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私が日本の大手メディアを信用しなくなって、もう長くなりますが、最近は、そのお粗末さに呆れる思いがします。先日も、「中国がGDPの数字で、近く日本を抜くことが確実」とテレビの中国を取り上げた番組の番宣で言ってました。この番宣のコメントを書いた人は、中国副首相が以前、「中国のGDPは人為的だ」言った言葉を知らないようです。中国の指導者ですら、中国のGDPの数字は、実態とは、外れていると思っているのに、表向きの数字を日本のメディアは、アピールし続けている。中国が、GDPで日本を抜く。もっとも、今の日本人に、これを重要視する人がどれだけいるのか、わかりませんし、そもそも、今の時代、GDPの数字自体のどれほどの意味があるのか。GDPの数字が高い国の国民が幸せとは、限りませんし。北朝鮮問題にしても、日本のメディアは、中国が北朝鮮に対し、大きな影響力を持つ友好国のような表現をしてますが、ウィキリークスに暴露されているように、実は、北朝鮮の暴走に対し、中国は、もてあまし気味になっている。もちろん、北朝鮮内部も、中国も、ゴタゴタしているどっかの国の与党みたいに、一枚岩ではないでしょうから、いろんな勢力が抗争しているのでしょうし、日本のメディアが言うような、単純な関係では、ないということは、明白でしょう。日本には、中国の市場の大きさや、将来性を語るメディアが多いのですが、さて、バブル崩壊が進みつつある中国。私は、来年あたり、中国で大きな金融危機が起こるような気がしているのですが。中国発の金融危機が起これば、今の金融経済システムは、完全に息の根を止められる可能性が十分にあります。危機を煽るわけではありませんが、日本の大手銀行も無事では済まないでしょうから、その心積もりはしておくべきだと思います。中国を持ち上げる日本メディアを信用しないように。彼らは、決して、実態を知って報道しているわけではないのです。
2010.12.23
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小村寿太郎は、明治時代の政治家で、日露戦争当時の外務大臣ですが、この人は、「自分は国家だけに属している。いかなる派閥にも属さない」と明言し続けたそうです。「坂の上の雲」に、この小村寿太郎の言葉が出てきます。「日本のいわゆる政党なるものは、私利私欲のためにあつまった徒党である。主義もなければ理想もない。外国の政党には、歴史がある。人に政党の主義があり、家に政党の歴史がある。祖先はその主義のために血を流し、家は政党のために浮沈した。日本には、そんな人間もそんな家もそんな歴史もない。日本の政党は、憲法政治の迷想からできあがった一種のフィクション(虚構)である」これは、当然、明治時代の政治状況から、出た言葉なんですが、なんだか、平成の日本も変らないようですね。とくに最初の「政党は私利私欲のためにあつまった徒党で主義も理想もない」というのは、そっくり、今の日本の政党、とくに大きな政党にいえるように思います。これからの日本の姿はこうです、こういう社会を目指します。とか、わが政党が理想とする日本、社会とは、こういうものです。とか、わが政党の主義として、こういう方針で日本の舵取りをします。などという、力強い、前向きな発言は、どこの政党、政治家からも聞かれません。「国家の弱体化は、社会の上層部の腐敗から始まる」とは、「坂の上の雲」の秋山好古の言葉。明治の人たちの言葉を、今、よく噛み締めなければいけません。しかし、政治家には、「坂の上の雲」を読んでいる人はたくさんいるはずなんですけど…
2010.12.19
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自分では、自分のことをアナログ人間だと思っていますが、気づけば、身の周りには、デジタル機器が溢れています。パソコンや携帯はもちろん、家電製品は、ほとんどがそうなっていて、昔の、「どついたら直る」テレビやラジオは、もはや、博物館入り。そういいながら、この前、欲しかったデジカメ一眼レフを買いました。この前、そのカメラで久しぶりに。1日「鉄」を楽しみました。やっぱり、便利。カード一枚で、数百枚の静止画が撮れ、何十分も動画が撮れ、撮ったものは、すぐその場で見られて、失敗写真は、すぐ消去できる。ためし撮りも何回もできるし、一枚ごとにISOの変更も可能。当たり前のことですが、デジタル機器は、電池や充電をしないと動かない。振り返ってみれば、昔は、電気のいらなかったものが、今では、電池や充電しないと動かなくなっているものがたくさんある。時計、電話機、カメラ…ねじを巻けば、時計は、何日も時を刻み続け、電話は、ただ、モジュラーコードをつなぐだけで、通話ができた。今まで、30年近く使ってきたcanonF-1は、高速シャッターなら、電池なしで撮影できるし、もっと昔のカメラは、電池なんか使わなかった。昔、うちの親父が、発売になったばかりのデジタル置き時計を貰ってきたことがあった。電池ではなく、コードをコンセントに繋ぐ。時計をコンセントに繋ぐということが、妙に違和感があった。ジージーと音を立て、液晶でも、LEDでもなく、電球が入った文字盤が動いて、数字を表すという、今にしてみれば、かなりの大きな時計で、1ヶ月も経てば、数分の誤差が生じていた。腕時計は、使っているだけで、勝手にねじが巻かれる「自動巻き」長くはずしていると、いつの間にか止まっていた。車だって、バッテリーが上がると、「押し掛け」。テレビは、映りが悪くなると、アンテナの向きを変えたり、本体をどついてみたり…家電も、車も、人間臭く、それだけに、愛着も強くなった。さて、私は、買ったばかりのデジカメに、今まで使ってきたカメラ達のような強い愛着を感じることができるようになるのだろうか。
2010.11.23
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言ってしまえば、今の大人には、「未来の絵」を描く能力がありません。だから、政治家は、いろんな問題を前に、対応することができないし、企業の経営者は、リストラしか生き残る術を知らないし、銀行のトップは、何に融資をしていいのか、わからないから、貸し渋る。「未来の絵」を描く能力のないものは、リーダーになっては、いけないのだ。「未来の絵」を描けないヤツがリーダーになっていることに、今の日本の、世界の悲劇があると思います。振り返って自分。30年後、40年後の自分の姿を「描いている」だろうか。
2010.11.06
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子供の頃、本などで、よく「21世紀の街」「未来の都市」というような絵をよく見ました。近代的な超高層ビルが立ち並ぶ街を高速鉄道や高速道路が貫き、ビルの間に流れる川のほとりには、緑豊かな公園がある。市内や近距離の移動には、立体交差化された新交通システムや浮上式の車を使う…よく考えてみると、すべてではないにしろ、21世紀になって、多くのものが実現している。電子レンジやテレビ電話、携帯電話やパソコンの原形のようなものも、40年くらい前には、すでにその「絵」があります。あの頃、未来はこうなる、こうするという想い、なんとなく予想するということが、みんな出来た。そんな想いを誰もが持っていた。そんな「絵」を元にして、いろいろ開発され、技術革新が進んで、今の時代に至っているのだろう。「想い」は実現する。しかし、当時読んだものの中で、実現していないものもある。病気や戦争のない世界、誰もが豊かさを享受できる社会…それは、具体的な絵にできないから、「想い」が足らなかったのだろう。でも、みんなが、なんとなく、「未来の絵」を頭に浮かべることができた。だけど、今は、それがない。「未来の絵」が頭に浮かばない。これから40年後、100年後の未来の絵がない。今のうちに「未来の絵」を描いておかないと、未来は、来なくなるかもしれない。具体的に「未来の絵」を描く、みんなでそれを語る場所が必要だと思う。理想とする「未来の絵」を描いていけば、これから何が必要なのか、何をすべきなのか、わかってくるのでないでしょうか。
2010.11.06
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このところの急激な円高。一部の人がずっと、警鐘を鳴らしてきたにも関わらず、慌てふためく政治家と大企業の経営者。○ニーのお偉いさんは、「さらに海外での部品調達を進め、原価の低減を図る」なんて、能無し丸出しの発言。それで、日本経済の背骨を折ってしまったということが、わかっていないようです。一方、メガバンクのトップは、融資額が伸びない理由は、「需要がないから…」ちょっと、待て。街中で中小零細企業の経営者に訊いてみろ、っていうの。「銀行が金を貸してくれない」って話、山ほどありますよ。つまり、メガバンクのトップは、行員レベルから上がってくる報告を鵜呑みにしているか、現状を知らない、現場に出たこともない、素人ということ。まあ、世界レベルの一流企業とか、メガバンクの経営者って、いつから、こんなに質が悪くなったんでしょうね。思うに、それは、日本の組織、企業や学校の評価が「減点方式」だからでは、ないでしょうか。私も、生産管理、外注管理の仕事をしていましたが、仕事は、出来て当たり前。失敗があれば、評価が下がって賞与に響く、という感じでした。失敗をすると怒られる。チャレンジしたことは、何にも評価されずに、次、頑張れのエールもなく、怒られるだけ。そして、左遷されたり、役職を追われたりしてしまう。つまり、今、企業や組織の上で残っている連中は、バブル期以降、何もしなかったから、残っているということ。何かしようとした人は、失敗して、組織を追われてしまって、何もできない、しない能無しが残っている。だから、私達の感覚からは、信じられない発言をする組織のトップがたくさん居るのでしょう。だいたい、景気が悪いから、なんとかしろって、大企業のトップが政府なんかに言うのもおかしな話だし、経団連とか、商工会議所とか、今こそ活躍しないといけない組織だと思うんですが、何かしているという様子がない。結局、何かやって、失敗して、怒られるのが嫌なんでしょうね。足利尊氏も、織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康も、曹操も、劉備も、幕末の長州藩も、薩摩藩も、何度か戦に負け、失敗を重ねながら、大きくなっていった。失敗したことのない人や組織、負けたことのない人や組織で、大きくなったモノなど、ないはずなんですけどね。
2010.11.01
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先週、所用があって、東京に行ってきました。いつも工事中の東京駅の地下、エキナカは、土日ということもあって、たいへんな賑わい。7月には、上野と成田空港を結ぶ京成電鉄の新型スカイライナーが走り出し、とくに、新線の印旛日本医大と成田空港第二ビルの間は、時速160km/hという高速運転を行って、日暮里から成田空港まで、40分ほどで行けるようになりました。一方、羽田空港の方は、国際線ターミナルビルができ、京急羽田空港線、東京モノレールに国際線ターミナル駅が開業、こちらは、都心から20分ほどで行くことができます。しかし、一方で…。人から聞いた話で、詳しく聞いてはいないのですが、この前、沖縄で道路の橋梁が落下したそうです。原因は、老朽化。国はもちろん、地方自治体の財政事情が悪化するなか、あちこちで、道路の高架橋や橋梁、そして、水道やガス管など、インフラ設備の老朽化が進んでいます。このままいけば、5年を待たずして、日本の各地で、メンテナンスができずに落下したり、崩壊する橋梁や高架橋が続出することになるだろうと。とくに、都道府県道、市町村道といった道路は、今のそれぞれの自治体には、安全を管理し、メンテナンスする力がない。要は、高度成長期の頃、爆発的に行われた道路整備、その時にできた構造物の老朽化が、今、深刻な状況にあるのです。最近に建設される高速道路などは、山間部を高い高架橋や長大トンネルで抜けることが多いのですが、さて、それらの設備を維持し、メンテナンスをする力は、数十年後の日本にあるのか。今、ある古くなったインフラの更新さえ、おぼつかず、このままでは、社会に混乱を招きかねない状況にあるのに、新たなメンテナンスの負担を私達は、負っていけるのか。東京や大阪など、都会を歩くと、よく観察すれば、素人目にも、老朽化した構造物が目につきます。橋、道路、高架橋、ビル、堤防。そして、都会の地下には、地上以上に老朽化したインフラ設備が存在します。地下鉄、ガス管、上下水道。新しい巨大構造物に目を奪われているうちに、足元、身近なところで、私達の生活を支えているインフラの老朽化が進み、崩壊の日が迫っているのです。
2010.10.31
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書店員だった頃、よく、レジにも立ちました。お客さんは、レジカウンターの前に立つと、本をその上に置き、財布やポケットからお金を取り出す。財布から取り出した紙幣を、きちんと拡げ、カウンターの上のトレーに置く人、ポケットからクシャクシャになった紙幣を無造作に投げ出す人、硬貨を一枚一枚、丁寧に置く人…小学生くらいの子供が、可愛い財布から、きちんと折った千円札を取り出して、小さな手でトレーに置いてくれたりすると、それだけで、頬が緩むような想いがしました。その時に思ったのは、この小さな手から渡されるお金が、自分の給料になり、書店や取次店、出版社の収入になるという、当たり前の事実。コミックや雑誌、図鑑、時には、文庫本を手に、レジに来る子供達。お小遣いを手に、本を買ってくれる。経済アナリストの藤原直哉さんが言ってましたが、人が経済活動に参加するのは、まず「贈与」から始まる。当たり前のことで、生まれたばかりの赤ん坊はもちろん、普通の子供には、お金を稼ぐことは、まずできない。当然、親など保護者や大人たちからお金を貰うという行為が、まず、人の経済活動への参加の第一歩。つまり、私を始め、すべての人々は、まず、お金を「貰う」というところから、経済活動に参加したということになります。語弊や反論を覚悟で言うと、今のように経済活動の血液であるお金が滞りがちな状況には、お金を「贈与する」ということも、その政策としては、有り、なのだろうかとも、思います。もちろん、贈与する方法が大事なんですけど。世には、芸能界の人気者や、企業経営者といった、高額所得者が居ますが、彼らの手にしたお金は、どこから出ているのか。これは、言うまでもなく、私の給料と同じように、商品を、サービスを買ってくれる大勢のお客さんが払うお金。公務員や政治家にしても、それは、変らない。その「大勢の払う代価」が社会を支えている。なら、その「大勢」の払ってくれるお金が少なくなれば、当然、高額所得者の収入も減るわけだし、業種によっては、0になってしまう可能性もある。人気スポーツ選手も、大物芸能人も、企業経営者も、私達労働者も、その収入は、子供のお小遣いなど、大勢の人が払ってくれるお金でできているという当たり前のことを、もう一度、肝に銘じべきではないだろうか。人口の多くを占める労働者の給料は、製品やサービスのコストの一部、項目でいえば、「人件費」。と、いうことは、単純に考えると、人件費+材料費などの経費で価格の決まる、人間が生産するすべての製品、サービスを買う力は、労働者には、ないということになる。とくに、一部大企業などに見られるような、高額報酬を受け取っている人がいるのであれば、なお更で、それゆえ企業は、過当競争のさらされることになる。購買力の不足で消費者の手元に届かなかった製品やサービスなどは、ゴミや不良債権となって、環境や経済を蝕んでいく。プロスポーツ選手や、企業経営者になって、高額な報酬を受け取る夢を見るのはいいが、このまま、不況が酷くなり、失業者や低所得者が増え、「格差」が広がっていくのならば、遠くない未来、スポーツや芸能界など、一見、華やかに見える所から、今の姿は、崩壊していくことになるでしょう。すべての人々が、ほどほどに「豊か」に暮らせる社会になることが、社会を安定させ、多くの問題を解決させることができる道。「そんなことは、理想だ」「実現できるわけがない」「夢物語だ」確かに、そう思える。しかし、少しでも、その方向に舵を切らないと、私達の社会には、未来がなくなるのではないだろうか。
2010.10.07
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この前、書店、本屋さんについて、日記を書きました。実は、私は、昭和の最後の頃、書店員として働いていた時期があります。当時は、取次店と書店のオンラインが登場した頃で、まだまだ、本の取り寄せに時間のかかっていた時代。もちろん、インターネットの書店などもなく、書店に在庫がない場合、取り寄せに2週間くらいかかるのが、常識でした。人気の新刊の確保も大変でした。人気が高い作家の本でも、初回配本が数冊程度。「うる星やつら」などで人気の漫画家、高橋留美子さんの注目作品、「めぞん一刻」第1巻の初回配本が、僅か7冊だったときは、思わず、膝から力が抜けたことを覚えています。出版社は、人気作品でも、印刷部数を絞っていましたし、出版社と書店の間で、大きな力を持っていた取次店は、実績の高い書店から、その限られた部数の本の配本数を決めていたので、小さな書店では、人気の本でも、配本数が僅か1~2冊、配本なしという所もあったりして、重版されるまで、満足な数を手に入れることは、ほとんど不可能でした。そんな中、本好きの書店員達は、自分の担当するジャンルの人気作品、好きな本が大量に入荷すると、手を叩いて喜んだものです。私は、コミックや文庫の担当をしたことがありますが、読んだことがある、ないに関わらず、売れると嬉しい本があって、それをさりげなく目立つ場所に置き、「一押し」したりして、エコヒイキしたりしたものです。文庫本などは、フェアを企画するのですが、それが当たったときの喜び。これは、売れそうだと思った作家の本を早めに手配して、それが後々、人気が出てきたときの嬉しさ。そんなことをしながら、本に対する知識も深めていって、ベテランの書店員の中には、作家や作品名、その一部を聞いただけで、すぐにお客さんの目的の本を探し当てることができました。当時の書店員達は、自分の担当する本をわが子のように思っている人がいました。だから、それを愛する人、その本を楽しみにする人が買ってくれると、すごく嬉しかったし、反対に、ただ、「適当に何冊かほしい」みたいに、無造作に買っていく人は、いくら上得意さんでも、買われていく本がどこか、可哀そうに感じたりしたものです。やはり、好きな本は、その発売を心待ちにしている人、大切に読む人に買ってほしい。だから、コミックなど、次の巻はいつ出るの?とか、この作家の新作は、いつ出るの?なんて、待ち遠しそうに訊いてくるお客さんには、どこか、親近感を覚えたものです。今は、そんなお客さんや書店員は、どのくらい居るんでしょう?欲しい本は、ネットで手軽に買える。それは、便利で、いいことでもあるのですが、書店に足を運び、「出ているかな?」と、棚を覗くときのワクワク感と、見つけた時の喜び、せめて、あの気持ちだけは、今も大事にしたいと思います。本を愛する書店員、読者達に、乾杯!!
