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2007年02月06日
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カテゴリ: 本、マンガ
「となり町戦争」(三崎亜記/集英社文庫)



 アイデアが秀逸。

 「見えない戦争」

 もちろん企業間だって、人間づきあいの中にだって「見えない戦争」はあるのかもしれない。

 しかし復興という目的で、公的機関が実施するとなり町との「戦争」。

 分かるのは広報紙に載る「戦死者の数」だけ。

 本当に戦争しているのか? 本当に戦死者はいるのか?

 平凡な青年が、偵察係としての役割を役場から任命され、彼は次第に「見えない戦争」の息づかいを感じ始める。

 疑問を抱きながら。



 流し読みやとばし読みなどまったくできず、丁寧に取りこぼしのないように文字を追っていった。

 若い人にこそ読んで欲しいな、と思う一冊。

 一番印象に残ったのは青年の上司。
 彼の心の内を想像するだけで・・・「戦争の傷跡」に思いを馳せざるを得ない。
 ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争。
 兵士たちの心の傷が癒える時はくるのだろうか。

 本当に怖いのは、気がつかないうちに「戦いに賛同」し「参加」していることなのかもしれない。

 「否定」しないこと。

 それは消極的な「賛同」なのかもしれない。





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最終更新日  2007年02月06日 19時00分09秒
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