梅の日記帳

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梅魂

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2007.07.02
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日本に原爆が落とされて全てが終わった68年後・・・

数人の研究者たちが日本に降り立った。
168年の間有害物質に囲まれ、誰も近寄られずにいたこの島に
「死島」と呼ばれるようになったこの島に
完全防護服を身にまとい、研究の為に人間が地を踏んだ。

「ここが死島か・・・」
1人の研究者がそう呟いた。
目に広がる景色
土は白く、空は紅く、水は淀み、朽ち果て崩壊した建物らしきもの


「ここであの悲劇があったのか・・・」
168年経った現在、各国首脳会議が行われ、1つの国を滅ぼし、1つの人種を根絶やしにしたことに対して会議が行われ、
「あの戦争で最後にしよう。これ以上争いをするのは悲しみだけしか残らない・・・」
この会議によりこの世界から戦争は消え、平和になっていた。

数人の研究者たちは日本人とはどんな人種だったかなどの調査をしていた。
しかし、時が経ちすぎていて誰一人とて知る者はいなかった。
そしてこの島に降り立ったのだ

「そろそろ調査を始めるぞ」
1人のリーダーらしき人の声により調査が始まった。
完全防護服を着てはいるが全ての有害物質を遮断されている訳でもないので調査できる時間はほんの数時間だった

調査を始めてどのくらい経っただろうか・・・

それどころか突き刺さるような痛みや幻覚等を訴える者をが次々と出てきて調査を打ち切るしかなかった。

「ここは危険すぎる・・・これ以上の調査は生命の危険だ。引き上げるぞ」
研究者たちは次々と船に戻り、医療隊の処置を受けた
最後の一人が船に上がろうとしたときのことだった。

「あれは・・・・」

それを手に取り、袋の中へと仕舞い込み、船に戻った


4日後


日本に降り立った研究者達の半分は原因不明の症状で命を落とした
残された研究者達も下半身不随・半身麻痺などの症状に苦しめられていた。
これにより死島に入る事はもう出来なくなった。
残された研究者達はそれでも研究を続けた。

数日後

錆びれた箱の存在を思い出した研究者は袋から取り出し、ゆっくりと箱を開けた。
その中に入っていたのは・・・

「これは・・・」

今は使われていない昔のメモリーカードだった。
それを分析し、画面に映し出されたのは・・・・


5人の人

3人は男で兵隊の格好をしていて

2人は女で普通の格好

楽しそうな笑顔で

肩を組み合い

並んでいるものだった







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最終更新日  2007.07.02 15:12:33
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