2010.09.19
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仕事が終わる時間は、日によって違うので、帰りの電車も、日によって乗る時刻が違う。そのオジサンは、会社の最寄駅を17時○○分に発車する電車に乗るときには、大抵、見かける。まず、乗り込むとき、電車が駅に停まる少し前に、車内の空いている場所を目で探している。電車が停まり、扉が開くと、降りる人がいようと、自分の前に乗ろうとしている人がいようと、車内の混み具合などにもお構いなしに車内に駆け込み、空いている座席に陣取る。そして、両脇に座る人の顔にかかるくらい、大きく夕刊紙を広げ、読み始める。それから約5分。私の降りる駅で、そのオジサンも下車していく。乗るときとは、違い、ゆったりと、降りていく。年齢は、私と同じか、少し上。まあ、40歳代後半か50歳代に見える。その必死に座席に陣取る姿に、周囲から、白い目が向けられたり、失笑を買うことも多いのですが、ご当人は、まったく意に介していないというか、見えない様子。隣に座られ、拡げた新聞の端が目の前に当たりそうになった女子高生は、キッとその顔を睨みつけ、憮然として、席を立ったことにも、降りようとしたとき、肩が当たって、よろけたオバサンに睨まれても、乗ろうとしたとき、後から押されて、「なんやおっさん!」と若いオニイチャンに言われても、まったく気づかないよう。このオジサンは、この歳まで、何を学んで、何をして生きてきたんだろう…オジサンが電車に乗っている時間は、わずか5分。必死になって、周囲の人から白い目で見られてまで、座ることが大事なのだろうか。夕刊紙を読むことが、人に迷惑をかけてまで、しなければならないことなのだろうか。ここまで来ると、笑ってしまって、その時刻の電車に乗るときは、ついつい、そのオジサンを探してしまう自分がいる。(お!今日もいるな、またやるな…やった!)しかし、あのオジサンが自分の親や家族だったら、嫌だな。私は、電車に乗る時、よほど空いている時以外は、30分ぐらいまでなら、座ろうとは、思いません。…ま、これは、座っているより、立っているほうが、すれ違う電車や、駅や車庫などに停まっている他の電車が見易いという理由からなのですけども。一番前、かぶりつきなら、2~3時間立っていても、まったく平気です……ま、これは、これで、うちの奥さんからは、嫌がられてますが(^^;
2010.09.11
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商売敵をわざわざ作るようなことだと思うのは、素人の浅はかさでしょうか?今、日本は、物価が下がり、デフレの状況ですが、世界的に見ると、食糧や資源を始め、インフレ傾向にあります。デフレといいながらも、日本でも、野菜などは、天候の影響もあって値上がりをしています。しかも、欧米各国は、金融機関の救済や景気対策で金融緩和政策を取っていて、ドンドンと紙幣をばら撒いていますから、いずれ、どこかの時点で、インフレが始まるでしょう。一方で、中東の情勢も不穏ですから、この先、原油が今までのように、スムーズに日本に入ってくるのかどうか、疑わしい。つまり、航空会社の経営環境は、相当厳しくなることが予想されるので、その中で、収益性の低い格安航空会社を作ってメリットがあるのかどうか、私には、疑問です。単純に考えても、その航空会社が全日空と同じ路線を運航するのであれば、全日空は、減便やその路線からの撤退をすることになるでしょうし、全日空のみが飛んでいる路線は、そもそも、収益性がそんなに高いとは、思えない。なんだか、自分で自分の首を絞めるようなことになると思うんですけども。格安なものは、今、巷に溢れていて、人気も高い。確かに、安ければ、消費者としては、助かりますが、それは、徹底した原価の低減を図って成り立つ商売であって、むろん、その原価の中には、人件費も入ります。終わりなき安売り競争の行き着く先には、何があるんでしょう?そこに、消費者を含め、人々の幸せな社会があるとは、私には、思えないのですが。
2010.09.09
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この前、以前に住んでいた駅に降りたら、子供頃から、30年も親しんでいた書店がなくなっていました。昭和の終わり頃、私の住んでいる大阪の近郊では、普通しか停まらないような駅でも、必ず、駅近くに書店があったのですが、今では、書店のない駅も多くなっていて、多くの町の「本屋さん」が消えてしまっています。「本屋さん」そのものが、絶滅危惧種のような感じです。今、日本に書店が何件あるのかしりませんが、当時は、日本に2万の書店があるといわれてましたけど。その、私がよく通っていた、無くなった書店の最寄の駅周辺には、記憶しているだけで、7軒の書店がありました。尤も、自宅からみて、駅の向こうには、あまり足を運ばなかったので、そちらの方にも、店があったかもしれません。その7店のうち、2店は、地元では、名の知られた中堅書店の支店、残り5店は、個人経営の町の「本屋さん」でした。ところが今、残っているのは、その中堅書店の支店のうちの1店のみ。あとの6店は、すでになく、一方で、大手ビデオレンタル店の経営する店舗が1店舗、新たに開店していました。個人店5店のうち、比較的遠かった1店は、あまり行ったことはなく、表を何度か通った程度ですが、それ以外の4店は、今もよく覚えています。うちと駅の途中にあった小さな本屋さんは、当時、50歳代くらいの夫婦で経営されていて、旦那さんは、自転車で配達しているのをよく見かけました。当時は、今のように、コミック本にビニールをかけている店は、まだ少なく、よく立ち読みに行っていたのですが、一度も、いやな顔をされた記憶はなく、取り寄せを頼んだりして、よくコミックや文庫本などを買った店でした。開店してから、なくなるまで、15年ぐらいだったでしょうか。平成になる頃には、もう店はなく、美容室に変っていました。もう1軒は、車の多い通りに面した店でしたが、昭和30年代のタイムスリップしたような古い店で、古い本が棚にずっと前から収まっているような反面、新刊本や雑誌が床に無造作に置かれていたりしていました。そして、いつ行っても、おばあさん1人が、ラジオを鳴らし、奥のレジで新聞なんかを読みながら、店番をしていました。尋ねたことはないのですが、おそらく、本のことを訊いても、あまり知らないんじゃないかという感じで、雑誌や新刊の文庫本やコミックをたまに買いに行った程度でした。もう1店は、立ち読みが一番しにくかった店。少し強面の親父さんが店にいて、長い間立ち読みをしていると、本を取り上げられたりしました。でも、比較的、コミックの品揃えが良かったので、皆、懲りずに立ち読みに通っていました。それでも、一番、本を買った店じゃないかと思います。そして、今回、無くなっていた店、「○○栄堂」という名前が、いかにも本屋という感じで好きでしたが、店自体は、さして広くなく、雑誌と新刊文庫本や新書などが主でした。しかし、その店の名にふさわしく、棚の最上段を見上げると、なんとか全集などというような、高価な文学的な本も置いてあったりして、それはそれで、雰囲気がありました。駅の改札から20歩程度で行けるので、雑誌、とくに時刻表を一番よく買った店(笑)で、ダイヤ改正号などの発売日は、会社の帰り、そこで時刻表を買って、隣の喫茶店(こっちは、10年くらい前になくなってしまいました)で「読みふける」のが、楽しみでした。いつも、店にいるのは、私と同年代くらいの男の人が1人。たまに、少し年配の男性がレジにいたりしましたが、後で聞いた話、3代続いていた結構古い本屋さんだったそうです。あの、高価な全集を置いていたのは、そのせいだったのかもしれません。当時から、コンビニに雑誌やコミックを置きだし、町の本屋さんは、苦境に立たされるところが増えてきました。活字離れとか、本の電子化なんて話も、20年以上前から言われてました。しかし、本は、定価販売制で、どこの店で買おうと、値段は、同じですから、小さな本屋さんでも、それなりに頑張れば、勝負には、なっていたのですが…やはり、品揃え、とくに、1日に100点といわれた新刊と、雑誌を網羅するのは、個人店では、不可能な話で、大型店舗やネットの書店が拡大するにつれて、力尽きて、本屋さんの多くが消えてしまいました。町の空洞化、人口の減少も大きい要因だったかもしれません。本屋さんというのは、当時のイメージとして、レジで座って、お客を待っていればいいという、比較的楽なものだと思っていた人も多かったのですが、実際は、そうではなく、毎日、取次店と呼ばれる問屋から送られてくる雑誌や書籍を裁くのは、結構たいへんなものだと思います。限りあるスペース、とくに個人経営の小さな店では、それをすべて置くことはできないですし、その中から、売れる、売れないを判断して、棚に並べるのと、返品するものを選ぶのは、それなりの見識も必要だったと思います。時代といえば、それまでですが、小さな本屋さんがたくさんある町というのは、それだけ、本を読む人、本好きな人が多く住んでいる、第一、それなりの数の人がいるということで、どこか、活気があるような感じがします。書店に限らず、雑貨屋さんや喫茶店など、あの頃、今にして思えば、経営として、成り立っていたのかな?と、疑うような店が、昭和の終わり頃には、町にたくさんありました。今の時代なら、とても、そんな店は、やっていけないでしょう。しかし、便利になった今と、営業しているのかどうか、疑わしい店が駅の近くに何軒もあったあの頃と、どっちが客にとって楽しいのか、人が幸せに暮らしているのか、あの書店がなくなったのを知ってから、よく考えています。
2010.09.08
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会社で昼の休憩時間、いつも、ついているテレビからは、「管か?小沢か?」とか、「管、小沢会談の結果は?」とか、「管さんはこういう人、小沢さんはこういう人!」とか、いかにも盛り上がっているようなワイドショー…別に、どっちでもいいんですけど。って、いうか、どうでもいいんですけど。シンクタンク藤原事務所の藤原直哉氏が言ってました。「東京の霞ヶ関、国会議事堂の付近に行ってみればわかる。あの辺には、一般国民の姿がない。あそこからは、一般国民の姿が見えない。だから、政治家連中には、国民の姿が見えないから、国民の感情、要望とは、乖離した政策(とはいえない、画策程度のものですが)をしている。だから、小沢であろうと、管であろうと、この先、今は、静かなこの日本でも、世界と同様、国民が政治に対し、政治家に対し、怒り出す時が来るでしょう」管総理が続投しようと、小沢総理が誕生しようと、対して、違いはない。円高は、ますます進み、形だけの介入をするんでしょうが、効果が上がるわけもなく、円高と株安は、進んでいく。輸出に依存した大企業は、コスト削減、リストラしか能がなく、日本政府共々、打つ手なし。最近、思うのですが、自民党小泉政権、あるいは、その少し前あたりから、輸出依存、円安、超金融緩和政策が行われ、その一方で、国内需要が冷え込むだけで、リストラやコスト削減で原価を下げ、安い物を海外へ出すことで、労働者には、実感のない「好景気」を言い続けてきた歴代政府首脳、閣僚、日銀や金融関係者、メガバンクや大企業の経営者の責任って、重大ではないのかと。「好景気」だといい続け、結局、内需拡大も声だけで、さしたる政策も打たず、円高になって、輸出系企業が沈んでいく。あの時、もっと、国内需要が伸びる政策を打っていたら、こんな、元気のない日本には、ならなかったはずで、国民の力、購買力を削ぐようなことばかりしていたツケは、大きいものがあるでしょう。政府や金融関係もですが、経団連とか、経済同友会とか、商工会なんて、この10年、20年、いったい何をしていたんでしょうねえ?こういうものは、もう要らないじゃないでしょうか。そして、そういうものは、国民の怒りの的になって、吹き飛ばされるかもしれません。歴史を見れば、政府が吹き飛ばされて、新しい行政機関に移行するなんてこと、何度もありましたから。そんなこと、露ほども思わず、相変わらず、権力抗争の画策に熱中している政治家と、それを面白おかしく伝え、何とか、視聴率アップ、新聞の販売部数アップにつなげようとしているマスコミ。そういえば、霞ヶ関もそうですが、最近の東京の民放キー局がある場所辺りも、あんまり、一般国民の姿が見えない場所にありますねえ。お台場や六本木ヒルズなんて、もう時代遅れというか、時代に取り残されつつあるように思えます。要は、テレビを観ていても、新聞を読んでいても、何にもわからないということ。世界は、一般国民の怒りが臨界点に近づきつつあり、極東と中東では、戦争のリスクが高まりつつあり、欧英米の国民国家は、崩壊の危機を迎えつつあり、民族主義は、かつてない高まりをみせている。そんななかで、「民主党の代表選挙!?」それより、仕事を、国民が安心して暮らせる社会を!と、いうのが、正直な国民感情であって、政治家やマスコミ、企業のトップは、次第に時代から遅れていってるのでしょう。
2010.09.02
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よく旅をしていた20年ぐらい前、旅先で「大阪から来た」と言えば、半分くらいの人に言われた言葉があります。「阪神ファンですか?」「大阪といえば、阪神だね」「私、タイガースファンなんですよ」しかし、近鉄沿線の大阪の東の下町で育った私には、「阪神」というのは、関西の私鉄や主な企業の中で、一番遠い存在でした。父は、巨人ファン(たぶん…)だったし、私は、近鉄ファンだったし、買い物は近鉄百貨店だったし、中高生の頃、遊びによく行ったのは、ミナミだったし…「大阪だからって、阪神とは限りません」周りには、南海ファンや巨人、中日のファンがいたし、アンチ阪神もいたし…尤も、その中でも、阪神ファンは、確かに数が多いし、中には、熱烈なヤツもいるので、その意味では、大きな存在ではありますが。鉄道ファンとして、「阪神」というのは、タイガースほど大きな存在とは、言いがたいところがあります。日本の大手私鉄16社の中では、その営業路線距離は、相模鉄道に次、二番目に短く、約43kmほど。一番距離の長い近鉄が500kmを超えていて、それは、その10分の1以下です。車両の数を見ると、約360両で、相模鉄道の約410両より少なく、最小となり、2700両以上の車両を保有する東京地下鉄(東京メトロ)の約8分の1。JRの山手線用車両だけで、570両くらいありますから、数だけをみると、阪神電鉄の全車両を集めても、山手線は、運営できないということになります。まあ、阪神の2倍以上、90kmを超える路線距離のある富山地方鉄道は、76両くらいの車両数で運営されていますから、車両や路線距離の比較がどのくらい意味があるのかは、わかりませんけど。ちなみに、資本金は、阪神電鉄が約293億円、近鉄が927億円、東京メトロが581億円、相鉄(相鉄ホールディングス)が311億円、富山地鉄が15億円。売り上げ(単独)は、阪神が約809億円、近鉄2939億円、東京メトロ3384億円、富山地鉄68億円。ただ、そんな阪神電鉄ですが、他社への乗り入れ区間が長く、東は近鉄奈良、西は山陽姫路まで阪神の車両がみられるので、その距離は、自社の営業距離の倍以上の90kmを超えています。そんな阪神電車でも、日本一のものがあります。それは、電車の加減速性能。発車の際は、ダッシュが利き、停車の際は、急ブレーキに近い。阪神間で競合しているJRや阪急に比べ、駅間が短い阪神は、特急や急行の邪魔にならないように、各駅停車の普通の「瞬発力」を上げる必要があったわけで、今でも、阪神の普通に乗ると、加速の良さを実感できますし、加速が終わったと思うと、すぐにブレーキがかかるという、エコや省エネ関係なし、という運転が味わえます。阪神は、現在、なんば線を介して近鉄奈良線と相互乗り入れしていますが、近鉄は、阪神より加減速性能を抑えています。そのため、乗り入れを行う車両は、阪神、近鉄双方とも、桜川駅で切り替えを行い、それぞれの路線の加減速性能に合わせていて、近鉄線内では、阪神車両も、少しだけ、のんびり、走っています。まあ、阪神電車は、日本の私鉄では、決して、「大きく」はないのですが、タイガースや百貨店の存在、車両のユニークさなどから、決して、「小さな存在」では、ないというのが、私の実感です。さて、今、セリーグ首位の阪神タイガース。プロ野球界では、巨人の人気を凌ごうかという大きな存在になっていますが、実力でも、一番になれるのかどうか…あまり、最近の野球に興味のない私でも、大阪に住んでいる限り、やはり、その影響は、小さくはないのです。
