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トライス

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カミングアウトのお話【中編】

カテゴリ：本日のよもやま話

開業８日目の夜。サスペンスドラマへようこそ？【中編】
千里：先ほど、表現と数希さんは話していました。いわゆる、言葉の使い方がおかしいのですね。

トライス：言葉の使い方というのは、『正しくは、～なんだよ、べらんめいっ！』とかか？

カズサ：多分違うよ～！

数希：・・・おいおい。５歳児に負けてどうするんだ。いって～！

・・・地獄耳！数希、頭にブーメランが直撃し、１のダメージ！

翔：実は、正解は、主人公が犯人に対して、『自首するんだ』と発言したことでして、これが間違っています。

トライス：なんてこった！じゃあ、正しくは『俺と勝負だ！』にすべきだったのか！

数希：何だそりゃ！・・・そうじゃなくて、正しくは『出頭するんだ』と言うべきだったんだ。

千里：法律に触れられた方なら、恐らくご存知だと思います。例えば殺人事件を犯人が犯したとしましょう。この際、数時間後に被害者と何らかの面識がある方により、被害者の遺体が発見された場合、警察がこの事件について捜査を始めます。このとき、自首が認められるには、被害者の遺体が発見されて、事件が公、つまり一般の人が知るところになるまでに犯人が、警察などに告白する必要があります。

数希：だから、既にいくつもの殺人事件が起こっていて、一般の目にもそれがわかってしまっているから、今更カミングアウトにしたって無駄だっていうこと。ここから後は、ただの出頭になるわけ。もっとも、たとえ出頭でも、完全に警察によって捕まるよりは、少しは裁判の時考慮はしてくれるんだってさ。

トライス：思い出した！確か、自首減免の規定だったっけ！

　・・・正しいけど、少し遅かったね！

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