ラテンな駐在妻日記

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12.ナスカの地上絵



12.ナスカの地上絵 Lineas de Nazca





■ イカの空港

■ 恐怖のフライト

■ ナスカの地上絵




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■イカの空港




小さな空港です。
門の横には各国の国旗がはためいています。

「あっ!日の丸もあるよ!」

と、喜ぶ(?)夫と私。

でもでも、良~く見てください・・・・・・・!


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「これは「日の丸」じゃなくて、「日の丸弁当」じゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(爆)」

きっと、白地に赤い丸を描けば、日本の国旗になると思ってるのね、ペルー人(-_-)
私たちの「日の丸」の「丸」はこんな梅干サイズじゃないのよ(涙)



一旦バスを降りたものの、パスポートが必要、と、バスに戻ったり、ナンダカンダしていたら、
私たちの後から、またまた来ました、日本人団体客。

そうこうしている内に、後から来た日本人ツアーの方が先に飛行機に乗り込んでるではないですか!
私的には
「やっぱり、段取りが日本人ガイドさんは違うわよねぇ~~~」
と、諦め。

でもそろそろツアー終盤で疲れが出て短気になってきた同行のメキシコ人おばあちゃんは、
「なんで私たちの方が後なの!私たちがメキシコ人だからっ!?」
と、怒り出す始末・・・・・・。

う~~~~ん(-_-)


でもまあ、30分後くらいには、無事に飛行機に乗れました♪
15:18のフライト。なんて細かい数字!
でもここも一応れっきとした「空港」なので、空港使用料もちゃ~んと払わされました!


私たちが乗った、乗客12人乗り(プラス乗員2人)の小型機↓
座席が横3列なの! 同じ料金払ってるのに、真ん中の人、不利じゃん!!


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■恐怖のフライト



さあ、飛び立ちました!
揺れる揺れる!!!!!!
地上絵の上空まで20分くらいは飛んだでしょうか。
急降下したり、ガタガタ揺れたり、「神様仏様っ!!」と、キリスト教徒の前でクロスを切りそうになりました!
いやぁ、かつて仕事で空撮のために扉のないヘリに乗っても全然平気だった私ですが、
それでも怖かった! 
手は汗でベトベト。
掛けてきた海外旅行保険の保険金の額が頭に浮かびました!
無事に帰ってこれて良かった!!! 神様仏様に感謝!! です。



そうはいっても、眼下の風景はなかなか面白い。
白い荒涼とした山々や、広大な畑が続き、このあたりも初めて見る光景。
現実を忘れようと、必死に外の景色を見てたりして・・・・・!


だんだん平地になってきて、地上に「ライン」らしきものが見え始めた頃、
パイロットの案内が始まりました。
私たちのために、スペイン語のほかに片言の日本語でも案内をしてくれます。


「ツギハ、ウチュウジン・・・・・・。 チョット マッテ!」

「ウチュウジン、ハネノシタ。」(訳:飛行機の翼の下に「宇宙人」の地上絵が見えます。)

「ハネノシタ・・・・・・・バイバイ!   ワカッタ!?」

私) 「分かった!」

「ツギハ、ミギガワ・・・・・・、 チョット マッテ!」

「ハネノシタ、コンドル・・・・・・・バイバイッ!」

「ワカッタ!?」

私)「Si! 分かった!」


そんな調子(笑)

「チョット マッテ!」 と 「バイバイ!」 が最初何のことか良く分からず^_^;

「チョット マッテ!」 は文字通り、「真上に来るまでもう少し待ってください。」

「バイバイ!」 は、その地上絵が見えなくなった合図、だったみたいです(笑)





そうやってパイロットは一生懸命説明してくれるんですが、通り過ぎるのは一瞬だし、
なんといっても、地上には無数のラインがあって、どれがいわゆる私たちが期待する「地上絵」なのか、
その一瞬の内に判別するのがとてもタイヘン!
必死に探してシャッターを切るも、なかなか真ん中には写ってくれないし(-_-)