2010.08.29
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「戦争」とは、何だろうか?と、その言葉の意味を考えてみる。一般的に、「戦争」とは、ある国が、別の国に対して、「宣戦布告」を行い、武力で攻撃して、始まるというイメージだと思います。戦争になると、普通の人が、一枚の紙に書かれた命令で国内外の戦地に行かされ、武器を手にして、何の恨みもない人を殺す。第二次大戦後、中東やベトナム、朝鮮戦争やイランイラク戦争、湾岸戦争など、世界中で戦争が耐えなかったわけですが、さて、1945年の終戦以降、私達日本人は、戦争を経験してこなかったのか?確かに、日本人が、軍隊を持って、他国を攻撃していないし、自国が攻撃されたこともない。でも。戦争は、普通の人が、何の恨みもない人を殺す、というものだとすれば、あの「秋葉原無差別殺人」なども、「戦争」の一種ではないのか、と思ったりします。「辞令」という紙切れ一枚で、本人の意志とは関係なく、仕事を与えられる、時には、仕事を奪われるサラリーマンは、戦時中、「赤紙」で戦地に送られた人と、同じではないのか。そして、「戦争」自体が形を変えているのではないのか。「宣戦布告」によって、国と国が戦争状態になるというのは、「戦争」の1つの形に過ぎなくて、事実、アルカイダなどの組織が、国や別の組織に対して、攻撃を仕掛けることも、立派な「戦争」。今は、こっちの形の「戦争」の方が多い。それは、「貧困」とか、「格差」とか、他の形の「戦争」の結果、生み出されたものが一因になっているとは、考えられないでしょうか。かつて、高度成長期には、「交通戦争」などと言われ、交通事故で亡くなる人が年間で1万人を超えている時期があった。「受験戦争」「経済戦争」…今、日本の社会に、確実に忍び込んでいる「貧困」とか、「格差」というものは、形を変えた「戦争」に、私達を駆り立て、巻き込んでいるのでは、ないのか。目に見えない「戦争」が、今の日本を、世界を被っているのでないのか。そんな気がします。第二次大戦中、とくにその末期は、無能なリーダー達が、戦争を進めていて、多くの犠牲を出しました。そのリーダー連中は、自分の保身を考え、松代に地下司令部を作ろうとしました。東京の地下には、貴賓車といって、皇族や政府要人が使う列車の客車が隠されていて、戦後、それが引き出されている写真を見たことがあります。戦争の悲惨な現状を見えない、見ようとしないリーダーが自分の保身を考えていた姿は、今の政治家や企業トップ達のドタバタ劇とダブって見えるのは、私だけでしょうか。
2010.08.16
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なんと、3ヶ月も更新しておりませんでした…忙しいせいもあったのですが、パソコンの調子が一時期、悪くて、デジタル音痴の私としては、いろいろ格闘した末、ようやく、調子を取り戻したのが昨日。まあ、これからも、そんなに頻繁に更新はしないでしょうけど、書きたいと思ったことは、やっぱ、書いたほうが、精神衛生にもいいかもしれません。さて、円高。管総理は、「注視せよ」みたいなことを言ってますが、何度も、もう数年前からここで書いてきたように、どうみても、円高は、まだまだ進むとしか思えません。1ドル84円どころか、60円でも不思議じゃない。要するに、円高というより、ドルやユーロなど、円以外の主要通貨が軒並み下がっているということ。もう、注意して見ている段階は、とっくに過ぎていて、今は、積極的に手を打たないといけないところへ来ている。それには、失業や無業といった、仕事がないという現状を破る政策をドンドンと打ち出さないと手遅れになる…そういう段階というか、もう、かなり切羽詰っているところに来ている。それにしても、管さんを始め、政治家や企業経営者など、この国のリーダーは呑気というか、平和ボケしているというか…輸出系企業の経営者は、1ドル120円ぐらいが望ましいなんて言って、政治家共々、政府の為替介入でなんとかしようなんて思っているんでしょうが、そんな甘い考えでは、乗り切れそうにありません。私の知っているある経営者は、この前、「不況なんで賃金や人員の削減は仕方がない。この不況を乗り切るためには、原価を下げる努力を一層しないといけない」と言ってました。これが、正論と思えるようなら、経営者、リーダーは失格だとしか、言いようがありません。90年代から続く、リストラやコストカットによって、すでに、これらは、限界に達し、その影響は、この国の社会を蝕みつつあります。そもそも、不況が長引く責任は、企業経営者や政治家といったリーダーにある部分が大きいはず。画期的な新商品や新しい政策、ビジョンも示すことができず、人件費などのコスト削減しか能がなく、しかも、そんな能力のない企業のトップが、従業員の給与をカットしているくせに、高額な報酬を受け取っているなどとは、そりゃ、景気が良くなりようがない。知恵も、行動力も、勇気もないリーダーが日本中に居座っているんですが、まあ、それを嘆いていても仕方がないし、新しいリーダー、真の国民の生活、経済や社会の現場をよく知るリーダーに、そろそろ登場願いたいところです。
2010.08.14
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上場企業の11年3月期決算発表がピークを迎え、「増収増益」に、経済の先行きに明るい兆しが見える、なんて、ことを言っている経営者が多いようです。……日本のおもな企業の経営者は、まあ、一部、そうでない人もいますが、その多くは、少なくとも、テレビの会見などに嬉々として出てくるような人には、これから日本経済を、日本の産業界を、国民の生活を、本当に立て直さないといけないと、真剣に考えている人は、いないようです。それどころか、自分の経営している会社が、今の混乱期をどう乗り越えるのかすら、考えていない。まったく、能天気もここまでくれば、罪悪ではないかと思います。そもそも、決算の数字は、3月期、つまり、3月末までの話であって、それ以降、この1月半の間には、激しい金融混乱が世界で起こっている。その中、ひとり、円だけが高くなったことを思えば、輸出産業であるクルマ、家電などは、円高が進めば、利益なんて吹っ飛んでしまいます。ギリシャの問題は、何もギリシャだけの問題ではなく、この先、アイスランド、ポルトガル、スペイン、イタリア、ベルギー、などなど、次々と破綻の危機に瀕している国が行き詰ってくると考えられます。ギリシャ一国の救済に、欧州各国の中央銀行が90兆円もの資金供給をすると言っていて、この先、破綻する国が出てくれば、いったい、いくらの資金が必要となるのか、その数字は、怖ろしい額になります。しかも、そのギリシャ一国を救済する90兆円という金でも、今の欧州にあるとは、思えない。それに、各国の議会、国民がすんなり、その資金供給に同意するとも思えない。欧州の先行きは、かなり不透明というか、大きな混乱は、避けられないというのが、当然の見方だと思います。そして、日本企業、のーてんき経営者が好んで言う「中国への進出」今回の「ギリシャ危機」で、各国の株式市場が大幅に下落しましたが、中でも、上海の下落率が大きく、輸出が不振な中、巨大投資を国内で行っている以上、中国は、バブルがはじけたと思った方がいいように思います。となると、今、中国に進出しても、すべて、没収されて終わり、ということになりかねない。欧州にしろ、中国にしろ、破綻を先送りするために、巨額の資金を入れ、それがさらに不良債権を生むという、日本が90年代に犯したバブル崩壊後の誤りを、世界規模で繰り返しているのですから、その影響、混乱が日本に及ばないわけがありません。日本がバブル崩壊した90年代の始め、アメリカ人たちは、日本のバブル崩壊は、日本人が愚かだから起こったことで、日本だけの現象だと言ってたそうですが、その日本のバブル崩壊から、何も学ぶことなく、今、アメリカを含め、世界の国々が、バブルの崩壊を、世界規模で起こしてしまっている。そして、肝心の日本人も、大企業の経営者すら、そのことを理解していないというのが、どうも今の現状のようです。経営者の立場から言えば、「景気の先行きは暗い」と言ってしまえば、自分達は、その対応策を練り、実施しなければならなくなります。それは、能力的にムリ。なら、「回復基調にある」と言っておけば、何もしないで済みますから、経営者としては、楽なわけです。今や、欧米が造った国際金融システムは、最期の時を迎えています。このままでは、景気の回復など、あり得ません。新しい金融システムを造るしか、金融・経済の建て直しの方法なんて、ないのです。それを日本の大企業の経営者は、造ろうと提案するどころか、考える気さえない。大企業の経営者って、いつから、こんなに質が低下したんでしょうか?日本及び国際経済の回復、国民生活の向上、企業の実力の向上。今回の「増収増益」は、そんなものとは無縁で、ただ、補助金などで数字が弱冠良くなったというだけのもの。本当に景気が回復基調にあるかどうかは、私達庶民が、肌身でわかっているはず。さて、愚かなリーダーに導かれた組織がどうなるのか、よく、見極めたいと思います。
2010.05.14
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新党、どれもこれも、なんだか、国民の賛同を得られるようなものでもないですね。顔ぶれも、「昔の名前で出ています…」みたいな感じで。それに、もう国民は忘れたのかもしれませんが、まだ、「大連立」という亡霊が小沢さんを中心に、政界に取り憑いているようで、民主党と自民党、そして、新党を作った人たちにも、この話に乗ろうという人が多いとか。要は、自民と民主が組んで消費税を上げようという話。なんとか、税収を上げないと、自分達の給料が下がってしまいますからね。「事業仕分け」をやって、点数を稼ぎたい民主党ですが、そもそも、「仕分け」るのはいいですが、それで出費を抑える分、世間は、不況が酷くなるんですよ。仕分け人も、仕分けに拍手すつ人も、それを理解しているんでしょうか?特殊法人など、見直すのは、結構ですが、それで生活費を稼いでいる人も飯を食えるようにしないと…つまり、新しい産業を興し、雇用を確保し、国民の所得を上げないと、「仕分け」も意味をなさなくなる。普天間基地の移転問題にしても、そもそも、1996年、日米が合意して以降13年間、自民党が放っておいた問題だし、もっといえば、戦後65年間、日本が、沖縄が抱えてきた問題であって、なぜ、今、すぐに結論を出す、出せと、言うのか、納得できない部分があります。いずれにしろ、このままでは、参院選では、民主党が負けるのは必至で、小沢さんは、「大連立」などと言い出すかもしれませんが、鳩山さん共々、辞めるということになるかもしれません。政治の混乱は、避けられないような感じになってきたようです。
2010.04.24
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政治が一層、混沌としてきました。小沢さんのやりたい放題に、民主党内部からも、次々に異論が出始めていますが、そもそも、小沢さんが引っ込んだから、去年の選挙で大勝したのに、そのご本人が幹事長としてシャシャリ出てきて、独裁を始めるもんだから、この混乱は、避けることができなかったのでしょう。「郵政」で、亀井さんと他の閣僚の意見が食い違ったのも、小沢さんが直接、亀井さんに指示したことに端を発するようで、何をかいわんや…一方で、鳩山弟さんに続き、与謝野さんも自民党がら離党、民主党ほど注目されていないので、あまり話題になりませんが、こちらも、内部は、ガタガタのようです。まあ、普天間基地の問題をはじめとする安全保障も、郵政などの「改革」の問題も、経済も、すべて、自民党政権時代、問題を先送りしたり、対応がまずかったツケが今、回ってきているわけで、要は、「自分のことだけ」、国民の前で「エエカッコ」したい政治家さんが、能力もないのに、いろいろやってきた結果が、今の混乱なのでしょう。どうも、テレビによく出てくる政治家サンほど、仕事ができないとか。このままいくと、今度の選挙では、民主党の大敗は必至。しかし、自民党も勝てないでしょうから、小党乱立の戦国時代になる可能性が高い。そうなると、国会で与党が出す法案が安易に通らなくなり、小沢さんがやりたい放題できない代わりに、政治では、何も決まらなくなる。政治のさらなる混乱は、避けられず、おそらく、私達の生活にも、大きな影響が出るでしょう。まあ、これを機会に、政治に無関心だった人が、嫌でも関心を持たざるをえなくなるでしょうから、悪いことでは、ないかもしれません。ただ、海外では、この日本の政治混乱を予見していて、アメリカやイギリスと共に、日本も格付けが下げられるようです。となると、貿易や為替などへの影響も出るはずで、当たり前のように今、私達が手にできる海外の製品、資源の入手が、困難になる事態も考えられます。今年は、波乱の年でしょうか。
2010.04.04
