボーーーボーーーと、可愛い娘の顔を見るお節介オヤジ。「何だ?そりゃ?マジックか?」マジック?どこの世界に自分の顔の目の周りにマジックでグル~っと書き込む奴がいるんだ!!と、思ったが言わずにバタン!!と、無言で勢い良くドアを閉めた。「ゆっくり時間掛けたら落ちますよ~」と、いかりや長助のような声を出したお節介オヤジ。その言い方に、カッ!と来たお節介。すーっと洗面所のドアを開けて一言・・・静かに松嶋奈々子のような声で「お父さん。人の心配する前にその社会の窓が開いたズボンでも履き替えたら如何?」と、言って上品にドアを閉める振りしてオヤジの顔を見た。アハハ!アハハ!オヤジ!アハハ!オヤジ、大慌てで走っていく。アハハ!いつまでもそんなズボンを履いてんじゃないわよ!と、思いながらドアを閉め化粧を一生懸命落とす事に専念した。この、慣れない化粧を落とすって結構難しいわね。落として、化粧をしなおしてリビングに行くとミッちゃんが、コーヒーとケーキをイーさん夫婦に出している所だった。「お母さんは?」と、真に声を掛けると「まだ便所」と言う。「便所って言わないでよ。おトイレか洗面所って言ってって、昔から言ってるでしょう?」と、お節介がむくれた顔で言う。「何言ってんだよ。便所で良いんだよ。駅でも、便所って書いてあるだろう?」と、訳の分からない台詞。「それはそうだろうけど…響きがねー」と、話している時にズボンを変えたオヤジが入ってきて「かーさんは?まだ、便所か?随分、頑張ってるな!」と言う。「だから、その言い方が何か違う事で頑張ってるみたいじゃない!」と、お節介が言うと「違う何を頑張るんだよ?オメェーはいつも、勘繰り過ぎ!化粧は、落ちたかって聞いてんだよ」と、オヤジが笑いながら言う。このオヤジ、知っててわざと、間違えるようにそう、聞こえるように言ってる!!と、思ったが言わなかった。「え?ゴリエの化粧のまま寝たの?」と、イーさんの奥様。はい?はい?はい?何で知ってるの?はい?真言ったの?と真の顔を見ただけで察したのか、ブルブルと、顔を横に振る。ショーン君が言うはずも無いしいや、言ってもイーさん夫婦には理解できないだろうし何で?知ってる?「何で知ってるの?」と、恐る恐る聞いてみた。「何でって・・・」と、言ってイーさんの奥様はイーさんを見て「ねぇ~」と言っている。いいから、そんな・・・ねぇ~なんて、思わせ振りは良いから!「だって夕べ遅くに何回も」「何回も?」と、お節介オヤジが口を挟む。オヤジ!!黙って聞けないか?変な合づちいれてんじゃない!早く聞きたいの!「何回も?」と、お節介が聞く。「夕べ、何回も携帯に写真を沢山送ってきてたの…覚えてないの?」と、イーさんの奥様。携帯で…写真を送った?誰だ!誰だ!誰だ!?そんな恥さらしな事をしたのはダレダァァァァァ!!!「受けた写真…って、見れるの?」と、声を小さくして聞くお節介。ハンドバックからイーさんの奥様が携帯を取り出す・・・と、同時にジャケットのポケットから携帯を取り出すイーさん。りょりょ、両方の携帯に送った?ピッピッと、作動させるイーさん夫婦。「ホラ」と、1つの携帯の画面から上半身裸で、腹にドラえもんの顔を描いた男が、両手ピースで笑いながら写っている。もう一つの携帯は、ゴリ母が、招き猫スタイルで舌を出しながら笑っている…その画面を、お節介とお節介オヤジと真とミッちゃんと一番後ろからショーン君が黙って…直立不動で見ていた。母が知ったら…母が知ったら…母が知ったら…いや、その前にドラえもんを見せろ!と、ばかりにお節介オヤジのセーターを捲り上げ、腹巻を下ろし「何すんだ! テメェー」とオヤジは言いながら自分でシャツを上げた。そこには…青いマジックで描かれた…下手なドラえもんが恥ずかしそうにまだ、いた。と、その時後ろから、母の声がした。「いらっしゃいませ~。遅くなってご免なさい」と、いつものようにニコニコしながら、上品な母が挨拶をした。ギョッとした7人。日本語が分からないショーン君も事の成り行きで、想像が付いたのか飛び上がらんばかりに驚いていた。「あら、お父さん。お腹出して…」と、言ってからドラえもんと目が合って青ざめる母。「一体、そんなものを…どこで?」と母。お母さんそんなドラえもんよりもっと腰抜かす物体が…もう直ぐ目の前ですよ。<続く>
2004年12月19日
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まず最初に、大地震と津波の被害にあわれた方のご冥福を心より祈ります。* ストーリーは、ここから下に成ります。 *・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベッドの真ん中で、大の字に成って寝ている母をジッと見た。いつもは、上品でお洒落でいつも綺麗にしている自慢の母だ。子供の頃から、母が大好きだったお節介は母の寝ている姿を見ながら、鼻の穴を広げて深い溜息を付いた。そして、起こす前に後ろに立っている(弟、真の奥さん)ミッちゃんに小声で「お母さんを起こすけどお母さんの顔の事は内緒ね」と、薄笑いを浮かべて言う。コクンと黙って頷くミッちゃん。「お母さん」お節介の声。「お母さん?」と、またお節介の声。母親の身体を、少しだけ触って「お母さん!」と、少し大きくなったお節介の声。「は?」と、薄目を開ける母。ジーっと、お節介の顔を見つめる母親。「ど、どうしたの?」と、身体を少し起き上がらせてお節介の顔を見る母。「アンタ、そのお化粧は…何?」と、少し怒った顔の母。アンタ…そのお化粧は何?アンタ…そのお化粧は何?アンタ…そのお化粧は何?その言葉のまま、母に捧げたい!「なんか、昨日の夜誰かにお化粧されたみたい…」と、悲しげな芝居がかったお節介。「それより、お腹空いたのよ」と、お節介。お節介の後ろに立っているミッちゃんは、身動き一つしない。やはり、嫁と言う立場で…変な発言は、後でとんでもない事になると悟っているのだろう。ゴソゴソと起き上がる母をお節介は見詰め、ミッちゃんは台所に向かうのが気配で分かった。その間…お節介オヤジはベッドの下で、今だ幸せそうにグワーっといびきをかき続けている。起き上がった母は、昨日の洋服のままだったので慌ててカシミヤのセーターとカーキのパンツに履き替えそそくさと…台所に小走りで向かった。ウッププ・・・やった!とは、お節介の内心の声。キッチンに母の後ろから入るとミッちゃんが、コーヒーの用意をしている。「ミッちゃん、有難うね」と、母の声。ミッちゃんは、振り返らず「いいえ~」と、返事をする。キッチンのカウンターバーの椅子にショーン君が座っていて、アメリカから持って来たコンピューターを身体を下に折って接続させていた。カウンターの下から「モーニング!」とショーン君の声。「モ~ニング!」と、可愛らしい声を出す母。目玉焼きや、スクランブルエッグを手早く、手際よく作る母。流石! 早い早い!カウンターの下から、コンピューターを繋げ終わったショーン君が顔を上げる。???右手を、自分の口元に持ってきて目は飛び出るか!?と言うほど、見開かれ一旦、視線は宙を泳いでからお節介に目をやる。お節介…僕のハニーちゃん!?ど、ど、どうしたの?と言う顔のショーン君。つい、「ママさん!?」と、声を漏らすショーン君。と、と、と、その時2階で寝てた真が降りてくる。「おっはぁ~」(古いよ、君!)と、真の寝ぼけた声。ショーン君が、カウンター越しに母とお節介に向かって、黙って指を指す。「ぶ、ぶ、ブハハハハッ!」と、噴出す真。「お節介ちゃん、お化粧を取って来なさい」と、母の声。「お母さん!お母さん!自分の顔は見たの?」と、真が腹を抱えながら笑ってる。「シッ!」と、お節介が一言多いんだよ!と睨んだが、事すでに遅し「私の顔?」と、不安げになる母。「お母様…言おうと思ったんですが」と、冷蔵庫の隅から振り返るミッちゃん。振り返ったミッちゃんを見て真とショーンが仏像のように固まる。と、その時起きてこなくて良い人が起きてきた。「朝からうるさいなぁ~」と、お節介オヤジ。オヤジが、自分の妻…お節介の母親の顔を見る。「ゴリラ?ゴリラだっけ?」と、オヤジのとぼけた声だが、目は…冷たかった。「ゴリラ?ゴリラ?ゴリラ?」と、母の怯える声。「私が、ゴリラ~?」と、走りながら洗面所に向かう母。洗面所から母の叫び声が聞こえた事は書くまでも無いだろう。(と、言って書く)ピンポ~~ン来客を知らせる音がお節介家に響き渡る。ピンポ~~ンピンポ~~ン「はい、はい」と言って、玄関に向かうお節介オヤジ。「お~、入れ入れ!」「おう」「おう」玄関から聞こえるオヤジの会話。「おーい、母さん!イーさん夫婦だ!上がって貰うぞ!」この状況を知らない…イーさん夫婦(ハワイでも登場済み)オヤジの声を聞いて2階に走るミッちゃん。客間の洗面所に走るお節介。キッチン横の洗面所の母からは返事が無い。ゴリ母、きっと今頃化粧を必死で落としているのだろう。ミッちゃんも・・・お節介も・・・「お邪魔しますねー」とイーさんの奥さんの声。「昨日の夜は、大騒ぎだったようだね!」と、イーさんの声。昨日の夜は、大騒ぎ?昨日の夜は、大騒ぎ?何で知ってるんだ?昨日の夜は、大騒ぎ?何で知ってるんだ?何で知ってるんだ?記憶に残っていない何かがあったのか?<続く>
2004年12月18日
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オヤジが、マイクを握って離さなくて揉めた…揉めた…。 オヤジ、他の人にも歌わしてやれよ!と真が言っても…グワァーグワァーグワァーグワァー?大ガエルが鳴いてる?グワァーグワァーブルブル・・・グワァーブルブル・・・ブルブル?ハッ!とした。ハッ! トイレにも行きたい!と、飛び起きた。起きた?え?ここはどこ?わ、わ、私は誰?ア・・・実家だわ。隣には、ショーン君も寝てるわ…。と、思いながらトイレに走り用をたした。ほーッとして、手を洗い頭を上げて「ひへ~~~~!!」と、叫んだ!何?何だ?どうした!お節介!嘘でしょう!?泣きそうに…成った!どうして、こう言うことに成ったか考えた…昨夜、オヤジが…カラオケ屋で、延々と歌い…マイクを離さなくなり私達は食って呑んで笑って…そこで記憶は…録画中のビデオが途切れたかの様に良いところで終ってた。「ねえ、どうやってここまで帰って来た!?」と、鏡に聞いてみた。冷たい鏡は…無言だ。皆は?皆は?ショーン君は寝てたし・・・そろそろとトイレから出て何故か抜き足、差し足でお節介両親の、部屋の前まで来る。グワァー、ブルルルと、部屋から聞こえてくるから寝てるね。と、ドアを開ける。母がベッドの真ん中で寝てる。「お母さん…」と、声に出して言う…が、涙が出そうになるお節介。が、必死でこらえた。グワァー、ブルルルと音を出している主…は、どこ?と、ベットを越えて見るとベットから落ちたであろうお節介オヤジがあのままの格好で…床の上で寝ていた。コイツは、やっぱりこう言う感じだねと思いながら…そろそろと部屋を出て、廊下の突き当たりに有る階段を上がる(2世帯住宅)。上がった先のドアを開けて弟の真と嫁のミッちゃんの家に入る。ドアを開けると…どこからか、ウッウッウッと聞こえる。まずい時に来たか?と、思いながらも前に進むお節介。リビングのソファーに、ミッちゃんが座って頭を垂れている。ミッちゃん、泣いてるの?「ミッちゃん?」と、声を掛けるお節介。「どうしたの?」と、続けるとお節介に気付いたミッちゃんが振り返る。ぎゃぁぁぁぁ!!!!何だよ!お前!化け物か!?今日は、クリスマスの朝だよ!驚かせやがってぇぇぇぇ!!と、二人で指を指し合った。「何で、こんな事に成ったんでしょうね?」と、怯えるミッちゃん。「私達、どうやって帰って来た?」と、聞くお節介。さぁ~?と、首を振るミッちゃん。「近所の人に見られていなければ良いんですが」とミッちゃんが真剣に言う。「誰かに見られたかな?」とお節介。「でも、お義姉さん…の、マンバ・・・似合っていますよ」と、ミッちゃん。「ミッちゃんは…その肌黒すぎたね」と、お節介が言うと「誰かに見られてないかしら…?」と、声を小さくする。「お母さんの顔見た?」と、笑いながら言うお節介。「え、お義母様?」と、言いながら嬉しそうに笑うミッちゃん。「怖いもの見たさに…一緒に見る?」と、ほくそえむ…マンバのお節介。母よ…貴女のイメージが壊れる時が来た。<続く>
2004年12月16日
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「何を歌うかな?」と小さなステージに立ち、歌本を見るオヤジ。 普通は、座っている席で歌番号ぐらい決めないか?「これ行っちゃおうかな?」と、もったいぶっても誰も聞いてない。「青春しちゃおうかな?」と言いながら、皆の反応を見るオヤジ。青春しちゃう?青春しちゃう?青春しちゃう?今どき、そんな事言う人は居ないよ!と、思いながらもオヤジが何の歌を選ぶか様子を見るお節介。ショーン君は、カラオケルームでビデオの充電をしたようで・・・・オヤジの前まで歩いていってビデオで写している。そんなオヤジばかり写して…アメリカに帰って見るの?と、思ったが言わなかった。(流行りますかね?この言い方)寂しく、自分で選曲の番号を押すオヤジ。シュルシュル…と機械の音。と、同時に何だかライトがチカチカして、舞台のオヤジが浮かび上がる。オー!オー!オー!と、カラオケ初体験の感激するショーン君の声。オー!ね…はいはい。イントロが掛かって腰を何故か左右に動かすオヤジ。何だ?その腰つきは?社会の窓が目立つぞ!と、思っても今じゃ皆、オヤジの社会の窓が開いてる事に見慣れたのか気にしてない。マンバちゃん達は、パクパク食べながらもおべんちゃらの拍手…パラパラオヤジが…オヤジの歌声が始まった!!「アイラヴユーOK~~?」OKじゃネーよ!オヤジの好きな、エーちゃんだ。矢沢永吉を歌えば、モテルと勘違いしているオヤジが目を瞑りながらアイ・ラヴ・ユー、OK~?と歌ってる。OKじゃねー!って!!!!キモイ!と思ってたら、ショーン君は、拍手喝さい。半分涙まで出してる!アイ・ラヴ・ユー、OKだけ、分かるんだね!?腰を左右に動かしながら目を瞑りマイクをまるでいたわるように持ちながら社会の窓を開けたお節介オヤジがロマンチックに自分の世界に入りすぎて歌ってる。「お父さん!最高よ!」と、母が…上品だと思ってた母が大声を掛けると、オヤジ・・・オヤジ・・・なんとぉ・・・母に向かってな、な、投げキスをした!これだけは見たくなかった!社会の窓を開けた男の投げキスなど見たのはこの世で私ぐらいだろう。<続く>
2004年12月15日
