魂の還る場所

少しだけ前のコトバの集まり。

　　　　　　　　　　　　　　　もう心は動かない

　　　　　　　　　　　　　　　君に会うまで
　　　　　　　　　　　　　　　決心は凍りつかせてた
　　　　　　　　　　　　　　　傍に居ても
　　　　　　　　　　　　　　　触れても
　　　　　　　　　　　　　　　もう戻らない

　　　　　　　　　　　　　　　…その筈だったのに…

　　　　　　　　　　　　　　　僕を見つめるその瞳が
　　　　　　　　　　　　　　　全てを溶かしてしまう

　　　　　　　　　　　　　　　君を壊すかもしれない
　　　　　　　　　　　　　　　一人では居られなくさせて

　　　　　　　　　　　　　　　それでも僕は
　　　　　　　　　　　　　　　君の笑顔が見たいから

　　　　　　　　　　　　　　　溶けだしたのは
　　　　　　　　　　　　　　　僕の中の独占欲

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　「信じてる」
　　　　　　　　　　　　　　　なんて言わないで
　　　　　　　　　　　　　　　簡単に口にされて
　　　　　　　　　　　　　　　信じられない僕は
　　　　　　　　　　　　　　　無邪気に打ちのめされる

　　　　　　　　　　　　　　　視線を外してよ
　　　　　　　　　　　　　　　真っ直ぐさが痛い
　　　　　　　　　　　　　　　良心の呵責…？
　　　　　　　　　　　　　　　こんなに胸が疼く
　　　　　　　　　　　　　　　閉じ込めて
　　　　　　　　　　　　　　　鍵を掛けて
　　　　　　　　　　　　　　　闇の中のはずの傷が開いて
　　　　　　　　　　　　　　　血が溢れ出すから

　　　　　　　　　　　　　　　何でも口にする
　　　　　　　　　　　　　　　君の悪いクセ
　　　　　　　　　　　　　　　いつも合わない視線
　　　　　　　　　　　　　　　どうしてこんな時だけ絡ませるの
　　　　　　　　　　　　　　　逃げることを容赦せずに
　　　　　　　　　　　　　　　僕は君に裁かれてる
　　　　　　　　　　　　　　　消せない愛情
　　　　　　　　　　　　　　　それが罪状だなんて
　　　　　　　　　　　　　　　そんなバカな話がある？
　　　　　　　　　　　　　　　笑顔で僕を見ないで
　　　　　　　　　　　　　　　貫かれて　息も絶え絶え

　　　　　　　　　　　　　　　「あなたは？」
　　　　　　　　　　　　　　　なんて訊かないで
　　　　　　　　　　　　　　　計算ならまだ救いもあるのに
　　　　　　　　　　　　　　　裏も表もないから
　　　　　　　　　　　　　　　はぐらかすこともできない

　　　　　　　　　　　　　　　ああ　もう　素直に降参しよう
　　　　　　　　　　　　　　　君の期待通りに

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　うしろから蹴りの一つも喰らわせたら
　　　　　　　　　　　　　　　少しはすっきりするかな
　　　　　　　　　　　　　　　目の前の二人は
　　　　　　　　　　　　　　　誰が見ててもお構いなし
　　　　　　　　　　　　　　　…なんてさ
　　　　　　　　　　　　　　　こっちの方が恥ずかしくなるって

　　　　　　　　　　　　　　　隣りで彼女は
　　　　　　　　　　　　　　　これから何処に行こうかって
　　　　　　　　　　　　　　　気にも止めず　視線を彷徨わせてる
　　　　　　　　　　　　　　　タイミング　計って
　　　　　　　　　　　　　　　逃し続けて
　　　　　　　　　　　　　　　溜息零しそうになってること
　　　　　　　　　　　　　　　気付きもしないで

　　　　　　　　　　　　　　　あまりに単純で
　　　　　　　　　　　　　　　簡単だったはずなのに
　　　　　　　　　　　　　　　かなり厄介で
　　　　　　　　　　　　　　　「もう少し」で　外しまくってる

　　　　　　　　　　　　　　　信号で引っかかって
　　　　　　　　　　　　　　　余計にイライラしてくる僕に
　　　　　　　　　　　　　　　どうか神様　チャンスを下さい

　　　　　　　　　　　　　　　こんな時だけ　信じるけど

　　　　　　　　　　　　　　　笑えるほど真剣に
　　　　　　　　　　　　　　　見事にハマってしまった僕に
　　　　　　　　　　　　　　　手を繋ぐきっかけを与えて下さい

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　　　　　　　　　　　　　　　いつまでも　立ち止まっていられないけど