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この前の日曜日、21日のテレビ、「サンデープロジェクト」ちょっと観て、唖然としてしまいました。榊原英資さんと竹中平蔵さん、そして、我らが田原総一朗さん。法人税を下げよとか、消費税を上げよとか、まあ、幼稚な議論を延々と…日本の消費税率は、外国に比べて低い?そりゃ、スウェーデンあたりの25%と比べりゃ、日本の5%は、数字の上では低いでしょう。ですが、食品や生活必需品にも同率の税金をかけてるかとか、医療費や教育費の国民負担の額が違うでしょう。高校無償化のための国連人権規約に批准していないのは、日本の他は、ルワンダとマダガスカルのみ。つまり、高校の教育費は、無償というのが国際的常識だし、医療費だって、社会主義の国を中心に無償、あるいは、日本より低い国が多い。そんな中で、消費税率の数字だけを外国と比較して、なんの意味があるのか。まったく、稚拙な論議。そして、法人税なんて、企業業績が上向かない限り、税率をいくら変えても無駄なだけ。そもそも、税収を上げるには、景気を回復させないと、何をしても無駄なわけで、消費税を上げた所で、その分、消費が冷え込めば、元の木阿弥。今は、税金云々より、いかに新しい産業を興して、仕事を作るかとうのが、最優先のはず。事業仕分けだって、天下りだって、それで飯を食っている人がいる限り、それを削ってしまえば、失業者が出たり、さらに景気を冷え込ませるだけで、そういう所にいる人を新産業を興し、シフトさせない限り、いい結果は出ない。しかし、今の酷い経済状況は、竹中さんにも責任があると思うのだが、その反省もなく、相変わらず、規制緩和、改革を叫ぶ…懲りない人です。
2010.03.23
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小泉のマジチルドレン自民党国会議員が青森で演説、八戸の美人過ぎる市議(私は、別にそう思わないんですが)も一緒に演説。八戸の美人市議は、地方の窮状を涙で訴え…って、地方をここまで追い込んだのは、規制緩和とか、市場開放とか、改革だとかいって、地方切捨て政策をやってきて、二世議員の親父の元総理のせいだと思うんですけど…二世議員に当てつけで演説したのなら、それに気づかない二世議員は、たいしたことないし、マジで訴えているのなら、美人市議は、何にもわかってないということ。どっちでもないのなら、両方ともたいしたことないというか、議員として、もっと勉強したら?と、言いたくなります。だいたい、マスコミ受けする議員にロクなのは、いないわけで、今の与党の大臣にも、マスコミ受けを狙う、馬鹿大臣もいて、さて、与党も野党も、ロクな大臣、議員がいない。明治維新のとき、江戸時代の役人は、すべてお役御免にして、総入れ替えをして、明治政府は、なんとか、成功した。今の国会、役所も同じ。議員と役人を、本当に仕事のできる人と入れ替えないと、やがて大混乱になる。まあ、政治は、もう混乱しているみたいですが。参議院選では、小沢氏で民主党が負けても、自民党も勝てないだろうから、群雄割拠の戦国時代へ、選挙前に小沢氏が辞任か追い出されても、その後の民主党がまとまるかどうか…どっちにしろ、政治は、戦国時代、ですね。
2010.03.14
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朝、起きて、テレビやパソコンの電源を入れる。ニュースやメール、天気をチェックし、朝ごはんを用意して食べる。そして、車や電車に乗って会社や学校へ出かける。携帯電話なんかで音楽を聴いたり、メールやゲームをしながら、学校や会社へ向かう。空調の利いた部屋で仕事をし、車や電車で営業に出かけ、数々の道具を使って工場や倉庫で働く、電気や水道を当たり前のように使って、仕事や勉強をする。銀行へ行けば、振り込まれた給料をおろしたり、振込みをする。コンビニへ行ったついでに、ネット注文の商品の代金を支払う。夜、家に帰れば、ネットで注文しておいた商品を宅配便や郵便局の人が届けてくれる。届いたメールをチェックし、録画しておいたテレビを観て、沸かしておいた風呂に入る。そして、暖かい布団で寝る…当たり前の日常生活。しかし、よく見ると、考えると、それは、多くの人達が、社会のシステム、私達の日々の生活を支えるために頑張っているから、生活できているんだと、思う。もし、何かの事情で、この「頑張っている人」たちが、頑張れなくなったら…リストラとか、災害とか、戦争とか…もっと、深刻に、「頑張っている人」が、肉体的、精神的に追いつめられ、「もうダメだ」と思った時は…危険や海を渡り、中東から原油を運ぶ人。悪天候の中、電気やガスなどのインフラをメンテナンスする人。夜遅くまで、夜通し、トラックで荷物を運ぶ人。治安維持のために、危険を顧みずに働く現場の警察官。災害現場に飛び込んでいく消防の人。こんな人達の労働環境が、人間が耐えられる限度を越えた時、その人達が「もうダメ、できない」と思った時、私達の平穏な日常生活は、あっという間に崩れ、混乱に落ち入る。中東で高まる戦争危機、それで原油が途絶するかもしれない。海運会社が破綻し、海外から食糧が来なくなるかもしれない。経済破綻で、物流が止まるかもしれない。災害で、インフラが止まるかもしれない。でも、それらは、人が「頑張れる」状況なら、きっと、時間がかかっても、復活、回復できます。しかし、人々が、「もうダメだ、できない」と諦めてしまったら、復活はあり得ない。自殺したり、自暴自棄になったり、無気力だったりと、諦めてしまった人が増えているように思います。そういう人達に希望を与え、いえ、国自体、世界が希望を持てるようなことが今、一番必要なはず。高速道路や空港、新幹線なんかよりは、あるいは、こども手当てなどより、遥かに優先度の高い、私達に必要なものは、力、希望が沸いてくる大きな政策、ビジョン。そういうのは、今の政治や経済、社会システムが崩れ去ってから、現れてくるものかもしれません。その時、私達の日常生活も、大きく、変わってしまうのでしょう。さて、どうなりますか。少なくとも、覚悟しておく必要はありそうです。
2010.03.14
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国内98番目の空港として、茨城空港が開港…その茨城との唯一、国内路線があるのが神戸空港。その神戸のある関西人の本音として、茨城ってどこ?茨城空港ってどこにあるの?98ある空港のうち、北海道の離島、礼文にある礼文空港は、現在、使用停止中で、このままの状況が続けば、日本で初めての廃港になる可能性があるとか。ネット環境が整い、いちいち出張に出かけなくても、テレビ電話などで会議ができるから、コスト削減になり環境にもいい、という。一方で、空港を造ったので、観光客を呼び込まないといけないから、もっと、人が出かけるようにしないといけない、という。高速道路は無料にして、車がどんどん走れば、経済が活性化する、という。一方で、そのあおりで、フェリーや鉄道の利用者が減り、高速道路を走るバスも利用客が減って、路線が縮小傾向になっている、という。景気回復には、国民所得が上がることが不可欠であるのに、その国民を顧客とする企業は、リストラで、国民である従業員の給料を減らし、首を切って、益々、所得が上がらないように努力している。すでに、斜陽ともいえる自動車や家電業界の経営者達は、顧客、国民に夢を与えるような商品を開発することもできず、今までと変り映えしない商品を作り続け、マイナーチェンジを「新製品」と謳い、コスト削減で、自分達だけの生き残りを考えている。大企業こそ、経営者こそ、今の経済状況をなんとかしないといけない責任を負っているはずなのに…要は、すべて、国として、企業として、組織として、この先の未来をどういう社会にするのか、何にも考えず、その方向性を示せないのが原因。最近、吉田拓郎の「落陽」の歌詞がよく頭に浮かびます。「この国ときたら、賭けるものなどないさ。だからこうして、漂うだけ」このまま「漂うだけ」を続けていたら、取り返しのつかない未来になってしまう。「賭けるもの」は、みんなで、もっと必死に考え、見つけなければならない。そう思います。すでに、見つけて行動をしている人もいる。政府は、そういう人達に、意見を聞きにいくべきだと思う。ただ、「賭けるもの」は、十人十色で、適材適所なので、よほど、世間、現場を知る人でないと、それを活かす意見を聞くことは、できないかもしれないですが。
2010.03.11
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なんか、呼ばれたから、仕方なく行く、みたいな雰囲気を感じなくもない、といえば、言いすぎでしょうか?「お客さんへの想い、アメリカへの想いを理解してもらえるように…」なんて、社長は言いますが、それならなんで、クレームがあった時点で、全社を挙げて、対応するように指示しなかったのでしょう?アメリカで、ユーザーが怪我をしたと聞けば、「お客さんへの想い、アメリカへの想い」があるのなら、すぐに飛んで行って、謝罪するぐらいのことは、できるというか、やると思うのですが。公聴会だって、呼ばれたから行く、のではなく、公聴会があろうがなかろうが、アメリカ国民がどう思っていようが、すぐに謝罪をしに行くのが、「想い」を持っている人の行動だと思います。要は、「想い」なんてものは、あの人にはなく、口先だけなんでしょう。いずれにしろ、トヨタの信頼は、もう回復することは、ないと思います。長年、トヨタの車に乗り、知人が働いている会社で、何より、日本を代表する世界的な大企業であっただけに、大変、残念なことだとは、思いますが。しかし、あの豊田社長の目、日本を代表する企業の経営者、組織のトップの目にしては、活き活きした感じがひとつもなく、死んだ魚の目にように感じるのは、私だけでしょうか。
2010.02.21
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中学時代、サッカーをしていたので、(と、いっても、途中で辞めましたが)興味がないことは、ありません。でも、オリンピックも、サッカーも、あまり関心がないんですよ。もちろん、選手達は、凄いと思います。あの努力、プレッシャーの中で戦うなんて、私には、あの百分の一の度量はありません。でも、一方で、やれ金メダル何個だとか、ベスト16に入れとか、国の名誉だとか、どうも、何かに乗せられているような気がして、騒いでいるマスコミや、熱狂している人達には、賛同しかねるんですよね。おかしいでしょうか?選手を応援するんなら、何も自国だけでなく、他国の選手を応援したって、いいじゃないですか。スポーツの勝ち負けより、考えないといけないこと、もっと多いじゃないか、なんて、理屈が頭に浮かんでしまう、私は、ひねくれ者かもしれません。愚民政策、つまり、国民を馬鹿にして、自分達のいいように国を治めようと考える為政者は、3つのSを使うそうです。スクリーン、スポーツ、セックス。映画やスポーツに熱狂させ、風俗などに溺れさせる。すると、国民は、馬鹿になって、政府の政策に反対もしなくなり、自分達にいいようにできる。昔から、プロパガンダに映画はよく使われたし、スポーツも、愛国心を高めるために、利用されているフシがあります。オリンピックを誘致すれば、景気が良くなり、地域もよくなるなんて、誰が言ってるんだ?風俗については、いわずもがな。私だって、日本人ですから、日本人選手が活躍すれば、それは、嬉しいのですが、テレビにかじり付いてまで、応援しようという気がない。まあ、こういう人間が居てもいいでしょう。ね。
2010.02.14
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あの、トヨタの佐々木副社長のユーザー、ドライバーを馬鹿にしたような会見。 佐々木副社長会見記事 私も、15年以上、トヨタ車を所有してきました。 大きなトラブルも、故障もなく、もちろん、ブレーキに不満や不安を持つこともなく、乗ってきました。 会社や知人、家族の車など、10台以上の車を運転しましたが、トヨタの車を含め、車固有のブレーキのクセや、聞き具合の違いを感じることは、ありますが、とくに違和感を持つような経験は、ありません。 今回、プリウスのブレーキに対し、ドライバー、ユーザーがクレームをつけたということは、そういう車のクセや佐々木副社長がいう「フィーリング」などという問題とは、まったく、別次元の話で、佐々木さんの会見は、これが、日本を代表する企業、世界のトヨタの重役の言葉かと思うと、まったく、情けないというか、企業経営者としての、良心を疑います。 ドライバーには、自動車運転の経験の浅い人、長い人、あまり運転しない人から、毎日のように運転する人まで、様々な人が居ますが、おそらく、クレームは、そういういろんな人から、挙がってきているはず。 佐々木さんの言葉は、ドライバー、顧客を馬鹿にしているように聞こえたのは、私だけ? 乗り物は、乗る人が命を預けるものでもあり、まして、車の場合、運転者や同乗者だけでなく、周囲の他の車、歩行者やバイク、自転車、そして、沿道の住居や建物などの財産に対しても、安全でなければならないはずです。 そして、安全に止まるというブレーキ。 車の命であるはず。 それをフィーリングの一言で片付けた佐々木さんは、少し、厳しく言えば、自動車業界にいる資格は、ないと思います。 まあ、世界とトヨタといえども、経営者の質は、こんだけ下がってしまっているわけで、世界中、国も、地方自治体も、大企業も、もはや、私達の頼りになる存在では、ないようです。 トヨタは、3割、コスト削減を目指すそうですが、結局、リコールとなったプリウスのことを含め、こんな状態では、コスト削減どころか、新興国が安い自動車を世界市場に流し始めている今、企業の存続さえ、危ういでしょう。 輸出依存でやってきた日本の製造業の大企業は、もはや立ち行かなくなるように思います。 その危機感が経営陣や経団連などの財界から感じられないところが、私には、不思議です。
2010.02.07