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社会の窓から、唐草模様のパジャマをはみ出させたお節介オヤジが、可愛いマンバちゃん達の前で顔を真っ赤にさせて両手で社会の窓を隠している。それを見て、ぎゃーぎゃー騒いでいたマンバちゃん達が、「オジサン、食い込んじゃったんだぁ」と、急に優しい目に成る。お気の毒に…このおっさん…と、言う感じだろうか?オヤジは、奥のソファーの片隅に母に隠れる様にして座り「何でも食べたいものを注文して良いよ」と、小声で言った。マンバちゃん達は、本当にお腹が空いていたのか「良いんですか?」「良いですか?」と、何度も何度も聞きながら遠慮…遠慮…遠慮せずに物凄い量の食事をオーダーした。お節介一同は、ビストロで食べたばかりなので腹が一杯だから…?お節介が、メニューを見ながら「へぇー、今のカラオケはスゴイね!色んなメニューが有るよ」と、言いながらグラタンとビビンバを頼みショーン君は、焼きそばを頼んだ。「オメー!!腹一杯(お節介の真似をしながら)とか言いやがって、食い意地だけは昔と変わってねーなぁ!」と、ソファーの片隅で母に隠れたオヤジが言う。???「食い意地だけは張っている?フン!!!!チャック上げてから言ってね!」と、お節介が余計な一言を言う。「何だと!!」と、いきり立つオヤジ。「やめなよ、オジサン」と、さっきのセンターGUY。「ウルセー!コイツは、オヤジを恥じかかせていつも笑ってる、そんなガキなんだ!」と、ソファーの片隅に座って母に隠れながら言うオヤジ。「はい、はい」と、ビールをグイグイ呑むお節介。「ところで、あのゴリラが何でミッちゃんを知ってるんだろう?」と、話題をマンバちゃんに振るお節介。「そうだ、何でミッちゃんを知ってるんだろうな?」と、単純なお節介オヤジは何事も無かったかの様に深刻に…ゴリラについて悩む。「同じ所で働いてるって言ってたよ」と、小さいマンバちゃんが言うと隣のセンターGUYが、肘でマンバちゃんを突付く。アッ!と言う顔をする、小さいマンバちゃん。余計な事を言う子は…余計な事を言う子は…余計な事を言う子は…この世に幾らでも居るんだぁ!と、お節介とお節介オヤジは内心安心した。「一緒に働いてる?」ミッちゃんが、まるでモデルの様に右手をアゴの下に当てて考えるポーズをしている。「あの後姿…」と、ミッちゃん。「あの後姿…」と、お節介。「あの後姿…」と、お節介オヤジ。「まさか、タカ君?」と、ミッちゃんがお節介オヤジの様にポンと手を打つ。「ゴリミ…の本名…?」と、マンバ達が顔を見合う。「知らない…」と、シャガレタ声のセンターGUY。「皆あだ名で読んでるの?」と、母が聞く。コクンと頷くマンバちゃん。「携帯の番号は知ってるけど…」「どの辺に住んでるとかしか…」「歳も分かんない」と、口々に言う。ふ~ん、ふ~ん、「センター街に居れば知った顔が来るし…ね?」と、マンバが皆に聞く。「何だか寂しい友達関係ね」と母が言う。「皆、働いてるのか?」と、ソファーの片隅の方から母に隠れたオヤジが聞く。「プーだよ」と、小さいマンバ。プープー?プーと言う言葉に反応するショーン君。「プー?」と、お節介に不思議な顔して聞く。プーね。プーね、ショーン君。君に説明している暇は無い…みんなの話を聞きたいから…黙ってて!「プー?」と、ショーン君はお節介に顔を突き出す。はいはい、英語で、プーはウ●チですね・・・でもね、このプーは違うのよ!小声でお節介がショーンに説明する。こう言う時、外人って鬱陶しい…君も、日本語ぐらい喋れよ!と、内心思いながらも笑顔で説明する。「仕事がねーのか?」と、急に元気に成るお節介オヤジ。「で、何が出来るんだ?」と、オヤジ。??何が出来るんだ??皿回しが出来ます!昼寝が出来ます!靴、両違いで歩けます!と言うとでも思ってるのか?何がしたいんだ?でしょう?と、オヤジを見るとノコノコ奥のソファーから社会の窓を半分空けて唐草模様のパジャマをはみ出して出て来た。「仕事してぇのか?」と、堂々と両手を振ってカラオケのマイクに近い方まで歩いてきてる。「よっしゃ!頑張って働くか?」とオヤジ。?大丈夫か?分かっているのか?このオヤジ!と思った時に、「歌、入れてくれ!」と、叫んだお節介オヤジ。何だ?このオヤジ!<続く>
2004年12月14日
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渋谷の町を走って行くカバを見詰めながら、「凄い勢いだね」と、母が言った声で正気に戻ったお節介。訝しげな顔をするマンバ達に微笑むとニコッと、笑顔を返してくれる。あら?思ったより…素直?じゃぁ、もう一度ニコ…とするとニッコリ!!!!可愛いじゃないの!ニコとお節介。三度目は?お返しはな・か・っ・たぁ!しつこいわ…なぁ!すまん・すまんと気を取り直しお節介オヤジを見る。「飯は何が食いたい?」と、聞くオヤジ。その質問に「腹一杯だよ!」と、お節介。オヤジがすぐさまお節介をキツイ目で見て「オメーに聞いてんじゃねーんだよ!」と睨む。その二人の会話が面白いのか何を聞いても面白いのかクスクスと笑う、マンバ達。「オジサン達って面白いね」と、シャガレタ可愛い声がする。?え??何?シャガレタ声?でも、君・・・可愛いよ。「男?」と、お節介が何気なしに聞く。?聞いちゃいけなかった?ムッとしてる。ショーン君より金髪でアルバローザのハワイ風の服を着てお化粧をして…何だか、目元にキラキラ光るものをつけた可愛い子がシャガレタ声で「センターGUY!で~す!」と、招き猫ポーズ。「男か!」と、お節介オヤジ。6人中2人がセンターGUYで、4人がマンバだと言う。「あの逃げたカバは?」とお節介。??マンバ達の不思議な顔。はい?「走ったカバよ」と、お節介。「ゴリミの事?」と、可愛いマンバちゃん。「あの走って逃げた子ゴリミって言うの?」と、噴出すお節介。「そうだよ。憧れのゴリエぽっくしてるからゴリミ!」憧れの?ゴリラっぽく?ゴリラ?今…憧れの素なの?ガメラ対ゴジラ?お宅が…大好きなゴジラ?「何で、ゴジラなんか好きなんだ?」と、お節介オヤジ。「ゴジラじゃないよ!ほら、この雑誌見て!」と、他のマンバが見すぎてボロボロの雑誌を出す。「これがゴリエ!」と、指差された所を見ると…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゴリエ様・どうしても分からない方にお助けクリックすると見れます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じょ、じょ、冗談?これに憧れちゃう?真似しちゃうの?「もっと可愛い子を真似すりゃいいのに…」と、ゴリエの顔を見てふて腐れるオヤジ。「でも、あの子なんで逃げたんだろうね?」と、小さな声の母。「え?だって、この人を知ってるからやばい!!って」と、マンバちゃんが指を刺す。ゴリラは…誰を知ってるって?お節介家族の誰を知ってるって?指先・・・指先・・・指先・・・は、指先(まだか?)指先指先は…ミッちゃんだ!「え?私!!!?」と、驚くミッちゃん。ミッちゃん!勘弁してよぉ~。ゴリラを知ってて今まで紹介しないなんて!ずるいよ!と言う顔で、お節介オヤジがミッちゃんを見詰めた。「知ってるのか?あのゴリラを知ってるのか!?」と、渋谷の路上でクリスマスイブにゴリラの件でお節介オヤジに問い詰められる、可愛い嫁のミッちゃん。「私…ゴリラなんて知りません」と、まじめな顔のミッちゃん。ボーっと、6人のマンバとセンターGUYは見も知らない家族の訳の分からない会話をボーっと見ている。「勘違いしてないか?」と真。「何処かで…ゴリラに逢ってないか?」と、これまたしつこい弟の真。「こんな所じゃ寒いから、どこかに入りましょう」と、母。母の声に、パアッと明るくなるマンバ達。「カラオケだったら食べれるし、歌えるし…」と、マンバちゃんのアイデアで目と鼻の先のカラオケに行く事にした。総勢12人の団体さんが、カラオケルームに入る。「何歌うかな?」と、手を拱くオヤジ。勢い良く、パッと、ロングコートを脱ぐ!一瞬…皆の動きが止る。固まる空気。そうだ・・・ビストロで・・・「ぎゃーーーーー!」「ぎゃーーーーー!」「ぎゃーーーーー」と、マンバちゃんの叫び声!ハッと我に返るオヤジ。大慌てのオヤジ!両手で、社会の窓を隠して…身体をよじるお節介オヤジ!オヤジ…君は、財布を置いて家に帰れ!<続く>
2004年12月13日
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マンバ達の側から、お節介オヤジが手招きをし、その手招きにショーン君が反応し、そそくさとマンバの側に寄る背の高い外人。 何故か、ショーン君が現れるとマンバ達の表情が変わり、自分達のバックからカメラを出して、入れ替わり立ち代りショーン君と記念写真を撮っている。ポーズは、勿論招き猫スタイル。調子に乗ったショーン君まで招き猫。始めてみた・・・アメリカ人の招き猫。もっと調子に乗ったお節介オヤジは自分も招き猫スタイルで写真に紛れ込もうとするがゴリラ・・・いや・・・カバ?見たいな女の子にお節介オヤジは押し出される。あはは!オヤジには用はねぇってか?あはは!みてみて、あのオヤジのムッ!とした顔。笑えます。少し後ずさりをしたオヤジは「おい、オメェーら!」と、腹の底に響く様な声を出す。?オメェーら?シーンシーンシーンショーン君とはしゃいでいたカワイ子ちゃん達が何だよ! このくそオヤジ!と言う感じでオヤジを見る。「飯でも食いに行くか?」と、と、と聞いている。飯?今、私達食べてきたばかりで腹一杯なんですが!!!!(お節介の心の声)そんな心知らずのマンバ達は「飯?」「行く!」「この外人さんも来るの?」「腹減ってるし! 行く!」「オジサンも行くの?」と、マンバ達が歓声を上げる。「おじさんも行く?ってオジサンが居なかったら誰が金を払うんだよ」と、お節介オヤジが笑いながら言う。「いいよー皆で行こう!」と、マンバちゃんたちが路上に投げ出していたバックを拾い上げた。「おい、皆、行くぞ!」と、お節介オヤジが野次馬に向かって言う。?「誰?」「俺?「私?」「行くのは誰?」と、野次馬はキョロキョロする。ついさっきまで、野次馬だったお節介が人込みを分けて「すいません」と、前に出て・・・それに続いて真とミッちゃん・・・と、母が出てくるとマンバ達の顔が硬直してきた。???何?この人達?と言う表情。ゾロゾロ…と。ほ、補導員ではありませんよ!ご安心下さい!と心で叫びながら表情を硬くしたマンバちゃん達に近ずく。無言のマンバちゃん。ヘラヘラ笑いのお節介オヤジ。今だビデオを回すショーン君。この一行様…一体どこへ行くのだろう…と、思った時あの、ゴリラがいや、カバが走って逃げた!逃げないでよ!私は貴女と一番話したいのに!と、お節介は右手を上げたがカバの走りは早かった。<続く>
2004年12月12日
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クリスマスイブの晩、ビストロから出てきたお節介ご一行様の次の向かう先は? 勿論、マンバとセンターGUYに逢う為に、ブラブラと渋谷センター街に向かう。「すげー人だな!」と、ロングコートの下は社会の窓を半開きでパジャマを引っ掛けたお節介オヤジが言う。キョロキョロするお節介。何だか、行きかう人々が元気余って?ここに来ました!と言う雰囲気がする。そう、要するに熱気!だ。お節介家の熱気も凄いが若者のパワーは何か…違う。「あれは?」と、ミッちゃんの指差す方向を見るとパシャッパシャッパシャッ!!っと、カメラのフラッシュがたかれて居る所に人だかりが有る!げ、げ、芸能人と接触できるか?で、出来れば、「キムタクを見てみたい!」とお節介が言えば、ミッちゃんは「金城豊だったらどうしよう!?」と、頬を染める。「黒木瞳?」と、お節介オヤジまで声を上ずらせる。オヤジ…黒木瞳さんが好きなの?「大地真央だったらションベン漏らすかも…」???ションベン漏らす?ションベン漏らす?そう、ションベン漏らす!「漏らしても良いわよ。お父さん、社会の窓が開いてるし…」と、いつもおっとりしている上品な(私のイメージでは)母が言った。パシャッパシャッパシャッ人込みをかき分ける。ススッーと前に出ると…何?女の子達が右手を招き猫のように上げて手先を丸めてポーズを取っている。招き猫!あはは、招き猫。と、無言でお節介は真似して振り返ると怪訝そうな顔した知らない人に睨まれた。知らない人の心の声が「何してんだよ!この糞ばばぁ!」と聞こえてきそうで上げた右手をゆっくりとおろし微笑んだ口元を元に戻した。「こっち向いて!」と誰かが叫ぶと5~6人の女の子達が声の方にクルッと回ってまた、笑顔と招き猫ポーズ!だが、直ぐにその笑顔は消えた。何故なら…カメラマンの声ではなく只の中年の、ロングコートを着たオヤジの声だったからだ。ムッ!としている。あはは!ムッ!としているよ!それにも気付かずニコニコしながら手を振る、お節介オヤジ。その横で、ビデオを延々と回すショーン君。それを見てクスクス笑う野次馬。笑いが広がっている隙に「ねぇ、あれがマンバ?」と、知らない人に聞くお節介。「そうよ。 右の子はセンターGUYだけど」と、小奇麗なお姉さんが教えてくれる。え?右の子はセンターGUY?え?金髪に白い口紅を塗って目元にキラキラするものを張って…あの、何ていうかアルバローザぽい服を来た子が男の子?へぇーへぇーへぇー「可愛いじゃん」と、後ろから声がした。可愛いじゃん?可愛いじゃん?可愛いじゃん?と、振り返ると真がニコニコしながら見ている。「可愛い?」とお節介が聞く。「おー、皆可愛いよ。ヤマンバの時は汚かったけどマンバに成って…何か、可愛くねぇ?」と真が言う。「可愛い!」と、ミッちゃんまで…。可愛い…可愛い…うん、可愛いかも。撮影後、お節介オヤジがそそくさとマンバ達の側に行くのが見える。お、お、オヤジ!何だ?何だ?オヤジ!!遠目から、野次馬軍団の中からお節介オヤジの行動を黙って見つめるお節介一家。そして、ビデオを回すショーン君。(バッテリー大丈夫ですか?)話してる…オヤジがマンバ達と何か話してる…ボーっとそれを見ているとオヤジこっちを見て手招きをする。誰に手招き?野次馬達がキョロキョロと「俺?」「私?」「誰?」とオヤジの手招きの相手を探す。と、その時その手招きに近ずく人が居た。手招き・・・ジェスチャー・・・それに答えるのは・・・やっぱり!ショーン君だ!どうなる!?どうする?マンバとセンターGUYは目の前だ!<続く>
2004年12月11日
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ショーンの、ビデオカメラの小さな画面を、何事かと見入るお節介家族。 お節介オヤジが画面一杯でアップにされて写っている…が、次にショーンが画面を引いて行きオヤジがくるっと若いカップルに上半身向けた時…「そこ、ストップ!ストップ!」と、お節介が言う。皆で、ジーーーッと小さい画面を見る。ふ~ん。ふ~ん。ふ~ん。成田で見たオヤジは、ロングコート。実家に戻った時は、コートを脱いでた。実家を出る時は、コートを又着た。で、このビストロでコートを脱いで店の奥の席まで歩いてきた。で?この、社会の窓が開いているのは、本人が良ければそれで良い。全開に開けているのも、本人が良ければそれで良い。社会の窓を全開に開けそこから、出ているものは?何だ?何だ?何だ?何だ?(こだま状態)何だ?何だ?何だ?(もっと、こだま!)何だ?何だ?(頑張れ、こだま!)何だ!「ねぇ、お父さん。その窓から出ているものは何?」と、お節介が笑いをこらえて真剣そうな眼差しをしながら鼻を膨らませて、聞いたみた。「窓?」と、とぼけた顔のオヤジ。このとぼけた感じ…俳優で言うと…俳優で言うと…これが、もしドラマなら誰に演技して欲しいかと言えば…矢沢永吉?いや、武田鉄也?いや、やっぱり、あれでしょー松健サンバ!いや、それは言い過ぎで…ほら、あの良い味出してる…ほら、あの人だけでしょう?お節介オヤジが出来るのは!そう、小林稔侍さん!たまにする、あのとぼけた表情…オヤジを彷彿させる。お節介オヤジ(小林稔侍風で)は「窓がどうした?」と、ショーンの周りに固まっている自分の家族に聞く。どうしたって…?どうしたって…?どうしたって…?って、聞きたいのはこっちの方だよ!と、思いながらお節介は左手でズボンの前を持ち上げるジェスチャーをして右手で…チャックを上げる動作おまけに、両足を開いて少し身体を落として右手のチャックを上げる動作の時に身体を少しピョンと飛び上がって見せた。(そこまでしなくても…いいぞ)ゆっくり、自分の頭をチャックに目をやるお節介オヤジ。と、と同時に「アッ」と、言う小声が飛び出した。あはは。あはは。あはは。「ズボンの下に何を穿いてるの?」と、笑いながら聞くお節介。「え、ズボンの下?あ~、これね」と、社会の窓から威勢良く飛び出しているものを引っ込めながら…オヤジは言った。「パジャマだよ」と、言いながら一生懸命チャックを上げている。でもね、人間って…慌てるとろくな事しないね。「アチャー!」とお節介オヤジ。見守るお節介家族。「駄目だ!」と、皆の顔を見るお節介オヤジ。???「パジャマに…食い込んだ?」と、間抜けな母の声。「やっちまったよー」と苦笑いのオヤジ。やっちまったよーか。そうか、半分ぐらい社会の窓を閉めた所から妙な、唐草模様のパジャマが飛び出た所を皆で見つめていた。意地の悪い声で、真が「そろそろ、マンバでも見に行こうか?」と言うと、オヤジが「よっしゃ!」と立ち上がった。お節介家族と、外人1名プラス社会の窓からパジャマを出した人達は…マンバとセンターGUYに逢えるのか?<続く>
