がんばれ、がんばれ、とつやまとつお

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ローテーション編




さて今回もいつものように各年度の連対馬を見ていきますが、あくまでも『とつお的』なのでご了承ください。
左から年度・1着馬の前走のレースと着順・2着馬の前走のレースの着順です。
ちなみに現在の開催時期になったのは00年以降なので99年以前は省略します。

00年 セントウルS       7着     休養明け(海外)     1着
01年 休養明け(安田記念) 14着    アイビスSD        1着
02年※セントウルS       1着    休養明け(安田記念)  1着
03年 セントウルS       3着     セントウルS        2着
04年 アイビズSD       1着     休養明け(高松宮記念) 2着
05年 休養明け(安田記念) 3着    休養明け(香港マイル)   5着 
※は中山開催ではなく新潟開催でした。

前走のレース別に分類すると、
■セントウルS   4頭
■安田記念     3頭
■アイビスSD   2頭
■海外        1頭
■高松宮記念   1頭
になりました。

それと、過去6年連対馬12頭の前走の着順別に分類すると(5・2・2・3)となりました。
ただ成績だけをみると前走1着馬が全体の半数近く占めているので前走1着馬からって言いたくなりますが、
1着馬の方は前走1着や掲示板以外からの巻き返した馬や3着と軽く負けた馬もいる事から1着馬についてはムラがあるとも言えますね。
他には休養馬(00年の2着馬は本来は休養明けとは判断してはいないのですが…)も6頭(又は5頭)とこちらも半数くらいいます。
一昔前は年末に開催していましたが休養明けの馬が好走した馬は実際にはいましたがそれにしてもこれだけ間隔を開けた馬の好走が多いG1って珍しいでしょうね。

昨年までの考えや反省点から復習してみましょう。

■セントウルS  4頭
昨年も書きましたがスプリンターズS連対馬のこのレースでの着順は(1・1・1・1)と成績が偏っていないのが分かりました。
しかも1着馬はセントウルSを3着だった☆デュランダルという結果でした。
それにこのレースを1着になった馬は何度も書きますが新潟開催での☆ビリーヴだけでその他の馬はほとんど惨敗していました。
しかし今年は阪神開催ではなく中京開催なので関連性はあるとは言えないですけど、今年は1着馬でも好走する可能性は例年よりはありえると思っています。
その根拠というか気になる点は後ほどで(笑)
ちなみにこのレースでの1着馬の成績を改めて昨年から引用すると、
00年 ビハインドザマスク  2番人気1着⇒スプリンターズS11着 
01年 テネシーガール    6番人気1着⇒スプリンターズS12着
02年※ビリーヴ        1番人気1着⇒スプリンターズS1着
03年 テンシノキセキ    2番人気1着⇒スプリンターズS5着
04年 ゴールデンキャスト  1番人気1着⇒スプリンターズS11着
05年 ゴールデンキャスト  5番人気1着⇒スプリンターズS7着
06年 シーイズトウショウ   1番人気1着⇒スプリンターズS ?着