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さて、マスコミの論調では、いよいよ、小沢城落城のような雰囲気ですが、一方で、検察やマスコミに対する批判も、根強いようですね。ところで、こういう事件で、いつも、TVニュースで「関係者によりますと…」とか、「…という事実が、関係者への取材でわかりました」とか、いうのですが、その「関係者」って、何者なんでしょうか?天下の大テレビ局が、ゴールデンタイムのニュースに、まさか、わけののわからない人の話をトップニュースに持ってこないでしょうから、さぞかし、すごい人物、大物なんでしょうねぇ。でも、そんなに事情に詳しい「関係者」って、結構、限られると思うのですが、それを公に言えない理由があるのでしょうか。それとも、「関係者」なんていなくて、噂の「リーク」だったりして…検察と聞くと、誤解してしまうのですが、捜査員って、検察には、いないんですよね。なんでも、こういう事件では、検察がいろんな話をマスコミにリークして、マスコミにいろいろ取材させて、捜査員代わりに使うとか。こういうことが、「国策捜査」とか、いわれるところで、国民の疑惑が拭えないところじゃないかと思うのですが。実際、「関係者」の証言って、検察か、捜査されている方にしかわからない話もあったりして、小沢さんの件を明らかにするのも大切ですが、この国民の疑問にも、答えてほしいものです。それに、今度の事件。要は、政治とカネ。議論する必要なんてなくて、要は、小沢さんが法に触れているなら罰して、触れていないなた、お構いなしとする、というだけの話であって、こんなことは、自民党政権のときの、散々議論してきたことだと思うのですが。その自民党も、なんだか、かつての自分達のことを棚に上げて、よくぬけぬけと言えたもんですねぇ。政治とカネの問題で、結局、きっちりとけじめをつけなかったのは、自民党さんがやってきたことではないですか。いずれにしても、小沢さんは、民主党を出るか、追い出されることになるでしょうから、ここは是非、民主党の若手の方々にがんばっていただきたいのですけども。このまま、小沢さんが居座るのなら、参院選では、民主党は、負ける可能性が高くなるでしょう。かといって、自民党が勝てるとも思えない。群雄割拠、戦国時代のように、小党乱立、となるのかもしれません。ただ、日本の古い政治家の最後の生き残りが、小沢一郎さんだということは、いえると思います。
2010.01.24
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チラッとしか観ていないのですが、今日放送のNHK「クローズアップ現代」では、日本やアメリカの新聞社の売り上げ、広告収入の落ち込みが取り上げられていました。その対策として、毎日新聞は、合理化などによって空白となった地域を、その地方の新聞社の記事を買うことで、穴埋めするそうです。まあ、そもそも、日本の新聞社は、海外のニュースなど、他国のメディアの記事を買うのが得意ですから、地方もそれでいいのでしょう。あるいは、発行部数の落ち込みのヒドイ産経などは、電子化、携帯電話などで、紙面そのものを提供するようにするなどで、生き残りを図るそうです。わかってませんね。新聞が売れないのは、もちろん、若者の活字離れも一因かもしれませんが、そもそも、今まで、新聞社が本当のことを書かず、政府や大企業の御用新聞になってしまったから、心ある読者、識者が新聞離れを起こしたからでは、ないのでしょうか。小泉郵政選挙のとき、大々的に小泉を持ち上げた新聞、今でも、なんだか、アメリカ寄りの記事を一面に掲げたり、さらなる改革が必要だとか、量的拡大で景気を刺激すべきだとか、まったく、一般国民の心情と乖離している記事を書き続けていて、売る気があるのかと、疑問を持ってしまいます。私も、新聞記事があまりにも、役に立たないので、新聞の購読を辞めた口ですが、そのあたりの反省もなく、新聞社って、立ち直るんでしょうか。今、株式市場がミニバブル状態の中、金利の上昇が続いています。これは、かなり危険な状態で、まもなく、株の暴落が起きる可能性が高いと思います。そして、国債や社債なども、暴落する可能性も高い。こんなことを指摘し、警鐘を鳴らしている新聞社、記者は、いったいどのくらい居るのでしょう。今の日本経済の状況を、能天気経団連の連中に責任があるという新聞がどのくらいあるのでしょう。国の建て直しには、まず、現状を国民に明らかにするところから始まるはずです。いったい、国に金はあるのか、ないのか、あるとしたら、どのくらいあるのか、年金は?特別会計の実態は?日米同盟の真実は?小泉や竹中がやった売国的行為とは?などなど、新聞には、国民に真実を知らせるべき責任があるはず。それを忘れていては、いくら合理化をしたところで、新聞社の未来はないと、思うべきです。
2010.01.12
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来年3月ダイヤ改正から、上野と金沢を結ぶ寝台特急「北陸」と夜行急行「能登」が臨時列車化されるそうです。「つるぎ」や「利尻」の例を見るまでもなく、「季節列車化」は、廃止の準備段階のような気がして、危機感が増します。夜行列車、寝台列車の削減には、歯止めがかかりません。時代の流れといってしまえば、それまでですが。かつて、お盆と年末年始には、夜行列車の指定券や寝台券を求め、旅行社や駅の窓口には、前売り発売時期には、長蛇の列が出来ました。上野や東京、大阪などのターミナル駅では、自由席に並ぶ人達が、列車の発車の何時間も前から、列を作っていました。あの頃の駅は、今と比べ、綺麗でもなく、エキナカの店もほとんどなく、ただ、駅弁などを求める売店や立ち売りの人達がいただけでした。それでも、今のターミナル駅に比べて、どこか人間味に溢れ、温かみが感じられたように思います。同じ列車を待つ知らない人が、話してみると、実は、同じ町へ帰る人だったり、食べ物を交換したりと、待つ時間も、それなりに、有意義だったような気がします。混雑している車内でも、同じ席になった人達と話しがはずんだり、朝、寝台から顔を出すと、自然と、乗り合わせた人に「おはよう」と挨拶したり…あの暖かかった列車、駅は、段々と消えていくようです。まだ、廃止されると決まったわけではないのですが、夜行列車の本数が減ることには、違いなく、寂しい限りです。
2009.12.23
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しばらく、たいへん長く、ご無沙汰でしたが、見捨てずにいてくださった方、本当にありがとうございます。来年の後半、夏以降には、景気は回復の兆しをみせる…まあ、去年末から今年の年初にかけ、同じようなことを言っていた経営者がたくさんいましたが、まだ、言うか、という感じの御手洗経団連会長。金融も、経済も、資本主義のシステムそのものが機能不全を起こし、すでに、危篤状態で、そろそろ家族を呼んでください、という現状に対し、こういう能天気な発言を堂々と、恥ずかしげもなく言えるところに、今の日本の企業のトップの無能さが現れています。だいたい、経済の現状に対し、経団連の責任って、大きいと思うのですが。景気をよくする方法は、極めて単純。国民の所得を上げ、大減税を実施すること。なのに、てめえの会社の従業員の給与を上げることも考えず、派遣や契約社員の首切りが横行している現状にも、何も言うこともなく、企業の税金が軽くなることしか、考えていないお人、自分が何もしていないのに、景気が回復するなんてこと、言うこと自体、経営者としての資質を疑ってしまいます。最も、今の政治家、経済人には、国民の所得を上げることも、大減税も、国内需要を拡大する方策も、考えることも、できるわけがないので、ひとり、御手洗さんだけが、無能というわけでは、ありませんが。もう、現行の資本主義は、崩壊するしかない。その後の世界というものが、この人達には、想像することさえ、できないのでしょう。まあ、経団連を始め、財界も、資本主義と一緒に、消えていった方が、世のため、人のためだと思います。
2009.12.22
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今回の衆院選前、あれほど、マスコミが民主党有利を伝えていたのに、自民党では、有効な対応策を練ったという形跡がありません。森田実氏のHPに、自民党中枢部の党員のインタビューが載っていますが、これを見ると、いかに自民党という組織が、内部から崩壊しているか、よく理解できます。森田実のいわねばならぬマスコミの世論調査をみても、それは、世論調査の方がおかしい、とか、麻生首相が演説に行くと、人が集まるので、支持されていると思ったとか、危機感も、何もない実態。小泉政権以後、「劣化した自民党は、空気が読めない人がトップを占めてきた」そして、何より驚くのは、今回の敗戦についても、反省も何もなく、ただ、国民がマスコミに踊らされたとか言って、なんで負けたのか、本気で考えている人がいないということ。「何とかなる」まだ、そう思っている人が、自民党には、多くいるそうで、これでは、自民党の再建どころか、解党、消滅の危機に瀕していると言えるでしょう。とにかく、人がいない。人材が払底しているんですね、自民党は。民主党の鳩山政権が本格始動した時、本当の野党の悲哀を思い知ることになるのでしょう。この自民党の様子を聞いていると、なんだか、過去、歴史において見られた、観念主義というか、事実を認識しようとせず、ひたすら、自分達の信じている観念、こうあるべきだという姿に基づいて、政治や活動を行ってきた組織を思い起こさせます。それは、第二次大戦中の日本軍部、大本営や幕末の攘夷思想者などと、同じものを感じます。机上とか、自分の頭の中だけで、あれこれ考え、現場を、国民生活や経済の実態を客観的に見ようという気がないのでしょう。今のままでは、自民党は、立ち枯れた木が朽ち果てていくように、崩壊していくしかないのかもしれません。
2009.09.07
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久しぶりに日記を書いております。さて、注目の衆院選から1週間、なんだか、時代が大きく変化していることを感じます。まずは、自民党。私は、過去の投票において、ただの1度も、自民党に票を入れたことのない人間で、今回ももちろん、入れてはいません。笑えたのは、小泉チルドレン。ほぼ全滅したのは、予想どおりでしたが、小泉チルドレンは、落ちても、実の息子は通るという、笑えない状況。麻生首相をはじめ、福田、安倍の元首相、石破、高村、河村さんといったところは、小選挙区で当選しましたが、武部、町村、甘利、小池、額賀、塩谷、伊吹さんら、比例区で辛うじて当選した人たちも含め、要は、前回の郵政選挙、あるいは、それより以前からの、経済戦の敗戦と、国民の生活を今の閉塞社会に押し込めてしまったA級戦犯が残ったわけで、これからが針のムシロ。おそらく、その責任について、これから、内外から、追究を受けることになるのでは、ないでしょうか。福田元首相をはじめ、次期自民党総裁と言われる人たちは、自民党の再建を口にしていますが、4年後、果たして自由民主党なるものが存在するのかどうか、極めて怪しいと思います。民主党の方は、思わぬ大躍進で、まさに「革命」的なことだと思いますが、裏を返せば、政治的素人が多数、当選したわけで、そのあたり、これからの政治は、政治家だけでは、その問題を解決することは困難であり、幕末に幕府や多くの藩で行われたように、広く、国民の意見を聴くことが必要になるでしょう。とくに、現場の第一線で活躍している人、普通の生活をしている人の中から、あらゆる知恵を出せるような仕組み、制度が必要になると思います。国民の方から見ても、政治は、政治家に任せるという時代は、終わったと考えるべきで、これからは、国民総参加型の政治が模索されていくように思います。自民党以上に壊滅的打撃を受けた公明党。もう終わっている組織、内部が崩壊しているのに、形ばかりの大きなモノに付いていった者がどうなるか、なんだか、身を持って、教えてくれたような気がします。面白いのは、マスコミや財界の反応。まあ、型どおりの発言をしている経団連や自公政権ともたれあってきたマスコミは、戸惑っていることは明白で、民主党に対し、不安感を声高にいう人もいて、まるで、今までの自公政権がしっかりしていたような口調には、国民の審判である選挙をどう考えているのか、その良識を疑ってしまいます。前回の郵政選挙同様、マスコミや経団連は、挙げて自公政権を応援したのでしょうが、それに踊る国民は、もういなかったということ。今のマスコミや経団連のトップなども、自公政権と運命を共にしていくのでしょう。今日の「サンプロ」で、田原総一朗が「今回、民主が勝ち、自民が負けたのは、小沢一郎さんが民主にいて、自民にいなかった、それだけ」と言ってましたが、そんな程度の認識でしか、今回の選挙結果を見られないとしたら、時代の流れをまったく、わかっていないとしか、言いようがありません。自公与党が票を取れなかったということは、過去、この国で幅を利かせてきた、組織票を獲得する選挙のやり方が崩壊したということで、いくら小沢さんが敏腕だとしても、組織選挙の崩壊がなければ、今回の結果はなかったはず。過去の常識が通用しない、組織選挙や政党を支持してきた企業などの組織が、その内部は、もう崩壊しているというのが、今回の選挙で浮かび上がってきた事実だと思います。要は、「革命」なんです。自公政権に、アメリカ追従に、市場原理主義に、矛盾した資本主義に、政治家や官僚が国民をだましてきたことに、売国奴たちに、本当のことを公表しない政府与党に、それらに、国民がNOを突きつけた。自公政権では、もうどうにもならないと見限った国民の「革命」。明治維新や終戦後がそうであったように、新政権がうまくいくのかどうかは、未知数だし、国民に不安があるのは、当然。変化に不安がっていても仕方ない。そして、「革命」の本番は、まさにこれからで、間もなく起こるであろう3回目の金融危機では、不良債権問題がまだまだ処理されていない現実が浮かび、北朝鮮やイスラエルの問題では、日米同盟の闇など、安全保障での問題が浮上してくるはず。その時、新政権がどう舵取りをするのか、その責任の所在をどう明らかにするのか、それによって、今後のこの国のあり方が変ってくるでしょう。
2009.09.06
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民主がいい、いや、民主は怖い、頼りない…次の衆院選、いろいろ意見は、ありそうです。私も、はっきり言って、民主党には、あまり期待できないんではないかと、思っています。ただ、戦後、いえ、もっと前から、日本の政界などに溜まった膿、その政治家や官僚たち、売国奴たちが隠してきた、今も隠していることを表沙汰にするためには、政権交代は、必要だと思います。国家財政や年金など、国のおカネは、本当はどうなっているのか、日米同盟にまつわる疑惑、郵政民営化など、民営化の真実、果ては、東京の地下にあるという国民に知らされていない構造物の存在、佐川急便事件など、様々な政治とカネの問題…私達国民に知らされていない真実をすべて、明らかにしない限り、これからも、国は良くならないし、日本の未来は、造れない。自民と民主の近視眼的な政策とか、小さなスキャンダルとか、そういう問題ではなく、とにかく、自民党政権が隠してきた「真実」を明らかにさせるために、政権交代は、必要だと思います。全てが明らかになって、責任を取るべき者には、取らせて、真実を知らせさせてから、国民自身が、これから、この国をどうして行くのか、考えないと、未来は、開けない。政権交代をさせて、民主党、あるいは、民主党を中心とする連立政権が誕生すれば、とりあえず、真実を国民に知らせることがその役割と考え、それ以降、実際の政策については、国民が監視し、意見を出し、また、政権を選びなおしていけばいいのではないかと思います。ただ、緊急の課題もあって、とにかく、働く人にその場所を作る、失業や就職難の問題など、雇用問題は、待ったなしであるから、これだけは、政府が主導で、国土の復興とか、災害復興、農業振興におカネを集中させて、雇用を産み出すことが、すぐにやるべきことだと思います。これだけは、民主であろうと、なかろうと、次の政権は、すぐにやってもらわないといけません。それ以外のことは、政権交代した政府が明らかにした真実、国民が知らされてこなかった情報を見て、みんなで考えていくしかないのではないかと思います。