2004年12月10日
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「ギャルオ…イねーなぁ」と言うお節介オヤジのでかい声で、賑わっていたビストロの中が一瞬…凍った。 流れていた曲も、何だか遠くに聞こえるお経の様で今にも木魚のポンポンポンと言う音が聞こえてきそうな雰囲気であった。「ギャルオ?」と、隣の若い男の子がオヤジに声を掛ける。ジーッとジーッとジーッと家族中に・・・いや、店内中の人々に見守られる、お節介オヤジ。そんな事ぁ、気にもせずくるっと上半身を声の主の方に回して「おう、そうよ!ギャルオちゃんにヤマンバちゃん!」と、これまたでかい声で言う。や、や、やめて…お父さん。内心、冷や冷やのお節介と家族…約一名、その雰囲気をものともせずビデオを撮り続ける人が居ますが…。「ヤマンバ?」と、若い男の子と食事をしている可愛いお姉ちゃん。「そぉうよ」と、お節介オヤジ。「今は、ヤマンバなんて居ないよ」と、明るい声で教えてくれる。「い、居ないって…?さっき、車の中から見たんだがなー」と、若者と話すお節介オヤジ。「おじさん!今はね、マンバって言うんだよ」と、笑顔の可愛いお姉ちゃん。「マンバ?なんだ?万馬券みたいだな!」と、言ってからウヒョッヒョッとだらしなく笑うお節介オヤジ。「2000年頃までのヤマンバに似てるけど今は、もっと可愛い風に成って…ヤを外して、マンバって言うんだよ」と、ご丁寧に教えてくれる。「ほー、ヤをのけたマンバねぇ」と、納得が行かないオヤジ。「それにね、ギャルオよりセンター街の方が面白いよ」と、若いお姉ちゃんが続ける。「センター街の方が面白い?ったって商店街と人を比べちゃってもナー」と、お得意の手のひらをオデコでポンと叩く。「違うよ。 その街じゃ無くて英語のG・U・Yのガイで…センターGUYって言う男の子達だよ」と、お姉ちゃん。???オヤジには日本語なのに意味が通じていないらしい。何故か、くるっと身体を向き直して「だ、そうだ」と言う。返事を待つ、若いカップル。雰囲気を察した母が、彼らに向かって「ありがとうね」と、頭を下げて言うと納得したかの様に又…店中が、ちょっと前の雰囲気に戻った。オヤジが、身体をテーブルの真ん中まで乗り出し、小声で「意味分かったか?」と皆に聞く。約一名のけて、皆が首を縦に振りショーンは首を横に振った。(何故、首を横に振ったかは…分からず)「チッ、俺だけか?」と、舌打ちをして腕を組み真剣に考えるオヤジ。そんなに、目を瞑ってまで考える事か?カッ!と目を見開き又、くるっと身体を回して「どこに行ったら、マンボとセンター街に会える?」と、若いカップルに聞きなおす。不意をつかれたカップルは一瞬顔がこわばったが「センター街に行けば見れるよ。だけど、マンボは見れないと思う」と、笑いながら言った。あはは、あはは、よく言った!そりゃ、どこに行ってもマンボには逢えないよね!と、お節介一人に受けていた。「マンボに逢えない…」しつこいオヤジ。「お父さん!いい加減にして!マンボじゃなくて、マンバだし彼らだって食事をしているんだから人に迷惑は掛けないで!」と、お節介がきつめの声で言う。「はいはい。はい、はい。折角、お前達を楽しませてやろうと思って…こっちは必死なのに…はいはい。分かりましたよ」と、すねるオヤジ。「ハイは一回でいい!」と、何故か今まで黙っていた弟の真。しーーーん、しーーーん、しーーーん、何だか気まずい雰囲気。オヤジが真を睨んでる。横目で真を見ると真もふてくされた顔をしてオヤジを見てる。ま、ま、不味い!「何だと!?あ?この糞ガキャー!」と、声を高くするオヤジ。やめてくれ。やめてくれ。父親と息子の気不味い雰囲気は…最低だから。「一人で大きくなったなんて思うなよ」と、訳の分からない事を言うオヤジ。「誰もそんな事言ってないでしょう?」と、慌てて声が上ずるお節介。「折角、アメリカから私達が来てるんだから楽しくしようよ。 ね、お父さん。ね、真?」と、言いながら真の顔を見た。真も大人気ない事を言ったと思っているのか下を向いて黙っている。「オヤジ、余り他人様を巻き込んで大騒ぎするなよ…恥ずかしいから」と、真は小さな声で言った。「はい、はい!!どうせ、俺は邪魔者ですよ!」と、ひねくれたお節介オヤジ。と、その時プーーーッと、噴出す・・・プーーーッと、噴出す・・・プーーーッ?誰だ!この、家族の冷えた会話の時に!誰だ!と、よく見るとショーンが、ビデオを回しながら笑ってる。何とか成らないか?この外人! 場を読めよ!と、思いながら言わなかった。「どうしたの?」と、冷めた声のお節介。「見てみて、今巻き戻ししてビデオを見てたらお父さん…お父さん…あはは・・あはは」と笑いが止らないショーン。何?何々?と、皆がビデオの再生の小さな画面に釘ずけ・・見えないのは、お節介オヤジのみあ!?あはは、あはは!あはは、馬鹿だねー、このオヤジ!<続く>
2004年12月09日
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何故か我が家…出掛けると成ると、皆さん張り切ります。お節介オヤジも、「クリスマスイブだからきっと燃えてる人達が多いから予約無しじゃ…無理か?」と、笑いながら言う。燃えてる人達・・・燃えてる人達・・・燃えてる人達・・・そうか、そう言う言い方も有るか。まぁ、私達は燃える所か・・・くすぶっている・・・?いや、ヤマンバとギャルオを見る為に違った意味で燃えてるかも・・・。事の成り行きを見てミッちゃんが二階に走る。流石、お節介家の嫁だ!お節介はショーンに「ねぇ、さっき見た気に成る人達を見に行く?」と聞く。お節介家にまだ慣れていない(成れる事は有りえない?)ショーンは、へっ?と言う顔でお節介を見る。慌てて説明するお節介。ニヤッと笑ったショーンは「ビデオカメラかデジタルカメラを持って行きたい」と言って、お節介とショーンの部屋に小走りで消えた。「ショーンも我が家に慣れてきたな」と、お節介オヤジが満足げに言う。母は、「そう言えば、龍ちゃんの息子さんが何とかって言う、若者相手のお店をオープンさせたのよ」と、言う。「何のお店?」と聞くお節介。「ほら、なんて言うの?バス?」と母。バス・・・ばす・・・馬酢?分かりません。電話の横のアドレス帳をめくりオヤジが早速電話をかけている。ナイス!早いよ、オヤジ。「あ、龍ちゃん?お節介の野郎が帰ってきやがったんだけどオメーの所のガキ・・・どこだっけ?」???お節介の野郎?帰ってきやがった?(帰って来い!って駄々こねたのは誰だ!)オメーの所のガキ?どこだっけ?で、通じるか?「おう、おう、そうか、おう、んじゃ、6人!頼むわ」と言って、ガシャンと思い切り良く電話を切った。凄いね…オヤジ連中あんな会話で通じるんだ。「分かった?」と、聞くお節介。鼻の穴を膨らませたオヤジは「おう、バストロに予約も入れといて貰った」と、何故か腕まくりをする。そうね、一仕事したんだね…オヤジ。でもね、バストロ・・・じゃなくて、ビストロじゃない?とは言わなかった。家族5人と、カメラバックを持った外人一名でブラブラと歩いて、渋谷の町の中に入っていった。外見は今風の小奇麗な感じで、店の前でも沢山の若者が居て何だかこの辺に居るだけでも、彼らのエネルギーが伝わってくる。店に入ると、龍ちゃんの息子さんが迎えてくれて大きなテーブルに6人を座らせてくれた。「何でも食え!」と、家族中の顔を見て言うオヤジ。「遠慮するなよ!」って、誰も遠慮なんかしませんよ。と、思ったが言わなかった。お節介オヤジ、出鼻をくじくとたまに機嫌を悪くする事が有るので…皆…ここぞとばかりに、気の狂ったカバ見たいに注文をした。へぇー、ビストロって何でも有るんだねー。和風って言うのが、又嬉しいかも…。注文をすると、皆が店の中を伺うように・・・キョロキョロしだし約1名様は、ビデオカメラを回しながらオヤジの顔を撮っている。ショーンに撮られていると分かったオヤジは単純にも…Vサインをして、固まっている。写真じゃないんだから…動けよ。と思いながら・・・と思いながら・・・い、言った。「お父さん、ビデオに向かってなんか言ったら?」とお節介。調子に乗ったオヤジ・・・「お、お、そうか?」と、キョロキョロして「ギャルオ・・・イネーな!」と、大声で言った。アッ!アッ!アチャ~!側で、楽しく食事していた若者達が・・・一斉に・・・と、と、止って横目で・・・オヤジを・・・いや、私達を見る。オヤジ・・・余計な事・・・余計な事を・・・言うなよ!お節介達・・・ギャルオに逢えるのか?<続く>
2004年12月08日
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キッチンカウンターの向こうで、ミッちゃんと母が遠目でショーンの様子を伺いながら、「車の中でね…」と母が言う。車の中で?「そう、東急本店通りの信号の所でほら、ほら?今の流行の・・・ほら?山猿?」と母。は?何?山猿?今・・流行ってる?山猿?何だか・・・時差ぼけ?ぼーーーっと、頭の中が霞んで行く気がした。「今、流行の山猿がどうしたの?」と、腑に落ちないながら真剣なお節介。「いえ、お義母さま、あれは、山猿ではなく・・・姥捨て山?そう、姥捨て山ですよ」とミッちゃん。姥捨て山?はぁ?もっと分からないよ!山猿・・・姥捨て山?猿とばばぁ?「ううん、ほら、何だったかしら…ほらほら、一時居たんだけど・・・廃った後に・・・ぶり返してきた山猿よぉ~!」と、母がキッチンの中で同じ場所で小刻みに走りながら言う。小刻みに走る母が、何だか妙に可愛いので、真似して小刻みに走りながら「訳がわかんない!」と、お節介が首を振りながら言うと「ヤマンバの事か?」と、お節介の後ろから声を掛けるお節介オヤジ。オヤジ! でかした!オヤジ! でかした!と、皆でポンと手を打つ!「そうそう、ヤマンバ!」と、ミッちゃんも嬉しそう。「ヤマンバ、2000年頃に消えたのに又出てきたらしいぞ」と、情報通のお節介オヤジ。「へぇ~~6!」と母。??何だか分からず・・・呆然のお節介。「今は、ヤマンバとは言わない名前らしいのですが・・・」と、ミッちゃんがボー然とするお節介の顔を見ながら言う。「で、ギャルオって言うのが有って」ギャルオ?ギャル?ギャルオ?はぁ~?ギャルオ?何だか、浦島太郎状態ではなく思いっきり時代に取り残されている気分のお節介。「で、ヤマンバとかギャルオとか、訳がわからいけど・・・真がショーンを怒鳴った事と何か関係有るの?」と、お節介。「そうそう、交差点で車を停めてる時にヤマンバとギャルオが交差点の真ん中で喧嘩し始めて…」とミッちゃん。「それ見てショーンちゃんが、女同士でもあんな喧嘩を人前でするのか?って言ったらしくて…真が、あれは女同士じゃなくて一人は男だって説明したら…良く分からなかったらしく」分からないだろうね…。どんな説明云々の前に少ししか英語が話せない人間にとって、ヤマンバとギャルオの説明は、簡単じゃないだろうね。と思っていたら・・・母が続ける。「真が、英語で説明するのに癇癪を起こして…うるさい! うるさい!俺に何も聞くな!!って、ショーンちゃんを怒鳴っちゃったのよ」と、ショーンを見ながら申し訳無さそうな顔をする。「で、真は?」と、笑い出しそうに成ったが堪えながら聞いた。「2階の真達の家に上がって降りてこないの」と母。ふーん。クリスマスイブで街が込んでいる時に、ヤマンバとギャルオの喧嘩を・・・英語で説明できなくないわ、姉貴の旦那は教えろとウルサイわ・・きっと車の中で・・・オヤジも黙ってなかったと思うし・・・きっと、うるさかっただろう・・・いやー、想像したくないけどと思いながらも、何故か、無性にヤマンバとギャルオをこの目で見たく成ってきたお節介。遠く日本まで帰って来てギャルオの見逃しだけは出来ないだろう・・・と、思うと居ても立っても居られず「ねぇ、家で食事の用意を今からするのもなんだから・・・皆で歩いて・・・食事にでも行かない?」と、お節介。「よっしゃ!」と一番乗り気なのは・・・勿論、お節介オヤジ。母とミッちゃんは二人で顔を見合わせる。分からない言葉のTVを無言で見つめるショーン。お節介、ギャルオに逢えるのか?<続く>
2004年12月07日
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お節介は、懐かしい山手通りと246号近郊でタクシーから降りた。 先に着いたお節介オヤジが、家の前にてサンダル履きでキョロキョロ辺りを見渡している。 きっと、お節介を待っているのだろう。と、思いきや嫌煙家のショーンに嫌がられたらしく寂しげにタバコをふかしていた。ぶふふ・・・きっと、いつもなら「かーさん、灰皿!」と、踏ん反りかえって・・・いや、寝転がって・・・TVでも見ている所だろうが・・・アメリカ人の婿に「煙い!外で吸って!」と言われた所を想像すると・・・気の毒に成る・・・い、いや、笑える。「お父さん、どうしたのそんな所で!?」と、ワザとらしく分かっている事を聞くお節介。「ショーンがな、タバコ・・・外で吸えって」と、寂しげに言うお節介オヤジ。フッ・・・と、笑みを浮かべて「この際、辞めたら良いのに。気持ち良く長生き出来るよ!」とお節介。「馬鹿野郎!この年に成って好きなもん取り上げられるって言うのはなぁ辛いし・・・ほら、良く言うじゃねぇか、やめた途端に大病発覚!とかなぁ」としみじみと言う。「やめたくないのならやめなくて良いんだよ。お父さんが、こんな所でタバコを吸ってるのを見るのが…寂しいのよ」とお節介。何を勘違いしたのか・・・何をどう思ったのか・・・「え?家の中で吸っても良いだろうっ!て、言ってくれるか?」と懇願するような、お節介オヤジ。「はぁ?自分で言えば良いじゃない。ここは、俺の家だから俺が好きな所で吸う!って」と、お節介が言うとお節介オヤジ、勇気百倍に成ったかのように家の中に入っていった。廊下を抜けリビングに行くとショーンがソファーで座ってる。母は、キッチンの奥でミッちゃんとコソコソと何かを話してる。あれ?何か、気まずい雰囲気?すゅぃーーーーーんすゅぃーーーーーんすゅぃーーーーーん(気まずい音)と、感じるんですが・・・ショーンに「どうしたの?」と聞くお節介。ショーンは「別に」と答える。ふーん。キッチンに行き、カウンター越しに母とミッちゃんに「何か有ったの?」とお節介が聞く。首を横に振る母。その横で首を縦に振るミッちゃん。どっちだ!?「どうしたの?」と、もう一度お節介。「実はね・・・」と首を横に振った母が言い出す。「真が・・・ショーンに怒鳴っちゃったのよ」と小声の母。やっぱり?やっぱり?「タバコのことでしょう?」と知った顔のお節介。あれ?何故知ってるの?と言うような驚きの二人の顔。「タバコ?」と、怪訝そうな母。キョトンとするミッちゃん。外した!お節介、いつもながら、外した!「タバコじゃなかったら何よ?」と、外れが不機嫌なお節介。「実は・・・」とミッちゃん・・・・。<続く>
2004年12月06日
