生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

2015年10月14日
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急いで「フランクフルト」へと向かうハイジとデーテ。

ハイジは白パンを、今日中におばあさんのところに
持っていってあげたくて急いでいます。


とある町につき、ハイジが尋ねます。


「ここがフランクフルト?白パンは?」


デーテは笑って答えます。

「まさか。ここはマイエンフェルトよ。白パンはないの」


そう言うとハイジにお菓子を手渡します。
haiji in maienfert

「おばさんの嘘つき!今日中に帰って来れられるって言ったのに!!」
haiji



やっとデーテの嘘に気づいたハイジ。

しかし時すでに遅しです。

おじいさんが心配するから帰るというハイジを
無理やり汽車に乗せようとするデーテ。

haiji
今の時代なら確実に誘拐でしょう。車掌さんもただ見ているだけ。


汽車に乗せられ、それでもおじいさんのところへ帰るというハイジ。
一番後ろの車両に行き愕然としてしまいます。
heiji
汽車はどんどん山からもおじいさんからもペーターからも離れていっています。


haiji
おじいさん、ペーター・・・・・

大好きなアルムの山・・・・・
haiji
もう帰れない・・・・・・




デーテにだまされ、大好きなおじいさんやペーターから

山に帰りたい、その思いだけがハイジの心を占めています。

「少しだけフランクフルトにいたら本当に山に帰っていいのね?」

「あぁ、いいとも」

「本当にやわらかい白パンをおばあさんに持って帰れるのね?」

「もちろんよ!」



「でもね、フランクフルトに行けば気が変わるよ。
 お嬢様と一緒に勉強していろんなことを覚えられるし」

「勉強?!」

「その他にも楽しいことがいっぱいあるし。
 2度と帰りたいとは思わなくなるだろうよ」




1歳で両親をなくし、5歳まで親戚中をたらいまわしにされていたハイジが
やっと安心して暮らせるようになったアルムの山。

そして、家族と呼べるおじいさん。

そんなハイジから幸せな生活を奪っておいて平気なデーテ。

とても子供向けのアニメとは思えない
まさに昼ドラ並みのドロドロ劇場です。





その頃、アルムの山のおじいさんの山小屋では
おじいさんが出かけるために準備をしていました。

onji
ハイジが使っていた積木を手に取るおじいさん。失ってしまったものの価値は失ってからわかるとはこのことです。



近づいてくるヨーゼフにおじいさんが声をかけます。

「ヨーゼフ、下に行ってもハイジはいないぞ」

yozeph
ヨーゼフもハイジを待っています。


おじいさんは山を下りデルフリ村を通り過ぎていきます。


恐ろしい形相で村を通りすぎるおじいさんに、
ハイジが行ってしまったことがよほど堪えたのだろう、
しかし、ハイジのためにはこの方がよかったのだと
村人たちは話しています。



汽車はフランクフルトに着き、
ハイジは初めて見る大きな建物に戸惑います。
そんな都会の中にゼーゼマン家はあります。


夕方5時。
ゼーゼマン家の一人娘クララが時計をずっと気にしています。


ハイジはデーテに手を引かれ、ゼーゼマン家に連れていかれます。

やっと着いたものの、なかなかロッテンマイヤーさんには取り次いでもらえません。

「おばさん、山へ帰ろう」

ハイジが言います。

「何を言っているの。ここまで来て帰るわけにはいかないのよ」

デーテは冷たい対応にも我慢をし、ロッテンマイヤーさんを待ちます。


やっと取り次いでもらえ、大きな屋敷の中に入るハイジとデーテ。

初めてハイジはクララと出会います。

crala
ゼーゼマン家の一人娘クララ。足が悪くずっと家の中にこもって暮らしています。


ロッテンマイヤーさんがハイジに声をかけます。

「名前は?」

「ハイジ」
haiji


「何と言いました?それは本当の名前ではないでしょう?
 あなたはまだ洗礼を受けていないの?
 洗礼の時は何という名をもらいました?」

ロッテンマイヤーさんの、とても8歳の子供を相手にしているとは思えない
面接が始まりました。

「そんなこと知らないわ」

「何という返事でしょう!!この子はバカなの?! (←な、なんでわかった??!!)
それとも普段からこんなに生意気なの??!!」

完全に頭の固いおばさんのロッテンマイヤーさん。
この会話だけでもこれから先が思いやられます。


「この子は人前に出たことがないので、思ったことを口にしてしまうのです。
 洗礼名は姉と同じアーデルハイドという名をいただきました」とデーテ。


体も小さく、口の利き方もなっていない子どもを目の前に
ロッテンマイヤーさんは自分はお嬢様と同じ年頃の話し相手が希望だと
再度デーテに言います。

テキトーにロッテンマイヤーさんの質問をかわすデーテにハイジが

「あたし、8つよ。おじいさんがそういっていたわ」


ロッテンマイヤーさんのイライラは募ります。

「今までどんな本で勉強しましたか?」

「私もペーターもまだ読むことはできないの」

何を習ったのか聞くロッテンマイヤーさんに
ハイジは山羊の乳しぼりや口笛の吹き方を習ったと話します。

それを聞いたロッテンマイヤーさんは

「なんだってこんな子を連れてきた!!」

と怒りを爆発させます。


「お言葉ですが、この子はまったくお望みどおりの並みとは違った個性の強い子。
 性格がはっきりした子です!」

とデーテはハイジを強く推し、クララの相手はハイジ以外いないと断言をします。

そして、

「とんだ長居をしました。ごめんあそばせ」

とハイジを置き去りにして自分はとっとと屋敷から出ていってしまいました。

【ナレーション】
見知らぬ土地のお屋敷にたった一人で取り残されてしまったハイジ。
そこでハイジを待っていたのは、体の弱いクララと
ロッテンマイヤーというこわそうな おばさん だったのです。





相変わらず切れのあるナレーションで今回も締めくくられました。
それにしてもデーテおばさんは信じられませんね怒ってる
ロッテンマイヤーが怒ってハイジを追い出したりでもしたらどうするつもりだったのでしょうか?
ちなみにデーテの出番は今回が最後。
今後、出てくることはないので、
ハイジにとってもある意味、平和かもしれません。


とうとうフランクフルトに来てしまったハイジ。
辛い日々が始まりそうな予感です。


次回、「​ 新らしい生活 ​」。

不定期更新中。 お楽しみにね♪





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Last updated  2018年09月26日 00時22分45秒
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Re:フランクフルトへ  【第19回】(10/14)  
神奈川県 さん
デーテは、ハイジが悲しんでるというのに平気でフランクフルトまでつれていって、ロッテンマイアーがダメですと言っても平気でお願いしますねみたいな言葉を言って、もうムカつきます!!!! (2016年06月22日 06時38分21秒)

Re:フランクフルトへ  【第19回】(10/14)  
神奈川県 さん
デーテは、ハイジが悲しんでるというのに平気でフランクフルトまでつれていって、ロッテンマイアーがダメですと言っても平気でお願いしますねみたいな言葉を言って、もうムカつきます!!!! (2016年06月22日 06時39分12秒)

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