2009.07.26
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日食では、多くの人が空を見上げました。残念ながら、その時間、私の仕事場の上空は、曇っていたので、日食自体、目にすることは、できませんでした。私は、日頃から、出勤途中でも、外出したときは、なるべく、空を見上げるようにしています。面白い形の雲を探したり、朝陽や夕陽が作る空の色をみたり、雲が一面にあっても、場所によって、色や形、その厚みの違いをみたりして、町中にいるわりには、よく空を見上げています。以前、礼文島で、険しいこの島の西海岸に海上から冷たい風が吹き付けられ、そこに霧が発生し、島の西海岸から陸地を駆け上がって、空高く、雲になっていく様子を飽きずに眺めていたことがあります。花の浮島と呼ばれる礼文は、風の島であり、雲が生まれる島でもありました。ああいうふうにして生まれる雲が、雨を、水をもたらし、形を変えながら空を巡っていく。ささやかですけど、いつも、雲を見ると、あの時の礼文の光景が思い出されます。自然と繋がっていたい、繋がっていないと生きていけない。そういう想いが、私に空を見上げさせるのだと思います。
2009.07.26
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2ヶ月も日記を書いていなかったのか…なんだか、書きたいと思うことがなく、ブログ管理のページすら、ロクに見ていなかったんですが、さて、書きたいと思うことがないのは、今、この時点でも変わりません。自民党は、まもなく「終わる」でしょうし、日本は、「終わった国」だと思われているでしょうし、サブプライム、リーマンショックに続く3度目の金融危機も、まもなく起こるでしょう。でも、混乱するということは、世の中が良くなるためだと信じたい。明治維新、終戦…いつも、混乱期は大変な時代でしたけど、その後にくる時代を思い描き、良い時代が来ると信じた人がいて、時代が変わり、少しずつ、世の中が良い方向に来たのだと思います。それを信じて、来年、再来年が今より、いい時代でありますように…
2009.07.20
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大阪では、昨日から、学校が休校になっていて、今日などは、高校生がいないため、朝の電車も空いていて、町もなんだか、静かというか、みんな息をひそめているような雰囲気でした。それにしても、大阪や神戸の人間は、ウチへ来るな、みたいな話をいくつか聞きました。ある会社の営業マンが地方の得意先へ行こうとしたら、「大阪からは、来るな!」と言われたとか。ま、気持ちはわからないでもないですけど、さて、その程度の認識で済む問題なんですしょうか?噂では、東京や神奈川県では、海外渡航歴のない人は、従来のインフルエンザとして処理されているらしいということも聞きました。どう考えても、関西より、首都圏の方が、人の流れも、モノの流れも、海外との交流が多いし、それで、日本国内の感染者が大阪と兵庫だけというのは、なんだか、おかしいような気がするのですが…それと、行政の対応も、今のインフルエンザのウイルスが弱毒性ということもあって、症状の軽い人は、自宅療養させるとか、開業医でも発熱外来を受け付けるようにするとか、要するに、「もう対応できません」という態度になってきて、ウイルスが変異した時や、大流行する可能性が高いといわれる今秋以降は、結局、国や自治体は、頼りにならないということなのでしょう。今回の感染者の出た市町村の地図を見ていると、阪神大震災の被害地区の地図とよく似ていて、驚いたのですが、あの時、政府の対応は、まったくお粗末で、東京のマスコミの反応も、被災者や阪神地区の人の神経を逆撫でするものが多かったことを思うと、今回も、同じようなモノを感じないこともありません。幸い、まだ、日本では、死者は出ていません。とにかく、怖がっていても仕方ないし、出来る自己防衛策をして、体や心に、疲れやストレスをためないようにする。それしか、ないようです。
2009.05.19
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ウチの近所でも、もっと広い周辺エリアでも、相変わらず、マンションの建設が続いています。どう考えても、売れないのに、なんであんなに建てるのか。日綜不動産が民事再生法適用申請して、手がけているマンションの建設がストップしていますが、その中には、ほぼ完成している物件も何件があるようです。そして、ビルを見回しても、「テナント募集」の看板や張り紙が溢れています。私の職場の最寄り駅の前のビルの1フロアは、もう5~6年も空いたまま。それでも、商業ビルの建設も結構、多くみられます。要は、不動産やら、住宅販売やらの会社は、造って売るしか能がないというか、それしか、会社の仕事はないと、そう考えているのでしょう。一方で、ネット難民とか、ホームレスとか、失業者も、溢れつつあって、家のない人がたくさん居て、空いているマンションやビルがたくさんあって…この矛盾が資本主義。富は、広く分配され、中産階級が裕福になれば、景気が良くなり、企業の業績も上がる。しかし、アメリカを中心に、富が一部の大企業の重役に集中し、その連中は、決して、庶民への富の分配を考えることはない。だから、自らの会社の業績が落ち、破綻しているのに、それでも、自分は、高額の報酬を貰って良しとする。これも、大矛盾。1970年代、日本では、経済危機に際し、銀行は、積極的に融資にカネを出し、企業は、インフレが進む中、利益を削って、従業員の給与を、雇用を守った。その結果、1980年代のバブル景気を向かえる。高速道路1000円での大渋滞。こぞって、ETCを取り付けさせ、政治家の天下り組織が大儲け。なぜ、現金では、1000円にならないのか?物流を担うトラックやバスの料金は、なぜそのままなのか?ここに、景気対策という名の利権政治が見え隠れしている。小沢さんはなぜ、代表を辞めないのか?次の選挙で民主党が勝ったとき、小沢代表でないと、自公との大連立ができないから?矛盾を放置すれば、それは、いつか、崩壊を招く。大きな組織、政府や大企業、巨大政党……そして、社会……行くところまで行って、すべてが崩壊した後から、良い社会が生まれると信じたい。
2009.05.10
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阪神なんば線が開業、近鉄と阪神の相互直通運転が開始されて、1ヶ月以上経ちました。開業初日から、尼崎での車両の増解結の不手際などで、ダイヤが乱れたりしていましたが、それも落ち着き、近鉄車が阪神線を、阪神車が近鉄線を走る姿は、日常の風景になっています。私にとって、小さい頃から聞かされていた、阪神と近鉄の相互直通運転、それだけに、想いも強いので、ここでまた、グダグダと書かせてもらいます。(近鉄鶴橋にて 近鉄大阪線の列車と並走する阪神1000系)ある鉄道会社の車両が、別の会社の線路に乗り入れることは、別に珍しいことでは、ありません。事実、首都圏では、JRと大手私鉄7社が、東京メトロや都営地下鉄に乗り入れていて、小田急-東京地下鉄-JRや、京急-都営地下鉄-京成など、地下鉄を挟んでの乗り入れも珍しくありません。相互直通運転という点では、遅れている感の関西ですが、それでも、大阪、京都、神戸の各市営地下鉄は、私鉄との相互乗り入れを行っていますし、神戸市では、神戸高速鉄道を介し、阪急と阪神、山陽電鉄が乗り入れを行っています。名古屋市営地下鉄も名鉄と、福岡市営地下鉄はJRと、こちらも乗り入れを行っています。こう見てくると気づくのは、都市圏の相互直通運転というのは、地下鉄などを介しているということ。地下鉄などを介さず、近鉄と阪神という大手私鉄が直接繋がっての直通運転というのは、ここだけの例ということになり、珍しいことです。かつては、近鉄京都線と京阪が、丹波橋で同じ駅を使用し、相互直通運転を行っていましたが、これは、1968年までの話で、40年も前のこと。さて、阪神電鉄といえば、プロ野球、阪神タイガースのオーナー会社として、鉄道に興味がない人でも、全国的にその存在が知られた有名企業ですが、大手私鉄としては、その営業距離は最も短く、44kmほど。路線は、大阪梅田-神戸元町間32.1kmの本線と、今回、開業した新線区間を含む、大阪難波-尼崎間10.1kmのなんば線、武庫川-武庫川団地前間僅か1.7kmの武庫川線の3路線。長さ約53kmの青函トンネルの延長よりも、阪神の営業路線は、短いということ。ただ、今回、近鉄奈良線に乗り入れることで、大阪難波-近鉄奈良間32.8kmと、神戸高速を介し、山陽電鉄まで乗り入れる元町-山陽姫路間59.7kmの計92.5km、自社路線の2倍以上の他社線区間を阪神電車が走ることになり、それは、日本の私鉄としては、決して短い距離ではありません。乗り入れ先の近鉄が、営業距離500kmを越える私鉄日本一の規模であるのが対照的ですが、阪神三宮の案内板に、「難波・奈良・名古屋・伊勢志摩方面」とあるのには、この大手最小規模の阪神電鉄の想いが見えて、面白く感じます。一方の近鉄も、人気観光都市の神戸や固定的な集客力のある甲子園へのアクセスが向上することに大きな期待を賭けているのも事実。今回の乗り入れは、阪神と近鉄が40年以上に渡って構想してきただけに、単に路線が繋がったという以上の想いが、両社にあるようです。厳しい経営環境が続く中、始まった阪神と近鉄の相互直通運転。尼崎での車両の増解結や桜川駅の近鉄用の折り返し線設備など、他にはない、ここ独特の直通運転の設備やシステムがあり、それぞれが興味深いですが、利用者にとっても、使いやすい運用をめざしていってほしいと思います。
2009.04.26
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講談社現代新書で、著者は、外務省に入省後、アメリカやイラク、カナダで勤務し、駐ウズベキスタン大使、駐イラク大使などを歴任した孫崎亨氏。現在のアメリカ追従の安全保障のあり方に、非常な危機を感じ、考えさせらます。日本が戦略思考に弱いということに始まり、911テロのことをアメリカが「真珠湾攻撃」と言った理由、アメリカのイラク戦争、駐留の真の目的、日本外交の変質と失敗、冷戦後のアメリカの思惑など、マスコミや政治家達が正面から取り上げないことが書かれています。日本にとって、安全保障や外交の中心が対米政策にあることは、異論のある人はいないと思いますが、日本の首脳や政治家たちは、必ずしも、アメリカの政策を読み取っているとは、限らず、それどころか、アメリカの対外政策を読み違え、失敗を犯していることが、よくあるとか。2002年、小泉首相は、電撃的に北朝鮮を訪問しますが、これは、アメリカとの事前交渉の上に行われなかったため、当時、対北朝鮮で強硬策をとっていたブッシュを怒らせたようです。そのために、以降、小泉首相は、アメリカから見捨てられ、当時、官房副長官だった対朝強硬派の安倍さんがアメリカの期待を受ける形になったとか。後、安倍さんが首相になったころは、ブッシュは、北朝鮮に対しての政策を一転させていて、逆に強硬的な安倍さんが疎まれたとか。それよりも前、細川護熙内閣の頃は、アメリカの一言で、武村官房長官のクビが飛んだとか。日本は、中国や韓国などを除き、世界の主要国で、高い国際評価を受けていて、それは、アメリカなどよりも、遥かに高いものだそうです。その高い評価を支えてきたのが、円借款。そして、その円借款の資金源が郵便貯金。しかし、日本は、その郵貯を民営化してしまいました。以前、アフガニスタンで活動しているNGO、ペシャワール会の代表、中村哲氏が、自分が日本人であることで、命が助かったことが何度かあったと言われていましたが、それは、日本という国が、日本人が思う以上に国際的評価が高いことにも、一因があります。しかし、今、アメリカと一体化した対外政策は、その評価を、嫌われつつあるアメリカ並に落としていくことになります。それこそ、安全保障上、危険なこと。また、今、日本で議論されている「核保有化」「敵地攻撃論」それにアメリカのミサイル防衛構想が、いかに安全保障にマイナス、または、役に立たないかということも、明確に書かれています。核を保有し、日本が敵国を核攻撃できる能力を持ったとしても、たとえば、ロシアや中国は、現在でも、日本を核攻撃できる能力を持っているわけですが、狭い国土で、東京に経済や政治の機能が集中している日本は、中露から東京を攻撃されれば、ひとたまりもない。核攻撃に限らず、攻めてくる敵国から、国土を守るためには、その攻撃力の9割は、破壊できないと、自国には、多大な被害が出てしまいますが、日本には、広大な中露の9割の核攻撃能力を破壊できる装備は、持つことは、まず不可能。従って、日本が核保有しても、敵地を先制攻撃しても、国土を守ることは、できない。先制攻撃は、最初の時点で、相手の攻撃力を大きく削がないと、報復攻撃を受け、その被害が相手に与える以上のものになってしまいます。ミサイル防衛にしても、襲来する爆撃機を撃墜できる割合は、3~30%で、増して、高速で飛んでくるミサイルに対し、それを撃墜するなんてことは、まず不可能。巨額の資金を投入しても、ミサイル防衛構想には、安全保障上には、何の意味もなさない。孫崎氏の、今後の経済動向の見方には、私は、多少異論がありますが、安全保障を経済の結びつきの強さ、相手国に与える経済的なダメージなどの点から、安全保障を見直す「戦略的思考」が日本人に必要と説いています。そして、アメリカのいう国際貢献、アメリカに言われるままに自衛隊を出す危うさに、警鐘を鳴らしています。安全保障やアメリカの軍事戦略、北朝鮮政策に興味のある方に限らず、日本人なら、一読してほしい本です。
2009.04.18