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寒空の成田空港。 何故か、中森明菜の「北ウィング」をアヤフヤな歌詞で口ずさむお節介。 人が調子に乗っている時に、それを遮る男…お節介オヤジが口ずさむ歌。 テレサテンの「空港」 アヤフヤな歌詞を歌う娘と、娘の唄をかき消すオヤジ。 まぁー人それぞれ、空港で歌うテーマソングは違うから良いけど、人の歌をかき消すなよ…とオヤジを見たが気が付いていない様子だ。母と、弟の真と真の嫁みっちゃんの3人の乗った車が3人の元に到着し、真とショーンがお節介夫婦のスーツケース2つをトランクに押し込めると、気まずそうに真が言う。「で、どうやって帰る?」車の中から降りて来もしない母と真の嫁。彼女達は、車の中に居座る気だろう。「お父さん、責任とってお父さんが電車で帰ってね」と、お節介。「いや、そりゃー年寄りには寂しすぎねぇか?」と、ここ最近使い出した言葉『年寄りには寂しすぎる』を出してきた。この言葉を言われると、一瞬、グッと来るのだが本人至って健康の59歳…59歳! 新・崖っぷち!中途半端な年齢の為、都合良く年寄りに成ったりするが、こちらがジジイ扱いすると…まだまだ・・・と、急に若く成ったりするご都合、カメレオン世代だ。「じゃ、ショーンと私が電車で帰るよ」と、お節介。「そ、それじゃぁ、迎えに来た意味が無い」と、腕を組むお節介オヤジ。真が、「ほら、早くしないと又警備の人が来て車をどかせろって言われるから早くして!」と、言って運転席に乗り込む。「お、おい、オメー真!オメーが電車で帰って来い」と、両手をポンと打つ。「で、俺が運転するわ」と、満足げなオヤジが・・・チロッと車の中のミッちゃんの様子を見る。下を向いてモジモジする。嫌なんだろうな…そうだ、「ミッちゃん、悪いけど真と一緒に電車で帰って来てよ」と、お節介がミッちゃんにウインクしながら言う。それを聞いたミッちゃん…首を横に振る。な、なんで?イイじゃない!こちとら、NY発もワシントンDC発も取れなくてわざわざシカゴまで飛んで、13時間飛行機に乗りっ放しだったのよ!ゆっくり、車で帰らせてよ…。「ミッちゃん・・・お願いだから」と言った時、ミッちゃんの変わりに母が「ミッちゃんは、駄目よ」と言う。なんで?「なんで?」と、小姑根性を出して意地悪顔に成るお節介。「私、ジーパンのチャックが壊れちゃって・・・」と、申し訳無さそうなミッちゃん。ジーパンのチャックが壊れた?ジーパンのチャックが壊れた?ジーパンのチャックが壊れた?何だか、久々に聞く響き。ジーパン!チャックが壊れた!今の時代、チャックが強くなったんだかチャックが壊れる前に飽きられてしまう服が多すぎるのか・・・うーん、何だかほのぼのした表現ジーパンのチャックが壊れた。「わかった・・・ごめんね」と、クスッと笑って「ショーンを頼むね」と言って、ショーンを車に押し込みドルしか持って居ないので、オヤジに財布ごと金を貰い・・・皆が乗った車を見送った。行っちゃった・・・ホッと息をついて右手を上げた。「どちらまで?」「渋谷まで!」「有難う御座います!」と、運転手さんは何度も頭を下げていた。で、で、電車なんかで一人トボトボ帰れるか!タクシーに乗り込んだお節介は、これから自分に降りかかる問題発言をしてしまった事に…まだ気が付きもしないで薄暗い高速道路を、車内から眺めていた。<続く>
2004年12月05日
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12月24日(2003年)シカゴ発、成田着に乗ったお節介夫婦の飛行機が、無事成田に到着した。 入国手続きを済ませ、スーツケースも素早く見付け、税関も通過した後…出口の自動ドアが開くたびに、チョロチョロ顔を怪しく左右に動かす男に気が付いたお節介。プッ!!オヤジだ!隠れてやろう…とばかりに、中腰に成りショーンに近ずく。 他人から見れば、成田空港の出口で中腰で歩いている女の方が怪しく見える…事は、お節介は気付いても居なかった。「ショーン!ショーン!見て見て、オヤジだよ!」と、中腰のお節介から言われた方向を見るショーン。 と、その時「パパさ~ん!!パパさ~ん!!」と、でかいショーンが飛び跳ねる。ちょ、ちょ、ちょっと!それじゃぁ、あたしが中腰で・・・小声でオヤジがあそこに居るよって・・・教えた意味が無いじゃないか!!コイツ!と思って、お節介オヤジを見るとなんと、荷物を置いて走り出したショーンと出口の外で抱き合ってる!!ハグハグ! ?仕方が無いので、ショーンの残したジャケットとスーツケースと自分のスーツケースをまるでフンコロガシにでもなったかのように一生懸命…汗だくに成って出口まで這い出てきました。「おー、遅かったな!」と、ポンと肩を叩くお節介オヤジ。ショーンには抱きついて私には…肩ポン?「あれ?お母さんは?」とお節介が聞く。「おー今、車に連絡させてる」とキョロキョロしだす。車に連絡?「車に連絡って?」とお節介。「おう、真が運転してるんだけど駐車場に入れないで外で待たせてたんだけど…どこかに行っちまってよー」と、キョロキョロしている。「キョロキョロしてないで、真の携帯に電話すれば?」と、お節介。「お、そりゃそうだ!と」携帯を取り出すお節介オヤジ。と、その時携帯から?妙な音楽が聞こえる何これ?何で、こんな曲を選ぶんだよ…と言う曲をワザワザ着メロにしている…。早く出ろ!それに反して、モタモタするオヤジ。早く出ててよーその曲…ハッキリ言って恥ずかしいです。グ、軍艦マーチがブチッと切れた後「ハイ、こちらお節介オヤジ…」とオヤジの声。何でそんな出方をする?「もしもし?」とか「はい、お節介です」とか、普通に出来ない?ハイ、こちらお節介オヤジ?トランシーバーじゃないんだから…さ。「アッチャー!気が付かなかったよ!」と、オヤジが大声で言った後手のひらを自分のオデコにぴちゃと音を出しながら叩いている。「アッチャー!」と、又オヤジ。殆ど意味不明。「どうしたの?」と、小声でオヤジの顔を覗き込むお節介。「おー、大変なんだよ」と、お節介オヤジが受話器を持ったまま話す。ふむふむ?大変?何が?と、アゴを突き出すお節介。「車…5人乗りだわ」とオヤジ。はい?私でしょ?ショーンでしょ?お父さんでしょ?お母さんでしょ?真でしょ?え!?「ミッちゃんも来てるの?」とお節介。「そりゃ、オメー、嫁にオメーは家に居ろ!なんて言えないだろう!」と、お節介オヤジ。良いんだよ・・・言えよ!車に乗り切らないんだから・・・言えよ!ミッちゃん、留守番しててな!って。「で、何?お父さんは、電車で家まで帰るのね!?」と横目でお節介オヤジを見る。「イヤー・・・それは勘弁してくれよぉ!」寒空の・・・師走の・・・クリスマスイブの・・・空港で立ち尽くす3人の元に、3人の乗った車が今着いた。<続く>
2004年12月04日
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アメリカに住んでいると、里帰りは年に一回か二回が精一杯です。 アメリカ東海岸に住むお節介が、東京まで帰るのには住んでいる州からワシントンDCかNYにて乗り換え、成田空港に向かいます。 今回のお話は、昨年末に帰国した時のお話です…。2003年、11月下旬お節介達は今年は日本に帰国しないで、ハワイかカリブ海…または、フロリダのキーウェストに夫婦水入らずで行こうと燃えていました。 そんな事は知らずに、お節介オヤジから電話が入りました。「今年は、何日に帰ってくるんだ?」と、少し気取ったお節介オヤジ。しばし沈黙の後、「今年は帰らないで、こっちでどこかに行くわ」と、これまた気取った声のお節介。「・・・どこに行く気だ?」と、かなり冷たい声のお節介オヤジ。「どこって、ハワイかフロリダかカリブ海よ」と、お節介。「そうか、じゃー、俺達も行く!」と、声を大きくするお節介オヤジ。俺達も行く?俺達?あのハワイの短くてなが~い日々が走馬灯の様に・・・昨日見た映画の様に・・・頭の中で鮮明に甦る。い、いかん、いかん、あの連中を・・・アメリカ本土に上陸させる訳にはいかん!「俺達って?また、町内会でしょう?」と、皮肉るお節介。「いやいや、カーさんと、真達・・・と、俺!」と、浮ついた声のお節介オヤジ。もう、もう、その手には乗りません!「ショーンに聞いてみるね」と、都合の悪い事は全てショーンに相談すると言う言い訳。それを察したお節介オヤジ「ショーンに聞く?」と、キツイ声で言う。「そうよ。一人じゃ決められないでしょう?」と、声が浮き上がる…お節介。絶対言うわ・・・私が、この言葉を言ったら言うあの、あの、言葉を絶対言うわ・・・「何だ?お前は、ショーンに聞かなきゃ何も決められないのか?そんな、夫婦ならとっとと、とっとと、とっとと、とっとと、別れて帰ってこい!!」と、叫ぶお節介オヤジ。はいはい、はいはい、別れて帰ったら嬉しいんですね。はいはい。「お、そうだ・・・言わなきゃ成んない事が有る」と、勿体ぶったお節介オヤジ。ふ~~~~~~ん。どうせ・・・あれでしょう?どうせ・・・受話器を少し離して受話器を見詰めるお節介。「か、カーさんが、かーさんが・・・」お節介オヤジの声をさえぎり「どこの具合が悪いの?」と、答えるお節介。沈黙・・・仮病の沈黙・・・遣る瀬無い沈黙・・・遠藤周作の沈黙とは全く違った沈黙・・・「かーさんが・・・実は・・・かーさんが・・・」と、懲りないお節介オヤジ。何が来るか?何が出るか?何だ?「カーさんが、カーさんが、妊娠した!」?!?そぉー、出るかぁぁぁぁぁ!「・・・・お父さん、頑張ったんだね」と、薄ら笑いのお節介。その話を、夫のショーンにすると腹を抱えて大笑いした後「君のお父さんの努力には…勝てないね。今回も、笑わせて貰ったから日本に行こう」と、涙を流しながら笑顔で言った。日本到着は、12月24日・・・そうクリスマスイブです。<続く>
2004年12月03日
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双子の二番目に生まれて来る子が、逆子で首のところまで見えているのに…頭が出ない! 赤ちゃんの身体の色は刻一刻と変わって来ているのに、必死で力むシンディーだけが赤ちゃんの状態を知らず、皆が泣き叫びながらシンディーを応援している。「シンディー!死ぬ気で踏ん張るのよ!いい?プッシュよ!」と、美人女医が叫び皆で、1からカウントをする。1!2!3!4!5!力尽きそうなシンディー「頑張れ!シンディー!」と、泣き声のスティーブ。6!7!8!美人女医が、何故か涙ぐんで「ドクター●○を呼んで!」と叫ぶ。足がガクガク震えるお節介。体中に、足の震えが伝わりめまいを起こしそうになる。「生まれて来い!生まれて来い!生まれて来いよ!こ、こ、このガキャー!生まれて来たら・・・う、うまれて来たら、私のオヤジの・・・財産、全部やるよぉぉぉー!!!!!!」と、日本語で叫んだ。きょとんとする・・・室内。しぃーーーーんシンディーが、力を緩めて「なんて言ったの? お節介」と聞く。英語で説明してたら・・・ぎゃはははは!!!と、シンディーが大笑い!!!!「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」ハッ!ハッ!ハッ!!!笑った途端にう、う、生まれた!?頭が引っかかっていた坊主が小憎たらしそうに泣いてるぅぅぅぅ。美人先生は、慌てて生まれたばかりの男の子をチェックし、スティーブにへその緒を切らせて赤ちゃんを抱きかかえて、どこかに連れて行った。なんだ、力まないで力抜けば良かったんじゃない・・・。と、思ったらシンディーが「皆、感動して泣いてるから驚いちゃったわよ」と何も知らずに笑っている。「あはは、シンディーベビーボーイは、逆子で首の所から引っかかって・・・出なかったんだよ」と、スティーブが涙を拭きながら言う。「え?いつから?」と、今頃怯えるシンディー。「先生が、腹の上の赤ちゃんを退けろ!と叫んだ時は、つま先が見えてたよ」とお節介。嘘でしょう?と、オデコに自分の手の平を当てふぅぅぅ~と溜息を付くシンディー。スティーブが、待合室に出産の報告に行くと「双子!?」「女の子と男の子!!!」と皆が喜んでいる。うん、うん。良かったねー。「本当に、ボーイの方が生まれなくて…最後に、お節介が生まれて来たらお節介のお父さんの財産をやる!って叫んだら、彼は生まれて来たんだ! な? お節介」と言って、スティーブはお節介にウインクした。皆は笑っている・・・が、「余計な事を言ったね」とお節介の後ろからお節介の夫のシンディーの兄貴のショーンの声がした。 <完><次回予告>お節介・ 里帰り帰国をするお楽しみに。
2004年12月02日
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美人女医から、「直ぐに赤ちゃんをお腹の上からどけて!」と叫ばれ、慌てた看護婦が最初に生まれた赤ちゃんを素早く退けた。ブルブル・・・と、身震いする先生の手元に・・・赤ちゃんのあ、あ、あ、あしがみえてる。あたまは?普通、頭からだよね・・・頭じゃなくて・・・バレリーナの様に揃えた小さい足首とつま先が見えてる。看護婦は、シンディーに目を合わさずベットの背中部分を真っ直ぐに戻しシンディーに寝るようにたくす。何も知らないシンディーは「あら?プッシュを続けてしなくて良いの?」と聞きながら、ベットに寝そべった。赤ちゃんのつま先は天井を・・・赤ちゃんが、お腹の中で上を向いている・・・シンディーと同じ様な格好をしていると言う事だ。美人女医は、震える手で赤ちゃんのつま先を持ち「ベットを少しだけ起き上がらせて」と冷静に言う。先ほど、べットを倒した看護婦がサッと言われる様に調整している。「さぁ、少しだけ・・・5ぐらいまでプッシュしてみましょうか?」と美人先生。「5まで? 10じゃないの?」と不審がるシンディー。「赤ちゃんの体勢によって・・・さぁ、 5までよ」と先生はシンディー以外の人間に目配せする。1・・・2・・・3・・・シンディーが真っ赤な顔して力強くプッシュしている!4・・・その時、先生が、赤ちゃんの足・・・とでてきた(引っ張りだした?)お尻辺りを持って、上側を向いていた赤ちゃんを少しづつ少しづつ少しづつくるっと捻って赤ちゃんを下に向かせた5・・・上手い!赤ちゃんの身体がうまーく先生に支えられて居る今は、首から・・・上が見えない・・え?え?身体・・・だけで上が・・・赤ちゃんの身体の色が色が、見るからに変わって来ているのが素人にも分かる。「プッシュだー!!!」「プッシュー、プッシュー」皆が気が触れたように涙をボロボロ落としながら泣き叫ぶ。「プッシュしろ!シンディー!!」スティーブはでかい声でしゃくりあげながらシンディーを睨みつける。「1!2!」と音頭をとる粗暴運転女まで泣いている。ただ事でない状態と何も知らないシンディーは休み無く必死でプッシュする・・カウントは36まできてしまい・・・「休みたいんだけど」とシンディー皆は、無視。「やすまして・・・」また、シンディー休ましてあげたいけど・・・休めないんだよ・・・シンディーと思った時「急いで!思い切りプッシュして!」と先生の叫び声が聞こえた。<続く>
2004年12月01日