と、見事過ぎるくらいの負け方です。
もしかするとこのレースで好走したのは1頭ですが阪神開催以外なら…って思いたくなります。
本来ならば前哨戦という扱いなので好走馬が多くても良いのですがこのレースで好走すると疲れが残りやすいのでしょう。
考え方の一つとして開幕週なので開催終盤の中山コースには合わない事や、☆ビハインドザマスクの様に追い込んで結果を出すと疲れが残るのかもしれません。
なので☆デュランダルの様に3着という先行馬有利な展開で3着まで持ってきた力を評価すべきなのでしょうね。
反対に☆サニングデールが59キロで追い込んで3着になった04年なんですが上がりも最速だったので当然次走でも人気になりましたが雨や馬場状態も最悪だったので簡単にするのは良くないのですが、
59キロと酷量で追い込んだのを考慮するとあまりよくない感じもあります。
参考ですが01年☆ダイタクヤマトは59キロで2着後にスプリンターズSでは3着と馬券対象になっているので酷量の追い込み馬よりも先行馬で好走した方が良い感じですね。
この事から☆ビリーヴが好走出来たのはローカルコースだったから?かもしれませんね(笑)
それで今年のセントウルSは阪神開催ではなく中京開催だった事と、人気に応えて1着になった事で例年よりも『疲れ』が残り難い可能性もありそうですね。
他にはこのレースは秋競馬の開幕週にあるのでどちらかというと先行馬有利の結果になっているのでその利点を活かしている可能性もあります。
反対にそういう馬場状態で追い込むと00年の☆ビハインドザマスクと☆ブラックホークの様に着順を落とすケースもあります。
が、道中8番手と後方一気という訳ではない☆ブラックホークがスプリンターズSで3着と馬券対象になった事もあります。
05年の☆マルカキセキは4着と馬券対象にはならなかったのですが惜しい内容でもありました。
それと気になった事があるのですがこのレースで掲示板に載った馬(5着以内)で、その中で上がりが1番速かった馬という点に注目したくなりました(笑)
では各年度の5着以内で1番先着した馬を見てみると(左がセントウルSの着順と上がりタイムと3角・4角の位置取り、右がスプリンターズSでの着順)
00年 ビハインドザマスク   1着・33.2秒・13-12⇒11着 
01年 ノボリユキオー       4着・34.1秒6ー6⇒出走無し なので参考 スプリンターズS出走馬では、
    ※ダイタクヤマト       2着・34.3秒3ー3⇒3着
02年 ビリーヴ          1着・33.5秒6-5⇒1着
03年 デュランダル       3着・33.3秒・11-11⇒1着
04年 サニングデール     3着・33.2秒・8-9⇒9着
05年 マルカキセキ       3着・34.2秒・7-4⇒4着
06年 マルカキセキ       5着・34.8秒・15-17⇒???着
この事をまとめるのですが01年はスプリンターズS出走馬に限定すると対象馬は00年~05年の6頭になります。
(2・0・1・3)と一見悪いように見えるのですが重複しますが00年と04年は追い込み馬と酷量の差し馬だった点が挙げられます。
やや気になるのが06年の☆マルカキセキが掲示板以内で上がり1番だと言っても1着馬からは0.7秒差と大差をつけられているのであまり参行にはならない可能性も思えてきます。
それに☆マルカキセキは登録順位からすると出走しないみたいなので該当はしないと思います。
しかも3・4着馬も出走しない可能性も高いので参考になりますが☆シーイズトウショウが該当する気配ですが果たして☆ダイタクヤマトの様に3着以内に入るのかが来年以降の参考になりそうですね。
もう1つは掲示板と線引きしましたがもしかすると【上がり1番でも3着以内】とある意味好走している馬が良いと思えるのもありますので01年の馬は出走してはいませんがスプリンターズSで好走していたとも思えないですしね…

≪セントウルSのまとめ≫
1.セントウルSが阪神開催で1着になった馬は良くない
2.追い込んで馬券対象になった馬(3着以内)はリズムは悪くない。しかし、斤量が酷量な馬は追い込んだ馬よりも先行馬
3.掲示板に載った5頭で上がりタイムが1番良い馬(追い込み馬や酷量馬には注意)

■休養馬   5頭
休養馬が好走するレースというのは何か訳ありなのかもしれませんね。

01年 トロットスター       1着   安田記念 14着
02年※アドマイヤコジーン   2着   安田記念  1着
04年 デュランダル       2着   高松宮記念 2着
05年 サイレントウィットネス 1着    安田記念  3着
05年 デュランダル       2着   香港マイル  5着

と、休養していた馬が好走している例がこれほどあるとは驚きです。
ただ休養馬が好走するという事はG1というレースを考えるとこのスプリンターズSというのは少々特殊なレースなのかもしれませんね。
話を戻すと05年の☆サイレントウィットネスは放馬したり01年☆トロットスターは大幅馬体重増と休養明けと休養明けなので扱いには困りそうです。
それに☆デュランダルも休養明けといってもかなり間隔が開いているのも悩んでしまう要素だと思います。
では休養馬の扱いに基準を設けるならばこの5頭に共通する点と言えば、【休養明け前はG1】という事でしょう。
只でさえ休養明けは良くないのでG1からの休養明けの方がステップ的には良いのでしょうね。
それはG1だと前走のレースの印象が強く残っているからとも思えます。
参考までではありますが休養馬で連対したのは上記の馬5頭ですが馬券対象にはならなかったのですが好走していた馬も目立たないのですがいます。
好走馬と共に5着以内に好走した馬を洗い出して見ましょう。

<00年>
☆アグネスワールド     1着  前走ジュライC7/13~10/1と約2ヵ月半間隔が開いていた。馬体重前走比なしだが日本での近走比では+8キロ

<01年>
☆トロットスター       1着  前走安田記念6/3~9/30と約4ヶ月間隔が開いていた。馬体重+24キロ

<02年>
☆アドマイヤコジーン    2着  前走安田記念6/2~9/29と約4ヶ月間隔が開いていた。馬体重+2キロ
☆ショウナンカンプ      3着  前走函館スプリント6/30~9/29と約3ヶ月間隔が開いていた。馬体重+8キロ
☆ディヴァインライト     4着  前走安田記念6/2~9/29と約4ヶ月間隔が開いていた。馬体重-2キロ

<04年>
☆デュランダル        2着  前走高松宮記念3/28~10/3と約6ヶ月間隔が開いていた。馬体重-6キロ
☆ケープオブグッドホープ  3着  前走ジェライC7/8~10/3と約3ヶ月間隔が開いていた。馬体重は前走発表無しのなので分からない。
☆ウインラディウス      4着  前走函館スプリント7/4~10/3と約3ヶ月間隔が開いていた。馬体重-2キロ 