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麻生総理は、事業規模56兆8000億円、財政出動15兆4000億円と、過去最大規模の追加経済対策を発表した…… 15兆円が20兆円だろうと、30兆円だろうと、効果はないでしょう。 炎天下のグランドに水を撒くようなもので、哀れ、私たちの税金が、すべて無駄とはいいませんが、大した効果を上げることなく、消えていくことになりそうです。 それに、30兆円の赤字国債の発行!?国債の金利が上昇しているなか、国の財政を破綻させる気のようです。 いくら、巨額のお金を使っても、所詮は、バラ撒き。 昔の戦争で、小勢のモノが大勢の敵に対するときは、錐のように、一点に集中し、攻撃しないと勝てないように、的を絞り、集中的にお金を入れないと、効果は上げられません。 では、その一点とは。 国全体を覆う、今の沈滞したムードを一掃するには、国民の不安を取り除くこと。それは、雇用の確保、各家庭に、一定の収入の確保をすること。失業しても、次がある、あるいは、次が見つかるまで、衣食住には、不住しない場所を作ること。 そして、貿易収支が赤字になり、今までのように、資源や食糧を海外から大量に輸入することが難しくなるであろうことなどを考えれば、農林水産業の復活が必須条件で、それには、荒れた国土の環境を良くしなければならない。 となると、何十年先、百年先を睨んで、お金を集中的に投入して、全国規模の国土復興事業者のようなものを設立して、要らない人工建造物を取り除き、植樹によって、増えすぎた杉林を雑木林に変え、里山を復興し、休耕田などを復活させる。 それならば、人手は、いくらでも必要になるので、雇用の確保にも繋がるだろうし、過疎化が進んだ地方の活性化にも効果的でしょう。 要は、今の麻生内閣の経済対策は、未来へのビジョンがない。仏を作って魂入れずとは、このこと…いや、魂など考えないで、仏を作っているようなもので、ただ、闇雲に金を入れれば効果が上がると考えているのか、わかっていて、他にやる気がないのか…どっちにしても、日本にとって、最悪の内閣、政治家が揃っていると言うしかありません。 いらずらに、過去最大規模だと言っても、国民の心に訴えるものがなければ、それこそ、無駄金になってしまう。 欧州や中国、ロシアなどは、ドルが国際基軸通貨だった時代は終わったと考えていて、新しい国際基軸通貨の創設に前向きだし、自国通貨を活かす政策も考えています。そんな中で、日本だけが、ドルを支えるといっている始末。 相変わらず、アメリカに追従していれば、よいと考えているよう。 選挙は、負けるのが怖いからできない、なら、政治をしているフリをして、クビにならないように、仕事をしているフリをしなければならない。今、落選すると、自分も失業者になってしまうので、それが怖い。 与野党を問わず、今の政治家のホンネは、そんなとこでしょう。 そんなアメリカ頼みの、能力のない政治家が打つ経済対策に効果があるわけは、ないです。
2009.04.10
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北朝鮮が発射した「飛翔体」ミサイルか、人工衛星か… 結局、この件では、アメリカは、発射前、「人工衛星の可能性が高い」と言ったようですが、要するに、ミサイルだとすれば、目標は、アメリカなわけで、それをアメリカが認めると、撃ち落とさなければならない。しかし、ミサイル防衛システムでは、それは、まず無理のようで、結局、アメリカは、この件は、静観の姿勢を取ったということなんでしょう。 グルジアとロシアの戦争、そして、今回のことをみても、アメリカが同盟国のため、本気でロシアや北朝鮮と事を構えることは、期待できない。安全保障でも、日本は、アメリカとの関係を見直さなければ、ならない時。 一方、ロシアや中国は、ドルに代わる国際基軸通貨を作ることを提案していますが、日本は、相変わらず、ドルを支えると言ってます。ビック3の倒産が噂され、シティやバンカメといった大手銀行の破綻も懸念される中、ドルは、すでにその基軸通貨の地位から、滑り落ちつつあります。 オバマ大統領は、経済対策を次々に打ち出してきましたが、それも、もう出尽くした感がありますし、そもそも、手遅れ。ドルの崩壊が迫る中、日本は、どうするのか、大したビジョンもなく、その場凌ぎの対策しか出せないまま。海外では、日本の政治は、新興国並がそれ以下の二流、三流政治だともいわれているらしい。 確かに、野党党首の秘書を、国会前に逮捕し、そのどさくさに重要法案を通してしまうとか、それに怯えて、麻生降ろしの声が下火になるとか、やることが、まったく稚拙。 千葉県知事選に当選した森田さん、自民党支持なのか、そうじゃないのか、なんだか不明瞭。自民党を前面に出すと、選挙に勝てないという判断だったんでしょうけど、そもそも、そんな政党がこの非常時になんで政権政党として、ズルズルと続いているのか。 来月に始まる裁判員制度にしても、今、長期間、仕事を休んで裁判員なんかやってる場合の人なんて、多くないのに、さして反対なく、話が進んでいくのもおかしなこと。 高速道路1000円にしても、不公平な割引制度になっている上、本四架橋と並行するフェリー会社や高速バスは、その影響を大きく受け、経営危機が懸念されるところも出るような状況。 高速道路が安くなって、車の移動が増えて、どれくらい経済効果があるのか、ロクに検証したとも思えず、ETCの利権がらみの政策と思われても仕方ない。 三流の日本の政治。 危機感の薄い閣僚達。 そんなものが表舞台から消える日が、日本の再建が始まる日になることだけは、確かな気がします。
2009.04.05
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昨日は、ほぼ一日、なんば線の新線区間を中心に、奈良-三宮間をうろうろして、いろいろ観てきました。どうせ、マニアがたくさん集まっていて、列車の写真は、撮りにくいだろうと思い、先月の20日にゲットした、1000円の「阪神、近鉄お試しチケット」を使って、駅の観察や、列車に乗ることをメインにいろいろ観てきました。 阪神なんば線は、西九条の東の一部区間が高架である以外は、地下路線。 まず、3つの新駅について。 大阪難波駅を出た尼崎、三宮方面の列車は、まず桜川駅に着きます。ここは、相互直通運用としては、少し変わった形態となっているこの路線を現す面白い駅でもあります。 まず、駅を出て、正面のエスカレーターを上がって地上にでると、右手に、南海電車が停まっているのが目に入ります。南海汐見橋駅がすぐ横にあります。 大阪に住んでいても、その存在を知らない人が多いだろう、通称、南海汐見橋支線の始発駅で、倉庫のような古いコンクリートの駅舎が、真新しい阪神の駅出口と並んでいて、対照的です。南海汐見橋線の話をすれば、これまた、いろいろ書けるのですが、ここは、本題ではないので、別の機会に譲って… さて、この桜川駅がなぜ、変わっているのか。異なる鉄道会社で相互直通運転が行われる場合、大抵は、その境界駅で、乗務員の交代が行われます。この阪神と近鉄の場合、境界は、大阪難波駅になり、本来なら、ここで乗務員の交代が行われるはずですが、実は、乗務員の交代は、この桜川駅で行われています。 近鉄側、奈良方面からの列車は、1時間あたり18本くらいありますが、このうち、阪神に直通するのは、1時間当たり6~9本。難波駅の発着線は、従来、到着1本と、発車用2本の計3本で、それに、先にある3本の引き上げ線を使って列車の折り返しを行ってきました。今回の阪神なんば線は、この3本の引き上げ線のうち、2本が本線となったため、折り返し用の引き上げ線は、1本になってしまい、時間帯によっては、1時間に10本以上もある、列車の折り返しができなくなりました。このため、代替として、桜川駅に2本の引き上げ線を設置し、奈良方面への折り返しを行うことになり、特急車を含め、難波止めの列車の半数以上が、この桜川まで回送されて、折り返すことになっています。そのため、乗務員の交代は、この桜川駅で行われ、難波-桜川間は、阪神の路線でありながら、近鉄の乗務員が乗務し、近鉄の回送列車が走るという、所有は阪神だが、運行は近鉄、という少し変則な形になっています。 なお、従来、近鉄難波駅では、1番線は特急専用、2番線が快速急行以下普通などの乗り場、3番線が降車専用となっていましたが、今回より、名古屋や伊勢方面の特急も、奈良方面への快速急行や普通なども、1番、2番のどちらからでも発車するようになりました。また3番線は、阪神尼崎、三宮方面への乗り場になると共に、近鉄側の難波止め列車も、従来通り、この3番線に到着しています。 桜川の次は、ドーム前。この駅は、3つの新駅中、最大の規模の駅で、両端は、改札階とホーム階の間に、コンコースを設けていて、京セラドーム大阪でイベントや野球の試合が開催された際の乗客の集中に備えています。 そのため、中央部分は、そのコンコース階のある分、天井の高い吹き抜けになっていて、地下駅ですが、ホームや、発着する電車を見下ろすことができます。 地下鉄の長堀鶴見緑地線とも地下通路で繋がっています。 しかし、地上に上がると、かつて、ドームの前にあった商店は消えていて、工事用の塀に囲まれた更地が広がっています。その塀を右手に見ながら、降車客は、京セラドームへ向うのですが、せっかくの新駅、周辺をキチンと整備してほしいものです。 そして、九条。ここは、地下鉄中央線の九条駅に近いところに、地下駅としては、立派な建物の入り口があります。もう1ヶ所、入り口があって、こちらは、NTTビルの中にありますが、これが40年も前、このなんば線、当時は、西大阪延伸線といわれてましたが、それに備えて、すでに造られていた入り口です。 今回、やっと陽の目をみたこの階段ですが、当然、整備しなおされていますが、その踊り場部分の壁は、当時のままの白いタイルが残されています。 九条を出た列車は、すぐに地下を出て、高架を登っていきますが、都市の高速道路のように、騒音防止のシェルターに覆われ、安治川を渡る橋梁の上以外は、外の様子は、列車から見ることはできません。 そして、西九条は、ホームが、JR環状線を跨いで東へ延伸され、従来、西側の改札1ヶ所だったのが、環状線の東側にも、入り口が設けられました。 さて、当日は、なるべく、阪神線内を近鉄車、近鉄線内を阪神車に乗ってみました。 近鉄と阪神では、車両の長さと扉の数が違います。近鉄は、1両の長さが20mで、扉は片側4ヶ所。阪神は、1両の長さが18.7mで、 扉は片側3ヶ所。 少しマニアックですが、車両の長さが違うということは、センターピン間、車でいうホイールベースが違うので、レールのジョイント音のリズムが違ってきます。聞きなれた近鉄、阪神、それぞれの路線のリズムが、少し違うということになり、これを楽しもうと思ったのですが、最近は、ジョイント部が少ないロングレールが多く、イマイチ、期待したほどの違いは、感じられませんでした。 それでも、駅の分岐器とか、短いレールの多い、阪神御影や近鉄瓢箪山-枚岡間では、その違いを実感できました。 その他、感じたのは、近鉄車が阪神線内で、扉が閉まり、発車するときのブレーキの管開音がやたら大きいこと。その理由は、おそらく、駅停車中、列車は、当然、ブレーキがかかった状態になっているのですが、阪神の方が、近鉄より、大きいブレーキ力をかけているらしいということが考えられます。 列車のブレーキは、運転士が操作するブレーキハンドルの刻みが、1、2、3、と、段々とブレーキ力が強くなっていくのですが、停車している時は、当然、そのブレーキをかけた状態になっているわけで、おそらく、近鉄は、その時、ブレーキ力が3ぐらいとすれば、阪神は、6とか、7といった、より大きくしているのでしょう。 発車時は、そのブレーキを緩める、0にするわけですが、その時、大きなブレーキ力から0にすると、小さいブレーキ力から0にするより、より大きく、エアーが抜ける音がします。近鉄線内では、さほど大きく感じないそれが、阪神線内では、大きく感じるので、そう思ったわけです。ちなみに、近鉄の方が、停車中、ブレーキ力が小さいといっても、停車には、十分なブレーキがかかっていますので、乗降中に動き出すようなことはないので、ご安心を。 注目の奈良-三宮間を直通する快速急行ですが、1時間あたり3本運転されています。実は、この快速急行の表示、近鉄は赤、阪神は紺色になっていて、大阪難波で、わざわざ表示を変更しています。 表示そのものも、近鉄は、「快速急行」、阪神は、「快急」 さらに、近鉄は、昼間でも前照灯を点灯し、種別毎に異なる種別表示灯を点けていますが、阪神は、昼間は、前照灯を消灯し、種別表示灯も点けていないので、これを消しています。 その他にも、気づいたことは、いくつかありますが、長くなりますので、次にします。
2009.03.21
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昨日、私が子供の頃より聞かされていた、阪神西大阪延伸線…阪神なんば線が開通しました。これにより、近鉄奈良と阪神三宮の間で、直通の快速急行が運転される他、これまでの尼崎発の西大阪線の列車は、ほとんどが近鉄直通の列車になりました。 私は、交通が便利になると、地域経済が活性化するという、単純な理論には、懐疑的な人間なので、これで、人の流れが大きくなり、経済が活性化するなどとは、到底思えないのですが、阪神、近鉄の沿線利用者からすれば、それぞれの沿線への足が便利になり、その分、利用増は見込めるだろうとは、思います。 最も、都市圏の鉄道利用増、または、その安定は、定期客次第という面が大きいので、経済状況も大きく影響しますから、なんば線に限らず、雇用情勢の厳しい現状では、なかなか、楽観できないものがあると思います。 平成2年度の鉄道利用者の数を100とした場合、19年度の利用者は、近鉄で78、阪神では、72と、いずれもおよそ2~3割減という厳しい状況の中、双方がなんば線に期待を寄せる心情は、十分、理解できるのですが… 一方で、神戸一の繁華街の三宮と、大阪ミナミの間で、微妙な対抗意識と、一本で結ばれるということに対する思いに、温度差があるようにも思います。 三宮にしてみれば、大阪ミナミという独特の雰囲気のある繁華街と一本に繋がることで、その脅威を感じるのかもしれませんし、一方のミナミは、三宮の持つおしゃれな雰囲気が脅威なのかもしれません。しかし、三宮は三宮、ミナミはミナミであって、それぞれ、個性的な街です。それは、他にない魅力を持った街であって、今日はミナミへ行ったけども、明日は、三宮へ行ってみようと思わせるものがあるはずです。対抗意識ではなく、それぞれの魅力を活かしあい、共存していくことが大事であって、それは、奈良と神戸という関係も同じことではないでしょうか。 今回、新駅ができた九条では、新たな街づくりの挑戦が始まったようです。 地元で、大阪の下町らしい風情を、来てくれる人に楽しんでもらおうと、いろいろな活動が行われているようです。 街をつくるということは、長い時間と手間のかかる作業です。幸い、ミナミも、三宮も、九条も、そして、奈良、神戸も、歴史のある街です。昨日、今日できた新興の街では、ありません。 計画的に造られた新興の街は、なかなか、魅力のある、個性的な街に成り難い。その意味では、それぞれの街は、もっと個性的で、魅力のなる街になれるでしょう。 阪神なんば線の開通をきっかけに、それぞれの街が、行ってみたいと思わせるようになることを期待したいものです。
2009.03.21
