がんばれ、がんばれ、とつやまとつお

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ローテーション編


基本的には昨年の書いた事で良いと思っていますので今年も同じ考えでいこうと思います。


今回もエリザベス女王杯のローテーションについて書きたいと思います。
このレースは96年から古馬の最強牝馬決定戦になりましたので96年から05年までの3着馬までの前走と着順を見ていきます。

■過去の前走と着順
年度の横から左から1着馬でその時の着順です。

96年 京都大賞典  4着  府中牝馬   2着  秋華賞   6着
97年 府中牝馬   4着  京都大賞典  2着  府中牝馬  3着
98年 府中牝馬   1着  府中牝馬   5着  札幌記念  1着
99年 毎日王冠   6着  秋華賞    5着  府中牝馬  2着

00年 札幌記念   7着  府中牝馬   3着  府中牝馬  6着
01年 ダート    2着  秋華賞    2着  府中牝馬  2着
02年 秋華賞    1着  府中牝馬   1着  府中牝馬  3着
03年 秋華賞    2着  秋華賞    1着  海外
04年 天皇賞秋   3着  府中牝馬   1着  府中牝馬  5着
05年 天皇賞秋   5着  府中牝馬   3着  天皇賞秋 17着

と、なっています。
これを連対馬の前走に並び替えると連対馬は20頭となります。
☆府中牝馬    8頭
☆京都大賞典   2頭
☆秋華賞     5頭
☆ダート     1頭
☆天皇賞秋    2頭
☆毎日王冠    1頭
☆札幌記念    1頭
になりますね。

この事を簡単にまとめますと連対馬20頭中13頭の3分の2を占めている、府中牝馬と秋華賞になりますが互いに間隔も同じなのでやはりこの2レースが中心的存在になると言えます。
今年はこの中の☆ダート、☆毎日王冠、☆札幌記念、☆京都大賞典の4ローテーションからの参戦はないので省略します。
ただ問題なのは残りの3つのレースからと限られてしまいますのでローテーション的に有利、不利というのは基本的に無い事になりますね。
ちなみに条件馬の参戦はやはり本賞金の関係上出走するのは近年では難しくなっていますし、好走は苦しいと思います。

補足ですが、今年の登録メンバーを見ると☆秋華賞・☆府中牝馬S・☆天皇賞秋の3レースからしか出走はありませんのでポイントはその点にあると思います。

■府中牝馬S   8頭
牝馬は2歳くらいまでなら牡馬には比較的有利になりますが古馬になると『斤量』の差はありますが秋のレースはクラシックのトライアルレースが多いですし、古馬のレースでもG2戦が牡馬のG1レースのステップレースとして使われるので牝馬は間隔を開けるかこのレースを使う馬が必然的に多くなります。
エリザベス女王杯の連対馬の府中牝馬Sでの成績をまとめてみると、(3・1・2・2)と連対馬に限ってはとても数字的には良いと思います。
しかも4着以下は2回ありますがその内訳は4・5着と掲示板には載っていたという事なので惨敗からの巻き返しは期待薄という傾向があるのも特徴ですね。
それにエリザベス女王杯3着になった府中牝馬Sからの3着馬も1頭は6着からの3着でしたが残りの5頭は掲示板に載っていました。
この事から中3週と間隔を開けていないので力関係はし易いと思います。
それとこのレースを好走した馬は先行脚質の馬が好走例が多いのも特徴で、府中牝馬Sでは4角の位置取りが6番手から前にいた馬が好走しています。
府中牝馬Sを1着でエリザベス女王杯で惨敗したのが99年エリモエクセルと01年マルカキャンディと03年レディパステルが4着以下になりました。
共に7番手以下から差し切った事が『疲れ』が残る要因になったと思われます。
ちなみに03年にはローズバドもエリザベス女王杯では5着と好走出来なかったのですが現在の3歳時にはエリザベス女王杯で2着になった経験があるので適性はありましたが『休養明け』で追い込んだ反動が出たのかもしれませんね。

この過去では唯一例外だったのが96年のフェアダンスで4角12番手から2着後にエリザベス女王杯を2着になりました。
その為に絶対とは言い切れませんが傾向として追い込んだ馬は危険なので◎評価馬には適していないと思っています。
この馬は連続連対だったので好走⇒凡走と交互質ではなかったので勢いはありましたので押さえとしては考えなくてはいけないと思います。
今年の連対馬は偶然にも7番手以降の馬ではなかったので該当はしませんが来年以降には7番手以降からの連対馬が連続で好走しているなら人気が無くても押さえておく必要があると思います。

