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2005年01月08日
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カテゴリ: 本、マンガ
「魔の都の二剣士」(フリッツ・ライバー/創元推理文庫)

 大好きな「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズの第一巻。復刊版。

 と書くとおわかりのように、古い版も勿論揃えています。ただ途中で翻訳が止まってしまっていたので、すごく残念でした。が、今回は復刊と共に最終巻まで翻訳が出るそうな。嬉しい。待っていたかいがありました(^^)

 で。この連作FT小説の良い点は、主人公及び登場人物が魅力的であること。北方の大男ファファード、南方の小男で魔術師崩れのグレイ・マウザー。どちらも長所有り短所ありの、生き生きとしたキャラで、決して聖人君子ではない点がまた面白い。平気で追いはぎとかするし。

 さらに、怪奇色濃厚な雰囲気がまた何ともいえず素晴らしい。ダークな、暗い雰囲気がとても魅力的で、「FTってきらびやかな世界だけが舞台じゃないよね」としみじみ実感させられる。

 私は怪奇系列が好きなので、異世界FTでありながら、同時に怪奇風味に満ちたこのシリーズは、本当に大好きなのであります。

 そんなわけで、十代の頃に趣味で書いていた作品を見ると、このファファード&グレイ・マウザーの影響がありありと見て取れるのであります!! わーお、こんなにハマっていたか、と再認識したり。

 一巻はファファードとグレイマウザーがそれぞれ、落ち着き先を飛び出すきっかけとなった物語。雪の寒くて真っ白な世界(ファファード)、魔術と恐怖に満ちた世界(グレイ・マウザー)、そして二人が再会し旅を共にする都市ランクマー。それぞれ統一された色彩があり、それもまた見事。

 小悪党? たちの、時にドジで(特に最愛の女性の失い方は…情けないぞ)、時に情熱的、時に悪人で、時に正しく…そんな生き様を眺めるのもまた楽しい。



 これは必読書、でしょ。





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最終更新日  2005年01月10日 20時58分48秒
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