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二十数年前の2月の夜、私は、少し緊張して名古屋駅のホームにいました。 周りには、大きな荷物を持った家族連れや旅慣れたような人達が思い思いにホームで列車を待っていて、長距離旅行をするという雰囲気が盛り上がっていました。 初めて、泊りがけの1人旅に出る私は、少し贅沢をして、寝台特急「はやぶさ」のA個室寝台券を持ち、その中にいました。 初めての列車の個室は、ゆっくり過せた半面、なにせ西鹿児島着が14時頃ということもあって、少し、寂しくもあり、若かったこの身には、退屈であったことも事実。 しかし、いざ西鹿児島に着き、降りるとなると、このまま乗っていたいという気持ちにさせられたのも、事実でした。 この時は、名古屋から西鹿児島まで乗り、当時、まだ健在だった鹿児島交通や鹿児島市電を周り、城山公園など鹿児島市内を観光、桜島を眺め、満足した旅になりました。 それから、「明星」「あかつき」「なは」「日本海」「つるぎ」「はくつる」「ゆうづる」…とくに、「あかつき」や「なは」「日本海」には、何度も乗って、ブラブラと九州や東北、北海道を旅しました。 この間、一人用B個室寝台「ソロ」などができた一方で、少しずつ、寝台特急が減っていき、列車の選択肢がなくなっていくのは、寂しくもありました。 今日、ついに「はやぶさ」「富士」が廃止になりました。 今、この時間、走っている列車を持って、「はやぶさ」「富士」…いえ、九州へのブルートレインは、全廃となります。 かつては、日本の列車の代表格だった東京や大阪から九州への夜行列車の歴史は、今日で最後となります。 時代の流れと言ってしまえば、それまでですが、夜、ふと時計を見て、「ああ、今あの列車は、あのあたりを走っているな」などと思うことも、段々とできなくなってきて、なんだか、旅というものが、自分から遠のいたようで、少し、悲しくもあります。 願わくば、いつか、単なる「移動」ではなく、「旅」を感じさせる列車が、ささやかでも復活してくれればと、思います。
2009.03.13
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ここ数日、体調を崩していました。体がだるく、頭痛もひどく、何もする気にもなれなくて、横になった、テレビをぼんやり観ていたり、CDを聞いたり……久しぶりに、地上波のテレビを長い時間観ましたが、まあ、たいした番組もなく、話題も政治献金とか、高速道路1000円とか、定額給付金とか…… リストラなどのコストカットに熱心な企業も、方法はどうあれ、キッチリ献金だけは、欠かさない。高速道路1000円って、安いのは、大いに歓迎だけど、車を持てない人、この不況で泣く泣く車を手放した人、土日に休むことのできない人、結構いると思うんですが、そういう人達には、なんの恩恵もない。一部の人が予想するように、混雑がひどくなるとしたら、CO2の排出量の削減目標が達成できなさそうな日本なのに、それで増える分は、どこで削るのか…そうか、不況で、工場の稼動が減っているから、いいんだ…って、こと?そもそも、民営化された高速道路会社の経営に影響を与えないのか。今ある道路の保守費用や建設費の償還は、できるのか…それも、できなければ、国民の税金で補うってことでしょうか。 定額給付金。そりゃ、12000円くれるっていうんなら、誰だって受け取るでしょう。私たち庶民にしたら、12000円、決して、馬鹿にしていい金額じゃない。でも、今、国会の経済金融諮問委員会では、大企業への減税とか、消費税率アップとか、そうことが与党議員の支持で、論議されているのご存知なのでしょうか。12000円もらって、今後、消費税10%になりますから、よろしく、なんていわれて、みんな、良いんですかね。 そんなこと、テレビでは一切言わないで、給付金が出れば何に使うか、とか、高速道路1000円になれば、どこへ行く?とか、まあ、お気楽な話ばかり… アメリカも、中国も、欧州も、政府は、必死になって、金融機関や大手企業を救援しようと、なりふりかまないで政策を打っています。その良し悪しは別にして、どの国の政府首脳陣も、躍起になっているのに、この日本の首脳陣は、野党の党首の秘書が逮捕されて、「これでサミットに行ける!」なって、喜んでんですから、呆れてモノもいえない… 3月、年度末になって、おそらく、日本の大手金融機関、製造業などにも、経営危機の話が出るでしょう。今、この国は、バカな首相と、無能な首脳陣と、世間の空気のわからない官僚、役人に支配され、国会では、お気楽な論議が続いて、漂流しています。 今、至急に手を打たないといけないことが山積しているのに、資本主義が音をたてて崩れ、貿易収支が赤字になった今、これからの日本をどうするのか、もっと、国民を巻き込んで論議し、行動していかないといけないのに、麻生内閣がある限り、自公連立政権が続く限り、それは、できないのでしょう。1日遅れれば、それだけ、傷が深くなっていきます。早く、麻生さんが辞め、総選挙を行うことが、事態を動かす一歩になるはず。 日本のためを思うのなら、麻生さんは、辞めるべきです。
2009.03.10
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以前住んでいた最寄り駅の前にあった本屋さんが、この前、閉店になっていました。子供の頃から、何度も通い、本を買っていた店だったので、寂しいものがあります。個人で経営されていたお店で、ここまで、よくやってこられた方でしょう。 最盛期には、この駅の周りでは、私の行動範囲の中に、5件の本屋さんがありました。駅の近くでも、私が足を向けないところもありましたので、まだ、あったかもしれません。 5件のうち、3件は、個人経営のお店。2件は、1~3駅先に本店のある中堅の書店会社の支店でした。そして、この店が閉店したことで、5件のうち、残るは、中堅書店の支店、1件のみになってしまい、後は、DVD・CDレンタルショップの中の書籍販売コーナーが1件あるだけになりました。 出版界では、東販や日販といった、出版社と書店の間にある取次会社の力が大きいため、発行部数の少ない人気書籍は、なかなか個人書店に回ってこず、しかも、毎日の新刊点数が多いため、昔から、個人書店は、大手書店に比べて、形勢が不利でした。 私も、書店に勤めていたことがあるので、書店経営の難しさは、少しは、わかっているのですが、私が書店を辞めて以降、コンビニやネットショップの台頭、活字離れ(活字離れは、若者だけではないと思います。逆に、若者でも、本が好きな人も結構いますが)の進行など、環境が厳しさを増していますし、取次店などとの、オンライン整備など、個人経営では、なかなか難しいハード面の整備の問題もあって、本当に、経営には、苦労されていると思います。 再販制度もありますが、基本的に、雑誌や新刊書籍などは、定価販売で、どの店で買おうと同じ値段なわけですが、元々、少量多品種だったことに加え、さらに、個人の趣味が多様化していて、店舗も小さい書店では、いろいろ限界を感じられることもあったと思います。 子供の頃、漫画や雑誌を立ち読みしていると、少し怖い顔で睨まれた覚えもありますが、小さな書店は、ちょっと立ち寄るには、本当にいい場所でした。漫画の新刊を取り置きしておいてもらったり、お小遣いがもらえるまで、預かってもらったり、ほしい本を取り寄せてもらったり…閉店した本屋さんを経営していた人は、今は、どうしておられるのか、本屋さんのあった場所の前を通るたび、思っています。 今住んでいるところの最寄の駅前には、まだ、1件、個人で経営されている小さな本屋さんが健在です。私も、時刻表とか、雑誌とか、なるべくそのお店で買うようにしていますが、やっぱり、マニアックな書籍などは、大手書店やネットで買うことが多くなってしまいます。 街の小さな本屋さんも、時代の彼方へ、消えてしまうのでしょうか。
2009.02.16
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日本の政治は、混迷を極めていますね。その原因は、能力のない人が総理大臣や、閣僚をやっているせいで、今更、郵政民営化に反対だったと言い、後にそれを撤回するところなど、総理大臣というより、責任ある職にいる大人の発言としては、あまりにひどいものだと思います。即刻、総理を退任すべきでしょう。こんな、責任感のない人、自分の発言をコロコロ代えるような人を信頼できるわけがないし、一国の顔である総理の席にいるということが、日本人として恥ずかしいです。 自民党を離党した渡辺さんを始め、市場原理主義を推進する人達の自民党からの離党、新党結成の動きが加速しつつあって、自民党は、分裂しそうになっていますが、これは、結局、共倒れになるだけ。そして、政府紙幣という、詐欺まがいの紙切れを発行するとか、無利子国債という、この先、価値が暴落し、さらに国民負担を強いるシロモノを発行するとか、今以上に、国民生活を破壊するようなことを本気でやろうなんて考えている市場原理主義、新自由主義者たちも、これで淘汰されてしまうことになるでしょう。 しかし、麻生さんは、是が非でも、選挙をしたくないんでしょうね。去年の10月時点で、解散総選挙をしておけば、まだ、なんとか、生きる道があったような感じですが、あの時、思ったとおり、解散をしなかったため、麻生政権は、さらに、その醜態を晒しています。 こんなふざけた、お粗末極まりない政権は、私は、過去、知りません。そして、麻生さんが恥を知り、本当にこの国のことを思うのであれば、郵政民営化の闇、あの時、行われた国民を欺いた小泉、竹中コンビの行状を国民の前に明らかにするべきでしょう。オリックスやキャノンなどといった、政治にくちばしを挟み、自分の経営する企業に益することばかりを考えてきた経営者達と、自公政権との繋がりの実態を、明らかにするべきでしょう。 ま、麻生さんには、その気も、能力もないでしょうけど。
2009.02.11
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民主党、前原さんの「やるやる詐欺」発言に、麻生さんは、大変、ご立腹なさっておられました。まあ、無理からぬこととは、思います。 犯罪者扱いだ!無礼だ!ごもっとも。 しかし、です。郵政民営化や医療制度改革、そして、経済政策など、小泉さんの頃から、自公政権がやってきたことは、まさに、国民に対する裏切り、詐欺行為ではないかと思えるのですが。 郵政民営化の実態は、いろいろと明らかになりつつあります。医療制度にしても、派遣社員や期間社員を増やしたことも、経済のことがわからない政治家が多いことをいいことに、財界のトップが口を出し、企業の負担を減らすためにやってきたこと。 その中で、郵政民営化は、本当は、誰のために行われたものなのか、そろそろ国民にもわかってくるでしょう。 郵政民営化を行えば、景気が良くなる、日本が良くなる、改革の目玉、と言ってたことは、すべて嘘、国民を詐欺にかけていたわけです。 振り込め詐欺は、犯罪です。予防策も、テレビやネットで紹介されているし、不幸にして引っかかっても、警察に届ければ、捜査してもらえ、犯人逮捕に至り、運がよければ、お金が返ってくるかもしれません。 しかし、政治家が国民を詐欺にかけていても、警察は、動かないし、失われた国民の財産は返ってこないし、詐欺をしたヤツも逮捕されるどころか、普通の国民より、よっぽど、いい暮らしをしています。 しかし、罪は、罪。いつかは、断罪されると思いたいです。
2009.02.09
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アメリカでは、オバマ大統領が就任したことで、ブッシュ政権時代の嘘が暴かれようとしています。おそらく、ブッシュ前大統領をはじめ、チェイニーさんとか、ラムズヘルドさんとか、刑事責任すら問われない事態になるでしょう。イラク戦争の嘘、経済政策の嘘、いろんな暗部が白日の下に晒される…そういしないと、今、高い支持率を得ているオバマ政権自体が、もたないようになっていくことになるからです。 それは、日本も同じで、よれよれの麻生政権が倒れ、民主党に政権が移れば、同じように、自民党政権の暗部、今まで、政府与党が国民に隠してきた真実が明らかになっていくでしょう。 民主党にどれだけ、政権運営能力がるのかは、私も、疑問に思います。おそらく、民主党に政権が移っても、今の混乱は、収まらない。ただ、民主党が政権を取り、ある程度、それを維持するとすれば、自民党や自公政権が今までやってきた悪事を暴くしかなく、それが、民主党の役割になるでしょう。 そういった、私たちが知らないこと、郵政民営化の真実や、今の財政状況など、国民に隠されてきたこと、政府与党が国民を欺いてきたことが明らかにされない限り、財政や経済対策など、論議すら、できません。 本当に消費税を上げないといけないのか、上げても無駄なのか、その判断すら、今の状況では、正確に判断できない。 政府は、国民に隠していることを明らかにすること。そうしないと、何も始まらない、そんな気がします。
2009.02.02
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国の財政状況に関して、今こそ、国民の知る権利を行使すべきときだと思います。 藤原事務所のインターネット放送で、民主党の衆議院議員、野田佳彦さんの話を聴いて痛感しました。 国家公務員のOBが2万6千人、4700ヶ所の法人に天下りしているそうですが、その4700の法人に、なんと、12兆6千億円もの税金が流れているとか。 民主党が主張する「高校の無償化」は、公立に限れば、3000億円で実現可能だそうですが、要は、国家公務員のOBを食わすために使われている税金を他へ回せば、簡単に実現できて、おつりがくるということになります。 そして、高等教育については、国連の国際人権規約の第十三条に明記されていて、締約国は、150にも上るとか。逆に、批准していないのは、3カ国だけ。ルワンダ、マダガスカル、それに日本。 つまり、高校の授業料無償化というのは、世界では、常識であって、日本は、世界で最後に残った高校授業料の有償の国ということになります。 日本の学力低下とか、教育の荒廃とか、問題になることが多くなりましたが、そうなんです、日本の高等教育の環境は、ある意味、世界最低ランクで、ルワンダやマダガスカルと同じなんですよ。そりゃ、無理もない話しかもしれません。 日本国政府には、財政に関して、国民に明らかにしていない、隠しているものがたくさんあります。それを全て、明らかにしない限り、消費税率アップを含め、財政論議などできないと思うのですが。 国家公務員のOBを食わせるため、12兆円ものカネを使っておきながら、消費税率を上げるなんて、国民をバカにした話だと思うのですけど。2兆円の定額給付金を出すくらいなら、3000億円で高校の授業料を無償にした方が、将来のこの国のためになると思うのですけど。
2009.01.28
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