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「博士の愛した数式」感想Upしました
小川洋子さん初読みでしたがとても良かったです
本屋大賞第一回大賞受賞作でもあったんですね
映画も観てみたくなりました

「現在図書館で予約中:
「i」
「秋山善吉工務店」
「鎌倉香房メモリーズ5」
「弥榮の烏」
「書店ガール6」
できるだけ本に触れて買いたいので近所の本屋を利用しますが
なかなかない場合は楽天ブックスさんに電子版も紙版もお世話になってます

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2017.06.27
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カテゴリ: 読書
読メでもダ・ヴィンチでも紹介されていた本。他からもお勧めされていたので
本は早くから入手していたのですがようやく積み本から救出できました。
ミステリ要素の入ったフィクションではありますが、
聴覚にハンデを持った方たちの抱える様々な問題点などを含んだ社会的な話として読みました。







【内容紹介】裏表紙より
仕事と結婚に失敗した中年男・荒井尚人。今の恋人にも半ば心を閉ざしているが、やがて唯一の技能を活かして手話通訳士となる。
ろう者の法廷通訳を務めていたら若いボランティア女性が接近してきた。
現在と過去、二つの事件の謎が交錯を始め・・・・。
マイノリティーの静かな叫びが胸を打つ。衝撃のラスト!


以下感想です。



私は「レインツリー」を自分のコンプレックスとの戦いとして読んだのですが
ヒロインが難聴の障害を持っていたこともあり
聴覚障害にたいして興味を抱いた読者さんも多かったのです
その方のお一人がお勧めしていたのが「デフ・ヴォイス」でした。

この本を読むまで手話に「日本手話」と[日本語対応手話」の2種類があること
生まれつき音を聞くことが出来ない者と途中から聴こえなくなってしまった者・難聴者との間に深い溝があることなど知らないことがたくさんありました。
生まれついてのろう者である両親から生まれ、家族の中でただ一人の「聴こえる」子であった
荒井は健聴者からもろう者からも仲間として受け入れてもらえない
自分の立ち位置はどこになるのか分からない状態で生きてきた

以前の仕事場でかつて関わった事件と今回通訳として関わった事件が
徐々に重なり合ってきて





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最終更新日  2017.06.27 19:05:55
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Re:デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 / 丸山正樹(06/27)  
千菊丸2151  さん
わたしもこの本を読みましたが、作者が一度もろう者のことを「聴覚障碍者」という言葉を使わず、差別的な意味合いではなく、障害に対する理解を読者の私たちに求めていること、そして問いかけていることを感じました。
事件の真相は悲しいもので、以前読んだ韓国の小説「トガニ」(聴覚障碍者の学校の生徒が教職員から性暴力を受けたという実際の事件を基にしたものです)を思い出しました。

荒井が己の立ち位置に迷い、最後には自分が「コーダ」だということを認めるシーンが何だか胸にグッときました。 (2017.06.27 21:49:56)

Re[1]:デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 / 丸山正樹(06/27)  
深青6205  さん
千菊丸2151さんへ
本当にこの本はろう者の方たちの文化について真摯に向き合い、また私たちに伝えようとしてくれているようでした
荒井が「コーダ」としての自分を認める事が出来て良かったです
新しい家族を築いていけると良いですね (2017.06.29 19:31:11)

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