それと補足的事項ですが最初にエリザベス女王杯の3着馬までを見ましたが96年~99年と00年から04年に分かれていますが今回は意味があるので分けました。
府中牝馬Sを使ってエリザベス女王杯に出走する馬で先ほどまでは連対馬について見ていきましたが連対馬だけではなく府中牝馬Sで掲示板に載った馬がエリザベス女王杯で3着以内になった馬についてです。
それで分けた理由は00年~現在までは北海道シリーズで開催されるクイーンSについての関連性です。
それと阪神2000MであるマーメイドSの2レースで少し雑ですがココで仮説。

マーメイドSとクイーンSで掲示板に載った馬で府中牝馬Sで負けた馬の巻き返しを警戒しなければいけない。

と、言う事です。(この内容は05年用なので05年の馬も入れます。)
補足的ですが96年~99年がクイーンSが無いので全く関係が無い?と言うのではなくて、
クイーンSに代わるレースがあり、札幌1800Mを予備的に入れると、
96年 2着馬フェアダンスは札幌1800M(OP)で2着
97年 1着馬エリモシックは札幌1800M(OP)で3着
    3着馬エイシンサンサンはマーメイドSで5着
98年 2着馬ランフォザドリームはマーメイドSで1着
99年 3着馬エガオヲミセテ はマーメイドSで3着
00年 2着馬フサイチエアデールはマーメイドSで1着
    3着馬エイダイクインはクイーンSで2着
01年×3着馬ティコティコタックはクイーンSで6着
02年 2着馬ダイヤモンドビコーはクイーンSで2着
    3着馬レディパステルはクイーンSで5着
04年 2着馬オースミハルカはクイーンSで1着
    3着馬エルノヴァはクイーンSで2着
と、かなり強引ではありますが01年ティコティコタック以外は『マーメイドS』『クイーンS』で掲示板に載った馬が府中牝馬Sに出走後にエリザベス女王杯で好走している事が分かります。
が、今回はエリザベス女王杯で好走馬の成績を見ただけですが、実際にはこの2レースで掲示板に載った馬が府中牝馬Sを使いエリザベス女王杯で惨敗した馬は実際にはいるのです!!
その馬は96年ブライトサンディーなどの『休養明け』
先ほどの7番手以降から差して好走した99年エリモエクセルと03年レディパステル&ローズバドが代表例ですので基本的には府中牝馬Sで負けたからと言って巻き返す事もあるのです。
今年はマーメイドSが京都開催だったので関連性は低いとは思いますが来年以降は参考になるかもしれませんね。
05年は条件に当てはまった馬の好走はなかったので参考程度に止めて下さい。



府中牝馬Sからの条件として、
1.◎評価馬は5着以内の馬から選ぶ
2.4角7番手以降から差し・追い込んだ馬は『疲れ』が気になるので割引(補助的に反対に6番手以内でレースした馬が負けても即消しではなく参考程度に考える)


■天皇賞秋   2頭
このレースからの参戦は中1週となりますので間隔が開いていない分勢いは当然必要だと思います。
このローテーションで連対したのが04年アドマイヤグルーブだけというのですが天皇賞秋では3着と配合的に巻き返して好走するタイプではなかったので3着というのは牡馬と混合なので調子落ちになってしまうとリズムが悪くなり調整がとても難しくなるからです。
1頭なので傾向としてはつかめないのですがG1馬くらいの馬でないと天皇賞秋に参戦する馬としては必要事項と思います。
それに中1週なので馬体重の大幅増減にはやはり注意しないといけないでしょうね。
間隔が狭いと言う事は好走すると反動が出るので04年アドマイヤグルーブは馬体重の増減がありませんでしたので調子を維持出来たと思われます。
どちらかと言えば馬体重は増えているよりやや微減した方が自然かもしれませんね。
それにアドマイヤグルーブは輸送がなかったのも調整がし易かったのかもしれません。
天皇賞秋に出走すると言う事は近年ではレベルが高くないと好走は出来ないので牝馬の出走には十分気をつけなければいけないと思います。
まだ連対実績は2頭なんですが、このローテーションを考えるとG1馬くらいの馬でなければ天皇賞秋には出走出来ないだろうし、好走も出来ないでしょう。
つまりG1を勝つくらいの馬が巻き返すというケースは十分過ぎるほどありますね。

天皇賞秋からの条件として
1.間隔が狭いので馬体重には注意したい。
2.『休養明け』でマイナス体重の場合は増えて出走したい(05年の☆アドマイヤグルーヴは『休養明け』の天皇賞秋では、-8キロ⇒+4キロと回復していた。
3.G1馬くらいの抜けた馬が良い。実際に連対馬2頭はG1馬。


■秋華賞  5頭
秋華賞は3歳馬限定レースなので鮮度的にはありますので力関係は中々判断がし難いかもしれませんね。
このレースを好走したからと言ってエリザベス女王杯も好走するとは必ずしも言えない訳でやはり何らかの理由はありそうですね。
秋華賞からの連対馬は5頭ですがこれが多いのか少ないのかの判断としては府中牝馬Sも8頭なので同じくらいなので互角と言っても良いかもしれませんがまずこれを見てください。
秋華賞が出来たのが96年からなのでまずは出頭数ですが、
96年 16頭中4頭
97年 15頭中5頭
98年 14頭中6頭
99年 18頭中8頭

00年 17頭中6頭
01年 15頭中5頭
02年 13頭中5頭
03年 15頭中7頭
04年 18頭中5頭
05年 18頭中4頭
と、古馬のG1になった当初は出頭数も少なかったのですが現在は約3分の1くらいは3歳馬が出走してくるようになり傾向が少し変わったみたいですね。
簡単に言うと秋華賞の開催が京都3週目(96年~99年)だと有力馬の出走は少なかったのですが京都2週目(00年~05年)に変更後は中3週と間隔が丁度良い間隔になりましたので有力馬の参戦も増えてきましたね。
それと秋華賞連対馬がエリザベス女王杯に出走すると(2・2・0・7)と4連対と成績が良い様にも見えますが4着以下の7頭は2頭が5着ですが残りの5頭は惨敗で明らかに良いとは思えないのですが、秋華賞では人気薄で好走した馬も多かったので『疲れ』が残ったのかもしれませんね。
他には秋華賞で連対しなくてエリザベス女王杯で連対したのが99年フサイチエアデールだけというのも影響がありそうで、つまり3着以下から連対したのが1頭だけという結果から連対以外の馬は割引でしょうね。
ただ04年はスイープトウショウは出遅れての5着で出遅れていなければと仮定の話ですが好走していたかもしれませんので00年以降の有力馬は期待感が持てると思います。
それに秋華賞連対馬4頭ですが3歳馬の連対は秋華賞から巻き返した99年フサイチエアデールを入れると5頭になります。
その馬は☆フサイチエアデール、☆ローズバド、☆ファインモーション、☆アドマイヤグルーヴ 、☆スティルインラブ となりますが、
この5頭に共通するのがG1で3着以内とかなり許容範囲を広げればそうなります。
しかし、5頭はG1を3着以内ではなくG1連対実績と言った方が正しいのかもしれません。


この中でスティルインラブ以外はローズSで連対している成績を残しているのも特徴かと思います。
ただ秋華賞までの連対経験を持っている馬でローズSで好走している馬なら良いですが、04年スイープトウショウが唯一エリザベス女王杯で連対出来なかったのですが出遅れたので実際には順位はそのままかもしれませんがこの事は重視したい要素でもあります。
他には01年のテイエムオーシャンが秋華賞1着⇒エリザベス女王杯5着と秋華賞前のG1でも連対経験を持っている馬でしたが秋華賞は『休養明け』とG1なので『2走ボケ』とまでは言い切れませんが『休養明け』でG1を好走したのでストレスがたまったのか距離が長かったのか判断が微妙ですがやはりローズSあたりを使って欲しかったと思います。
でも使ったからと言っても実際には好走しているのかは結局の所分かりませんが…
何となくなんですがこの馬は先行脚質で好走が多かったのですが、この年度は1000M通過が58秒台とかなりHペースだったので先行しか経験していなかったこの馬にとっては先行しないといけなかった感じなので辛い展開になったのでしょうね。

秋華賞の結論として
1.00年以降は秋華賞連対馬の好走が目立つので買い目には最低でも入れる事。
2.反対に3着以下からの巻き返しは1頭だけなので基本的には割引ですが、補足的に秋華賞以前のG1(オークス&桜花賞)はあれば補足的に必要かと。
3.G1連対経験(オークス&桜花賞)のある馬が秋初戦にローズSで連対したなら好走する可能性がある



と、まあいつもの様に書いては見たものの、この内容からピックアップするならば、


☆サンレイジャスパー
☆ウイングレット
☆スイープトウショウ
☆カワカミプリンセス
☆アサヒライジング
☆アドマイヤキッス
の6頭が今回のローテーションの内容では一致していると思います。
この6頭以外はダメなのか?ってなりますが『とつお的』にはこの6頭が◎評価馬候補っていう事になります。


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