つむぎるうむ

つむぎるうむ

機織り




2009年1月8日 朝起きると、うっすらと雪景色。


機織り04



銘仙館が開館する9時丁度に着くと、捺染の色糊作りを指導してくださる
埼玉県の伝統工芸士 中嶋先生 が雪の中にもかかわらず、もう来て下さっていました。

最初に、糊を1.5kg を 2色分 バケツに量りとります。

その後、染料の配合。
今回の捺染の色糊は、化学染料(酸性糊)を使います。
このような、理科の実験室のようなところで、染料を量ります。

機織り05機織り06

量った染料を、こんなガスコンロに小鍋をかけて水から煮立てて溶かし、糊に混ぜます。
このとき、糊を硬めにしておくのがポイントだそうです。
後から色を調整しているうちに薄くなりすぎることがあるからです。

色が出来たら、酢酸溶液を混ぜておきます。これで「酸性染料」になります。


機織り07機織り08


こんな色に決定しました。

機織り09

色糊が出来たら、後は型紙の準備。枠に張っておきます。





2009年1月9日 いよいよ今日は、捺染です。


機織り10機織り11

このように、仮織した糸を捺染台に張り捺染していきます。

昨日作った糊を、水を加えて、丁度良い加減にのばして使用。
卒業制作で使った型紙です。前回と前々回はヘラで染めした。
今回は 刷毛で染めます。


機織り12機織り13

捺染後、巻き取って蒸し器に入れます。
私が昼食をとっている間に、蒸し上げてもらいました。

蒸しあがりは、あちあち。

機織り14機織り15


横糸も、染め上げていただきました。

蒸しあがった縦糸は、タンブルで乾燥させながら巻き取って、機にかけられる状態にします。

機織り16機織り17


機の準備は、織の先生。今日はここで時間切れ。

ここまでやっていただいたので、後は、私が「1300本の機結び」です。
時間を見つけて銘仙館に通ってがんばります。





機織り18



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: