温故知新

私の中の1%



それまでの私は、障害児の母親としてなんの問題もありませんでした。
自分でも驚くほど彼女を受けとめていました。
周囲にも恵まれ、それなりの悩みを抱えながらも明るく暮らしていました。
でも、これは99%の私だったのです。

あの瞬間、はじめての手術へ向かうストレッチャーの上で、麻酔の効きはじめた身体を起こして私を振りかえり、助けを求めるように精一杯両手を伸ばした娘の姿を見た瞬間、99%の私は崩れ落ちました。
涙があとからあとから痛いほど瞼を突き上げ、壁にもたれて動けなくなりました。
『私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ』
グルグルと頭を駆け巡り、息をするのも困難なほど胸がしめつけられました。

このサイトは、そんな1%の私がつくっています。
障害を持った我が子との生活の中で、少しづつ私の中に残る未消化の物を吐き出しています。
1%の私はまだ上手に語れません。皆様を嫌な気持ちにしてしまうことも多々あると思います。
また、自分のことや子供のことなどを詳らかにしてしまうと、消えてしまうほどの意気地なしです。

そんな私ですが、よろしかったら覗いていってください。


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