バリスキャン（バリ島　パソコン　家電　マルチメディア）

同じネットワーク内にLANや無線LANで接続された環境なら他のPCをリモート操作できる便利なソフトの情報です。

マウスやキーボードのリモート操作ソフトは有名ですが、この「ZeroRemote」ソフトはフリーウェアながら画面と音声とマウス、キーボードまで遠隔操作できるのです。

なぜ今このソフトを紹介しているかといいますと、以前から他のPCの設定を変えるのに使ったり、キーボードの特定のキーが壊れたノートPCを持っていまして、それを操作するのに活躍しておりました。

実は先日購入した超小型PCを旅行にもって行くのにソフトのインストールや自分流の設定をしていた時の事です。

途中、このＰＣでアンダーバーが打てなくて苦戦した。

Ｆn+Ｓhift+"-"　　　←これか！疲れた

画面が4.8インチと大変小さいので文字が読みづらい場面に直面しました。

ソフトの画面に出ているインストールキーコードが「Z」なのか「２」なのか？　「I」「l」なのか「１」なのか読めないので画面の解像度を切り替えるボタンで640×480にして文字を大きくして読もうと思ったら、インストール後のシリアル番号の入力でソフトが「この解像度には対応しておりません。

1024×768以上でお使いください」と出て終了してしまいます。

虫眼鏡必要かな？

で、そこで思い出したのがリモート操作のできるソフト。

「ZeroRemote」という無料ソフト。

リモートソフトならWINDOWS　XPにリモートデスクトップが入ってるじゃん！とおっしゃるあなたそれだと画面がログオフ画面で別アカウントでログインしないとダメでしょ。

このZeroRemoteは操作したいPCの画面はそのままでマウスカーソルもキー入力も出来ちゃうんです。

しかも操作する側（クライアント）のPC画面にリモートのデスクトップキャプチャー動画として見えるので、そのままもう一台のPCを操っている感覚で操作できます。

画面の動画キャプチャー、マウス、キーボード、音声まで出来るのはありがたいです。

使い方、設定等

まずはソフトをダウンロードしてください

ZeroRemote ダウンロード先ページ

オフィシャルHP　TOP ここがTOPページですがソフトの場所がわかりづらいので上のリンクから見つけてください。

ZeroRemote1.25が現在の最新バージョン。

ページ下の方のリンクをクリック

ZeroRemote v1.2.5 Download 2009-09-09

ダウンロードしたら、ZeroRemote125.zipを解凍してください。

操作する側（クライアント）、操作される側（サーバー)の両方にこのソフトを保存してください。

解凍したフォルダー（中にzeroremote.exeが入っている)のままお好きな場所に保存します。

まずは操作される側のPC（サーバー）を設定します。

zeroremote.exeをダブルクリックして立ち上げてください。（ショートカットをデスクトップに作っておくと便利）

「サーバーモード」をクリックすると下記の画面になります。

待機IPアドレスは、そのPCのネットワークに振り分けられたローカルIPアドレスです。

これが後で操作PCの入力で必要です。

 「待機ポート」基本このままでOKですが企業LANなどのファイヤーウォールの厳重な環境だとポートを割り当てる必要があります。

セキュリティソフトのファイヤーウォールソフトが遮断する場合は認可する必要があります。

ＷＩＮＤＯＷＳファイヤーウォールのみの環境だと、ブロックを解除するボタンで解除してください。

「パスワード」　必要ならば半角英数で入力。

設定しなくてもＯＫなのは家庭内ＬＡＮの場合。

企業ＬＡＮなどの場合で他のＰＣからアクセスされる可能性がある場合はパスワードで保護したほうが良いでしょう。

「遠隔操作」　もちろん有効にします。

「ログ出力」いつアクセスしたかなどの情報が必要なら有効に。

「サービス起動」WINDOWSの起動時にこのソフトもサービスモードで起動します。

いつも使うのであれば設定しても良いですが、たまに使うのであればその都度立ち上げるのがベター。

以上で設定完了。　ＯＫを押して待機させます。

操作する側（クライアント）のＰＣ設定

ソフトを起動したら「クライアントモード」をクリックして下記の画面を出します。

ここで「接続ＩＰアドレス」をサーバー側（操作される側）に表示されていたＩＰアドレスを入力します。

たとえば「192.168.0.3」とか192.168.11.4」といったアドレスが先ほどのＰＣのソフト上に出ていたと思いますのでそれをこちらの入力欄に打ち込みます。

「接続ポート」２台のお互いが同じ範囲のポートになっている必要があります。

「パスワード」設定していれば同じものを半角英数で入力。

「遠隔操作」有効

「音声伝送」ローカルＬＡＮの速度とＰＣの処理能力がある程度あれば音声伝送も問題なしです。サーバー側の音がクライアント側で再生されます。

「圧縮コーデック」 いくつか選べますがデフォルトのzeroremoteでＯＫ。

以上で設定は完了。

早速ＯＫを押してアクセスしてみます。

どうです？

こんな感じで　工人舎のＰＡのデスクトップ画面が、キャプチャーされた動画となってクライアントｐｃに表示されるわけです。

しかもその画面上でマウスを動かせばそれに追従し、操作も可能なのです。

これなら４．８インチや７インチクラスの小さい画面のＰＣの設定やインストールなどの作業も軽々できます。

時間短縮につながりますよ～。

操作する側のＰＣ画面にもう一台ＰＣがある感覚になります。

仮想ＯＳを操っている感覚ですね。

 クライアント側で起動した場合、タスクバー右下にあるZeroRemoteのアイコンを右クリックすると処理速度の優先度や圧縮率などを変更できます。　

もたつきが多い場合や画質が許せない場合は設定変更をいろいろやってみるのもいいですね。

もちろん　小型ＰＣの操作だけでなく、別の部屋にあるＰＣなどにアクセスしてＴＶ録画予約をしたり、ＰＣ終了させたり、応用はいくらでもあると思います。

ご存知でなかった皆様いかがですかぁ～

2010/08/01 追記

mexさんというお方がコチラの記事にレスしてくださいました。

この「Zeroremote」というソフトよりも高速に動作する「TrueRemote」というソフトをご紹介いただきました。

実際にこの工人舎のPAとディスクトップPCにソフトを入れ、実験を行ったところ、「ZeroRemote」よりもマウス、キーボード入力の追従性がよく、画面の描画速度が速いようです。

サーバー側（操作される側）のPCの性能に左右されるのかもしれませんが　このソフトで操作している間、このPAのマウスカーソルが高速に点滅した状態になります。

他のディスクトップPC同士で実験した際はそのようなことはなかったので、PCの性能に左右される現象のようです。

この「TrueRemote」はファイル転送も出来るようです。　

実際に音を再生させると動作がもたつくのでオマケ程度に使っておりましたけど。

「True Remote」ホームページ＆ダウンロード先はこちらです。