そしてまたっ!!!!!!
地上絵を窓から良く見せるために、右に左に、木の葉のように旋回するんですね・・・・・・。
う~~っ、今思い出しても気持ち悪っ!!
乗り物酔いにはメッモウ強い私ですが、さすがに「もうどうでも良いから早く帰りたい!」という気分に
なってました。
帰途の機内はみんなグッタリ。
実はこの日、私たちは早朝の朝食以降、昼食がまだだったんですね。
だから吐く人がいなかったのかも。

みなさん、ナスカの地上絵見物には、空腹で行きましょう!!!

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■ナスカの地上絵



と、そんな苦労のフライトの成果をご紹介♪



まだまだ謎の多い、ナスカの地上絵。
西暦300~800年ごろ、インカの時代よりも前のナスカ文化の時代に作られたと言われています。
動植物の絵は30個、不可解な線と幾何学模様は300本を数えるそうです。
どうやってこんなに巨大な絵を描いたのか。
そして何のため?
「ナスカの聖なるカレンダー」説など。
それにしても、壮大です。





「三角形」
三角形の図形は、はっきり言ってたくさんあって、その一部。


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山の斜面に見える「宇宙飛行士」 全長32m


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「サル」 全長110m (体の部分=80m、尻尾=30m)
くるくるした尻尾がかわいい♪


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「コンドル」 全長136m 
コンドルはアンデスの神々の使者。


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「蜘蛛」 全長46m


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「ハチドリ」 全長96m


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左上「木」
右下「手」 片手の指が4本しかない!
右上にミラドール(展望台)が見えます。


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280mもある「ペリカン」の一部、身体の部分。
ここからくねくねと曲がった長~いくちばしが出てて、全長280m!


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パノラマビュー
こんな風に、無数に「地上絵」が・・・・・・!


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みんな写真白いですよね。
実際もこんな風に白かったんです。良く見る写真は茶色いのにどーして?
地上絵にたどり着くまでの山々も真っ白でした。
(一部、黒っぽくなっている写真は、写りが鮮明でなかったため、補正してます。)



気持ち悪い思いをしたものの、右に左に必死に見ている内に、あっという間に終わった、地上絵見学。
実質数十分だったと思います。
フライトの全体時間は1時間15分。



飛行機を降り、すっかり気分が悪くなった私は「水、水、水ぅぅぅぅぅぅl~~~~~!!!」
と水を求めてさまよったのですが、なんと売店(食堂)ではミネラルウォーター品切れ。
おいおい、水がない食堂なんてアリ!?
仕方なく、甘~い炭酸ジュースをとりあえず飲む。うぅぅぅぅぅぅぅぅぅl~~~~~~~~(-_-)



フライト証明書 ↓

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う~、見ると気持ち悪さを思い出すっ!!!




売店で売っていた「誕生石」ならぬ、「誕生地上絵」。
因みに私は「コンドル」、夫は「ハチドリ」。家庭での関係が分かる!?
(違うよ、違うよ、誤解だよぉ~~~っ!!!)
でも「お守り」になるのかしら?と、石を買ってきました♪ いいことあるかな!?

両方とも「鳥」なので、良く似てます^_^; ↓

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ナスカの地上絵は、地上に観測塔もあって、もっと至近距離から眺めることができるんです。
ツアーでなければ、ぜひ行ってみたかった!
だって、飛行機からだけの見物は、あっという間!(だし、気持ち悪いし(-_-))
すごかった!けど、別に写真を見ているのとそんなに変わらず、苦労した割には感動少なめ。
きっと、地上に降り立って近くで見れば、その壮大さとかにもっと感動するんじゃないかと思います。

でもまあ、日本にいる時はあんなに遠い存在だった「ナスカの地上絵」、記念すべき制覇!!ですっ!!!








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