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トライス

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時間のお話【前編】

カテゴリ：本日のよもやま話

開業７日目の昼。会社の近くにある公園で一休み。【前編】
トライス：それにしても、まだまだ暑いな～。・・・セミがうるさいし。

千里：そうですね。まだ、あと２週間ほど続くでしょうね。ですが、セミが鳴いているからこそ、夏が実感できることも確かですね。

トライス：ま～な。

翔：確か、数年から十数年も暗い地中で過ごし、せっかく日の光を浴びたのもつかの間、多くて数週間しか生き延びられないですので、それ考えると、この鳴き声も必死の叫びの気がして、憎めない気がします。

　そこに、数希が合流。あれ、何を持ってる？

数希：やっと追いついた。お前ら、歩くの速いからな。ほれ、飲み物。

トライス：おお、サンキュー！・・・だって、少しでも早く、涼しいところに移動したいから。

数希：そうかも知れんけど・・・。んっ？セミの一生の話か？まあ、確かに人の一生から考えるとセミの一生は短いけど、それは感覚の違いだろ？ひょっとしたら、俺たちにとっての数年でも、セミにとっては『とっても長い間地中にいて、飽きた』、と思っているかもしれないし。

翔：まあ、時間の概念は人によって様々ですので。それこそ、日頃の生活習慣における時間の使い方から、考え方まで様々ですね。

数希：待ち時間についても、約束の２時間は前に着かないと気が済まない人から、１時間位は平気で遅れてくる人まで、まちまちだからな。ちなみに、トライスは？

トライス：俺？当然、１時間前を目標に行くけどな。何しろ、交通機関の乱れを気にしなくて言いし、目的地の周辺をぶらぶら歩いて楽しめるから。

　・・・かなりお暇な方ですな。

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