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2008年01月22日
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カテゴリ: 本、マンガ
「北方水滸伝」6-10巻(集英社文庫/北方謙三)


 水滸伝は元来、英雄が集まるまでが楽しいのであって、それから先はしりつぼみ・・というのが原典の印象です。

 しかし、北方水滸伝は集まるまでに全員が生きているわけではありません。楊志の壮絶な死をはじめとして、次々と戦死もしくは事故死していきます。

 というわけで、5-10巻でのマイ・ベスト。

1.雷横の死ぬシーン。

 「愉しかったな」に泣けました。どうして、こんなに表現が素晴らしいのでせう。
 まいりました。

2.鄭天寿の楊令への思い

 懐いっぱいに薬草を詰め込んで・・・うをををを。泣けました。戦死じゃなくても、人は死ぬ、という当たり前のことが、実は当たり前ではないように思えている読者に対して、ガツンと一撃。



 単に渋すぎ。かっこよすぎ。このみすぎ。やばー。奥様と幸せになればいいのだけれど・・何せ水滸伝なんで・・・。

4.宣賛、杜興、解珍

 このタイプのキャラがどうもツボらしいことを自覚する。トップではなく、なんというか執事タイプ? そういえば「ジーヴス」も大好きだしなあ・・・。主従燃え(萌えではない)らしいことが判明。いやいや、どこか屈折した、参謀タイプというのはいいですな。

5.李富の変貌

 元々好きなキャラクターなんですが、愛する女性を失ってからの彼がいい。
 青蓮寺を背負って立つ男になるでせう。
 さりげに洪清もいい味ですな。

 その他。
 どのキャラも死に際で泣かされます。んでもって、なぜに李逵があれほどまでに可愛らしいのでしょう・・嗚呼。可愛すぎて、おばさん、かいぐりしたくなってしまうではありませぬか。はっきり言って、最も原典からかけ離れた性格かも・・。


 そんなわけで引き続き読み進めております。
 16巻が出ましたね。全19巻ですから、そろそろバタバタと死に初めておりまするよ。


 『楊令伝』も同時進行で読んでいるので、誰が亡くなったとか誰が生き残ったとか分かっていて、切ないかも・・・。

 しかし一行一行「すごいすごい」と血湧き肉躍る感覚というのもなかなかないことなので、ありがたく読ませていただきます。





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最終更新日  2008年01月22日 11時41分21秒
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