ラテンな駐在妻日記

９．３国の国境地帯

１月１日


２００７年、最初の朝です。今年もよい年でありますように・・・・・・。





さて海外旅行で、１月１日の朝からガンバって動くと、
みんな朝までの年越しパーティーで朝は出てこないので、空いてて良いんです。
だからガンバって早起きし、今日はアルゼンチンに向かいます！





ブラジルとアルゼンチンの国境に位置するイグアスの滝は、
もちろんアルゼンチン側からも見学することができます。
ブラジル側の遊歩道は１時間ほどで見学できるのに対し、
アルゼンチン側は５時間かけても全部回りきれなかったくらい、多彩なコースがあります。


ツアーデスクに頼んでチャーターした車に乗って出発！
（タクシーの一日チャーターもできます。料金は変わらない。）





ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの３点国境が見える橋で記念撮影。
右岸がブラジル、左岸がアルゼンチン、そして正面がパラグアイです。






今日は私たちはアルゼンチンに向かいますが、
パラグアイの国境の町シウダ・デラ・エステというフリーゾーン（免税）へ
ショッピングツアーという遊び方もあります。（注：イグアスの滝は見えません。）
せっかくならパラグアイの地も踏んでみたいと思っていたのですが、ツアーデスクのオジチャンが、
「あそこは日本製の電気製品ばっかりだよ、日本だよ、日本。」
と、日本人の私たちが行くことはない、と、強調するので、なんとなく行けませんでした。
でも、帰りのイグアス空港では、大きな電気製品を持っている人がたくさん。
みんな、シウダ・デラ・エステへ買い物に来ているんですね！





ブラジルの管理事務所はフリーパス。
アルゼンチンの出入国管理事務所でパスポートに出入国スタンプを押してもらいます。






私は、陸路での国境越えは初めてで、ちょっとヘンな気分。
ブラジルとアルゼンチンの事務所の間に、まるで日本の県境を示すような道路標識があり、そこが国境。
えっ、そんなものなの！？　線が書いてあるわけじゃないの！？（ウソウソ）


アルゼンチンの出入国管理事務所では、運転手さんが私たちのパスポートを持って手続きをしてくれ、
私たちは車内で待つだけ。
帰りも同じようにスタンプを押してもらいます。
ほんの５～６時間の滞在なのに、私のパスポートにはアルゼンチン出入国スタンプが。
ちょっと得した気分！？


そして当たり前ですが、アルゼンチンに入ると途端にスペイン語の表記に。
ちょっとホッとするわたしたち。
そしてアルゼンチンに入ると急に中南米っぽい、先住民が作る民芸品が売られているのが
目に付くようになりました。
まるでメヒコやパナマみたい。
そーいえばブラジルにはそういう民芸品は売ってないんですよね・・・・・・。
いわゆる「先住民」の民族がいないとは思えないのですが、
そういうところも、他の中南米各国と一線を画しているなぁ、と、思います。


国境から国立公園に向かう道の両側に廃墟と化した建築途中の巨大建物が何軒も出てきます。
何年か前の経済危機で建築が中止されたリゾートホテルの数々だそうです。
まさに「ツワモノどもの夢のあと」


やっと国立公園に到着。
運転手さんとは５時間後に待ち合わせて、いざ滝に向けて出発です！