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本人も忘れかけていた、8年周期のこの企画。
16年前の第1弾
では、ネタにした三宅伸が3週間後に全日本選抜を獲得。
8年前の第2弾
では、当時は「持ってない男」と呼ばれていた稲垣が、
2ヶ月後に寛仁親王牌を獲得し、ある意味では縁起物の企画ですw
今回スポットを当てる3選手は…難しい選手もいますが、どうでしょうか。
まずは、前回の最後に予告した、大分77期の 小野俊之
から。
小野と言えば、かつては九州を…いや、輪界を代表するガッツマーカー。
ビッグマウスと派手なパフォーマンスも個人的には大好きな選手で、
オールスターファン投票は毎年欠かさず投票していました。
2002年にG2の西王座戦を制した辺りから本格化し、
その後はG1決勝の常連になるも、2002~2003年だけで決勝2着が何と3回。
なかなかG1制覇に手が届かない中での、2004年のグランプリ。
単騎での難しいレースでしたが、俊敏な立ち回りで見事な優勝。
過去には、GPを先ヅモして大躍進を果たした山田裕仁の例もありますし、
ここから小野もタイトル量産モードに入るのかと思いきや、
その後は失速してしまい、GP出場もこれが最後となってしまいました。
小野はG1戦での失格が多すぎで、生涯の失格回数が32回なのに対し、
G1戦での失格は、その半分の16回もありました。
戦う姿勢を持っているからこその、この数字なんだと思いますが、
九州地区に強力な自力型が少なかったのも要因と言えるのかもしれません。
現在は、チャレンジ戦で新人を相手にしぶといマーク戦を見せていますが、
全盛期の小野を知っているファンからすれば、やはり寂しいものがあります。
このまま代謝するまで続けるのかは分かりませんが、
続ける限りは、陰ながら応援するファンの1人であり続けます。
同じく、九州地区からもう1人。
先日の競輪祭では決勝戦にも乗った、長崎(旧:佐賀)82期の 荒井崇博
。
2001年のヤングGPを制するも、G1決勝への道のりは遠く、
2006年の全日本選抜で初めて決勝に進出し、
マークした合志の優勝に多少の貢献はしたものの、自身は9着惨敗。
2007~2008年で3度決勝に乗るも、表彰台にすら至らず。
その後は、2013年の高松宮記念杯での決勝8着惨敗くらいで、
長期の低迷期間に入ってしまい、このまま終わってしまうのかと思いきや、
44歳の自在型として、2022年に突如復活を果たし、
この年の日本選手権、高松宮記念杯、競輪祭と3度も決勝に進出。
しかし、制覇どころか表彰台すら相変わらず遠く、
まだ記憶に新しい、つい先日の2024年競輪祭。
二段も見える犬伏-松浦の後位という絶好のポジションで、
犬伏の突っ張り先行なら、荒井にも十分チャンスのある構成でしたが、
あろうことか最悪の展開になってしまい、レース後には不貞腐れたのか、
「帰ってドラクエやる」というコメントを出したとか出さないとか…
かつては、バリバリの先行型として地区のために貢献した選手で、
何とか荒井にG1タイトルをと思っている選手は多いはず。
若手からすれば、ちょっと怖いイメージもある選手かもですが、
憎めないキャラクターとビッグマウスも個人的には大好きで、
46歳にして、G1決勝級でも戦える力はまだまだ健在。
展開1つで獲れるチャンスはあるはずなので、
三宅伸や稲垣のように、この記事がプラスに働くことに期待したいです。
新潟79期の 諸橋愛
は、デビュー当時はそこまで目立った戦績とは言えず、
可愛い名前の選手がいるな…という程度の印象しかありませんでしたが、
名前とは裏腹な、ガッツ溢れる競走は非常に魅力のある選手で、
若手の頃から自在~追い込み寄りの競走が主体でメキメキと力を付け、
かつては、「青森バンクの申し子」という異名もあり、
青森バンクでは5割増と言われたほど、好走していた記憶があります。
G1戦線では、長いこと安定した成績を残していますが、
決勝には17回も乗っているものの、3着が最高。
献身的な番手の仕事よりは、混戦で後方から突っ込んで来るタイプで、
強引なコース取りで落車や失格も多い選手。
その代表的なレースが、2017年のグランプリ。
当時、ゴールデンコンビと呼ばれていた平原-武田の3番手から、
前が行けずと見るや、シビアに内を狙って強引にコースを突くも、
最終4角で落車してしまい、唯一乗ったGPが失格というのはいかにも諸橋。
新潟という登録地で、どうしても関東の中では陰の存在な感はありますが、
まだまだ闘志は衰えておらず、関東は粋の良い若手も多いので、
48歳となる来年は最年長でのG1制覇を目指して、頑張って貰いたいです。
では、このブログが続いていたらの話ですが、
8年後の2032年にまたお会いしましょう!
犬伏や海也や中野慎などがこの記事に載らないことを祈りますw