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シンディーの旦那スティーブが、大声で「ベビーの頭がぁ!」と叫んだと同時に、廊下を何人もの人達が走ってシンディーの病室に入って来ました。ブラとパンツ姿のシンディーのお腹に、赤ちゃんの心臓音が伝わる機械を付け、大きな腹の上に薄いシーツを掛け…でかい妊婦さん様のパンツを脱がし・・・早い、皆の顔が真剣!サッ、サッ、顔色一つ変えずとても機敏に動く。「ドクターに連絡して!」と、あの粗暴運転の女。その声に、若い看護婦が「ドクター、シンディーは出産準備に入りました!」と連絡している。準備…入りました?「む、ほへ!ま・・・ま・・・麻酔をまだかけてもらってないぃぃぃぃ!」とシンディーの怯える声。「もう、遅いです」と、冷たい声の粗暴運転の女。「遅い?え?遅いってどう言う事だ!」とスティーブの怒り震える声。「エピデュラル(下半身麻酔・無痛分娩用)は、子宮口が6センチ~7センチの時にしか利かないのよ」と、粗暴運転の女。「で、でも、自然分娩で・・・わ、わ、私の妻は・・・このままふ、2人・・・生むのか?」と涙声のスティーブ。?え??え?何?聞き間違えた?なに?え?二人?え?双子ぉぉぉぉぉ?「ぶ、ぶ、豚子ぉぉぉ?」しーーーーんしーーーーん気を取り直して・・・もう一度「双子?スティーブ?双子なの?」と、スティーブのポロシャツを掴むお節介。スティーブは、シンディーの手を握り締めながらうんうん頷く。「みんな知ってたの?」とお節介。ブンブン首を振るスティーブ。皆に内緒・・・双子・・・無痛分娩が・・・何故か・・自然分娩?「うおりゃぁぁぁぁ!!!」シンディーの叫び声。涙が出てきた・・・麻酔無しじゃ、痛いよぉ・・・「うおりゃぁぁぁぁ!」とシンディー。「あはは、威勢がいいね!」と、あの粗暴運転の女。あはは?あはは?「テ、テメー、テメー! 出て行け!出て行けよぉぉぉぉ!」と、泣いて叫ぶ・・・お節介。皆がシーンとする。シーーーーーンとして、お節介を見詰めてる。うひゅ、うひゅ、うひゅ、しゃくりあげてるお節介。「あはは、お節介…鼻が垂れてるよ」と、苦しみながらも優しい・・・シンディー。「こっちに来て、私の手を握り締めて頂戴」と、シンディーが左手をお節介に差し伸べる。と、と、と、その時にこれまた綺麗な女医さんが入ってきた。手を洗い手袋をつけ、看護婦に上着を着せてもらいシンディーの目を見て「シンディー、落ち着いてね。ここは、双子の自然分娩をさせる事で有名なのだから…安心してね。さぁ、お母さんになる準備は良いかな?」と言ってシンディーに力むように言う。「プシュッ!1・・2・・3・・4・・5・・6・・7・・8・・9・・10!さぁ、少し休んで」と言う。数を、皆で数える・・声を合わせて数える間シンディーがプッシュするへぇ!、アメリカでは力んで!を、プッシュしてって言うんだぁぁ~。「さぁ、もう一回プッシュしましょう」と、心電図の様な波を見ながら言う先生。この病室で産んじゃうんだ・・・。分娩室とかに行かないんだねぇぇ。と、ほけーっと考えているお節介。「うりゃぁぁぁぁ!!!」と、シンディーが顔を真っ赤にしながらプッシュする。「あ、 もう、プッシュしなくていいわ」と先生。シーンとするしーーん、「可愛い、女の子よ!」と、先生がいつの間にかシンディーのお腹に赤ちゃんを乗せた。「あーん、あーん」と小さい声の赤ちゃん。え?どうやって?あれ?見逃した?あれ?まるで手品を、瞬きしている間に誤魔化されたかの様だ・・・。あれ?いつ生まれた?ボー然とするお節介。ボー然とするスティーブ。ボー然とするシンディー。「なんだ、3回プッシュしたら・・・生まれちゃったね」と笑うシンディー。みながニコニコ顔。「あ、あか、赤ちゃんを、お腹の上からどけて!直ぐよ!」と、美人名女医さんの怒鳴り声。こわーーーー。なんで?何々?と女医さんを見ると・・・女医さんの方を見ると慌てふためいている・・・・息が止りそうになった・・青ざめる美人女医。青ざめるスティーブ。いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁl!!!!<続く>
2004年11月30日
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3人の目が合った! 目と目で見詰め合う…男と女なら絵にも成るだろう。 しかし、縦ハンケツ状態女と口ポカンのアジア女に…イカツイ顔して開けたカーテンの端っこを握り締めてる女など…絵にも餅にも成らない。「わ、わ、わたしぃこ、こ、ここで産むの辞めた!」と、さっきまで痛さに顔をしかめていたシンディーが言う。「私も・・・私も・・・つ、付き添うの辞める・・・」と、訳の分からない事を言うお節介。じーっとじーっと相手の様子を見るシンディーとお節介。粗暴運転の女は顔をピクリともせず「あ、あ、あっそう!じゃぁ、退院の手続き取るように連絡してくるわ!」と、怒鳴ってまた、カーテンをシャァーと勢い良く力強く一気に閉めた。な、な、なんだ?なんなんだぁぁぁぁぁ!!!???あの女ぁぁぁ!と、顔面から血を吹きそうな勢いのシンディーとお節介。どうすんべ?どうすんべ?退院の手続き?じょ、冗談じゃないよ!もう直ぐ生まれそうな妊婦捕まえて退院の手続き?はぁぁぁぁぁぁ!?と、思いながら口をあけたままシンディーを見ると青いアッパッパーの様なあの病院の服を脱ぎ捨て真っ裸!!!「ほら、私の洋服取ってよ!」かなりのお怒りの状態。と、と、と、その時トントン?トントン「勝手に入って来い!」と、怒鳴るシンディー。入ってきたのは・・・間の悪い本当にお気の毒なタイミング・・・シンディーの旦那のスティーブ。ベイビーG●Pの袋を4つも抱えてニコニコしながら入ってきた。真っ裸のシンディー只ならぬ形相のシンディー小刻みに震えるシンディーおまけは・・・間抜け顔のお節介。「ど、どうしたんだよ!!」と、震えた声のスティーブ。「産むの辞めた!」と、でかい声のシンディー。「産むの辞めた?」と、全く同じ言葉をコピーするスティーブ。でかい腹のシンディーが、そそくさと自分の洋服の入ったクローゼットを開けて、下着を付け出した。「シンディー!ハニーもう、僕達のベビーは直ぐ生まれて来るんだよ・・・頑張って産もう!な?な?」と、シンディーの腰に手を回そうとするスティーブ。「ごちゃごちゃ、うるさい!!私が、産まないって言ったら産まないの!わ・か・っ・た?」・・・・・・・・しーーーん誰も、わかんないと・・・思う。と、心の中で言ってみた。気持ちは・・・分かるけど。興奮しているシンディーを差し置いて、お節介が慌てて事の次第をスティーブに説明する。「はぁ~」お節介の話を聞いて深い溜息を付くスティーブ。「うっ・・・」パンツとブラを付けたシンディーがうずくまる。「うぎゃ~~~痛いぃぃぃぃぃぃぃ!」と、喚きながらベッドに転がり込む。その瞬間、ナースコールのボタンを押すお節介。「ど、どうしました?」とスピーカーからの声。「シンディーの様子が・・・」と普通の声で話すお節介。「・・・・・・聞こえませんが?どうしました?」て、テメェーさっきは普通の声で話せって言って・・・今度は聞こえない?「き、き、き」と、お節介がドモっているうちに「早く来いぃぃぃぃ!ベビーの頭が!頭が!」と、ステーブが騒ぐ。あ、あ、あ、ベビーのあ、アタマガァァァァァ!!!!!!????<続く>
2004年11月29日
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親族中が待機する待合室から、縦ハンケツ状態で病室に走り去るシンディーを追いかけて、後ろを何度も振り返りながらお節介はシンディーの後を追った。妊婦・・・生まれる寸前のわりにはシンディーの走りは早くお節介を驚かせた。走ったのが、良かったのか悪かったのか「グウェー、痛い!生まれる!」とシンディーがベッドの上で上半身だけ右に左に身体を揺らす。へぇー、上半身だけ右や左に…あんなに早く動くもんなんだ…とボー然としながら、シンディーを見ていると「お、お節介!ボーとしてないで看護婦さん呼んで!」とヒステリックな声を上げる。で、で、でも、ナースを呼ぶボタンは・・・シンディーの枕元にある…よ、とは言わず、小走りに、身体を動かすのが早く見える様にわざとシンディーのベッドにかけよりボタンを押すお節介。「どうしました?」と、スピーカーから聞こえるさっきさっきとは違う女性の声。「シンディーの付き添いですけど彼女が、何だか苦しそうです!」と大声で答えるお節介。「・・・・・・」??返事しろ!「付き添いの方?そんなに大声で話さなくても聞こえます!普通に喋って下さい」と言って、スピーカーからプチっと切れた音がした。だから、だからぁ、シンディーが腹が痛い・・・苦しい・・・の、返事は?と、壁に下がるスピーカーを眺めるお節介。トントンドアの叩く音とと共にカーテン越しに誰かが入ってくるのがわかった。仕切られたカーテンを物凄い勢いで・・・まるで、まるで子供の頃母親が試着している所をわざと・・・ピャァーと試着室のカーテンを開けてやって母親が半分身体を縮めながら「あんたって子は!」と言うような・・・あの、あの勢いでカーテンを開けて入ってくる。???あ、あ、あん、あんたぁ~~~~私、あんた・・・知ってるよ。と思って・・・・シンディーを見た。シンディーの目が宙を泳いでる「嘘でしょう?」と、シンディーとお節介と、その女の声は同時だった!あんた、あの、駐車場の意地の悪い粗暴運転の運転席でこれ見よがしに寝転がった・・・あの、女だ!静かな病室。しーーーーんしーーーーーんしーーーーーーーーんと聞こえそうな雰囲気。漫画なら、シーーーーーーーーーンのカタカナだろう。どうする?どうなる・・・?どうすりゃイイのよーーー!?<続く>
2004年11月28日
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スティーブがシンディーに怒鳴られ、転げる様に病室を出た後直ぐにトントンとドアを叩く音。「スティーブよ…ドアなんか、開けなくて良いわよ」とシンディー。素直に、シンディーの言う事を聞く事に決めたお節介は、ソファーの上で寝転がりシンディーとTVを見ている。トントントントンでるか・・・これは、スティーブじゃないね・・・ドアを開けるとま、た、大きな花を持った知らないおじさんが立っていた。「シンディーさんに花が届いています。東京ジャパンからですよ」と、入り口で私に花を渡してくれた。さっとサインした後、シンディーにスティーブの花を叩き落したシンディーにそそくさと持って行く。「シンディーまた・・・花・・・なんだけど」と申し訳無さそうなお節介。「ふ~、誰か食いものでも送ってよ!花は、食べれないのよね」と言いながら、カードを開け声を出して読む。「シンディー!出産おめでとう!東京のパパ アンド ママ」と、シンディーは嬉しそう。「出産おめでとうって、まだ産んでないじゃない」とお節介。「いいのよ、パパさんもママさんも本当に優しいわ!」と涙ぐんでいる。シンディーは、良くお節介を彼女の実家に連れて帰り、家族の一員として仲良くしていてくれたお礼を兼ね、お節介は夏休みに帰国するたびに、日本にシンディーを連れて行っていたので、シンディーはお節介オヤジを「パパさん」母を「ママさん」と呼んでいた。花をTVの横に置き、待合室に親戚縁者が集まっていると言うので、シンディーと待合室に顔を出した。 シンディーのバーちゃんは、一生懸命ベビーの靴下を編んでシンディーの両親は抱き合って泣いていた。「ママ、泣かないで…」とシンディーが神妙な顔をすると「私を・・・私を・・・た、た、立会いにしてくれなかったぁ!」と、ドラマの様にハンカチを握り締めた!シンディーは、立会いにママを選ばなかった…少し気まずいかも・・・「ママ、ママは、自分でいやだと言ったのよ。娘が苦しむ所を見たくないって…」と、シンディーは大きなお腹を抱えてママのヒザの上に座った。「ウッ、ウッ、シ・・・重い!重いって!シンディー!辞めてよ!足が折れちゃう!」と、ママ…シンディーを押しのけたぁぁぁ!。皆、ボー然!何だっけ?これ、なんて言うんだっけ?ホラ、あの言葉!は、は、鳩が豆鉄砲!! 食ったような顔!! (見た事ないけど)あはは・・・軽く、笑ってみた。あっは・・・「お節介、な、何で笑うの?私は、ママから拒否されたのよぉぉぉ!」と、泣きながらシンディーが立ち上がり廊下に向けて走り出した。駄目、駄目、走っちゃ駄目!し、シンディーでも、なんか・・・変。日本で着る、レントゲンの時の・・・あの短い前合わせの・・・青いアッパッパーアメリカでは反対に着るんだけど・・・後ろで小さな紐を結ぶんだけど・・・シンディーの後姿・・・背中の真ん中の所が10センチ程上から下まで開いてて・・・シンディーパンツはいてないから・・・後姿・・・「プッ!! お馬鹿な格好!!」とショーンの声。シンディーの兄貴。お節介お節介お節介の旦那お節介の旦那のショーンがシンディーの後ろ姿をビデオで撮影していた。<続く>
2004年11月27日
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シンディーから、思い当たる所に全部電話を掛けてくれと言われ、お節介は待合所で電話を掛け始める。 最初に電話を掛けた所は…「もしもし…」とお節介。「何だ!? 今何時だ!?」と寝ぼけた声。「知らない…今何時?」とお節介。「今、何時?寝ぼけた事言ってんじゃぁねぇ!」と怒ってる。「シンディーの付き添いで今病院に来てるんだ・・・もう直ぐ生まれるかもね」とお節介。「病院!?入ったのか?そうか!どこの病院だ!住所と電話番号を直ぐメールで送ってくれ!」と言って、お節介オヤジは電話を切った。電話が切れた後、お節介は言われた通りにメールでオヤジに病院の住所と電話番号を送ってからシンディーの旦那のスティーブに連絡し、「スティーブが、連絡しなければ成らない所はご自分でお願いします」と言って電話を切り、直ぐにまた違う番号を押し続けた。「もしもし、シンディーが病院に入りました…病院は●×です」と、何度も何度も同じ会話を繰り返した。と、その時・・・看護婦さんが来て「貴女がお節介?」と聞く。「そうです」と答えると「じゃぁ、ここにサインをしてね」と言われる。「サイン?」と、不思議な顔のお節介。それを察した看護婦さんが「貴女、立会いの一人に入ってるのよ。 知らなかったの?」と言う。た、た、立会い?赤ちゃん、生まれる時の立会い!!!?アワワ・・・アワワ・・・ガクガク・・・アワワ・・・お節介の様子を見て「うふふ、内緒にされる人は一杯居るのよ…。シンディーは、貴女を、立会人に選んだって言わなかったのでしょう?」と、看護婦さんは言うが頭ボー然口ポカーンアゴが床まで落ちている・・・お節介はただ、首を縦に振りながら震えた手で見っとも無いサインをした。サインが終ると「じゃぁ、シンディーの部屋に行きましょう」と看護婦さんが案内をしてくれた。大きな縦に長い部屋で、真ん中にカーテンが引いてあり、そのカーテンを開けると、ベッドが有り、ベッドの横には大きな機械が置いてあって、ベッドの正面にテレビが有り、ベッドの奥には、ソファーセットが並べてあり、何だかビジネスホテルの様な感じで、トイレとバスルームが有った。ふ~~ん。と思った時、トイレからシンディーが出て来た。「あっ、お節介!皆に電話してくれた?」と、にこやかなシンディー。「うん、スティーブ側はスティーブに頼んだけど、こっちのは殆ど電話したよ」と、ソファーに座りながら答えるお節介。「それより、立会人に成っててビックリしちゃった」と、シンディーの顔を見ながら言うお節介。ニコッとシンディーが笑って、「だって、親友だし…ウッ!ウイィィィィ!」と妙な声を上げるシンディー。「ど、ど、どうしたの?」と、慌てふためくお節介。冷や汗とも脂汗とも言えない変な汗をかき出した…シンディーとお節介。慌てて、ナースコールのボタンを押すお節介。「どうしました?」と、スピーカーから聞こえる声はとても機械的だった。どうしました?どうしましたって~!?「産まれまーす!」と、お節介。スピーカーの向こうから何人かの声が重なって・・・ぎゃははははぁ!うわははははぁぁぁ!「大丈夫よ…まだまだ、彼女は産む時間じゃないから!」と言って、スピーカーのガチャンと言う切れる音がした。き、き、切れた!?私の返事を待たずに・・・切れた!!!!なんて・・・病院?何なの?きっと、日本なら部屋まで飛んできてシンディーを慰めてくれるだろうに・・・・「まだ生まれねぇーよ?」って・・・どうやって分かるんだよぉぉぉ!トントンと、ドアを叩く音がしたので看護婦さんかと思い、「はーい」と答えるとシンディーの旦那が沢山の花束を抱えて立っていた。ニコニコ顔のスティーブ。1つの花束をシンディーに渡し、もう一つを、何故か私にくれもう一つをシンディーのお腹に乗せ「これは、パパから君に」もう一つを、又シンディーの腹の上に乗せ「これも、パパから君に」???何でお腹に・・・2つ?と思った時に、シンディーが、バシッ!!!!と自分の腹の上の2つの花束をた、た、叩き落としたぁぁぁぁぁ!こ、怖い・・・。「花なんか買う暇が有ったら子供の服でも買ってきて!!!」とシンディーの叫び声。そ、そ、そうだよ、スティーブ赤ちゃんの服をか、か、買って来い!<続く>
2004年11月26日
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シンディーは、大きなお腹を抱え助手席にお節介を乗せて、住宅街を走りぬけ高速道路に入ると「私、お腹が空いたから何処かで何かを食べて行こうね」とお節介に言う。「でも、私達さっきランチを食べたばかりだよ」とお節介が言うが「でも、病院に行ったらもう…何も食べさせてくれない気がするのよ」と、寂しげなシンディー。そうか・・・戦の前の腹ごしらえね・・・大きなハンバーグを頬張りビックサイズのコークを飲みポテトも全て平らげてしまってからファーストフード店を出た時無謀な運転の車がキィ~!!とシンディーの車にヒヘ~~あたりそうになった!!と、その時…窓をウィーンと下げ「ちょっと!気をつけなさいよ!早く車を動かして!私達が通れないじゃないの!!」と、シンディーが叫ぶ。相手の・・・相手の人は窓を下げ「あんたが下がれ!」と怒鳴った。へっ?な、な、なんて…人?「シンディー危ないから・・・バックして・・・関わらない方が良いよ」と、お節介の小さな声。そうお節介が言うのに何故か、シンディーは車のエンジンを切り運転席に・・・相手が見えるように大きなお腹の上に腕組みをして踏ん反り返った!!!チョ!チョットオー私達・・・急いでるんだよぉ~!と、相手を見ると・・・なんと、相手もこれ見よがしに車のエンジンを切りこちらを見て笑いながら・・・シートを倒して腕組みしながらね、ね、寝転がったぁぁぁぁぁ!こ、こ、このこの女~!普段おっとり気味のお節介が助手席から飛び出しう、うりゃぁぁぁぁぁ!!!オメェはよぉぉぉぉ!と、相手の車の窓に走り「あ、あ、あ、」震えてる・・・!足がガクガク震えてる「あ、あ、あ、」震えてるこ、声がボロボロ震えてる・・・「あ~~ん?」と、むかついた顔をお節介に向ける相手の女。横目でシンディーを見るとウッ!と遣り出した~!ま、まただよ・・・まただよ・・・こんな所で、産ませるわけには行かないと思ったら、涙が出てきた。涙が溢れ・・・ボロボロとお節介の顔から落ちる。「あの、私達・・・子供を産みに病院に行くんです。車をバックして・・・車を通らせてよ・・」と言うと、相手の女はサッと顔色が変わり「え?産院に行く途中?わぁ~ごめんね!」と素直に・・・急いで車のエンジンを掛け車を大慌てでバックさせていた。お節介が、助手席に乗り込むとシンディーはまだしかめっ面をしていたが、車のエンジンをかけゆっくりと車を出した。「あの、女の顔は一生忘れない」と二人で呟きながら…車を走らせ産院の駐車場に着いた。病院のロビーに入るとシンディーは、お節介に自分のハンドバックを渡し「お節介、思い当たる所は全部連絡しといてね」と言って、ナースに連れられたシンディーは、病院の廊下の奥に消えていった。思い当たる所?全部?電話する・・・?<続く>
2004年11月25日
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シンディーの旦那のスティーブに、急いでシンディーを病院に連れて行って!と言われたお節介、シンディーに「病院に行こうか?」と聞いてみた。さっきまで、ウーンと唸り受話器まで投げたシンディーがテレビのリモコンを使って、チャンネルを変えている。「病院?何だか、今お腹が痛くないし…予定日まで3日有るから、大丈夫だよ」と、呑気な顔をして言う。「でも、スティーブが、病院に連れて行けって…」と、言いかけると「男には、何も分からないわよ」と、いつもの笑顔で言う・・・から、安心してた…単純なお節介。一緒に、オレンジジュースを飲みながらTV映画を観て笑っていたら…ウーン、ウーン、ウリャァァァァ!が来た。うりゃわぁぁぁl!・・・・・・・・・・・・後悔、後悔の嵐だ・・・シシ、シンディーに、変な日本語を教えるんじゃなかった・・・こんなに綺麗な人が・・・一生思い出に成る出産に・・・うりゃぁぁぁ~は、ないよ…(クスン)。「シ、シンディー大丈夫?」と聞くと「病院!病院に連れて行ってぇ!」と叫ばれる。そ、そう、そうだよ・・・病院だよ。私が、側に居ても・・・私には、何も出来ないから素直に病院に行くほうが良いよ…ね。「入院に必要な物って、バックに詰めてあるの?持って行くバックってどこにあるの?」と、冷や汗かきながら聞くお節介。シンディーの顔を見てると・・・ふーーーーっと力が抜けたようで「ん?バック?あそこよ」とキッチンカウンターの上を指差す。キッチンカウンターの上を見ると有った有ったシンディーの?ハンドバックが!「ち、違うよ。ほら、妊婦さんって色々…バックに詰めない?パジャマとか・・・赤ちゃんの服とかオムツとか?」と、呆れた顔のお節介。「詰めてないよ。それに赤ちゃんの洋服なんて1つもないし・・・。ほら、私はベビーシャワー(赤ちゃんが生まれる寸前に開くパーティーで、 色々ベイビー用品を貰うやつ)性別を聞かなかったから・・・生まれてからしようと思ってね」とニッコリ言う。そうなんですかーそうなんですかーそんなんで良いんですか?え!?シンディー!と思ったけど、あえて言わなかった。「もう、お腹痛くない」・・・・・・沈黙・・・・・・「ねぇ、これって俗に言う・・・陣痛じゃないの?」と、子供を産んだ事もないお節介が言う。「じ、じ、陣痛?」と、シンディーが怯えた顔をする。「だって、さっきから痛くなったり収まったり・・・その間隔を時計で見た?」と、聞くと大きなお腹のシンディーがよいこらしょと立ち上がり「びょ、びょ、病院に行くぅぅぅぅぅ!」と、でかい声で叫んだ。「そうだよね、そうじゃなかったら・・・シンディー、ここで産んじゃいそうだモンね」と、笑顔で言うと「うるさい!どこで産もうが私の勝手だ!」と、苛立ち始めた。こ、これって・・・この苛立ちって普通なのかな?「さ、お節介!早く車に乗って!」と言われ、運転席に走ろうとすると「私の車は私が運転する!」と、後ろから襟首を掴まれてしまった。え?シンディーさん・・・貴女、出産する寸前の妊婦だよね…?で、この、スポーツカーを自分で運転して病院まで行くのですか?こ、こ、怖いよぉぉぉ。<続く>
2004年11月24日
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シンディーが、冷蔵庫の前でしゃがみ込んでいたのに、ヨタヨタと立ち上がり「お腹が痛い」と言う。「おトイレに行く?」とお節介。「おトイレ?」と、眉を顰めるシンディー。「お腹痛いんでしょう?」と心配げなお節介。「ウッ」と、身体を折り曲げるシンディー。「どうしたの?」とお節介。「どうしたのって…どうしたの…って?どうしてると思うの!?」と声を荒立てるシンディー。苦しそう。痛そう…背中をさするお節介。「や、や、辞めて!」とシンディー。どうして良いかも分からず、キッチンの中を、檻の中の熊のようにウロウロするお節介。「ウッ!また痛いぃぃぃぃ!」と、叫び声のシンディー。ど、ど、どうしたのよ!?シンディーを1メートル位離れた所で、棒立ちに成って見ているお節介。「電話して!スティーブに、今すぐ電話して!」と言われ、受話器を取るお節介。「何番?」と聞くが、シンディーの返事はない。冷蔵庫に張られているかも・・・冷蔵庫に・・・沢山色んなものが張られてて・・・あ、私とシンディーの写真だ・・・いや、そんなもの見ている時ではない!で、電話番号!電話番号!あ、有った!スティーブと書いてある。電話番号を押す・・・電話番号を押すが・・・慌てているのでここと・・・言う時に・・・番号を間違えて押す。「もう一回。落ち着いて!」と、自分に言い聞かせ番号を押し直す。「もしもし!スティーブ?」と、声の震えたお節介。「そうだけど?」「そうだけどって…シンディーが、お腹痛いって!」と、声の荒いお節介。「もしかして、お節介かな?」と悠長な事を言っている。こ、こ、この男!しっかりしろよ!自分の嫁が、腹が痛いって言ってんだよぉ!「スティーブに直ぐ連絡してあげて」と、訳の分からない事を言う。「あ、あんだ?あんだって~?あんたが、スティーブでしょう?」と、声を高くするお節介。「そうだけど、僕は、シンディーの家の前に住んでいるスティーブだよ」この家の前の…スティーブ?は?あの、オジサン?全く、アメリカって同じ名前が多すぎるんだよ!と思いながらも黙ってお節介は電話を切った。スティーブ・・・シンディーの旦那のスティーブの電話番号は?と冷蔵庫の前に行ったら先ほどまで居た筈のシンディーが居ない。あれ?あれ?あれぇ?シンディー!?どこよ?とことこ、リビングに行くとソファーに寝転がっているシンディー。とても気楽そうだ。「あ、お節介。今、楽に成ったから私が、スティーブに電話するわ。だから、電話を持って来て!」と、ソファーから手を伸ばす。は~い、とばかりに小走りのお節介。シンディーは、お節介から受話器を受け取ると電話をし「もう直ぐ生まれるかも」と言っている。まぁ、今日は8月5日だし、予定日は8日だからもう直ぐだね~と思いながらシンディーの会話を聞いていた。「ウッ!来た!お腹が痛い!」と受話器に向かって言っていたのに、何故か、何故か、何故か受話器を投げた。投げられた受話器を拾って、「もしもし・・・」と、お節介が声を出すと「お、お節介!?直ぐに…シンディーを病院に連れて行って!」と、スティーブに叫ばれた。何だか、今日は・・・叫ばれてばかりだ。
2004年11月23日
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お節介がアメリカに来たのは、留学と言う輝かしい(?)名目で有った。 アメリカの生活に成れた頃、お節介に金髪で青い目、とてもスタイルの良い友達が出来た。ボーイフレンドが欲しいと姑息な事を考えていたお節介の気持ちとは裏腹に…最初の友達は…素敵な女であった。最初に女の友達が出来ると女同士で固まり…男友達が出来づらく成ると言う事は、お節介は思いもしていない頃であった。彼女の名前は「シンディー」シンディーは、最初のクラスでお節介の隣に座り・・・何故かそのまま・・・友達として、アジアから来た右も左も分からない女の子と友達に成ってしまったのだ。アジアから来たと言う事は、地域に親戚も家族も居ないと言う事にいたく同情し…何かにあるにつけお節介をアパートに招待したり実家に連れて行ったり・・・要するに、どこに行くにもお節介を連れて歩いた。勿論、お節介も友達としてシンディーに好感を持ち、友達として彼女が大好きだ。月日が経ち、シンディーが結婚する時はお節介は、メイド・オブ・オーナーと言う花嫁さんの、代表の友達として結婚式に立ち会った。そんなシンディーが「ベビーが出来た!」と大騒ぎしたのは、彼女の結婚後、間もない頃でお節介もシンディーの赤ちゃんを楽しみにしていた。シンディーの出産予定日は、8月8日。関係ないけど、日本でパパと言われる日。 (言われてない?)「8月8日って、覚え易いよね?」とお節介。「そう? 何で?」とシンディー。「え? 8と8で…」と説明しかけて、8月をはAugust(オウガスト)8はeight(エイト)大好きな語呂合わせが出来ない!!アメリカ人には、只のAugust eightなだけだ。つまらない物だ…と思った。時は、8月5日シンディーの家で、二人でランチを取っている時ジュースを飲もうとしたシンディーが冷蔵庫の前で…ウーッと唸り声を上げてしゃがみ込んだ。「お、お、惜しい!ジュースまで…もう少しなのに!」と、お節介がシンディーをからかうとお、お、鬼、鬼の様な形相の・・・ (怖い!)シンディーが「うりゃ~!」と怒鳴った!!<続く>
2004年11月22日
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最後、終わりらしく追加しました。・・・・・・・・・・・・オヤジの前歯に海苔を付けた姿を見た母。 あんなに上品だった母の腹抱えて笑う姿を見て…目眩がしそううなお節介だった。「何だ、オメー!ボー然としちゃって…でぇーじょうぶか?え?目から鱗…鼻からうどん…ってか?」とオヤジ。め、目から鱗…は、鼻からうどん?耳を疑った。「あれ?目から鱗鼻からヨーグルトじゃ無かった?」と、床の上で転がったまま聞く母。鼻から…うどん鼻から…ヨーグルト?キーさんが「いや、違うわよ。目から鱗…鼻からラーメンよ!」もう、どっちでも良いです。私は、目からラーメンいや、目から鱗が落ちるしか知りません!酔いに任せて皆が、味付け海苔を前歯につけて、おどけている。面白くも…可愛くも…笑えもしない…寂れた感じがするだけだ。「私、疲れたから部屋に戻るね」とお節介。「そうか、お休み!」と手を振るお節介オヤジ。「明日、朝5時半にはホテルを出るから…」と、母の声。ふ~~ん。ビィービィービィービィー何だか、ロボットが音を出しているような機械的な音。ビィービィービィーハッ!ハッ!ハッ!はぁぁぁぁ!!!!と、目覚まし時計を見る。6時50分。6時50分。これって、昨日合わせておいた…時間。昨夜遅く、母は5時半にはホテルを出ると言っていた。6時50分…いまぁ、6くじぃ50ぷぅ~ん!!うぎゃああああぁぁぁぁ!!と、ベッドから飛び起きた。慌てて…慌てて…バスルームに飛び込み歯を磨き…顔を洗う。け、け、化粧は…いいか!と、ドアの前に行く。???はい?ドアの前に沢山何かが散らばっている。新聞…ちち沢山のちゃちゃちゃ茶封筒!!!!!!!ヘタヘタとドアの前にしゃがみこみ茶封筒を見詰めるお節介。ちゃ・・・ぶぅ・・・とうぅぅぅ。あ、あんあんなに欲しかった…茶封筒。1つ1つの茶封筒に色んな字で「お節介ちゃん」「お節介様」「おーちゃんの娘さん」とか書いてある。開けてみた・・・1つ開けてみた・・・ホテルの便箋に書かれた「お節介ちゃん、お世話に成りました。本当に楽しかったわよ。何も出来ないけど…里帰りしたらまた笑顔を見せてください。キー夫婦より」100ドル札が…5枚!!!5枚!!!開けた・・・他のも・・・震える手で開けてみた。母の字は分かったので、それは最後に開けようと思い他の封筒を全部開けた。慌てて・・・全部胸に抱き締めベットの上でアグラをかきながら手紙を読んでみた。「お節介様楽しかったよ。世話かけたけど…ありがとうな!日本で待ってるよ。イー夫婦より」イーさん夫婦、お子さんが居ないからか…き、き、き、気前が良かったぁぁぁぁ!弟夫婦は…何故か、余った小銭しか入っていなかった。何だあいつら?最後に、両親の封筒を開けた。見慣れた母の字。「お節介ちゃん。お父さんも、お母さんも貴女に逢えて涙が出るぐらい楽しい日々を過ごしました。大変だったと思うけど良く頑張ってくれて感謝しています。両親より追伸皆さんから頂いた金額の物を大至急購入して、それぞれの家庭に送ってくださいね。頂こうなんて思っちゃだ、め、よ。」頂いた金額の物を買う?じゃあ、送料は?弟の小銭は?はい?で、両親の封筒を見直した。見直した時に思い出した!目から鱗…鼻から味噌汁…口からヨダレだよ!ハワイに来て色んな事が有ったけど…家族旅行…いや、町内会旅行なんて…こんなものだろう。その時、その時間お節介オヤジが、ホノルル空港でお節介が走ってくるのではないかと気が気でなく、搭乗時間ギリギリまで外で待っていた・・・事は、お節介は知らずに居た。「何だよ、あいつは!このガムをどうすりゃいいんだ!?」と、昨夜お節介がお使いに走った海苔の入ったビニール袋の底に入っていたガム・・・オヤジは、それをポケットに入れていた。最後の手段で、ホテルに電話を入れる。「オメー有難うな。楽しかったよ。 今度は、亭主と年末に帰って来い!楽しみにしてるから…。それから、オメーガム買ったのか?貰っとくぞ」とオヤジ。ワイキキの海が見えるラナイからお節介が「あ、そのガム?お父さんのだよ。よーく噛んだ後…前歯の隙間に・・・(笑ってるお節介)隙間に・・・入れといたら・・・遠目には・・・歯に見えるよ」と、笑いを堪えるお節介。「オメーて、て、天才だな!そうするよ!」と、言って電話は切れた。お節介オヤジが前歯にガムを挟んで話している所を見れないのは…きっと、一生の不覚だな・・・とお節介は思いながら、大笑いをした。・・・・・・・・次回予告お節介・出産に立ち会うお楽しみに。