　　　　　　　　　　　　　　　いつまでも　振り返ってばかりじゃいられないけど

　　　　　　　　　　　　　　　僕は　まだ
　　　　　　　　　　　　　　　あの日に縛りつけたまま

　　　　　　　　　　　　　　　心は今も
　　　　　　　　　　　　　　　あの時に残したまま

　　　　　　　　　　　　　　　掴もうとする手を　気付かない振りをした時から

　　　　　　　　　　　　　　　永遠を形を喪くし
　　　　　　　　　　　　　　　時間は狂った

　　　　　　　　　　　　　　　一つの救いは
　　　　　　　　　　　　　　　君が笑っている未来

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　　　　　　　　　　　　　　　君より　きっと　愛してる

　　　　　　　　　　　　　　　僕を見つめる君を
　　　　　　　　　　　　　　　振り回して
　　　　　　　　　　　　　　　突き放して
　　　　　　　　　　　　　　　何も返さない僕は
　　　　　　　　　　　　　　　きっと冷たい奴なんだろう
　　　　　　　　　　　　　　　愛情なんて知らないみたいに

　　　　　　　　　　　　　　　それでも
　　　　　　　　　　　　　　　君より　ずっと　愛してる

　　　　　　　　　　　　　　　毎日の中で
　　　　　　　　　　　　　　　君を思わない日なんてない
　　　　　　　　　　　　　　　離れていても
　　　　　　　　　　　　　　　いつも心に抱きしめて

　　　　　　　　　　　　　　　僕の方が
　　　　　　　　　　　　　　　ずっと　君を愛してる

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　数え切れないほどの時間の中で
　　　　　　　　　　　　　　　出逢いと同じだけ　いつも　離れてきた
　　　　　　　　　　　　　　　それも今日で終わり
　　　　　　　　　　　　　　　もう離れないから
　　　　　　　　　　　　　　　ぜったい
　　　　　　　　　　　　　　　手を離さないから
　　　　　　　　　　　　　　　ずっと
　　　　　　　　　　　　　　　傍に居るよ
　　　　　　　　　　　　　　　誰より
　　　　　　　　　　　　　　　貴方を守りたいから

　　　　　　　　　　　　　　　やっと逢えたね
　　　　　　　　　　　　　　　もう苦しまなくてもいい
　　　　　　　　　　　　　　　独りにはさせない

　　　　　　　　　　　　　　　約束してほしい
　　　　　　　　　　　　　　　たった一つのお願いは
　　　　　　　　　　　　　　　「一人で抱え込まないで」
　　　　　　　　　　　　　　　何かあったら呼んでほしい
　　　　　　　　　　　　　　　だって　今まで
　　　　　　　　　　　　　　　何も出来なかった
　　　　　　　　　　　　　　　それが悲しかった

　　　　　　　　　　　　　　　貴方が私を思い出す時
　　　　　　　　　　　　　　　私も貴方を想ってるよ

　　　　　　　　　　　　　　　明日も　明後日も
　　　　　　　　　　　　　　　ずっと　ずっと
　　　　　　　　　　　　　　　貴方と会えるんだね

　　　　　　　　　　　　　　　もしも　今夜　眠れなかったら
　　　　　　　　　　　　　　　それは　貴方のせい

　　　　　　　　　　　　　　　朝が来るのが待ち遠しい
　　　　　　　　　　　　　　　なんて

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　いつも勇気が足りなかった
　　　　　　　　　　　　　　　信じることが出来なかった
　　　　　　　　　　　　　　　格好つけて　大人の振りで
　　　　　　　　　　　　　　　あと少しで手が伸ばせなくて
　　　　　　　　　　　　　　　貴女を傷つけてばかりだった

　　　　　　　　　　　　　　　嘘をつかなくて済むように
　　　　　　　　　　　　　　　素直になる方法を教えてくれた
　　　　　　　　　　　　　　　それなのに
　　　　　　　　　　　　　　　最後の最後で
　　　　　　　　　　　　　　　貴女に嘘をついてばかりだった

　　　　　　　　　　　　　　　くるくる変わる表情
　　　　　　　　　　　　　　　真っ直ぐな瞳
　　　　　　　　　　　　　　　疑うことを知らない無邪気さ
　　　　　　　　　　　　　　　誰にも見せないはずの涙
　　　　　　　　　　　　　　　－－その全てが忘れられずにいたくせに

　　　　　　　　　　　　　　　突き放して　置き去りにした
　　　　　　　　　　　　　　　貴女を想う気持ちも
　　　　　　　　　　　　　　　何もかも喪くして
　　　　　　　　　　　　　　　空っぽになったのに
　　　　　　　　　　　　　　　思い出すのは－－…そう

