痛勤怪談 電車の中はドラマがいっぱいだ

痛勤怪談 電車の中はドラマがいっぱいだ

2003年10月30日
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昨日は役員報告だった
ボロボロ、、、

(帰りに一杯やってくか、、)

そそくさと会社を出る

やってきた電車は各駅停車
(鷺沼で急行に乗り換えるか)

さほど混んでいない車内で「ネタ」を探す
が、めぼしいものは見当たらない
(どうしよ、明日は休刊か、)

焦っても「ネタ」は見つかるものではない

(ま、仕方ないか、、、)
諦めは早い方なので鷺沼で急行に乗り換えた

やってきたのは東急の新型車量
(これに着いてるディスプレーでも見てるか)
新型車量には山手線についているような液晶のディスプレィがついている
まだ少ししかコンテンツが無いのですぐ飽きるが
「サロメ」のムービーみたいに面白いのもある

つり革の空いていたところに進み、網棚にカバンを上げる
(しまった、ディスプレィが見えない)
液晶は斜めになると見えなくなる


斜め前に座っている綺麗な女性が顔をしかめている 
(どうしたんだ?)

新型車量は7人がけ
2・3・2と仕切り棒がついていてちゃんと整列して座るようになっている
が、この列は6人がオジサンで彼女だけが女性

両側は「幅広」のオジサン
おまけに彼女の左隣のオジサンは股を大きく広げ、腕まで組んでる
(ただでさえ幅が広い体型なのに腕まで組んでたら迷惑ジャン)
隣りの彼女は腕が幅広オジサンに押さえつけられる状態になっており
バックから携帯を出すのに苦労している

彼女の両側のオジサンは寝ているのでそんなことには気が付かない
(しっかし「太い」おっさんやなー)
オジサンの腕は細い女性の足ぐらいある
当然「首」は無くなっており胴体と直結状態

反対側のオジサンもまったく同じような体型で
真中に居る彼女が細いので余計に目立つ

右側のオジサンは前かがみになって寝ているので動かない
お腹がつかえているのかそんなには折れ曲がっていない

右側のオジサンは彼女の腕を押さえつける感じでふんぞり返って寝ているが
もそもそ動いている
動くたびに彼女は窮屈になり顔をしかめている
(可愛そうだねー、でも座ってるからいいじゃん)
私もそう思われているんだろう


しばらくすると彼女は降りていった
その時にオジサンの腕を動かしたんでオジサンは起きた
回りをきょろきょろ見渡している

目が合ってしまった
じっとこっちを見ている
(やば)
別に悪いことをしているわけではない
何がやばいってオジサンの目が「可愛い」
体型と違ってパッチリした少女漫画に出てくるような目

その目と先程の光景とのアンバランスが面白くて目が離せない

だが先方に「誤解」を与えてはいけないので
勇気を振り絞って目線を外した
オジサンはまだ見つめてる
(やだなー、どうしよ)
どうすることも出来ず、外を見てやり過ごそうとする
やっとオジサンは目線を外し再び眠りに入った


終点間際でオジサンは降りていった
オジサンの居なくなった席には巨大な空間が空いている
代わりに座った細めのサラリーマンは腕を組んでも隣りとはぶつからなかった


駅で降りて馴染みの居酒屋に向かう
まだボトルが残っておりそれを飲み干して家路に向かう

少しは気が晴れたかな






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最終更新日  2004年01月06日 09時47分51秒
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