2004年11月21日
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オヤジの為に、味付け海苔を買いにカラカウア通りからクヒオ通りに走る。 お節介…走る、ハワイを走る。はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・フードパ◎トリーと言うグロッサリーに入り「海苔海苔味付け海苔…」と呟きながら息の荒いお節介。「あ、あ、味付け海苔…有った!」プラスチックで出来た四角い箱。富士山みたいな絵が描いてある。海苔から富士山・・・分からない。でも、味付け海苔だ!味付け海苔を抱えながらキャッシャーに行くと良いものが並んでいた。「白・・・白・・・白いもの」と何個か握り締める。「11ドル45セントです」とキャッシャーの女性。オヤジから投げられた財布を広げるお節介。札入れの方は・・・白い・・・黄色い・・・クチャクチャな・・・レシートのみ。「あれ?」と声を上げるお節介。嘘でしょう?嘘でしょう?嘘だと言ってくれ!何だよ…何だよ…何だよ…歯抜けオヤジ! (欠けただけだけど、只今昇進中!)小銭が入ってるジッパーを開けて…目を剥くキャッシャーの人と数える・・・「8ドル76セント…ね」と、イヤに白い目のキャッシャー。「じゃぁ、これ3つ返します」と、申し訳無さそうなお節介。「そうね!」と、当然の様なキャッシャーさん。そうだよね・・・お金のない人は・・・返さなきゃね。ビニール袋を下げた無一文のお節介、トボトボ…カラカウア通りを歩いて「はぁ~、皆様、お金持ちですねー」と、観光客が下げるブランド物の紙袋を見詰めながら、呟いた。なにが、ここに40万ドルありますよ~だよ。と、ハワイに到着した最初の日に…あのお土産屋で高揚した気持ちなんて…私に、私には、か、か、関係無かったんだよ!!無一文で、カラカウア通りをトボトボ歩いてるのが現実!金が無いと思うと…走ったからか…喉も渇いてくる。オヤジの歯のお陰で夕飯もそこそこ…小腹も…減った。でも、金は無い。ホテルのロビーでも、少し浮かれたお客さんの間を寂しげに通り抜ける、お節介。両親の泊まる部屋のドアをノックすると、待ってました!と、ばかりにドアを開けるお節介オヤジ。何故か、部屋にはキーさん夫婦やイーさん夫婦も居て、皆お酒を飲んでいる。「早く出せ!」とお節介オヤジ。はいよ!と、無造作にオヤジの胸元にスーパーのビニール袋を押し付けるお節介。「ありがとさ~ん!」と、調子に乗ってるオヤジ。早速、味付け海苔が入っているプラスチックの箱を開け、後ろを向いてモゾモゾモゾモゾモゾ・・・と・・・くるって回って皆の正面に向き自分で、後頭部を”ポン”と叩き「こりゃまた失礼!」と言って、中腰に成りでかい笑顔に海苔の付いた前歯を剥き出す。・・・・へっ?・・・・・・・・へっ?・・・・・・・・へっ?・・・・・・・・へっ?・・・・皆、ボー然。ぼーほー・・・・へっ?・・・・ぼーほー・・・・へっ?・・・・ぼーほー・・・・へっ?・・・・「ぐわははははぁぁぁ!!」と、誰かが笑い出したぐ、ぐわははははぁぁぁ?ぐわははははぁぁぁ?誰?誰?笑ってる本人・・・床の上を腹抱えて転がってる!「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと!パンツ見えてるよぉぉぉ!お、お、お母さん!」と、お節介は…冷静な声で言った。が、が、本人…気にせず「ぐわははははぁぁぁ!!」「ぐわははははぁぁぁ!!」「ぐわははははぁぁぁ!!」それ見てイーさん夫婦もキーさん夫婦も「ぐわははははぁぁぁ!!」が始まった。「やってられない・・・」と、呟いたお節介の声を誰も聞いていなかった。<続く>
2004年11月20日
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前歯が折れたお節介オヤジ。 自分の舌先で、しきりに前歯を探っている。「折れた歯は?」と、お節介がオヤジの顔を覗きながら聞く。「有ったら、瞬間接着剤で着くかもよ」と、笑いをこらえて言う。「前歯…く、食っちまったみたいだ」と、しょんぼりしたオヤジ。「食っちまった…か」と、お節介。皆は、口を挟んでよいものか迷っている様で妙に…お葬式の様に神妙にしている。お節介と、お節介オヤジの会話に耳を欹てながらジーっと聞いている。「歯医者は開いてねぇか?」と、口元を押さえながら涙目で聞くオヤジ。「9時前だし…開いてないよ」とお節介。「緊急で行くって…できねぇか?」と懇願する様なオヤジ。「歯医者で緊急って聞いた事無いね」と意地悪な声のお節介。「ちょっと、ホテルのフロントで聞いてみてくれよ」と、お節介の目を見詰めるオヤジ。「駄目だと思っていてね。期待しないでね…。でも聞いてくるから…お父さん達、まだこのレストランに居る?」と、聞くお節介。「いや、もう皆食事は済んだ様だし…皆それぞれ、荷物を詰めたりしなきゃならねぇし、聞いてくれたら…俺の部屋に来てくれるか?」と申し訳無さそうに言うオヤジ。「分かった」と言って小走りにレストランを出てホテルのフロントに走る。「歯科で、緊急で患者さんを診てくれる所をご存知ですか?」とお節介。カウンター越しに、頑丈そうに見えるが、笑顔が良いフロントマン「どうしたのですか?歯が痛いのですか?」と聞く。そりゃぁ、歯医者の緊急って言えば歯が痛いとか…だよねーと思いながら「いえ、ち、父が前歯を折りまして…お医者さんに診ていただきたいのですが…」とお節介。「あー、折れちゃった?そうですか、折れちゃった!?」と、口元の上がるフロントマン。そ、そんなに何度も折れた折れた、前歯が折れたって言わなくても良いじゃない。オヤジ…気にしてるんだから…と思いながら…事の成り行きを誰も聞いていないのに細かく説明するお節介。「それでね、ウェイターさん達が慌てて、父の食道から詰まり物を出そうと後ろから~ギュッ!とやってね。私なんか『もっと強く!!』って言っちゃったわよ」と話が止らない。それを聞いたフロントマン、笑いを堪え切れず高笑い。高笑い?高笑い!?高笑いって…君…お客さんに失礼でしょう?と、気分が急に冷める。それを察したフロントマンハッとして、急に顔を強張らせ「彼らも、お客様を守ろうと必死でしたね」と言いながらコンピューターで色々検索し何軒が電話をかけて見てくれたが…緊急で見てくれる歯医者さんは見付からなかった。そうだよね・・・お医者さんに見せた所で・・・前歯に詰め物をしたり・・・いや、技工士さんも必要だしさし歯に成るかも・・・そんな事を考えながら、両親の部屋まで来た。「無いって…。歯が痛いだけなら薬は有りますよっ…て」と言うお節介の声を聞いてがっくりするオヤジ。「そうだよな…日本でも、歯が折れたから緊急で歯医者に夜行ったなんて聞いた事は無いやな」と声がしぼんでる。そんな、オヤジを見て気の毒に成り「大丈夫だよ!誰もオヤジの歯なんかみてないしましてやオヤジの事なんか気にも止めてないよ!」無言のオヤジ。母が「そうよ、お節介ちゃんの言う通り誰も、お父さんの事なんか気にしていませんよ!」と慰める。「そ、そ、そうか?何だか…寂しいような嬉しいような虚しい様なそうか、誰も俺の事なんか気にして居ないか!?」とオヤジ。「でも、前歯だからなぁ…普段ある物がねぇーと寂しいなぁ」と、また舌先で自分の前歯を横流しでさすってる。と、その時・・・・・ピン・・・・・”””” ピン ”””””「あ~、ピンと来た!お父さん!私ピンと来たよ!」と、お節介が声を上げる。「何だ!?言ってみろ!」と、威勢の良いオヤジに戻った声。「ほら、TVでも歯が抜けてるのを隠す方法を良くやってるじゃない!?」と、ポンと両手を打って話すお節介。「歯が抜けてるのを隠す方法?」と不思議な顔をする母。「そうだよ。良くやってるよ。忘れたの? もー、日本のTVが見れない私でも覚えているのに…」とお節介。「だから、その方法を言ってみろ!」と、癇癪を起こしそうなオヤジ。「あのね、あの、ほら、ほら、なんて言うの?ほら、の、の、ノリ?」とお節介。「ノリ?でも、歯は食っちまったんだぜ!」と腕組みをしたお節介オヤジ。「お、お母さん、まだ何の事か分からないわ」と首をひねる母。「だから、ほら、小さく切った…あ、あ、あじ味付け海苔!!!」とお節介。「ノリ?味付け海苔?」とオヤジと母の大合唱。「TVで、前歯にポンと張ってる…あれよーー」とお節介。・・・無言・・・の母。「い、い、い、急いで、か、か、買って来い!!」と、オヤジは立ち上がり重い財布をぽ~んとお節介に投げた!重い財布を受け取ったお節介は、猛猛猛ダッシュで、オヤジ達の部屋を出た。<続く>
2004年11月19日
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最後、追加しました。ストーリーは、ここから。・・・・・・・・・・ヨタレタ茶封筒を握り締めたお節介、40人の大移動の後を、うな垂れながらトボトボとついて行く。 行き先は、夕焼けに焼けた海が綺麗だというレストラン。「おい、夕日なんて見れねーじゃないか!」と、暗く成ったビーチを指差すオヤジ。「夕日の時間なんかとってくに終ってるよ」と、不機嫌なお節介。40人、いや41人の予約なんて夕日の時間になんか取れないよと、心の中で声に成らない言葉を言う。「折角アメリカに来たんだ!最後の晩ぐらいステーキでも食うか!」と、声を大にするお節介オヤジ。「シーフードレストランで何言ってるのよ!」と、お節介。でも、メニュー見ると有るんだねー。さすが、アメリカ。シーフードを食べれない人用に困らない様に…用意してある。「じゃ、俺も!」「私もそうするわ」と、何故だか…皆さん…ステーキを注文する。なら、最初からステーキハウスに行けば良いのに…と、思うがそんな常識は…きっとこの人達に通用しないだろう。ウェイター達が苦笑いしながら注文を聞き、苦笑いしながらステーキを出してきた。モグモグ食べてる…食べてる時は…大人しい。まるで、幼稚園のいや・・・動物園の管理人の様な顔で皆を見ていたお節介。う、うぎゃ~ブッ!な、な、何だ?とキョロキョロするお節介。ブッ!と、真後ろに座ってたお節介オヤジ…その後ろ姿を冷めた目で…思いっきり冷たい目で見るお節介。「お、お父さん!大丈夫?」と母の驚いた声。喉でも詰まらせたか?つ、詰まらせとけ!と思いながら、お節介は自分のマヒマヒを口に放り込む。「た、た、大変だよ!」と、普段大人しい弟の真の声。お節介オヤジの真正面に座ってた弟の真がお節介オヤジに「オヤジ!どうしたんだよ!」と聞いている。その声に、サッサッサッと立ち上がり…お節介は、オヤジの脇に立ち少し屈んでオヤジに声を掛ける。「お、お父さん!どうどうしたの?」頭をうな垂れ、口に手を当てているお節介オヤジ。何か・・・何か吐いたの?慌てて、背中を思い切り叩くお節介。その様子に、ウェイター2~3人小走りで走り寄り、慌ててお節介オヤジを立たせ後ろから抱きつき胃の辺りで握りこぶしを作りエイ!ヤ!!と力を入れる。大丈夫か?と顔を見る。「な、な、何・・・何スンだよ!いてぇじゃないか!」と、後ろを向いて言うお節介オヤジ。皆が・・・一体・・・どうなっているんだ?と立ち尽くす。ぼぉぉぉぉぉ~~~ぼぉぉぉぉぉ~~~ぼぉぉぉぉぉ~~~ぼぉぉぉぉぉ~~~ぼぉぉぉぉぉ~~~(もう良いですか?)ぼぉぉぉぉぉ~~~ぼぉぉぉぉぉ~~~皆のボー然とした顔を一通り眺めた後お節介は…言った。言った。言った。言った。(コダマ状態)言った。「お、お、お、お父さん・・・ま、ま、まぁ、前歯が前歯が折れてるよぉぉぉ!!!!」に、肉なんかかじってるからだ!このオヤジ!前歯の折れたお節介オヤジが、少しだけ…少しだけ…照れた様に笑っていた。が、お洒落なオープンレストランでポツンと立ったオヤジの…笑う口元から…見事に見える前歯の欠けは…とてもハワイに似合わない…ここには居てはいけない…お節介オヤジだった。<続く>
2004年11月18日
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4泊6日のお節介御一行様の旅も最終日に成り、今朝も早くから男性軍団はゴルフに行き、女性軍団はカラカウア通りでお土産購入会を開いていました。 4時過ぎに、男性軍団は無事ホテルに戻り、6時過ぎに最後の買い物に繰り出しました。しかし、何だかお節介オヤジの様子がおかしく、お節介が気にして良く見ていると、オヤジはみっちゃんをそれと無く避けている様でした。「お父さん、一体どうしたの?」と小声で聞くお節介。「何が?」と、とぼけたオヤジ。「みっちゃんを避けてるでしょう?みっちゃん、チラチラお父さんの事をさっきから見てるよ」と意味深なお節介。「そうか?」とお節介オヤジはみっちゃんを遠目で見る。「後味の悪い言葉を吐いたからな…」と、小声でお節介に情けない顔をするオヤジ。「でも、みっちゃんは知らないし…私と3人だけの話にしとけば良いよ」とお節介。「そ、そうか?内緒にしといてくれるか?」と急に明るい笑顔に成り、母に嬉しそうに「お節介の野郎、さすがに俺の娘だな!」と声を掛ける。急に元気に成ったお節介オヤジ。「おーい、みっちゃん。オメー、何か欲しいもん無いか?」と声を掛ける。みっちゃんも、ホッとしたのか「お義父さん、今回の旅費にお小遣いまで頂いているんですからぁ~心配しないで下さ~い!」と笑顔で答える。え、え?何?小遣い?あの、腹巻に入ってた…茶封筒一つ…弟とみっちゃんで…2つ?オヤジから?え~?わ、わ、私は!!!???腹の底から…見えない見えない…怒りが…ふ、沸々とい、怒りが湧いてきた!!何だって!?「わ、私には?」と、小さな声のお節介。「何だ? オメー欲しいものがあんのか?」とお節介オヤジ。黙って頷く…お節介。「どれでも選べよ! 買ってやるよ!」と勿体ぶったオヤジ。「良かったね、お節介ちゃん」と嬉しそうな母。「どれでも?」ど、ど、どれでも?って、ここ・・・Tシャツ屋さんなんですがぁぁぁぁ!!!「もっと違うものが欲しい…」と甘えた声を出すお節介。何と言っても、最終日。明日の朝…早朝で日本に飛び立つ親父達。い、い、今しかない!「何が欲しいんだ?言ってみろ!」と威勢の良い声。「ちゃ、ちゃ、ちゃ・・・」と、どもるお節介。「茶? オメーこんな所に来て茶を買いてぇーのか?」と、笑う親父。「いや、茶…その腹の…腹の中の…茶…茶封筒!」と声を詰まらせながら言うお節介。「茶封筒?どうすんだ? そんなモン?」と、ピントのずれたオヤジ。「おい、この辺で茶封筒を売ってる所はねーか?」とイーさんに聞くオヤジ。「ち・・・ち・・・違う…」シドロモドロのお節介。「仕方ねー奴だなぁ」と眉間に皺を寄せるオヤジ。シャツの下に手を突っ込み腹巻を伸ばしているのが…斜め後ろにいるお節介に見える。モゾモゾ・・・モゾモゾ・・・ニコニコ・・・(お節介)モゾモゾ・・・ニコニコ・・・(お節介)モゾモゾ・・・お、遅い。遅い。遅い。さ、さっ、さっさとさっさと出せよ!と、その時オヤジの左手がポンとお節介の顔に来た。ジーっと見るお節介。ジーっと、ジーっと、皺くちゃな…よれた…少し破けた…薄っぺらい…只の…茶封筒。「これ使ってイイぞ」と、またもや鼻の穴を膨らませたお節介オヤジ。そんな・・・そんな・・・茶封筒・・・使えない。そんな、茶封筒で・・・何も・・・買えないです。私が・・・欲しいのは茶封筒ではありません!お節介のハワイの旅…このまま…終るのか?<続く>