　　　　　　　　　　　　　　　もう迷わない
　　　　　　　　　　　　　　　もう逃げない
　　　　　　　　　　　　　　　貴女を求める気持ちは
　　　　　　　　　　　　　　　誰にも奪えない
　　　　　　　　　　　　　　　壊せない

　　　　　　　　　　　　　　　貴女が見せてくれる笑顔が
　　　　　　　　　　　　　　　何より強い
　　　　　　　　　　　　　　　気付かせてくれた
　　　　　　　　　　　　　　　本当は
　　　　　　　　　　　　　　　貴女をずっと－－

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　僕たちは　お互い
　　　　　　　　　　　　　　　間違えてしまったね

　　　　　　　　　　　　　　　君のために　僕のために
　　　　　　　　　　　　　　　僕のせいで　君のせいで

　　　　　　　　　　　　　　　あの日　僕が　君を責めて
　　　　　　　　　　　　　　　今日は　君に　傷ついて

　　　　　　　　　　　　　　　僕は君を幸福にして
　　　　　　　　　　　　　　　幸福になりたかったんだ

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　明日も晴れたら　散歩に行こう
　　　　　　　　　　　　　　　芝生で寝転んだら　きっと気持ちいいよ
　　　　　　　　　　　　　　　青空を見上げたら　嫌なことなんて
　　　　　　　　　　　　　　　全部　どうでもいいって　忘れられるから

　　　　　　　　　　　　　　　でも　まだちょっと　寒いかな
　　　　　　　　　　　　　　　…別にいいよね　大丈夫だよね
　　　　　　　　　　　　　　　だって　手をつないでいればいいんだもん

　　　　　　　　　　　　　　　…だけど　でも　もしもの時には
　　　　　　　　　　　　　　　二人で雨音（あめ）の旋律（おと）を聴いていよう　
　　　　　　　　　　　　　　　美味しい紅茶　煎れるから
　　　　　　　　　　　　　　　それで　肩の力　抜いてね

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　あったかい風が　優しかったり
　　　　　　　　　　　　　　　水たまりの空が　綺麗だったり
　　　　　　　　　　　　　　　葉から滑る雫が眩しかったり

　　　　　　　　　　　　　　　例えば　そんな日

　　　　　　　　　　　　　　　あなたと一緒で　シアワセだと思う

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　　　　　　　　　　　　　　　みんな忘れてしまってね

　　　　　　　　　　　　　　　考えちゃいけない「もしも」のこと
　　　　　　　　　　　　　　　でも　考えてしまう　思ってしまう
　　　　　　　　　　　　　　　どうしようもないこと

　　　　　　　　　　　　　　　もしも　私が消えてしまったら
　　　　　　　　　　　　　　　みんな忘れて　みんな過去へ

　　　　　　　　　　　　　　　あなたの中の　すべての私

　　　　　　　　　　　　　　　だけど今は
　　　　　　　　　　　　　　　怖いこと　みんな　忘れてしまおう
　　　　　　　　　　　　　　　あなたの傍に居るんだから

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　二人で見ていた青空
　　　　　　　　　　　　　　　二人で感じた季節
　　　　　　　　　　　　　　　二人で交わした約束

　　　　　　　　　　　　　　　みんな「昨日」に遺してきたの

　　　　　　　　　　　　　　　手をつないでいたかった

　　　　　　　　　　　　　　　受けとめて　抱きしめて
　　　　　　　　　　　　　　　幸せにして　幸せになって

　　　　　　　　　　　　　　　ずっと「このまま」で　いたかったけど

　　　　　　　　　　　　　　　「明日」になったら　私は消えて
　　　　　　　　　　　　　　　あなたは　「ここ」から居なくなるの

　　　　　　　　　　　　　　　私の中から

　　　　　　　　　　　　　　　好きだったのは
　　　　　　　　　　　　　　　困った時の表情
　　　　　　　　　　　　　　　受話器越しの声
　　　　　　　　　　　　　　　照れ隠しの笑顔
　　　　　　　　　　　　　　　大きな優しい手
　　　　　　　　　　　　　　　…それから…それから…

　　　　　　　　　　　　　　　あなたを形作る　すべて

　　　　　　　　　　　　　　　もう少し　時間を下さい

　　　　　　　　　　　　　　　今は　まだ
　　　　　　　　　　　　　　　上手く笑える自信がないから

　　　　　　　　　　　□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

　　　　　　　　　　　　　　　「きらい」は
　　　　　　　　　　　　　　　最強の　攻撃呪文
　　　　　　　　　　　　　　　「すき」は
　　　　　　　　　　　　　　　最強の　回復呪文

　　　　　　　　　　　　　　　あなただけが使える
　　　　　　　　　　　　　　　私にだけ効く呪文

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