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2006年12月09日
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気になった、「ことば」

●「貧相な共産党」
  石原都知事の議会での答弁のひとつ。
  豪華、海外視察旅行の、「ホテル代」「ファーストクラス」等の費用のことを
  共産党が質問した際のことだが。
  税金の無駄ずかいをせずに、「自分の金で、いけよ」といいたい。

●「余人をもって、かえがたし」
  これも、石原都知事の四男のこと。

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今日は何の日
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12月9日

△テディベアを650万円で落札

 「テディベア」とよばれるクマのぬいぐるみを集めている日本人が1996年のこの日、イギリス・ロンドンで行われた競売でひとつ3万4500ポンド(約650万円)のテディベアを落札しました。このぬいぐるみは、前の持ち主といっしょに、世界中を旅行し、行く先ざきで写真が紹介されました。つまり、「世界中をもっとも多く旅行してまわったテディベア」として有名でした。

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今日の記念日
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●漱石忌

作家・夏目漱石の命日。「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」などの作品で知られ、日本で最も人気の高い作家の一人。現在では1000円札の顔ともなっている。胃潰瘍がその死因といわれ、墓は豊島区の雑司ヶ谷霊園にある。墓石には「文献院古道漱石居士」の戒名が見られる。



1975年の今日、国連が「障害者の権利宣言」を採択し、完全参加という平等をうたったことを記念して、1981年の国際障害者年に設けられた日。全国の障害者団体などで組織する国際障害者年日本推進協議会では、この日を国民の休日にしようと運動を行っている。

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毎日新聞 「余録」
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デルフォイの言葉

デルフォイは古代ギリシャのアポロンの神殿のあった場所で、そこで下される神託は解釈の難しいあいまいな言葉が多かった

▲たとえば「犠牲となる者は祭壇が築かれる前に死ぬ」とは、マケドニアのフィリッポス2世がペルシャ遠征の成否をたずねて受けた神託である。
「犠牲」は当然ペルシャ王だと思って彼は喜んだが、遠征を前に暗殺されたのはフィリッポス2世自身だった

▲当時の神託はピュトネスと呼ばれた巫女(みこ)が青銅の祭壇に座って下したという。
語り手にしても、どう転んでもあてはまりそうな言い回しには苦労したろう。
そこからフィリッポス2世の話のような神託の解釈をめぐる悲劇や喜劇がいくつも生まれた

▲さて安倍晋三政権の道路特定財源をめぐる見直しでも「デルフォイの言葉」が活躍した。
その一般財源化を進めるという政府と、それに反発する与党との合意は「道路歳出を上回る税収を一般財源化する」というものである。
道路に使わない“余り”を一般財源化するというわけだ

▲では、これは何かが変わるという意味か、それとも実質上何にも変わらないという意味なのか。解釈をめぐる悲劇や喜劇は法改正の際に繰り広げられるだろう。
そのいずれであれ、この問題で改革姿勢をアピールしようとした安倍政権の意図はどうも逆効果になったようである

▲デルフォイの故事のせいだろう、英語の「神託=オラクル」から生まれた「オラキュラー」という形容詞には、「権威ある」と「あいまい」との両方の意味がある。
神なら権威とあいまいさも両立するが、現代の政治家はそうはいかない。

毎日新聞 2006年12月9日 0時27分





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最終更新日  2006年12月09日 09時00分23秒


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みっくんやさし@ Re:水仙忌 毎日 毎日 充実した内容に 驚いて います。
豆友喜心 @ すごい文章力です はじめまして、結構いいこと書いています…
mkd5569 @ 新着からきました。 2006年ももう終りですね。 いろいろとや…
かたきん603 @ Re:デルフォイの言葉(12/09) 石原慎太郎・・・タメイキ。 表現はチトまず…
かたきん603 @ Re:大根と白菜が安い鍋の季節 (12/08) 梅安のそのシーン、読んだ記憶があります…

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