2004年11月17日
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自分の娘から、嫁のみっちゃんがオヤジを嫌っていると聞いて、ショックを隠せないお節介オヤジ。「人間、嫌いって言葉を使っても使われる立場に成ったら辛ぇ~もんだな」としょ気ている。お節介の母も「何も嫌いだ何て…言わなくても。人って、一生懸命に料理したものを嫌いよ・・って言われたら…」と、方向性を無くした言葉を吐く。「だろ? かーちゃん。俺は今まで、カーちゃんの料理にケチをつけたこたぁ無いぜ!」と、妙に威張る。何だか、この二人のピントはずれている。が、勝手に言わせてた。「嫌いだなんて…お父さんの事を嫌いだなんて…ヒドイ!」と、母が泣き出す。「ヒデ-よな!!カァちゃんよ! あの女!たいした野郎だ!」と言った後、お節介オヤジはみっちゃんの真似をしながら「お義父さんとお義母さんさえ宜しければ~ご一緒に住みたいですぅ~」と口を細めながら、女の声を出して言った。「財産狙いだ!あのフテー野郎は、財産狙いだ!」と怒鳴って、目の前に置いてあった新聞紙を丸めて、自分の・・・お節介オヤジの頭を・・・・自分で叩いている。お節介は、腹を抱えて笑いそうに成ったが、ここだけは・・・今だけは・・・笑いをかみ締めないと・・・噛み殺さないと・・・と、自分の太ももを思いっ切り抓っていた。「で?お節介家のどこが気に入らねぇーんだ!?あのガキャー!」と力の入るお節介オヤジ。涙顔の母の顔を見ると…切なくなる。これが二人の本音か?娘より可愛い…が、あの女になり。たいした野郎に成り…財産狙いのフテー野郎に成る。ふ~~ん。嫁と言っても、イザとなると・・・赤の他人なんだね。家族だ!なんて言っちゃって…。とぼけた顔で、お節介が言う。「え? お父さんを嫌いなんて言ってないよ」お節介の言葉で、ハッとして頭を上げる二人。「え? みっちゃんがお父さんを嫌いって・・・」「オメー、みっちゃんが俺を嫌ってるって!?言わなかったか?」と立ち上がる、お節介オヤジ。「お父さん、みっちゃんがお父さんの一言…二言三言が多いって、言っただけだよ」と、平然としたお節介。「何だよ、その二言三言って!?」と怒り冷め遣らぬお節介オヤジ。「みっちゃん達が、夕食後に自分達の家に上がる時に頑張れよ!って言うんだって?」とお節介。「あたりめーだろう?」とお節介オヤジ。「朝は、頑張ったか?って聞くんだって?」「そうだよ」と腕を組むオヤジ。「ねぇ、毎晩何に頑張って!て応援してるの?」と、お節介。「何って?オメー、それは・・・一つだろ?」とオヤジ。「だから、それは・・・余計なお世話!なの」と睨みを聞かすお節介。「何でだよ!頑張って頑張って、孫でも抱かせてくれないと…1日も早く…爺ちゃん婆ちゃんにならネーと、なぁ!? カァーさんよ!」と隣に座る母に言う。「早く内孫を抱きたいけど…」と母。「あのね、そんなの大きなお世話!人はそれをお節介って言うの!」とお節介。「それから・・・歌。お父さんが風呂の中で歌う、あの歌。辞めて欲しいってよ」とお節介。「あの歌を辞めろ?とはーどう言う事だよ!?俺のテーマソングだ!」と威張るお節介オヤジ。「いつから、あの歌がテーマソングなの?」とお節介。「そりやぁ、みっちゃんが嫁に来てからだよ。お前が嫁に行くまでは、お前の歌を歌ってたけど嫁に行ってから、暫くはテーマソングが無かったんだ」とお節介オヤジ。前のテーマソングとは違う・・・私が嫁に行くまで・・・何を歌ってた?オヤジ・・・風呂場で何か歌ってた?「前のテーマソングって…何?」とお節介。「オメー、二人のテーマソングを忘れちまったのか?」とお節介オヤジ。ふ、ふ、二人のテーマソング!!!???妙な声で、お節介オヤジが歌いだす。それと一緒に・・・母まで歌いだす。♫お節介はねぇ~~♬節介って言うんだぁ♪ほんとはねぇ♬だけどぉ~♪ちっちゃいからぁ~♬自分の事ぉ~♬お節介って言うんだぁ~♬ 可愛いねぇ~♪♪節介! 最後は、お節介も一緒に歌っていた。そ、そう、そうか・・・只の、単純なオヤジの愛情の表現ね。でも、「みっちゃん、道々は…あまりに良い表現じゃないから…違う替え歌を考えてあげて」と言って置いた。明日は、ハワイ最終日の一日・・・どうなる事やら、この家族。<続く>
2004年11月16日
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ハワイのホテルで、弟のお嫁さんのみっちゃんに話を聞いて「不仲」と騒いでいるお節介オヤジの滞在している部屋の前まで走るお節介。 一息ついて、ドアをノックする。 暫くすると、お節介母が現れ…「あら、お節介ちゃん…どうしたの?」と呑気そうに言う。「お父さんは?」と息の荒いお節介。「今お風呂に入ってるわよ」とお節介母。お節介の部屋より広く、リビングの様にソファーセットが有る。ベランダの向こうには、ダイヤモンドヘッドとワイキキビーチが見える。「良い部屋だね~」とお節介。「お節介ちゃんもこの部屋のベッドルームに泊まれ良いのに」とニコニコ顔の母親。と、と、その時!聞こえた…かすかに…オヤジの歌が…低い声で…何故かこぶしを回しながら歌う…あの歌。あの歌だ!みっちゃん♪ ♬みちぃみちぃ~~♫「あの歌だ…」と呟くお節介。「あの歌?あ~、お父さんのテーマソングよ」と、にこやかなお節介母。テーマソング?テーマ?ソング?ドラマじゃ有るまいし!アニメじゃ有るまいし!ラジオじゃ有るまいし!オヤジにテーマソングなんて要らないでしょう?「お父さんに早く上がるように言って来て。大変だ!って言って来て」とお節介。「大変だなんて、そんな嘘は付けないわよ。」と母親。「大変だよ…みっちゃんの事だよ」とお節介。みっちゃんと聞いて顔色を変えるお節介母。小走りにバスルームに向かう。ソファーに、踏ん反りかえるお節介。真っ白なバスロープを羽織って小走りにお節介の元に来るお節介オヤジ。「どうだった?」と、湧き出る汗を小さいタオルで拭くお節介オヤジ。「大変だよ」と、この時とばかりに睨みを聞かせるお節介。大変と言う言葉に、お節介オヤジの汗が反応する。「で?」と、テーブルの向こうから身体を乗り出すお節介オヤジ。「その前に、喉が渇いた」とお節介。「ビールか?ブランディーか?」と汗を拭き拭き、お節介母に目配せするオヤジ。オヤジの目配せ通り、小さい冷蔵庫に走る母。「シャンペンでもいっちゃおうかな?」・・・・無言・・・・「シャンペン・・・・いっちゃう?か!?」とお節介オヤジ。「ドンペリ…いっちゃおうかな?」と調子に乗るお節介。「ド、ドンちゃん・・・ドンちゃんいっちゃうか?オメーも頑張ってくれたし・・・な?」と、オヤジは後ろを振り返り母を見る。ドンペリ要求とは…かなり話がこじれてる所を、娘お節介が活躍したからだろう・・・?「やっぱり、いいわーお父さん達・・・多分これから、沢山入り用に成ると思うし節約しなきゃ!ね?」と意地悪そうな顔をするお節介。「いや、そう言わずに・・・ドンちゃん行こうよ、お節介ちゃん」と機嫌を伺うお節介オヤジ。「いらない…もう、こんな揉め事の間に入るのはた、沢山だから」と言った時、事の成り行きに怯えた母がグラスを落とす。「オメー、しっかりしろ!」と、少し涙ぐんでるお節介オヤジ。ひひひ・・・泣いてる。と、心の中でワクワクしながらこの状況を楽しむお節介。「お父さん、みっちゃんから聞いたよ。いつも・・一言・・・いや・・・二言も三言も多いんだって?」と意地悪げなお節介。「みっちゃんが、そう言ったのか?」と元気の無いお節介オヤジ。「かーさん、ドンペリ・・頼んでくれ。酒がないと…聞いちゃいられそうにない」と、小声のお節介オヤジ。「ストロベリーもね!」と明るい声のお節介。ルームサービスのウェイターがニコニコ顔でドンペリとイチゴや果物の大盛りの皿をイソイソとテーブルの上に並べる。「ま、お節介…最初に、俺の言い分も聞いてくれ」とお節介オヤジがシャンパンを飲みながら話を始める。 オヤジの横に母も座り、オヤジの左手を握っている。オメーが、留学と言ってアメリカに行き結婚してそのままアメリカに住むって聞いた時はトーちゃんもカーちゃんも泣いたよ。お前と一緒にズーっと一緒に住んで…骨を拾って貰いたかったし、真(弟)には会社を継がせて別に所帯を持たせた方が、今の若いモンには楽だろうと思って…お前と2世帯でって考えてたんだ。それが、予定通りには行かずオメーはアメリカ…真が結婚するって言った時、真は別々に住みたがったのに、みっちゃんが「お義父さん、お義母さんさえ良かったら…一緒に住みましょうよ」って言ってくれてなー。 これは、神さんがオメーの娘は親不孝だけど、今日からこの子を娘と思え!って言ってる気がして…甘えたんだよ。みっちゃんの言葉に…。お、お、お前の娘は親不孝者?オヤジの解釈は…私は…親不孝者の娘?何だか、オヤジの言葉にすっきりしない。そ、そ、そう言えば、みっちゃん・・・さっき「お義姉さん、お義父さんにそっくり」って言って…ク、ク、クスックスックスッて笑わなかった?冷たいシャンペンを飲みながら何だか色々な言葉がお節介の中で回りだす。「だから、俺達は…みっちゃんを本当の娘以上に可愛がって来た!な!?カーさん!!」「そうよ・・・本当にそうよ。お節介ちゃん…本当よ!」娘以上に可愛がって来た…か、ふ~~ん。でも、そう言う言葉って・・・自分の娘に対して・・・自分の娘に向かって・・・言うの?お酒の力も借りて・・・今日のお節介は・・・何だか・・・悲しくなって来た。娘より可愛い!!久しぶりに会った両親が・・・言う。私だって・・・可愛いって言われたいのに・・・と、と、と思ったら・・・お節介の目から涙がポツンと落ちた。それを見たお節介オヤジと母は「どうした! 腹でも痛いのか?」「どうしたの? お腹でも痛いの?」と同時に声を上げた。「違うよ。何だか…娘を前にして…娘より可愛いって言われたら…哀しくなっただけ」とお節介が小声で言う。何を思ったか、オヤジ自分の腹を一発ポンと叩いて「馬鹿だなーオメーは! オメーは嫁に行っちまった!向こうさんの家の者!みっちゃんは、うちの家族!」と言う、お節介オヤジの鼻の穴思いっきり膨らんでいた。そんなオヤジを見て、シャンペングラスにシャンペンをドボドボ注ぎながらお節介は…言った。「ふ~ん、でもね・・・みっちゃんね・・・お父さんの事がき、き、嫌いだってよ!」と。その瞬間、母はお節介オヤジの左手をギュ~~~と握ったのが見えた。お節介オヤジ…どうする!?<続く>
2004年11月15日
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お節介オヤジから、打ち明けられた気まずい関係。 ハワイで残り2軒の家を見せられても、何だか色褪せて見え最初の家を見たあの心躍るような気持ちは、消え失せてしまった。そう思うと、ハワイで浮かれているお節介オヤジが自分の心に圧し掛かる気持ちを、まるで掃うように振舞っているかの様に思え、お節介は寂しい気持ちに成った。「お父さん、私がみっちゃんと話をしてみるよ」と、不動産屋さんに送って貰ったホテルの前で言う。「いや、事を荒立てない方が良いだろう」と低い声で言うお節介オヤジ。お節介オヤジの声の低さにこの、わだかまりは、想像以上に深いものかも知れない。「そう…、でも女同士の方がみっちゃんは話し易いと思うよ」と食い下がるお節介。食い下がる…食い下がって、事の成り行きを知りたい!ここまで聞いて…黙っとけ…は、は、無いでしょう?「お父さん、みっちゃんも家族なんだから。誤解が有ったら、その誤解は早いうちに説いた方がお互いの為だから…ね?」とお節介。「そうか?き、き、聞いてみてくれるか?」とお節介オヤジ。もちろーん!!当たり前だよー。聞くよー!「私で良かったら、任せてくれる?」とお節介。「頼んだぞ」と少し微笑んで言うお節介オヤジ。ホテルの部屋から、弟夫婦の部屋に電話をする。「あ、みっちゃん?お節介だけど…ちょっとだけ私の部屋に来てくれる?」とお節介。「分かりました」とみっちゃん。数分後に、みっちゃんはお節介の部屋に来て小さなソファーに座っている。「少しだけ、聞きたい事が有るんだけど」と言いながら冷蔵庫からウィスキーのミニボトルとビールを出すお節介。「誰にも聞かれたくないから…この部屋で話しても良いかな?」とみっちゃんにビールを渡しながら聞く。ビールをグイッと飲み「ええ」と言うみっちゃん。今日の成り行きを説明した後「父がね、みっちゃんと離れて暮した方がお互いの為に良いんだって言うのよ」とお節介が言うと、みっちゃんは目を丸くして「ど、ど、どうしてですか?」とみっちゃん。「え?だって、みっちゃんと父は上手く行ってないんでしょう?」と聞きなおすお節介。「上手く行ってない?」とみっちゃん。「だから、引退する前にハワイに家を買っといて60に成ったら、母とハワイに移住するって言ってる」とお節介。「2世帯住宅を建てて頂き、お夕飯は一緒にさせて頂いていますが、本当に自由にさせて頂いているし本当の娘の様にして頂いて、感謝しています。上手く行ってないって…、何ででしょう?」と涙を零すみっちゃん。その涙を見ながら「心当たりは無いの?」と優しい、好奇心に満ち溢れたお節介。「例えば…父の嫌いな所は有る?」と、またしても食い下がるお節介。「嫌いな所?昔気質な江戸っ子のお義父さんが、私は好きです。でも・・・」でも?でも?で、でも?きたよーきたよー来ちゃったよー!!でも…が!「うん?」と不思議な顔をするお節介。「お義父さん…悪気はないと思うんですが…」と下を向くみっちゃん。わ、わ、悪気、悪気は無いと思う????「な、何?」と慌てるお節介。「あの、お義姉さん…これ…秘密にして下さいね」ひ、ひ、ひ、秘密ぅぅぅぅぅ!出来るかな?で、出来るかな?「勿論よ、みっちゃん」と言うお節介。「お義父さん、毎晩私達がお食事を頂いた後私達が家に戻る時に…」も、も、戻る時に?「頑張れよ!って言うんです」??「頑張れよ!が、どうしたの?」と聞くお節介。「で、朝に成ると…頑張ったか!?ってき…聞くんです」頑張ったか?ふ~ん。で?黙ってるお節介。「お義姉さん、お義父さんにそっくり」と何故だか…笑い出すみっちゃん。?なによ?私…打ち明け話を聞いてるんじゃなかった?頑張れよ…頑張ったか?別に~だよね?「もう一つ有るんです。」も、も、もう一つ?「お義父さん、お風呂に入る時窓を開けっ放しで入るんですが・・・」窓を開けっぱなし?「2階に居る私達に…聞こえるんです」き、き、聞こえる?「な、な、何が!?」とウィスキーをボトル飲みするお節介。「歌が…」うたぁぁぁぁぁ~?良いじゃない、歌ぐらい。「その歌が…」なによ?何の歌でも良いじゃない。「覚えてます?小さいころ歌った…あの歌?」あの歌?一杯有るよ…小さいころ歌った歌なんて。みっちゃんが・・・歌う。「♪ みっちゃん、道々~♪うん~~♪~~たれて、紙ぃ~が無いから…♪」みっちゃん、道々~!!!!????「あの馬鹿があの、馬鹿オヤジが歌ってるの!?」と言った途端お節介は自分の部屋を飛び出して行った。どうなる事やら・・・<続く>
2004年11月14日
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