<05年>
☆サイレントウィットネス  1着  前走安田記念6/5~10/2と約4ヶ月間隔が開いていた。馬体重+8キロ
☆デュランダル        2着  前走香港マイル12/12~10/2と約10ヶ月間隔が開いていた。馬体重-7キロ
☆アドマイヤマックス    3着  前走安田記念6/5~10/2と約4ヶ月間隔が開いていた。馬体重-16キロ


と、馬券対象になっていない(4・5着)でもそこそこいますし、かなり良い傾向なのでは?とも思いたくなります。
本来は間隔を開けないで出走してくる馬の方に分があるハズ?なのに<02年・04年・05年>と好走している年度があるので一概に休養明けが悪いとは思えないですね。
しかし困った事に、休養明けの馬の判断として分かり易いのが【馬体重】なのですが、増減無しに近い方が良いとも言えず10キロ前後や以上でも好走例があるので悩む要素になりますね。
その中でも外国馬で間隔を開けてくる馬は良い傾向とはいえず、
実際には04年☆ケープオブグッドホープが好走してはいますが結局は3着と連対出来なかった事から☆アグネスワールドの様な日本馬の海外遠征した馬や☆サイレントウィットネスの様に前走を日本で走っている外国馬の方が良いと思います。

≪休養馬のまとめ≫
1.休養馬というだけで消しにするのは良くない。
2.馬体重は間隔が開いているので増減はあるのだが大幅馬体重増でも好走例が多いだけに基準はないので判断が難しいので軸には不向きか?
3.休養馬でも前走をG1に出走している馬は好走傾向がある


■アイビスSD   2頭
今年は開催時期の関係上例年と違って中6週とならないので今年以降はこのレースからの直行馬はいないと思います。
連対馬2頭はアイビスSDを1着になった馬でした。
ちなみになんですが、このレースで好走した2頭は共に先手を取った馬なんですが、1000M⇒1200Mと距離も200M延びますし、
スプリンターズSは中山コースでゴール前に坂があるので基本的には単なる200M延長とは少し違うと思います。
なので克服する為にリズムの悪い馬には辛いかもしれませんね。
05年には04年1着馬の☆カルストンライトオーは先手を取りましたが惨敗しました。
この年度で迷ったのが☆テイエムチュラサンだったのですがアイビズSDでは軽量を活かしての勝利だったのでG1になると先手も奪えず惨敗でした。
反対に牝馬でも☆メジロダーリングはアイビスSDでは54キロとそれほど軽量ではなかったのでこの斤量が最低ラインかもしれませんね。
昨年も書きましたがこのレースからだとスプリンターズSでは『距離延長』をカバーする為に『内枠』でコースロスを少しでも防ぐくらいでないとって思います。

≪アイビスSDのまとめ≫
1.このレースからだと『距離延長』になるのでリズムは必要なので最低連対している事。
2.コースロスを抑えれる様に『内枠』が欲しい。
3.アイビスSDを54キロ以上で1着若しくは前例はないので一概には言えないですが2着までか?


■その他からでは
今年からレースの開催時期の変更があるので例年とは違ったローテーションで好走する可能性があります。
昨年なら■函館スプリントや■アイビスSDの2レースならば好走例は少ないですが1200Mという事なのでローテーションとしては使われてきました。
しかし今年を見ると、■キーランドCや■北九州記念からだとある程度間隔が少し開く程度なので可能性的にはあると思います。
ちなにみ■北九州記念は小倉1200MですがスプリンターズSまでは中7週と休養明けに近い間隔です。
■キーランドCの方は中5週と丁度良い間隔かもしれませんね。
昨年までと違うのはスプリンターズSの1戦前のレースとしては■セントウルS以外としては先程も書きましたが基本的には■函館スプリントと■アイビスSDしかなかっただけにローテーションの選択が出来るのは難解になったのかもしれませんね。



■狙えそうな第1印象として
スプリンターズSの前哨戦としての☆セントウルSなんですが今年が中京開催だった点が気になるので今年は覆りそうな予感。
それに今年の1・2着馬は先行して結果を出している点が好感が持てます。
阪神コースだと直線の坂が影響するのか阪急杯⇒高松宮記念と違ってスプリンターズSが中山コースで開催されるので最後の坂が微妙に影響力があるのかもしれません。
なので逃げた馬や追い込んで好走した馬がスプリンターズSで成績を落としているのが目立つ。

休養馬の好走も目立つので狙い的には馬体重よりも各が重要なのかもしれません。
それは後程書きますが…

そして今年はスプリント戦のレース開催時期の変化から例年と違ったローテーションの好走する可能性は否定できない。
個人的には■キーランドCで自分のレースが出来て掲示板に載った馬なら良さそうな感じがします。


まとめると
※セントウルSを先行して好走した馬
※休養明けだが前走をG1に出走していた馬
というのが最初としては良いと思います。


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